佐藤孝治が展開している東京北区王子に存在する共同生活スペース。佐藤孝治を軸に若者が集まり、共同生活を通して夢を求め、追いかけた。
己はそこの三期生。佐藤孝治との縁で遊びに行き、住人の藤沢烈と出会い、「よかったら多苗クンも一緒に住みましょう」という社交辞令を言質に、その二日後、
97年五月十五日入居。六人目の入居者だった。
東北、関西、九州まさに日本全国から若者が訪ねてくるのは日常茶飯事。朝起きて隣に知らない人が寝ているのは基本だった。
生活環境としては劣悪でスモーキーマウンテンと揶揄もされている。己は、ここで多くのかけがえのない仲間を得ると共に、多くの生き方を目の当たりにし自分のオリジナリティを模索した。
自分が成功し、仲間にも成功してもらうことで佐藤ビルを平成のトキワ荘としたい。
98年五月感動の卒業。00年初春家のトラブルで家なき子となり一ヶ月だけ戻る。戻ってくんなよと非難轟々だった。牙の城のモデル。 |