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07.09.15 土曜日
いとこんくん
3時半くらいにこういちくんの部屋で寝たのかな。
「風呂からあがってきたらスゲェいびきかいて寝てたよ」と言われた。
すいません。
お母さまの朝ご飯をいただく。
朝からパスタ、大盛り…。
「ああ、吉村家、朝からガッツリだから。」
は、はぁ。
お母さまは、京都のご出身だということで関西弁が気持ちいい。
こういちくんと親子のバチバチな会話がみられるかと思ったが
こういちくんはいつも通り、さらりとした会話。
己は客観的視点曰く、母親に対し、こどもみたいにぶつかりあうらしく
その意味では、己の方がこういちくんよりこどもなのだ。
お父様にもあいさつをする。
大学教授でいらっしゃるとのこと。
こういちくんの部屋で小一時間語る。
本棚やインテリアが洒落ていて小憎らしい。
デザイナーの杉浦康平さんの作品集をみせてもらったり
インド神話の本を拝借する。
いずれも衝撃的な新鮮さがあった。
新しい文化をもらった。
更に、寝っ転がって語り合う。
窓からみえる青く晴れた空が
9月にして夏の空のようで、夏休みのような気楽さがある。
その中で、こんな話をしたのが強く印象に残っている。
例の杜子春的な話をもちかけて
人に期待する友人、期待しない友人がいて
己は期待する友人ってなんだかなぁと思うけど、そういう人たちも
できる限り肯定していきたいというような旨を伝えた。
吉村紘一は、自分がベジタリアンであった時の話を引き合いに出した。
3ヶ月程、ベジタリアンを続けていたが、ある人から
「この世には肉も存在するんだから、それを否定するのって変じゃない?」
と言われたのをきっかけにベジタリアンをやめたらしい。
ベジタリアンをしたこともベジタリアンをやめたこともよかったと言い、
例えばこいつと一緒にいればお金が入ってくるからって友達になる奴も
いるかもしれない。
そういう奴もいていいし、それを嫌う自分がいたっていい。
必ず肯定しなきゃとか、期待しない友人だけを求めるとかしなくていいんじゃない?
と夏の風に乗ってさらりと語った。
己はこの話に大きな感銘を受けた。
どこかでそのように言ってくれることを望んでいた自分もいたかもしれない。
いいものもらいまくりのステキな時間を過ごさせてもらいました。
※このエントリをもって吉村お母さま、吉村お父さまが友いるKIに入伝しました。
※“たまごさん”吉村紘一から『杉浦康平さん』『インド神話』『必ず肯定しなきゃとか、期待しない友人だけを求めるとかしなくていいんじゃない?』の薫陶よろしきを得る
投稿者 多苗尚志 : 2007年9月15日 00:19編集
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