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2007年10月28日

美枝子企画当日

先日打ち合わせをした美枝子企画の当日。

なにをやるかというと、まず“ミニミニ先生”武藤美枝子という人から説明しなければならない。

彼女は
・小学校教諭。
・“日本一元気なチャリティ集団”パラサイヨ(※パラサイヨとは)に
2000年設立当初から参加している。
・多苗とは98年にYOSAKOIソーラン祭を通して出会っている。

その彼女の企画とはなにをやるのか。

・六年生学年全体80人を対象に、土曜日に特別授業を行う。
・六年生のクラスは3組
・保護者もくる。校長先生はもちろん、他の先生方も協力。
・フィリピン支援活動を知ろう、ということでパラサイヨメンバーを講師として召喚
・1人が8人くらいとチームをつくって
 「支援金を集めるアイディアを考えてそれを模造紙に書いて発表する」
・小学生たちは休みに出てきてる代わりに翌週に振り替え休日がある。

まさに、自分の仕事と、課外活動(家庭・個人が1st、自分の仕事を2ndとしてその他にもうひとつ第3の場を持つということで3rdplaceとも呼ばれる)を合体させた意欲的な企画だ。

己は武藤美枝子を敬愛する。

これはスゴいぞ!

職場全体を巻き込む能力と実績、
3rdplace全体を巻き込む能力と実績があるってことなんだね。

そして本企画自体の企画力。

美枝子は、パラサイヨでは今年で4回目を迎えるゴスペル企画の代表をずっと続けている。
己は初回に手伝わせてもらったが、その時は情熱だけで稚拙な企画力。
学生に毛が生えたような感じだったが、ここに来て相当パワーアップしている。

情熱にきちんとした実行力、実現力を備えるようになった。

美枝子は相当スゴい。


もちろん、子供たちにだって大きな影響を与えることは間違いない。

パラサイヨメンバーは希望制で自由参加だったが
これに応えたメンバーは
“笑顔の鉄人”澤登正一、“吟遊詩人”中西祐、真下慶子、久道慶子、
引地太陽、“メゲない無邪気”内藤博之、“あちこ”町田明子、千代田綾佳、
“シュガ子”佐藤あい、“昨日の自分に勝てる気がする”万膳園子、
“静かなる熱司”上杉篤司、宮川美菜。

“いつもニコニコエレガントしーちゃん”涌井薫子も見学に。
しぃちゃん。久しぶり。

結果から言いましょう。

メッチャクチャいい企画でした。

メチャクチャ気づきに溢れていて、小学生もパラサイヨメンバーも(保護者も他の先生も)
みんな「すごいよかった」「もう一回やりたい」と言ってました。


そもそも、もはや小学生と触れあう機会なんかないでしょ。

まず、教室で給食を食べるんだから。


小学生の班に交じって!
あの机に座ってですよ!
(各クラスにパラメン4人ずつくらい)

今日の給食はビビンバでした。

ビビンバなんて出るのねぇ。

牛乳も進化してたよ。

開けやすくなってた。


給食からなんとかコミュニケーションを図ろうとするパラメン。

なかなかうまく征かない。

祐が「KY」と言われ
美菜が話し掛ければ「うるさい」と言われる。

己も「はー、日曜日になんで学校なんか来なきゃいけないのか…」と
横で軽く言われる。


美枝子の同僚の先生曰く
「こどもは決して優しくありません。
 決して礼儀正しくありません。
 ダメな時はダメと叱ってやらなければいけないんです。」


正くん(澤登)の班もあまりいい雰囲気ではなく
ついには真っ正面から叱る。

生徒たちの前に立って、全員に対し
「俺たちだってヒマで来てるわけじゃない。そういうのは失礼だ。」

(ヒマで来てる…は不正確。わかりやすく。「そういうのは失礼だ。」は正確。)

真っ正面の方が伝わるんです。

給食終わっていざ、体育館へ


六年生80人をパラメンに割り振って
「フィリピンの子供たちに支援金を送るために一緒にアイディアを考えよう」


班の決め方は
パラメン、ひとりひとりが体育館の前に一列で自己アピールをして
そのアピールをもとに子供たちが「あの人がイイ!」って駆け寄る。


また自己アピールが、みんなバラバラでしかも狙いや
個性をきっちり現した、イイアピールすんだわみんな。


で、一番人気はやはり上杉篤司ね。ソッコー16人集まった。
ムカつく…。

(己は30秒くらいの間、ゼロでしたから。そんな奴己だけ…。子どもに人気ないのよね。)


30分くらいでアイディア出し、清書をして、大きな紙を体育館の壁に貼る。


それを班の2人が残って発表
残りの人は他の班の発表をききにいって、質問したりする。

保護者も見学・質問に廻る。


発表の時になると、途端に声が小さくなるんだよな。
さっきまでの元気はどうした、みたいな。

まぁ、己らが六年生の時もそんなもんだったよね。
(己は違ったけど)
個人と公をわきまえてるというかね。
子どもにも社会があるんだからさ。


すごくうまく発表する子もいたけど、大体は書いてることをなぞって
言うだけなんだよ。
でも、健気っつうか、よかったなぁ。


それから、班には加わらず全体をみていた正くんの総評。

パラメンからの感想2人

小学生から今日の振り返り3人(これがまた最高だった。)

正くんの挨拶(最高だった)

美枝子の挨拶(冴え渡ってた)

で、終わり。


終了後、充実の表情で控え室に戻ってきたパラメンたち

話を聞いてみるとみんな伝えたメッセージは、
「ボランティアとかチャリティーとかそんな特別な事じゃない。
 募金箱で集めなきゃいけないとかいう決まりもない。
 自分たちで楽しんでそれが結果として人の為にもなってるってよくね?」
ということに集約されていた。

これでいこうって言わなくてもそうなるってことは
パラサイヨのメッセージだと言える。


本当に素晴らしい企画でした。

※武藤美枝子は最高の友です。

[ 中西祐伝内藤博之伝武藤美枝子伝澤登正一伝涌井薫子伝上杉篤司伝万膳園子伝さとうあい伝宮川美菜伝町田明子伝千代田綾佳伝引地太陽伝真下慶子伝慶子さん伝エピソードからみるその人の魅力 ] 投稿者ッ ennteiheika : 15:14

美枝子企画後呑み

ちっと呑んでいこうやという話になる。

それぞれ予定のある者も多く

“静かなる熱司”上杉篤司、“笑顔の鉄人”澤登正一、“シュガ子”佐藤あい
“あちこ”町田明子、千代田綾佳で呑みに征く。

小学生の反応どうだった?とか
コミュニケーションうまくいった?とかの話になる。

己は、(遅刻したため)給食(1人250円)を思う存分喰えなくて失敗したという話。



[ 澤登正一伝上杉篤司伝さとうあい伝町田明子伝千代田綾佳伝 ] 投稿者ッ ennteiheika : 12:28