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09.02.04 水曜日
川島賢一と
"キン肉パスタ"川島賢一との出会いを思い出す。
2000年からルームシェアを始めるために、"太陽王子"岩下均と己は、
ルームシェアの物件およびメンバーを探していた。
メンバーは旧知から探してもよかったのだが、やはり新しい人間関係を始めたいと
いうことでネット上の当時はまだ珍しかったルームシェア掲示板で
ルームメイトを募集した。
我々は外国人が釣れることを期待していたのだが、何人かの
日本人からの連絡があった中の1人が川島賢一だった。
自己紹介がダーッと十行以上書いてある応募メールだった。
当時、自己紹介を長々とする奴に嫌悪していた己は、
「本当にすみません。もう、見つかってしまって」とメチャ体のイイ返事で断ったった。
ところが、自分たちで決めていた期限の1ヶ月を過ぎても
ルームメイトの人数が揃わない。
人数が少なければ当然、家賃も上がってしまう。
仕方ないと思った己は、もう一度賢に
「空きが出たけど、どうする?」的なメールをしたところ、
己との9年のつきあいの中でも、1回しか怒ったことがない、
その超級の穏和さをもって、つぅか、己のこそくな裏事情など気づいてなかったかもしれず、
まんまと一緒に住むことになった。
初めて飯田橋の改札で面を合わせた時も、パッとしない奴で
「まぁ、つまんねー奴でも家賃は浮くんだからいいか」くらいの悪人正機説であった。
賢の味については、その後五年のルームシェアを通して徐々に気づいていく。
悪寒がするほどのひどいギャグセンス。
だが、人に対する寛容度の高さ
(それは時に人当たりが弱く頼りないという見方もできるがさに非ず)、
自分の人生に真摯で苦しい道も真っ正面から歩む実直さ、
悪寒ギャグに関連するが、それはつまり、他に影響されることのない独特なマイペースを有しているということだ。
2000年までの己の人生で出会わなかったタイプ。
いや、出会ってはいたが、友達にはならないタイプだった。
己の人生で背景として流れるタイプ。
以前、幼馴染みについて言及したことがあるが、
幼馴染みという関係においては
水に対する油のような人間との
成人してから出会った時に絶対友達にならないような人間との親密な関係が
ありうる。
それはなぜか。
つまり、究極的に人は相性やタイプなど関係ないのだ。
そんなものは"ドリップする圧倒的な無駄な時間共有"でもって乗り越えられる。
ただ、年を重ねるにつれ、親しさの障壁となるしがらみが大きくなるだけ。
己は、幼馴染みとして川島賢一に出会ったことよりも
成人してから出会ったことを幸福に思う。
※己は"キン肉パスタ"川島賢一との出会いを愛しく思う。
投稿者 多苗尚志 : 2009年2月 4日 08:56編集
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