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05.08.18 木曜日
いしかわくんが寝ている
“クールな熱”藤沢烈は名古屋に出張に行った。
「僕は今日はかえりませんが、いしかわくんという人が泊まりに来ます」
というメールがあった。
誰が泊まろうが文句ないス。
その晩、いしかわくんは己よりも先に“千年建築への憧憬”伊藤啓二の
ベッドで寝ていたようだ。
己はきにせず自分の部屋で横になった。
ここ最近の寝不足のせいだろうか。
ぐわんぐわんと耳鳴りがして
いろんな音が聞こえて
やがて「~★%ィ亞!」という声がした。
己はパッと目を覚ました。
ん?今のは…
けいじ今己呼んだ?
寝てるのは…
いしかわくんじゃなくてけいじ?
己はゆっくり起きあがると
「呼んだ?」と隣の部屋に尋いてみた。
2秒
闇から返事は返ってこない。
今、この家には二人しかいないはずだ。
気配で分かる。
己とけいじの部屋にもうひとり。
烈はいない。
けいじは・・還ってこないはずだったが今のはけいじの声ではないか。
いしかわくんなの・・か。
己はそろりそろりとけいじの部屋に近づき、ガラス戸を少し、ガラと開けた。
すると
バッと男が起きあがって寝ぼけたような声で
「あぁ!すいません!この部屋の方ですか?」
と謝った。
やっぱいしかわくんだった。
「あぁ…。いしかわくん。うん、寝てなよ。」
と言って己は部屋に戻った。
笑。
ごめん。
投稿者 多苗尚志 : 2005年8月18日 16:50編集
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