« 更に自由になったよ | メイン | さよなら自由亭さよならパーティー »

07.12.01 土曜日

豊かなり清水宣晶

自由亭さよならパーティーはいかにも乱痴気騒ぎであった。

どんどん盛り上がって、家主“光速の自由人”清水宣晶の鷹揚な性格も受けてか
みんなもどんどんエスカレート。

クローゼットの表面にいたずら書きがはみ出てしまったのに端を発する。

これはまだ水性ペンだからよかったが

油性。

しかも、これなんて読むんだよ。

そして、家主自身ハッスルして

遂にマリオみたいにパンチで天井に穴を開けてしまった。

爆笑して、みんなが続き

二個空いた。(他の奴は届かない。笑。)


一番最初に穴を開けたのは自分自身だからしょうがないものの
それでも、追加で穴を開けられたり、落書きだってヒドい。


さすがにみんな「どうすんのコレ?」って雰囲気になった時

晶はこう答えた。

「だいじょうぶ。もうここ取り壊すからさ。」

そうか、引っ越すというのもこのビル自体が取り壊されるからなんだね。

と、一同それで納得した。


しかし、実は違ったのだ。

取り壊しなど全然しない。

この家はしっかり次の人に引き渡さなければならない。

壁紙の張り替えとか、穴の修復したら十万円で済むかどうか。


晶がなぜあのような発言をしたか。

晶を知る者の間では有名だが、晶は他人に気を遣わせたり
その場の雰囲気が自分のせいで気まずくなったりするのを気にする人間なのだ。

それくらいだったら喜んで自分が損をかぶるよ、というのが晶の考えなのだ。

人が穴を開けた場合はもちろん、
自分で、はずみでやってしまった場合でもこれだけのことをしたら
「やべー!どうしよう」とか
「これどうやって直そう」の一言くらいは言うものだ。

あるいは後でひきずって「実際どうしよう」とか言うだろう。

晶はまったく言わない。

その開けた瞬間もその後もまったく言わない。

周りが心配してもそれに乗じて言うことすらない。


ピンチであったり、とんだハプニングの時にその人の人間性を
垣間見ることが出来るが
清水宣晶という倭は、徹底して自分の信念・哲学を体現できている倭なのだ。


※清水宣晶は最高の友です。

投稿者 多苗尚志 : 2007年12月 1日 02:01編集
[ 清水宣晶伝エピソードからみるその人の魅力 ]

この記事のURL: