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- やっぱり忘れる
05.11.23 水曜日
やっぱり忘れる
車の中で散々歌い叫び、8時に渋谷着で解散。
己はコスチュームがお祝い仕様になっているので一旦家に還らなければならない。
いつも8時半に最寄り駅出発なんですけど、間に合うのでしょうか己様は。
“イタリア系ハンサム劇人”黒澤世莉は車を返しにいく。すまないね。おつかれさまです。
己は井の頭線の改札で気づく。
定期がない!
コートのポケットだ!
車にコートを置いてきた!
ふぁっきん!
ただでさえ忘れっぽいのに徹夜で頭がぼーっとしてますからね。
世莉に連絡してなんとか喫茶店で待っててもらうことにする。
お茶代はもちろん、己が出す。
定期がなくとも強行顔パスで改札を通り(じゃあ要らないじゃん)
家に還ってうんこして着替えて渋谷に戻ってきて世莉君(徹夜ver.)に会う。
世莉君ったら思いっきりモーニングセットを頼み、1000円の借金を作ってくれていた。
うう、しかし今日は世莉には文句を言える立場ではない。
お金を払い、ありがとう!と気持ちよく世莉と別れ、コートのポケットを探る。
烈から奪って己のものにしたMP3プレーヤーが入っている。
定期定期。
ない!
どこのポケットにも入っていない!
おもむろにスーツのポケットを探ると、ありました。よかったね。
投稿者 多苗尚志 : 2005年11月23日 06:03編集
[ 黒澤世莉伝
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