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07.06.30 土曜日
動植物は黙々と種を残し続ける。それが生きる意味だと知っているから。人間だけが生きる意味を考える。
MTGの最中、木下 拓己がある倭[おとこ]について語った。
曰く「七度死にかけたけど生きている倭」。
なんだその倭は!
興味津々。
7つのエピソードをいっぺんに木下氏から教えてもらっては面白くないので
ひとつだけ聞いた。
倭の名前は加藤さん。
40代の男性だそうだ。
七度死にかけたけど生きている倭エピソード01
加藤さんが高速で運転していた車が壁に衝突して
メチャクチャにひしゃげて、横転もしたのだが
加藤さんは怪我ひとつなかった。
警察に「なんで生きているのか?」ということを小3時間程、詰問されたらしい。
「だからなんで生きてるの?」
「ねぇ、なんで?」
最高…。
その人絶対会う。
MTGもそこそこに飛び出して己は木下さんからその加藤さんのケータイ番号を聞くと
「新宿駅のホームで会いましょう。」と約束した。
加藤さんはワケが分からないようだったが「分かりました。今大塚にいるので向かいます」
それが14:30
事務所を出て渋谷駅まで歩く14:45くらい。
加藤さんから電話が掛かってきて「今、大塚出ますので」
この15分はなんだったのか。
ええねん。かまへんかまへん。
新宿に着くとまた電話が掛かってきて
「今、仲間に車で送ってもらいまして池袋ですのでもうすぐ向かいます。大変申し訳ありません。」
あれから尚、大塚から池袋一駅の距離をしかも車で送ってもらっているという己並みの意味不明さ。
最高…。
七度死にかけた倭は七味違う。
あなたの為なら24時間営業しますよ己は。
そして出会う。
出会いの瞬間はあっさりだ。
まず、あいさつだけする。
己「どうも多苗尚志です」
加藤さん「どうもどうもすみません。」
己「あの…お名刺いただけますか」
加藤さん「名刺、あったかな?ちょっと待って下さい、すみませんね。」
己「いえいえいえいえ。すみません、己も(プライベート)名刺持ってないもので…」
加藤さん「あった」
己「ありがとうございます。メール…ケータイだけなんですね」
加藤さん「そうですね」
己「お酒は呑めますか?」
加藤さん「え?大丈夫です」
己「今度呑みましょう」
加藤さん「はい。」
己「すみません、己もう征かなければならないんで」
加藤さん「いえいえ。お待たせしてスミマセンでした」
己「とんでもない」(“快男児”村上あらしから盗んだ受け答え。快男児効果アリ)
別れる。
死合時間 2:44
この出会いはヤバイ。
加藤さん、とりあえずあなたのあだ名はもう決まっています。
“フェニックス”
(あるいは“ノスフェラトゥ”)
※このエントリをもって加藤さんが友いるKIに入伝しました。
投稿者 多苗尚志 : 2007年6月30日 20:35編集
[ 加藤さん伝
・村上あらし伝
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