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06.05.08 月曜日

フラッとバー

前から征こう征こうと思っていた“脳神経党首”ヨシダタカコのバーに征く。

ドアを開けてみると「あら!」と言われて、客は誰もいない。

月曜の23時だからして客もあまり来ないのだろう。

期せずしてサシ呑みとなる。

己は交通費だけ残し、有り金をはたいて「牛肉とダイズの煮込み」とビーフィーターをオーダーした。

牛肉を食べるからビーフィーターなのだ。

彼女の料理は相変わらず絶品だ。

GWなにをしていたか互いに語る。

彼女はもう興奮してそれを語るのだ。

彼女は社会問題を扱う硬派なライターでもあるのだが、
内戦・紛争地における写真の撮り方、ライティングの仕方といった養成講座に5日間まるまるいってきたらしい。

 
その講師というのが、プロレスで言えば長州力、サッカーで言えば釜本邦茂にあたるような人で
えええええええええええ、こんな方に教えて頂けるの?ってな熱さなわけだ。

後で家に還ってみて名前をGoogleでひいてみると検索結果が2万を超えたから
やはりセレブなのだろう。

で、分かる人には分かるそんなプレミアム講座だからして全国(ひとりはイギリスから!) から受講生が集まって、講義中、講義後の呑みなどとにかく熱かった。

と、彼女は興奮して語るのだ。

へぇ、それはいいねぇという話からルワンダ内戦における民族間の殺し合いってアレすごいぞって話で
盛り上がってると

キッとドアが開いて、お客さんが来訪。

初老の紳士。

ヨシダタカコの「いらっしゃい」って言葉が聞こえない。

みてみると、口に手を当てておののいている。

そう、その「釜本邦茂」(にあたるような人)だ!

「な、なんでいらしたんですか?」

タカちゃんの敬語、初めて聞いたよ。

その後、釜本さんからタカちゃんの人生を左右させるような話が展開され
あたふたしてしまうタカちゃんを肴に己はビーフィーターをぐびりとなめる。

己は、こういう人の人生の分岐点に居合わせることがよくある。
そんなとき一歩ひいて映画を観ているような気分になる。

ひとの人生劇場の観覧者なのだ。

投稿者 多苗尚志 : 2006年5月 8日 15:17編集
[ ヨシダタカコ伝 ]

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