安藤ゆかり
なにをしてる人? コンサルティング会社の共同経営者。二児の母。
会見場所

神田、カサヴィーノ

雰囲気良し、サービス良し、味もいい。

 

 
 

 

それはプライドだった

大学を出て某大手電機メーカーで働いて一年半。

だいぶ慣れて安定してきた時に、もう学ぶものはないなと思って。

人事部にそのことを相談してみたのだけど

部署を変わることはまだ早い。あと、一年半頑張ってくださいと言われた。

あと一年半頑張るって、そりゃできるけど、頑張ることじゃない。安定するけど学ぶものがないなと思って某大手リクルートに転職。

そのころはまだ転職って一般的じゃなかったから周りにも人事部にもかなり驚かれて。

「相談しろよ」って、したじゃない。笑。

転職したら、もうずっと働きづめですごくつらかった。

あのまま楽してればよかったって何度も思った。

でも、学ぶものはホントたくさんあったし、たくさんの人に出会えたし、転職してよかったわね。

抜くことも覚えた。

どんなに忙しくたってホントにずっと忙しいワケじゃないじゃない。

頑張るだけが能じゃなくてうまく抜くことも覚えなきゃいけない。

多苗:「いようと思えばそこで楽もできたのに、なんで転職したんでしょうね?」

うーん。

プライドじゃない?

そこでずっと楽をしてる自分って好きじゃなかった。

でも、そんな立派なもんじゃなくて、よく下の女の子とかから「安藤さん凄いですぅ」とか言われるけど、全然ボケボケのミスとかもするしね。ふつうよ。

先天でした

多苗:「それってね。己の周りにもよく、自分に問うというかその自分が好きじゃないって奴が多いんですけど、それって先天なんでしょうかね?後天なんでしょうかね?」

先天だと思う。

あたし、大学までずっと鹿児島にいたんだけれど

ずっとお前は鹿児島に合わないって言われ続けてきた。

女は黙ってるもの、人に指摘はしないものとされている鹿児島で、ずっとズバズバ言ってたのね。

それで大学のときには東京に出たいって言ったけど猛反発うけたわね。

祖母なんて卒倒、みたいな。

あの時代、東京に出てくる人ってあまりいなかったのと更に女でしょう?

入ったのはバリバリのお嬢様学校で、あたしみたいに共同の寮に入るような子はまず限られていたのね。

その分、そこで出会った友達は今でも友達だけれど。

子育て

高校生の息子とはよく話をする。

「親と話をしない奴が多いって言うけど、それは分かってもらえなかったり、話にならないからだってみんなよく言う」って言われたことがあるわね。

(多苗:安藤さんは現役で働いてらっしゃるお母さんだから息子さんにもリアルなんだろうな)

あたしは特にこうしろっておしつけないから。

それはあたしの親もそうだったし。

それがいいんだなと思うね。

これから

とりあえず今の会社を安定させて

お金はとりあえず安心という形をつくって。

「これからどうしていきたい」って方向性をもってる社長さんとかを支援していきたいわね。

今は支援したい人たちと出会ってる感じかな。

あたしは自分がトップじゃなくちゃとかNo.2志向もないから。

使いやすいと思うわよ。笑。

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そうだな。

「仕事でどんな工夫をしているのかを聞かせてください」