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- スタンドバイミーを唄って
08.01.05 土曜日
スタンドバイミーを唄って
“小さくてもピリリと辛い小岩”佐々木孝仁と自由が丘にて2時半からサシで呑む。
2時半になったのはこういうワケだ。
23時まで仕事で、それから呑もうということになっていたのだが
己がその前に“夢プロデューサー”和田清かと呑んでいて
その呑みが真剣勝負、のっぴきならない状況になってしまった。
まぁ、もちろんそれは事前に回避できるもので
己の怠惰な部分がそれを引き起こしていたので申し訳なかったのだが。
そんなもんで己は23時前にたかじんにメールをし
「先に蒲田にいっててください」とした。
(そのメールをするということ自体、またさやかの不満を促進してしまったのだが)
己は祐天寺で呑んでいた。
終電にはいけると思っていたが、まださやかと呑んでいた。
さやかに事情を話してたかじんに連絡。
ソッコー(終電が迫っている為)蒲田から多摩川まで来てくれ、と。
ぶんぶん振り回され、多摩川に着いたたかじん。
しかし、こちらはまだ話してる。
さやかもたかじんも双方おいおい…という状況だ。(反省)
それから少しして呑みが終わった。
終電はもう終わっている。
なので、たかじんは多摩川から
己は祐天寺から歩いて、その中間地点で呑もうということになった。
東横線の線路脇を歩いていく。
脇ではなくて線路をスタンドバイミーして歩いていこうかとも思ったが
東横線は鉄橋などの高低が激しくあまりそういうことに向いていない。
一応、ケータイメールのやりとりはあった。
たかじんのケータイはドコモである。
己は向こうからたかじんがやってきたら50メートルくらいのところで
電話をかけて
「ねぇ己たちってさ…」
「ん」
「つきあってんのかな」
「どうかな、わかんない」
「ねぇ運命って信じる?」
「運命?」
「そう、運命」
「私は…」「信じるよ」
「己も」
というのをやろうと思ったが
「やばい、電池切れるかも」
というメールが来る。
お前、いっつも深夜になると「切れるかも」だな。なにか?キレやすい20代か?
以下、やりとり掲載
「田園調布過ぎました」
「学芸大到着」
「まずい
田園都市ぞいあるいてたー
いま奥沢とかいう駅」
「おま
それまずいよ
軌道修正!」
「すみやかに」
己「オリオン座がきれいだぁ」
「まずい電池が…
自由へリカバー
南側ですよ南」
「南ってどっちだよ
己今右だからな
そっちだと左」
「おけす
左いきます」
「都立大東急ストア」
「うす
住宅街厄介すね」
たかじん:
「思い切って最短ルートでいきます
>都立大東急ストア」
「まて
着実」
「いま緑が丘駅の北」
「それはちがう
線路左いったな」
「たぶん
東横側に戻ろうと」
己:「緑が丘小学校キターー」
己:「ヤマダ電機発見!」
返事が無い。
電池が死んだな。
何度もメールする余裕があったのだから
住所とか、どこどこで待ち合わせというのを伝えればいいのだが
それは「もちろんしない。」
匂いを嗅いででも会える自信がある。
「電池復旧」
そう来ることも分かっていた。
己:「じゆうが丘だよここは」
「自由向かいます」
「一駅で自由だ
そっちからだと右で」
「御意」
みると田園都市線は平坦だ。
ここなら…。
たかじんに電話をする。
「電池切れる!電池切れる!」
「スタンドバイミーに変更だ」
「スタ…了解!」
言わずもがな分かる倭、佐々木孝仁。
線路を歩く時は足を挫かないように留意すること。
昔、骨折した者もいたらしい。
祐天寺から歩き出して1時間半くらい経っただろうか。
線路の夜霧の向こうから人影がこっちへ来る。
人影は男となり、男は佐々木孝仁となりビニル袋からキリンゴールドの350ml缶を
差し出してきた。
己が開けるとプシッと泡が顔射。
『随分、振り回してくれましたね』というあいさつを感じた。
グイと呑むと自然と夜空を見上げ、北斗七星が待っていた。
自由が丘のボーエムで呑む。
どこか打ち上げ的なノリすらあった。
今年初の佐々木孝仁サシ呑み
そしてきっと今年最後。
投稿者 多苗尚志 : 2008年1月 5日 12:43編集
[ 佐々木孝仁伝
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