多苗尚志のサシ呑みクエスト
07.09.29 土曜日
多苗尚志のサシ呑みクエスト63
大野けいすけと目黒でサシ呑み。
また目黒かよ。
目黒づいている。
「どこで呑みます?」
「んーと、じゃあ、目黒で。」
目黒になにがあんだよ。
渋谷はアクセスいいけど、イイ店あんまないじゃん。
街が若いし。
新宿ならいいけど、今の己から遠いし。
恵比寿は好きだけど高いから
目黒?
けいすけくんとは価値観や笑いのツボが似ている。
もう、これはイキナリ、語る必要よりも、共有体験を重ねる必要性の方が高いと知った。
呑みの後、カラオケ。
サシカラオケも最近珍しくない。
けいすけくんは、高校の時に国立を目指すレベルのサッカー野郎だったらしい。
そのメッチャクチャ練習した話を聞いた。
日本代表のなんとかとも試合をしたことがあるらしい。
すまん、己も高校サッカー部なのに、サッカーに興味が亡くてよく覚えてない。
なんだっけ…日本代表のカニーヒアだっけ?
いや、そんな名前じゃなかったな。
ま、いいや。とにかく極限のレベルというのがあって、
メチャクチャ練習してたけいすけくんでも彼らの前では子供扱いだったらしい。
ハンター×ハンターとか、ドラゴンボールとかグラップラー刃牙とかのイメージが浮かんだ。
なんかマンガにあるような「大人と子供の差」というのは現実に存在するらしい。
その高校は毎日、フルマラソンをした後に練習が始まるらしいからね。
フルマラソンのためだけに半年くらい要した己の立場はどこへ。
あと、けいすけくんからオススメのアーティストとしてハナレグミを教わる
※大野けいすけから『スポーツのとんでもないレベル』『ハナレグミ』の薫陶よろしきを得る
投稿者 多苗尚志 : 10:06
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[ けいすけくん伝
・友から薫陶よろしきを得る
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
07.09.28 金曜日
多苗尚志のサシ呑みクエスト62
“短眠に秘める決意”村田さやかとサシ呑み。
目黒で。
最近、目黒づいてる己。
さやかに、目黒の店を教えてもらう。
あ、この界隈イイ。
こんな店があったとわ…。
さやかには、前にサシ呑みを誘ったけど、
やんわりと断られて、今まで誰かしら一緒に呑むというカタチをとっていたが
ここにきて、ようやくサシ呑みが実現。
丁稚だって、なんだって段階があるのだ。
前からさやかに聞こうと思っていたことをまとめて一気に聞けてお得でした。
投稿者 多苗尚志 : 09:55
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[ 村田さやか伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
07.09.21 金曜日
多苗尚志のサシ呑みクエスト61
そのまま千代田綾佳とサシ呑み。
びっくりした。
恋愛観というか恋愛の悩みというかなぁ、それが全く一緒。
こんなに一緒な人は初めて!
一緒の人には洗いざらい話せるんだなぁ。涙。
いや、話すことは今までもできたけど、結局分かってねぇモンあいつら!涙。
初めてだ!君みたいな人は。涙。
結局ねぇ、みんな、中2で初めてつきあったとか
高3でつきあったとか、
オマエらみんな、恋愛エリートじゃねぇか!!!
あれ?あやかも最初は中学とかだったっけ。(おや?)
投稿者 多苗尚志 : 01:58
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[ あやか伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
07.09.17 月曜日
多苗尚志のサシ呑みクエスト60
“美白鶴”鶴田健とサシ呑み。
中目黒で呑む。
裏のないストレートな発言が気持ちいい。
こちらもストレートで応えようとするが
言葉足らずか真意が伝わらず、申し訳ないことをしたかもしれない。
呑み場を変えてバーへ
カクテル一杯ずつとおつまみひとつで一万六千になるバーは初めてだ。
こうした体験がふたりの思い出になるならば2万でも安い。
投稿者 多苗尚志 : 11:45
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[ 鶴田健伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
07.09.16 日曜日
多苗尚志のサシ呑みクエスト59
昼起きて“vard”赤荻朋子とサシ呑み。
04年に出会って以来、初。
昼からなんでそんな呑んでないです。
色々、新発見もありましたけどね、なんというか己の知ってる赤荻朋子で
一緒にいて楽しい、ピースな時を味わえます。
彼女は己のことをよくみてるしね。
あー、よくみてるよ。
昔から。
赤ちゃん、いつもありがとう。
投稿者 多苗尚志 : 13:36
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[ 赤荻朋子伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
07.09.15 土曜日
多苗尚志のサシ呑みクエスト58
“淫靡な淑女”有馬友恵を吉田良太君に預けて、
己は東横線で学芸大前まで。
預けるという感覚がいい。
保育園みたいな感じだったな。うん。
学芸大で梶山啓介と初のサシ呑み。
己は、こいつに“小さくてもピリリと辛い小岩”佐々木孝仁的才能を感じていて
また無理矢理できる友が増えるなと、今日ワクワクしていた。
語ってみると、なんか綿を口に入れてるみたいな感じで
なかなかストレートな言葉が出てこない。
イマイチだなぁと思って、とりあえず銭湯に征く。
かじ曰く
「まりちゃん(“がちゃぴん姫”宮下麻里)に団長(多苗)と呑むと
銭湯に連れてかれるので注意!とか言われてたんスけど
その通りになりましたね。」
場所を変えて語る。
こいつはたかじんに似てると言うより、むしろ己に似たテキトーさを持ってる
倭だというのが分かった。
でも、ようやっと本音ベースで語れるようになったので
今回はその収穫でよしとするか。
投稿者 多苗尚志 : 00:09
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[ 梶山啓介伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
07.09.05 水曜日
多苗尚志のサシ呑みクエスト56
恵比寿にて“マザー照れるさ”吉田真知子とサシ呑み。
“MAHY”吉田秀樹、“はやはやなはやや”吉田隼人のお母さま。
そのステキな半生について伺う。
「Q.もし、夢が叶うならば?」
もう一度息子たちの子育てをしてみたい。
今、ベビーシッターなんかをさせてもらうことがあるけど、
楽しくてしょうがない。
自分の息子たちの時はもう、なんにも見えなくて…。
ずっと怒ってたわね。
もうなんにもわかんなくて怒るしかなかったの。
息子たちは、よく育ったわねぇ。
感心しちゃう。
マザーテレサよろしく慈愛に満ちたマッチー。
しかし、いついつでもその慈愛をふるえてきたわけではなかったのだろう。
印象的だったのは、マッチーの中に
「他者であったり、社会であったりに対しての慈愛」という
テーマ・価値観がハッキリと据えられていることだった。
そのテーマ・価値観は借り物の考えだったり
薄っぺらいきれい事のレベルにとどまらず
何年も生きてらして、
母親の役割もとことん経験された上で生まれた彼女独自の確固としたものであった。
彼女が選択する行動、方向性、そして今こうして呑んでいる時の発言からして
『それが、他者や社会に繋がるかどうか。』
という判断基準にいつも立脚している。
これは新鮮だったわ。
面白いなと思った。
また、ええもんもらったわ。
串カツがおいしかったです。
※“マザー照れるさ”吉田真知子から『みんなや社会に繋がるかどうか』の薫陶よろしきを得る
※07.10.15加筆修正
投稿者 多苗尚志 : 10:32
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[ 吉田まちこ伝
・友から薫陶よろしきを得る
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
07.09.02 日曜日
多苗尚志のサシ呑みクエスト55
遂に“イタリア系ハンサム劇人”黒澤世莉とサシ呑み
99年にセリと出会って以来、8年越し初のサシ呑み。
まずはラーメンで腹ごしらえ
地下で語る。
セリと己って同じ乙女座でねぇ、なんかウジウジしたとこっていうの?
似てんだよねぇ。
驚いたのは初めてのサシ呑みにも関わらず発見は何もなし。
なんか己が知ってるままのセリちゃんがいました。
あれだなぁ、改めて思うのは
セリはやっぱり芝居の演出家なわけで
彼の作品には彼がそのまんま表現されている。
これはスゴイことだと思うよ。
芝居に生きる者を知るなら、酒と言葉で知るなど愚。
彼の芝居をみることで彼を知れ。
投稿者 多苗尚志 : 15:53
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[ 黒澤世莉伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
07.08.31 金曜日
多苗尚志のサシ呑みクエスト54
己が人とサシで呑む起点は3つだ。
1.己から誘う(72%)
2.なんとなく匂わせた己からの誘いに向こうが乗ってくれる(21%)
3.向こうから誘ってくれる(14%)
今回は2のパターンで成立
小池俊光とサシ呑み。
わざわざ蒲田まで呼んでおいて日高屋かよ!
しかも、麻婆飯出てくるの遅いのかよ!
「いやー、今日、0時から予定があんだけど小池ちゃんも来る?」
「え?いや…まぁいいですけど、なんですか?」
「まぁまぁ」
って鳥の聖地へ
ここ来たらもう、いくとこひとつしかねぇじゃねぇか。
前日に“白いハヤブサ”森村ゆきに勧められていた
ほっけを頼む。
勧め通りメチャウマ。
ほんとここは鳥の聖地であり、他のメニューもなんでもうめぇなぁ。
小池ちゃんの家族の話なども聞けてグレートでした。
これからもどうぞよろちく。
投稿者 多苗尚志 : 15:32
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[ 小池ちゃん伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
07.08.27 月曜日
多苗尚志のサシ呑みクエスト53
飛行機って酒が出るじゃなーい。
ちゅうわけで、緊急!空のサシ呑み
多苗尚志のサシ呑みクエスト53番目のお相手は
佐藤じゅん!
“白いハヤブサ”森村ゆきの高校時代の同級生ということで
今回、ツアーからのパラサイヨ参戦となったが
これが弩ハマリ!
超合金的意気投合を魅せました。
じゅんちゃんは相当イイね。
高校を卒業してから世界を回って、ただ放浪するだけじゃなく
生活してきた。
ゴージャスな生活から底辺の生活まで様々味わってみえてきたものを
己と共有してくれる。
今の仕事の他に、自分のやりたいことは別にあるけれど
仕事ではいっさい手を抜かない。
それは高校で国立出場レベルまでサッカーで鍛え上げた根性。
体育会系とかスポーツが好きな人に多い素晴らしいところは
あきらめない・手を抜かない・自分を甘やかさない
などの点であるように思う。
己は、スポーツなんかくだらねぇ。
本気になるものは学校を卒業してからくるものだと思っていたので
卒業しても尚、本気になれないというイソップ童話の結末みたいになってしまっています。
佐藤じゅんと相当意気投合です。
投稿者 多苗尚志 : 12:23
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[ 佐藤じゅん伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
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07.08.03 金曜日
多苗尚志のサシ呑みクエスト52
その女とは5年前に知り合った。
自信のない女だった。
「私はダメだから。私はダメだから。」
世の中に弱者と強者がいるとするならば
その決め手は自分で自分をどう思うかにかかっているのではないか。
その意味で彼女は弱者であった。
己からは彼女を弱者だと思ったことはない。
ただ自分で自分は弱者だからと言ってきかないものだから
「はぁ、そうなんですか。」としてきた。
5年のつきあいにして初めて彼女とサシで呑む。
“コンプレックスを太陽に変えるひまわり”岩崎久美とだ。
彼女は“夢プロデューサー”和田清かと共に有限会社私には夢があるを経営している。
5年前、まさにこれから起業をせんという和田にくっついていき
以来、和田から仲間からお客様から数々のダメ出しを喰らいながらここまでやってきた。
彼女には自分はダメなんだという前提と
ダメ出しはすべて正面から受け止めるという姿勢があった。
いつしか彼女は輝きをみせて、自分の言葉をつむぐようになっていった。
初めてのサシ語り。
存分に岩崎久美という人を魅せてもらった。
すごい、と思った。
彼女の話は、これまでの失敗と経験と対策の宝庫。
そして更にすごいと思ったのは
彼女は、私には夢があるの社長に就任している今も尚
「私はダメだから」
と言い続ける。
い、一貫している…。
成功者と呼ばれる人間たちは「謙虚」を目指すという。
だが、ふとした拍子に私が、私がと我が出てきて
「いやぁ、まだまだですな」などとのたまう。
岩崎久美は!
謙虚を目指すなんて話自体がお笑いかのようだ。
最初ッから謙虚なんですから。
彼女の場合、謙虚なんて、言葉自体浮いていて意味がないかもしれず、
だが、しかし彼女こそが謙虚の意味じゃないか。
痛快ですらある。
己は彼女をみていて「ロードオブザリング」を思い出した。
伝説の魔法使いや、弓の巧いエルフや、力強い剣士といった英雄たちがひしめく中
世界を滅ぼす魔力を秘めた指輪を手にすることができるのは
ただの人間よりも弱いとされる小さなホビット。
彼女はそれだ。(ホビットなの!?)
敬愛すべき“弱者のカリスマ”
彼女は、己には絶対真似できない方法論で人生を渡っている。
この女がスゴい
※岩崎久美は最高の友です。
投稿者 多苗尚志 : 04:19
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[ 岩崎久美伝
・出世魚の如くあだ名の変わった友たち
・概:エピソードからみるその人の魅力
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
07.05.30 水曜日
多苗尚志のサシ呑みクエスト50
きたぞぉ
50人目
“UNDERGROUND”室井コカヲ
メールはしてたけど、リアルにお会いするのは2年ぶりくらいかな?
○○金目当てで殺されかけてずっと意識不明で入院していたんだそうです。
いやー、さすがミスターアンダーグラウンド。
地下街ですなぁ。
コカヲとは己がファッションショーでモデルをやったクラブのバーで出会った。
いつも誰かを交えて呑んでいたがサシで呑んだのは初だ。
己は今、会社が蒲田にあるのだが、彼も復帰後(笑。)田町に勤め、
ちょうどいいからということで呑んだ。
「蒲田は還り道ですし、いつでも寄れますぜ」
と、頼もしい言葉をいただいていたのだが
すぐに池袋勤務になってしまった。
コカヲは今度はいつ会えるか分からない感が最高の友です。
投稿者 多苗尚志 : 21:48
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[ 室井コカヲ伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
07.05.28 月曜日
多苗尚志のサシ呑みクエスト51
肩凝りがひどい。
姿勢が悪い。
背を丸くして胸が絞められていてそのせいで呼吸が浅くなっている気がする。
右半身と左半身がズレてる気がする。うまくリンクしてない感じがする。
てなわけで、色々整体院を探していたわけだが
おや、なんとまぁ会社の近くにあの方たちがいたことに気がついた。
本田家のみなさん。
本田温志
“三位一天使”本田三佳の夫妻と
本田明日美
本田あんの娘ふたり。4人家族。
温志さんが整体(生体という)師でいらっしゃる。
本田家とは本田三佳が「私には夢がある」のスタッフでそれが縁だ。
「夢アラー」のみんなで食事をする機会にはよく家族4人でいらしている。
「私には夢がある」という同じコミュニティに属しているが
これまで、己は本田家とは“スピードの哲人”清水宣晶や“藍田玉を生ず”五十川藍子と
比べれば格段に縁が薄かった。
特に旦那さんの温志さん
温志さんのことをみんな「あっちゃん」と呼んで親しくしている。
しかし、己は今までお名前を呼んだ事もなかった。
話した事もなかった。
9回以上、お会いしてると思うが一度も話していなかった。
あいさつすらしていなかった。
なぜか。
必要な機を待っていたからだ。
同じコミュニティにいるということはある種の精神背景は共有していると云える。
で、あるならば、あとは機だけだ。
何度も顔を合わせておきながら、あいさつもしないというのは不自然で無礼な話でもあるが
己はそれ以上に中途半端に話し掛けて上っ面の話をすることになるのが嫌なのだ。
これはパラサイヨなんかでも言える事だ。
必要な人とは必要な時に出会う。
無理矢理、顔だけつないでおくというのは好きではない。美しくない。
己はそう思う。
今回、整体ということで情報を集めている間に本田家の事が浮かんだのは結構後のことだ。
もし、彼らのことが浮かぶ前に、他の整体師と出会っていたらそれまでだろう。
もしかすると死ぬまで本田家とは縁がないかもしれない。
それはそれでそういうものなのだ、と己は考える。
果たして、機は熟した。
己は本田家へ向かう。
お宅に施術室がある。
まず、問診から始まる。
名前と職業を尋かれる。
改めてあいさつをして、職業を説明した。
温志さんは、初めて知ったという反応をしていた。
そういうものだろう。それでいい。
そして、もしかすると、温志さんも己と同じ考え方かもしれない。出会いというモノに対し。
温志さんと呼ぶ事も今日決まった。
会話の流れの中でなんとなくそう微調整されていく。
気がつくと己は「ひーちゃん」と呼ばれている。
うん。
それでいい。
温志さんの施術が気に入った。
とてもきもちいい。
己は伏臥し、身体を温志さんに貸す。
精神が温志さんの隣に体育座りして「どうですかねこの身体」と一緒に診ている感じだ。
身体を貸している間、「健康」や「宇宙」や「歴史」についての考え方を
ふたりで語り合う。
酒は要らない。
酒のかわりに己の身体を触媒にして語り合おう。
己の大体のスタイルとして、つきあいのはじめはひたすら聴き手に回り
相手のことをある程度つかんだ、あるいは自分の事をわかってもらえたという
感触があった時に初めて自分の事を自分から語り出す。
しかし、温志さんにはいきなり自分から語り出す。
機が熟している事を感じる。
「体は1回では治らないですから、よければまた3週間後に来て下さい」と言われた。
望むところ。
それくらいの周期がいい。
本田温志と己の歴史が今日始まった。
投稿者 多苗尚志 : 01:31
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[ 本田明日美伝
・本田温志伝
・本田三佳伝
・五十川藍子伝
・清水宣晶伝
・本田あん伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
07.05.27 日曜日
多苗尚志のサシ呑みクエスト49
先日、“哀愁のチャタ”長井健太郎(ちゃ蔵)のパフォーマンスをみた縁で久々にサシで呑む。
着々とパフォーマーとして完成度を高めていくちゃ蔵。
ちゃ蔵はいいねぇ。
自由なんですよ。
基本的に毎土日働くだけで月の稼ぎはとれちゃうからね。
いや、楽という意味ではないよ?
だけど圧倒的に時間が出来て、ちゃ蔵はその自由な時間をちゃんと自分を磨くために
使ってるんだけどさ。
そういう豊かさというかな、それがすごくいいんだよね。
もちろん、己に伝わってくる。
時間が限られていて短い呑みだったが
己はちゃ蔵との呑みがいつも好きです。
ちゃ蔵と出会えたのは“太陽王子”岩下均のお陰。
均が大学時代にパントマイムサークルに入って、そこの先輩がちゃ蔵だったわけ。
均の誕生パーティーの時に友情出演して頂いてそれからの縁。
一緒にスキーにいったり、長野の彼の実家を訪ねたり、ルームシェアもして…。
均にも感謝だね。
投稿者 多苗尚志 : 00:52
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[ 長井健太郎伝
・岩下均伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
07.04.28 土曜日
多苗尚志のサシ呑みクエスト 48
パラカップの集客をしたお陰で思わぬ友とのサシ呑みが実現した。
関係が続いてる友の中で最古の友人
松村洋祐
81年に出会う。
同い年。
互いの誕生日を、月と日をひっくり返すと互いの誕生日になる。
同じマンションの103と203に住んでいた。
以来、床をぶち抜いて階段を取りつけた方が早いんじゃないかと(何度も考えた)思うくらい
毎日のように往き来していた。
まぁ、365日のうち、己が彼の家に征くのが301日、彼がうちに来るのが2日という比率だったが。
小学校の1.2年しかクラスが一緒になったことがない
幼稚園、高、大学が違う。
小、中、予備校が一緒。
中学校で彼が引っ越す。
松村家は6人家族4人兄弟。
全員の性格をよく知っています。
で、今日会うのは前回のパラカップを抜けば2年半ぶりの再会。
パラカップで会ったと言っても「おお、洋ちゃん」「ひさしくん。来たよ。」「サンキュ」
で終わりですから。
こうしてサシで外で呑むのは26年の歴史の中で初じゃないか?
新宿で呑む。
ふたりとも征ったことのない高そうな店で呑む。
五時から。
この呑みは最高だった。
パラカップの集客をしていて、彼は来れないということだったが
「ちょっとさ、来週の土曜日呑もうか」なんつって実現した。
中学以来、サシではほとんど話していなかった。
なんつぅか彼は己の兄弟であり家族である。
己は独りっ子なので言えた義理ではないが、
兄弟と同じ学校(小学校なり中学校なり)というのはこんな心境なのではないか。
つまり、
彼のことは知り尽くしているけれど、互いに住む世界が違うし干渉しない。
中学で家が離れて以来、いつでも近づいて深く相手の中に入れると知りつつ
部活も友達も違うから離れていた。
高校も違う学校になったし、大学受験ではそもそも文理に別れて興味も違う。
いつでも近づけるさ。
本当?
一抹の不安はあった。
否、超一級のエンタテイメント呑みになった。
最ッ高!
ビスケット・オリバが昔言っていた。
「まるで20余年前に樽につめたワインを今から栓抜いてグラスに注ぐような」
浦沢直樹のミステリーの中にいるようだった。
岸部露伴が墓を調べていて自分の過去を知ったようだった。
「(こんな衝撃の事実を忘れていたなんて…)僕のスタンド『ヘブンズドアー』(相手の過去は全て読めても)自分の過去は読めない、か…」
20年前から自分を知っている者が語り出す自分も忘れていた思い出。
ゾクゥッと鳥肌が立つ。
粒立つ血液
重厚なるグラビティ
「自分でも、最悪だなと思うんだけど、
僕は全く協調性のない嫌な人間だった。
吉ちゃん(吉田学)や
ともくん(花田智彦)と一緒に野球をやってても
今のがストライクだ、いや、どうみてもボールだろって言って
僕だけストライクだって言い張って、もうやめた!って途中でかえっちゃうんだよね。
家に帰って『ボールだった』って思うんだけど。笑。
で、みんな呆れてたけど、ひさしくんだけが次の日も次の日も
フツーに仲間に入れてくれた。」
!!!!!!!!!!!!!!!!
あったなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
そんなこと
まったく忘れてたよ。ギャハハハハ
あったなぁぁぁぁぁぁぁぁ
次の日も誘うことになんのためらいも疑問もなかったよ。
ああ
よかったなぁ、あの頃の己。笑。
互いに記憶を交換し合って
とても最高な夕べを過ごした。
酒が進む
串が増える。
山と積まれた記憶のがらくた
一番下に敷かれている灰色の鉛の円盤を引きずりだしてもらったよ。
ふたりで昔みたいにフリスビーにして投げ合っていたら、
また色がついてきてまだ使えることがわかった。
円盤の穴に鏡をはめこんだら今の自分が心の中までよく映った。
投稿者 多苗尚志 : 00:10
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[ 松村洋祐伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
07.04.22 日曜日
多苗尚志のサシ呑みクエスト
写真は紛失し、日も定かではないが
“通訳美少女”脇坂理永とサシ呑み。
中華喰いまくり。
彼女は04年より“ムーブメント団体”パラサイヨの同士だが、
学生時代の98年に既に知り合いだった。
北海道のYOSAKOIソーラン祭りに東京代表のチームとして
共に踊った仲だ。
その頃の己は、軽い女性恐怖症(つぅかなんつぅか)だったので殆ど話さなかったが。
いずれにしろ初のサシ呑みだ。
同じ大学だったとは今年知った。
理永とはスゲェはまる部分がある気がするが
まだガチッとはまらない。
投稿者 多苗尚志 : 01:34
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[ 脇坂理永伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
07.03.14 水曜日
多苗尚志のサシ呑みクエスト46
みんなで呑むハズで店に来たが、さやかしか来ず。
じゃあ、ということでサシ呑みになりました。
さやかはやっぱり芝居が大好きなのね。
好きで好きで撃ち込むって姿、ステキです。
投稿者 多苗尚志 : 23:21
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[ さやか伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
07.03.12 月曜日
多苗尚志のサシ呑みクエスト45
“スピルバーグの遺子”畑泰介と田町でサシ呑み。
はたくんて、“闘魂継承”畑大輔と同姓同名なのね。
漢字違うけど。
サシで呑もうって言い出してからもう1年も経ったぞこの野郎。
どんだけタイミング合わないんだよ。
畑氏は映画監督です。
大学時代から映画を撮り続けてる。
彼とは同じ大学だけど、大学では会ったことないし、学部も違うし
学年もどうなんだ?
上か下かもわからん。
彼が、大学の時にある女の子をドキュメンタリで追っていて
当時、彼女は時々、己のうちに遊びに来ていて
「男女外国人も合わせて7人でルームシェアしてる人がいるよ」と
畑君に耳打ちしたのが、畑君と己の出会いのきっかけだ。
こう打鍵[だけん。キーボードを打つこと]すると
その女の子を畑君も己も好きだったとかそんなロマンが期待されるが
そういうわけではない。
またこれだけ執拗に人の名前(顔も)(動画も)を出す己が
なぜ、彼女だけ名前が出ないのか謎めくが
それも別に甘い理由ではない。
まぁ、そうして01年に畑君と己は出会ったわけだ。
畑君も正面から話せる相手で良い。
今日も新しい作品の脚本を見せてもらうが
「つまんない」「わかんない」とか言っても
一向に揺るがない。
気持ちいいね。
後で「わかった」時にああ、これ面白いかも。
※このエントリをもって“スピルバーグの遺子”畑泰介が友いるKIに入伝しました。
投稿者 多苗尚志 : 21:44
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[ 畑泰介伝
・畑大輔伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
07.03.08 木曜日
多苗尚志のサシ呑みクエスト 44
“にこにこ配達人”紺野大輝とサシ呑み。
紺ちゃんとは、サシ呑み自体初。
02年の出会い以来実に5年越し。
紺ちゃんとは、真っ正面で話し合えるからイイ。
周りが聞いていると、「え?それって失礼なんじゃない?」ってことも
正面から尋く。
己も尋いてもらってイイ。
紺ちゃんは真っ直ぐだから
今のはムカつきましたとか
曲がった見方をしてしまいましたとか
そんな胸の内に隠しておくようなセリフもスッと出てくるから真っ正面で語れる。
たとえ胸の内に隠したとしても、「あの時邪なことを思ってしまいました」って
後で真っ正面から教えてくれるから真っ正面で語れる。
真っ正面過ぎてケンカしたとしても
真っ正面斬ってるから仲直りも早い。
大体、ぶつかった方がいいんだよ。
人と理解し合うならさ。
己なんか時々、わざとケンカを吹っかけたり、誤解されるようなことするモン。
心には全然悪気がなかったりする時も。
己は女性にはやさしいんだ。
女性とケンカなんかまずしない。
向こうが悪くても己が呑み込んじゃうしケンカにならない。
でも、本当はどうなんだ?それ?
やさしいって魅力なのか?
相手に嫌われるのが怖くてぶつかれないだけなんじゃないか?
もっと愛をもって正面からぶつかればいいんだよ。
中国の人とも韓国の人ともコクサイコーリュー(コークスクリュー?)とか言ってないで
いったん、わだかまり全部ぶつけてスッキリするまでぶちまければいいんだよ。
言いたいことあんだろ?
互いにさ。
少林寺とテコンドーと空手で闘えばいいんだよ。
己は、韓国と中国と日本なんて岩手県と徳島県と大分県の違いくらいでしかないと
思ってるけどな。
岩手と大分が戦争するとかギャグだろ?
いや、大きい違いがあることも分かるけど、結局はそういうことなんだよ。
あ~脱線した。
紺ちゃん曰く、
「あれ?いつだっけ?2年前の秋だっけ?むっちょり(“ビビリペンギン”武藤貴宏)の
アウトドア企画後の呑み会で、ひーくん、あの時あまりお金持ってない時代で(今も)
全然食べてなかったのに、オレが1人頭で計算しちゃって多く払わせてごめんね。」
「え?なんのことだっけ。」
すっかり忘れてましたよ。
まぁ、紺ちゃんは正面な人なの。
投稿者 多苗尚志 : 21:12
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[ 紺野大輝伝
・武藤貴宏伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
07.02.26 月曜日
多苗尚志のサシ呑みクエスト43
“樹里姐”ありさか樹里と蒲田でサシ呑み。
お宅が小平なのに蒲田までお越しいただいちゅう。
面目ない。
でも、樹里姐は笑顔。
この寛さこそが彼女の魅力を表しているように思う。
年上の方ですから評するのも失礼かも知れませんが
樹里姐は無邪気な明るさではない。
たぶん、いっぱいつらいことも哀しいことも経験されてきたように思う。
でも、それでも笑顔でいる。
北風のただ中でも笑っている。
強い明るさ。
それを彼女から感じる。
笑顔は強さだと思う。
投稿者 多苗尚志 : 18:05
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[ 樹里さん伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
07.02.23 金曜日
多苗尚志のサシ呑みクエスト42
今日も“ふわふわイラストレーター”川崎優子と呑む。
今日は食い倒れの街・なんばに連れていってもらう。
初めて来た。
お好み焼き屋へ。
ゆうはいつも、「アッハッハッハ♪」と楽しそうに笑っているのでよい。
彼女は98年に出会った時からイラストを描いていたいといって
いつも絵を描いていたが、
今ではイラストレーターとして、小学生用のキャラ文具を開発している。
以前、見せてもらった時より商品が洗練されている。
プロのマーケティング視点に立って商品を開発している。
小学生に実地でリサーチをして、
どれが好き?とか真剣に繰り返した賜物だという。
いくつかの作品はホントに己の心をとらえてやまなかった。
いいなぁ。
己、あまりお好み焼きって好きじゃないんだけどウマかった。
こうして、優と大阪で再会できることがしあわせでならない。
ありがとう。
投稿者 多苗尚志 : 18:15
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[ 川崎優子伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
07.02.21 水曜日
多苗尚志のサシ呑みクエスト41
サシ呑みクエスト40が吉田学で41がこの倭[おとこ]だというのは面白い。
金房毅である。
己のひとつ下。
己の生涯初の弟分。
80年に出会う。
己が幼稚園にあがる前。
金房家と多苗家はマンションでお隣さんだった。
毅が小学校に上がる前に金房家はアメリカへ飛び、
小学校4年で隣に還ってきて
中学にあがる前に実家のある神戸へ引っ越した。
今は家を離れて神戸に住んでいる。
今日は大阪・梅田まで出てきてもらってふたりで呑む。
奴は生き物が好きでクワガタから犬まで博く飼っており、
今はペットショップに勤めているが
初めて奴にカブト虫を魅せてやったのは己だ。
アメリカ還りと運動的にとろくさいのでクラスメートからはいじめられていたようだが
同い年の学や己なんかは仲良くしていたので彼の人格形成に影を落とすほどではなかった。
いじめられはしたもののやられ体質ではなく、
自分の考えを毅然と表明し、むしろ己が言っても聞かぬほどの頑固さを持つ。
小学校の頃は餓えているのかというくらいガリガリだったが
今はふっくらふくよかだ。
ガリガリな時のあいつと取っ組み合いをすると、ガリガリなくせに華奢ではなく
骨がゴツゴツ当たって痛かった。
奴の骨のイメージと性格の頑固なゴツゴツ感と毅然とした態度。
彼を“毅然武骨”と喚ぼう。
実に27年のつきあいということになるがサシで呑んだのは
今日が初めてだ。
最近の話を聞いてみると、
相変わらず人の話を聞かないことで痛い目を踏んでいる。
周りが「そっちにいくと痛い目にあうぞ!」と警告してるのに、
めでたくそっちにいって痛い目にあう。
しかし、奴のその態度、嫌いじゃない。
分かりたくないのだよ。
人の言葉なんかを呑んでなにを「分かって」いるというのだ。
自分で痛い目にあって、痛いと実感することを尊しとしたい。
よく、ガキの頃の友達はいつになっても変わらないという話がある。
総理大臣とヒラのサラリーマンとして再会しても
音楽大好きとスノボ大好きとして再会しても
昔と変わらず腹を割って話し合える。
それは、損得とか趣味が同じという理由でつきあいはじめた友ではなく
「出会ったから友達」として始まった友だからであろう。
彼は優秀な営業マンだ。
ペットショップの前は呉服屋に勤めていてそこで素晴らしい営業成績を修めていた。
今のペットショップではまだアルバイトの立場なんだそうだ。
ペットショップにおいては、1日に犬を2匹でも売ればその日は酒をうまく呑めるらしいが
バイトである彼は1日に20匹売る!
「はぁ!?」みたいな感じなんだそうである。
痛快だ。
チェーンが長野で新店オープンするらしく、
そこへ出張ヘルプでいってくれないかと頼まれたらしい。
バイトが出張ってどういうことだよ、と笑う彼。
その次の瞬間、笑いを止めて彼は語る。
「営業でトップをとるのなんて簡単なんだよ。でも、オレはそうじゃなくて
もっと普遍的なもの。人間のしあわせというものをみつめたい。
オレの場合それは『家族』なんだよね。」
誇らしき弟。
静かに熱く呑む我々の周りに梅田の喧噪が渦巻いていた。
※このエントリをもって“毅然武骨”金房毅が友いるKIに入伝しました。
投稿者 多苗尚志 : 14:04
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[ 金房毅伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
07.01.27 土曜日
多苗尚志のサシ呑みクエスト40
吉田学とサシ呑み。
こうして外できちんとサシで呑むのは初じゃないか?
仕事の話を聞く。
やはりフッツーのつまらなさそうなサラリーマン生活をしている。
責任を感じる。
なんとかしたらないかん。
だが、学と己は兄弟のようにつながっていても、お互いの後ろに広がる人間関係と
どうマッチングするかは微妙だ。
己がパーティーなんかに奴を誘ったことがないのもそこに理由がある。
小学校から高校以外大学も含めて学校は一緒だが、
同じマンション以外、人間関係のコミュニティがかぶった歴史はない。
少しむずかしい。
効果的な馴染ませ方を水面(ワインの)下で考える。
投稿者 多苗尚志 : 00:53
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[ 吉田学伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
07.01.26 金曜日
多苗尚志のサシ呑みクエスト39
“度胸・愛嬌・高原響”高原響とサシ呑み。
言われてみれば、前は力みがあったけれど、
今はスッと抜けて自然体。
「外では会社最高、仕事最高って言ってたけど、1年目ホンット大変だった。
泣いちゃう日もあった。
今はホントに会社が最高だと言える!」
優雅に泳ぐ水鳥の如く、水面では必死に足をばたつかせて成長してきた。
その今だから言える。
そしてオーラが柔らかくなったようにみえる。
成長が確実に外見に出ることを改めて感じさせて頂いた。
すばらしい。
柏の実家に還るので終電が早い。
0時3分渋谷。
オキョーがカラオケに征きたそう(しかし慎ましく表さないようにしてる)にしてるので
23時35分に「えぇい!」とカラオケ入店。
ふたりで4曲歌って、もう一曲歌いたい!というオキョーをなだめて
無理矢理斬りあげ、カラオケ店で別れてBダッシュ。
間に合った!
接続を間違えて、松戸止まり。
松戸から柏は一駅なのに恵比寿←→池袋くらいの距離なので松戸泊まり。
投稿者 多苗尚志 : 12:20
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[ 高原響伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
06.12.29 金曜日
多苗尚志のサシ呑みクエスト 38
“あちこ”町田明子とサシ呑み。
サシ呑みするタイミングはグッドに訪れた。
彼女は己が所属しているボランティアサークルPARASAIYOの仲間なのだが
全体的にメールが流れている中で
己が即レスをしたとき
彼女が「珍しく?!返信が早いっっっ!!!」
と返してきたので
はあ?この即レス魔神になにをいっとるかということで。
「これから一週間、君のメールを12時間以内に返す」と宣言した。
バトルスタート
敗けたら初めて女に土下座してやる、とか
モスバーガーに一緒に入ったら五回までおごってやる券を発行するなど。
4日目の朝にさっくりと敗けた。
老いたなぁ己も。
色々罪滅ぼしをしようと会い、サシで呑むことになった。
タイミングとはそういふものだ。
恵比寿。
焼鳥屋。
初めて呑む女性と赤提灯ってどうよ?
まぁ、己はよくそういうことすんだけど。
彼女は驚くほど受けの能力が高い。
大塚の自宅にいて、終電間際に電話で今から六本木来いよって言われて
面白そうだと思って飛んでいく。
…。
いやいや、痛い女を想像するなよ?
彼女はちゃんと女性らしさを残してます。
面白そうだと思ってという、自主性が境目やね。
女性らしさを残して受けが強いという点で最強の女性かもしれない。
己の変化球の質問にもイチイチ「え~なにそれ?」なんて、流れを断ち斬ることなく
しっかり受け止めて応えていく。
そうそう
それだよ。
粋だねぇ。
会話は粋に楽しむものだ。
投稿者 多苗尚志 : 22:45
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[ 町田明子伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
06.12.16 土曜日
多苗尚志のサシ呑みクエスト 37
“親分”市橋亮一は名古屋に住んでいる。
二児の父。
お医者様である。
学会に出席する関係で東京に来ていたのでサシで呑むことになった。
りょーちんとは97年以来9年のつきあいだ。
5つくらい上なハズだ。
りょーちんとは、まずあまり会わない。
10ヶ月に1回くらいだ。
会うと己は進化する。
りょーちんは、己の進化をひとつ引き出してくれる稀有な魂だ。
最長老みたいな感じだ。
なにを教えてくれるというわけじゃない。
でも、一緒にいると最高に楽しくて気持ちいい。
色々気づきがあったが時間が経ったので忘れてしまった。
でも、忘れるくらいがちょうどいいかもしれない。
己の血肉としてしみこんでいるということだ。
銭湯いって、サシで呑んで、カラオケ歌って、布団ひとつで寝たよ。
投稿者 多苗尚志 : 03:35
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[ 市橋亮一伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
06.12.08 金曜日
多苗尚志のサシ呑みクエスト 36
久しぶりだねぇ。
どれくらいぶり?
1年半?
そんなもんなんだ。
日下翠ちゃんとサシ呑み。
お会いしてない間に結婚しちゃってました。
おめでとうございます。
旦那さんの写真もみせてもらいましたが、
こいつイイ奴だな。
顔みれば分かるよ。
相変わらず楽しそうでハッピーそうでステキですね。
秋葉原で呑む。
酒も含め全部300円!
しかも、手抜いてなくてちゃんとうまい!
イイ店だ。
いいなと思った話
「結婚式でね、私のお父さんとお母さんに向かっておじぎするときに
でっかい声で「しあわせにしますから!」って。
こいつイイ奴だなって思った。」
(己もやろっと)
投稿者 多苗尚志 : 19:23
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[ 日下翠伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
06.12.04 月曜日
多苗尚志のサシ呑みクエスト 35
“鼻くそ拓”岩下拓は日本に還ってくると、
時に家族の元に還るより先に己の家にやってくる。
拓は5つ歳下。己が小一の時、こいつはまだ精子だったんだ。(計算違い)
同じ乙女座同士でよく気が合う。
先週末、仕事に集中しようと思い、平日遊ぶのはやめだ!と決めたのだが、
拓が還ってきたとあっては、それがいきなり覆ってしまう。
今週一週間は拓漬けになりそうだ。
大丈夫。夜更かしはしない。遅刻はしないぞ。
吉牛で腹ごしらえも済ませ、いざサシで呑まんとする。
焼き肉屋。
拓とのサシ呑みは、ちょっと異質だ。
全然、話が深くならない。
サラサラっと表面をなでるだけ。
九ヶ月ぶりに会って
己:「で?どうよ最近は…。」
「はい。どうスかね。」
「…。」
「…。」
「終わりかよ。」
「笑。あ、いや…」
「仕事は?」
「はい、やめました。」
「え!?やめたの?」
「はい、日本で働こうと思って。」
「ふーん。シンヴェン(拓の彼女。だった。今奥さん。九ヶ月の間に気づいたら結婚してた。)ちゃんは?」
「あっち(上海)にいます。」
「ふーん」
終わり。
やる気ない感じでしょ?
“スピードの哲人”清水宣晶が褒めてくれる己の能力
『パルプンテ・クエッション“突拍子もない質問力”』も
『ピーラー・クエッション“丸裸にする質問力”』もまるで発動しない。
拓はね、論理的にグリグリ語り合うより
テキトーにサーフィスでウダウダッと呑んだ方がみえてくるものが大きい相手なんです。
昔からそう。
中国に征きたい、と6年前に奴は言った。
なんで?と尋くと
「親父が征けって言うんスよ。」「やっぱ中国の時代じゃないスか」
はぁ、そうですね。
んで、征く直前になって
「多苗さん、中国って日本人が神隠しに遭うっていうじゃないでスか。
デパートの試着室に入ったっきり還ってこなかった人とか
いっぱいいるみたいッスよ。」とか眉をハの字にして不安そうに言い出す。
ああ、そうですね。
下らないからワシは中国門出を壮行して立川の麻婆豆腐屋に連れていったよ。
「多苗さん。麻婆なんてこれからいくらでも食える、食える!でも、おいしいケド」
あれから6年。
「なんで中国語なんだよ」とか「もっと自分を見つめろよ」とか
「お前の本当にやりたいことはなんなんだよ」とか
言わなくてよかったと本当に思う。
拓は立派にしあわせそうに生きている。
また成長もしている。
己が言うことじゃないかもしれないけど。
よくよく「教育」って言葉が嘘臭いと己は思うよ。
正しい道を教えて育てるってのか?
お前が?
随分、厚顔無恥だな。
答えはそいつの中にあるだろう。
他者と触れ合うこと、他者の匂いをかぐこと。
授ける方よりも受ける方に主体がある。
授ける、受けるの境界もあいまい。
「薫陶」でみえてくんじゃないの?
昔も今もこいつは己に真っ正面から頼り切った、かつ偏った質問をしてくる。
「やっぱ、多苗さん、これからどの仕事に就くにしても、ITは必要ッスよね。
ITの会社に勤めた方がいいスかね。」
「ああ、そうだね。」
だいじょうぶだ。
お前はどう生きたって正解だよ。
お前のままに生きるがいい
投稿者 多苗尚志 : 10:59
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[ 岩下拓伝
・清水宣晶伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
06.12.02 土曜日
多苗尚志のサシ呑みクエスト 34
朝10時に堀井家で目が覚める。
覚めたというべきか。
“あんちゃんこ”太田明日美がドタバタやっている。
十時半出発で沖縄マラソンへと空港に向かわなければならないのだが、
準備が間に合ってない様子。
「タオルは?」「靴は?」と慌てふためくあんちゃんこに
「あそこでしょ。」「ここにあるよ」と全く落ち着いて対処する“けんたんこ”堀井健一。
旦那の鑑や。
「食器洗いも洗濯もゴミ捨てもまるで苦にならないですね。」
と、嫁が沖縄に出ていったこたつで、けんたんはゆっくりと語る。
己はこたつの前に敷かれた布団から出ずにそのままけんたんと語り出す。
サシ呑みはもう
始まってるぜ。
「本か何かで読んだんですけど」とけんたんは言う。
「会社組織において結果を求めるか結果を求めずに人間関係を重視するか、
そしてそれぞれ積極的か消極的かで人が分かれるんです。」
消極的に結果を求める者は、分析や調査に向いている
積極的に結果を求める者は、経営に向いている。
消極的に人間関係を求める者は、営業に向いている。
「僕なんかは経営タイプですね。そして、積極的に人間関係を求める
これがあんちゃんなんですけど…『お祭り』に向いてます。」
なんでそれだけ職能じゃねぇんだよ。
「お祭りタイプはハマると強いですね。勝手に結果も出しちゃう。」
己もそれなんですけど。
「そうですね。ええ。」
まだ四回くらいしか会ってないのにバレてるのですね。
自分とタイプの違う者との呑みは楽しい。
自分とタイプが違う者と「仲良くなれない」とか「気持ちが分からない」とか、
言う人は誰彼に対しても常に分かり合うことを求めているロマンチストなのかもしれない。
タイプが違う場合は、素直にその違いを楽しめばいいのだ。
むしろ、タイプが同じ者と一緒にいるよりも自分を知ることができる。
(あ。こういう時、そう考えるのね。)という具合に。
他人を鏡にして、自分を知るのは快感だ。
けんたんは、高校で野球をとことんやった上、推薦入学で大学へ進み、四年で卒業し社会人となる。
きちんとしているわけだ。
結婚もして、収入もしっかりしており。
己の母親が惚れ惚れする倭だろうなと思う。
己が二浪の末、三留して大学を卒業したと言うと
「親不孝だ、なぁ!」と驚かれる。
だろうね。
己はさすがに親不孝だということは認識しているが、それはそれでいいだろ、と思っている。
けんたんはきっと「絶対あり得ない」のであろう。
自分に厳しく他人に厳しいけんたんと
自分に甘く他人に甘い(厳しい?)己。
このコントラストが非常に小気味よくサシ呑みは朝っから15時まで続いた。
昼のサシ呑みというのも乙だ。
けんたんのいいところを見つけた。
他人に厳しいとは言うが、彼の基本原則として「価値を強要することはない」。
自分に厳しい者は時に、オレはこんだけ頑張ってんだからお前も最低、これくらいはできろよ!
などと、自分のつらさを他人に埋めて欲しいんだかなんだか、他人を許せなかったりするが
けんたんはそんなことはない。
奥さんに対しての態度がそれを物語っている。
「子供がね。できた時に母親がなにも片づけない人だったりすると、あ、それでいいんだって
思っちゃうから、そのために今から少しずつ変わっていっては欲しいと思いますけど。
それも子供の手前っていうだけですよ。」
あんた素晴らしい!
ドームの見える町。
投稿者 多苗尚志 : 17:24
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[ 堀井健一伝
・概:エピソードからみるその人の魅力
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
06.12.01 金曜日
多苗尚志のサシ呑みクエスト 33
人とサシで話をしているとき、
なんでオレだけこれを聞いちゃってるんだろうって思った体験はないだろうか?
ちょっと待って、録音するから!
ちょっと待って、みんな呼んでくるから!
サシ呑みに待ったなんかない。
ああ、ありがたくも己が戴ける話なんだな、と襟を正して、より聞き入るしかないのだ。
話を聞いていて、涙が出そうになる。
男同士だし、泣いてしまったらなんだか気まずいからこらえる。
映画よりも漫画よりもスポーツ観戦よりも、
友の話を聞いて泣けるなんて、極上だなぁと思う。
この倭[おとこ]のなにがいいんだろう。
汚いヒゲ面で、でっかい薄茶のサングラスをしてヤクザみたい。
服もそれでいいのか?お前デザイナーだろ。
ぶっきらぼうな無頼漢でありながら
正直な謙虚を身につけ、
押しつけがましくない礼と義理をわきまえ、
いつもなにがしかに対し、少年のように無邪気に憧れて追っかけ回し、
ハードボイルドヒーローのように気持ちよくさっぱりとそれと別れ、
口には出さないが静かに人を愛することを知り、
ただただ沸きあがる想いから自分の道をいけるとこまで進みきってみようと征く倭。
己はこいつとたまたま大学で出会えたからイイ。
でも、これから奴に出会う人は大変だ。
奴がイイと思っても、繋がることは難しいだろうから。
奴は人当たりがいいが、友を多く持つタイプではないから。
大学在学中に、好きな女の子ができて、
彼女のためになにをプレゼントできるだろうと考えて、始めたのが、
奴の最初の服作りだった。
以降、舞台をさまざま変えてはショーを行い、
彼は自分のブランドを
キャンディのような甘さとロックンロールのようなハードさをあわせもつ
“candyrock”と名づけた。
現在の彼のブランド名は“candyrock=keisuke Kanda”
神田恵介とのサシ呑みである。
1年半ぶりである。
“静かなる熱司”上杉篤司戦と同じく池袋の「アントニオ猪木酒場」で呑む。
ここしかないだろうと云う感じだ。
店内カウンターはリングになっている。
相変わらず混んでいるな。
前回、上杉戦では2時間待たされたからな。
レジに名前を言うと、速攻でラーメンを喰いに征く。
〆から責めるという逆パターンで征く。
昔、池袋在住だったケイスケから穴場の店を教えてもらう。
うまい。
奴曰く「池袋で3番目にうまい店」
んでしかし、還ってきても15分くらい待たされる。
ちょうどいいくらいね。
いざ勝負。
アントンハンバーグステーキ・スーパーヘビー級(1200g)を注文する。
いや、ジュニアヘビー(350g)だろ!と、待ったが入るが
な~にをいっとるかね。
語った語った。
とにかく語った。
こいつは、なんかアウトローな感じがするのに、
バカ正直な奴なんかよりよっぽど真っ直ぐなのはなぜなんだろう。
きっとそれが世界の真っ直ぐだからだ。
薄っぺらなキレイな明るいものだけをみるよりよっぽどリアルで世界なんだ。
「keisuke kandaって自分の名前をブランドに入れてるからさ。
そりゃ、いつ辞めたってイイし、逃げ出したっていいんだよ。
もう辞めましたって逃げることはできる。
でも、やっぱりオレがはじめた夢についてきてくれたスタッフたち。
オレの服がいいよっていってくれたお客さんたちを向こうにして
逃げるわけにはいかないよ。
自分の名前入れてるのに、なんだよあいつ、自分をたたんじゃったよって
そう言われるのはつらいから、滑り止めみたいな感覚で自分の名前を入れている。」
勢い余ってカラオケに征くよ。
池袋料金で「うちは高いですよ?年末料金で更に高くなってます」(笑う)
なんていわれてもそりゃ征くさ。
30分だけ。
銀杏ボーイズVSサンボマスター
ふたりで魂こめながら交互に歌う。
30分だけなのに、もうガラガラだ。
投稿者 多苗尚志 : 09:12
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[ 神田恵介伝
・上杉篤司伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
06.11.27 月曜日
多苗尚志のサシ呑みクエスト 32
“小さな巨人”蓮見太郎とサシ呑み。
この倭もまた出会って5年ですか。
一時期、女の子とばっかり呑んでましたが
最近「久しぶりに会う熱き倭たち」ってのがブームのようです。
ありますね。そういうの。
新宿で呑む。
金はないんだが、どうもチェーンで済ますのはもったいないと思って、
ぶらぶらぶらぶら二十分くらい歩き回る。
タロちゃんは
「いやいや、もうヒサシのいいと思ったところならどこでも」
と言い、
己は「あ、そう?」と言って優柔不断でグルグル回る。
優柔不断とも言いますがねぇ、直感アンテナがピンと来るのをじっくり待っている
とも言えるんでィ。
で、結局待ち合わせ場所に戻ってきて、その近くの居酒屋で呑む。
牛タンやだという。
店に入るやいなや己が
「タロちゃん、己、今日金持ってないんだ。
いや、今日一日財布を置いて来ちゃって。
後日、振り込むから今日は出して頂けないでしょうか。」
どんだけ最悪な奴なんだと自分でもツッコミを入れつつ
「ああ。全然いいですよ」
しかし、この店、お客さんは一組しか入ってないし
なんかダメーな雰囲気が漂ってる。
メニューをみると第一印象は「高い」
んでもって、なぜかメニューがベタベタしてる。
うーん。
牛タン自体はたぶんイケるんだろうけど、それも値段相応な予感がするし。
タロちゃんがカードが使えるかどうか確認し
使えないらしいので
「じゃ、俺先に金おろしてくるね」
といったん店を出る。
待っていると、店員が「お飲物は…」
「あ!あー。ちょっと待って下さいね。連れが戻ってくるまで。」
うーん。と2分考えこんで。
荷物をザッとまとめて
「あ!己、連れを呼んできますぅ」
許せ。お通しが通ってなかったのもさいわいだ。
再び、一階で待っているとタロちゃんが
「ただいまって…。アレ?」
「やっぱあそこはやめよう。」
そのかし、五階のこの店にしよう。(牛タンやは三階)
写真がかなりイイ感じだが、どうみてもオッちゃんが集まる居酒屋。
オッちゃんが集まる居酒屋自体は問題ないのだが、
最近自分が老け込んできているという自覚をもつ己は、
行動から変えていきたかったのだが、この際仕方ない。
オヤジ属性+5だ。
タロちゃん今度アゲアゲなクラブに連れてってくれ。
ヤング属性+10で帳消しにしてくれ。
店に入ったら、もう入った瞬間からイイ感じがわかる。
わかる。
わかってんだよ。
問題はオヤジ属性だけなんだ。
タロちゃんとひとしきり熱い語りを繰り広げる。
「いやー、ヒサシのメールの署名とかあんじゃん。
あれみてると、ヒサシの周りスゴイ人ばっかで
俺の呑みでヒサシを満足させられるのかなぁって。」
なに言ってンスか、タロちゃん。
最高ですよ。
己はサシ呑みに関しては、つまらんと思ったことはないよ。
自分がつまらんと思う奴とは呑まないし。
自分が相手に対してどれだけのパフォーマンスを出せたかどうか考えることはあっても。
友と一緒にいて、ただ酒を呑むだけでも楽しからずや。
この店、酒は美味い。酒は美味い!
(わかるね?)
親父さんが最高で、この人のアジが店に出ているから、みんな集まるんだろうナァ。
親父さんからの言葉をご紹介。
「アタシはね?新宿に昭和30年からいるんですよ。
もとは寿司を握ってましてね。
新宿って言ったって昔はなんにもなかったんだから。
今は早稲田で止まってるけど、新宿まで都電が走ってたんですよ。
チンチンっていってね。
んで、アタシが小僧の時なんかね、お金なんかもってないわけですよ。
丁稚先からお遣いにいって、電車代払わずにタダで乗るわけ。
んで、還りに親方が、「昼の小僧の分」って言って払う。
そんなのが当たり前に通っていた時代でした。」
タロちゃんと焼酎を傾けながら、タイムトラベルに赴いた。
投稿者 多苗尚志 : 12:29
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[ 蓮見太郎伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
06.11.22 水曜日
多苗尚志のサシ呑みクエスト 31
倭[おとこ]とは、9年前に出会った。
9年前。
下北沢。
“クールな熱”藤沢烈が主催。
小規模ながら、全国から大学生が集まり、それぞれが取り組んでいる活動をプレゼンする場があった。
それぞれ前に出て、
「環境問題に取り組むNPOやってます」、「途上国の支援団体やってます」…
という具合に。
玉石混淆が渦巻く中、3人組の男たちが己の直感を惹[ひ]いた。
真ん中の倭がプレゼンをした。
「大阪から来ましたぁ。」
そんなことはどうでもいい。
取り組んでる活動は「主に日本の社会問題について語り合うメーリングリスト」
ということで、己も後にそれに加わるが、
その中身さえもどうでもよかったのだ。
「覚悟」が突出していた。
実際に行動している。
それはプレゼンに立った全員がそう。
だが、覚悟の量が違った。
やるんだ!
やるんだ!!
やるんだぁ!!!
客席のパイプイスの並び幅全部をぴったりカバーする大きさの
黒い鉄柱の底面、大きな大きな正方形で、
ところてんのようにオーディエンスをズズズーッと1m後ろまで一掃するような
「やるんだ」が彼から発されていた。
それでいて独りよがりではなく
「みなさんひとりでも多く、MLに参加して頂けたらと思います。」
という柔らかな協力の要請。
もう他の奴との出会いなんてどーでもいい。
己はこの倭とだけ話したいと思った。
倭は森田英一と名乗った。
---
9年のつきあいで、6年目が最後。
3年ぶりにサシで呑む。
俗に「何年ぶりに会っても昨日会ったみたいに話し合える友」という。
“黄炎社長”森田英一と己の関係は、
「何年ぶりに会っても~」なんてレベルはとっくにクリアしているが、
なにを話すかが問題なのだ。
昔話を朗々と語っても意味がない。
お互いを知る話をしても意味がない。
だって、いいとこも悪いとこも既にお互いよく知ってるから。
現在を語らなければ。
現在を語るには3年というブランクは長い。
いや。
白状すれば、己が臆したのだ。
社長として日夜激務の第一線を張る彼に対し、一介の営業マンである己がなにを語れるのか。
出会いに関しても気づきに関しても…彼に対し、目新しく己が語る言葉を持っているだろうか。
いやいや、立場など関係ない。
営業マンだろうが本気で生きていれば、その言葉は友の胸に刺さるハズだ。
己は久しぶりに彼に相対し、自分の生き方に迷ったのだ。
最近の自分の生き方に自信が持てなかったのだ。
悔やまれる。
臆したことが悔やまれる。
彼に比べると実際、己は本気の人生を生きていないかもしれない。
かたや社長を務め、並みいる企業の社長クラスと出会い、
日夜、3時間睡眠の激務を遂行。
結婚し、ふたりの子を設け、休日は父としての役割をまっとうし、
実家にもお金をドンといれて親孝行をしている。
自著も近々出版され、各種講演会、テレビ出演などの引き合いもある。
片や己。未だに結婚もしてない、仕事もフラフラしてるような己が
なにを語るというのだね。
臆したな多苗尚志。
人生に貴賤なし。
人生とは比べるものではない。
すべての人生は正しい。
己は間違いなく己の人生を生きている。
己は己の人生を愛している。
こちとら“最強無敵”
己は胸を張って自分の現在を語ればよかったのだ。
それが悔やまれる。
なんだかんだいって3時間は語り、
森田英一との呑みは実に気持ちがよく、己は自然と笑顔を浮かべ、
最高の時を過ごしたこともまた事実であった。
投稿者 多苗尚志 : 00:05
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[ 藤沢烈伝
・森田英一伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
06.11.20 月曜日
多苗尚志のサシ呑みクエスト 30
アンバサダーって「外交官」でしょ?
なんかよくわからんので「サシ呑みクエスト」と改題します。
今日のお相手は“キダム”貴田真由美
ちっこく元気があってよい。
有楽町で待ち合わせるが
大体、女の子とサシで呑むのに、なぜこんなとこか。
一緒に歩いていたら出会ってしまったんですよね。
キダム曰く
「超イイ!でも、あいちゃん(“藍田玉を生ず”五十川藍子)だったら絶対嫌がるような店だよね。」
みんなそれぞれ違って面白いですね。
キダムとは出会って、2、3年になるかな?
サシで呑むのは初よね。
大変おもろかった。
曰く
「さやちゃん(“夢プロデューサー”和田清か)は大勢の前で喋るのが得意なタイプ。
あたしは、タイイチが得意なの。」
投稿者 多苗尚志 : 10:25
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[ 五十川藍子伝
・和田清か伝
・貴田真由美伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
06.11.10 金曜日
多苗尚志のサシ呑みアンバサダー 29
“小さくてもピリリと辛い小岩”佐々木孝仁とは最近、よくよく一緒だが
一緒であるが故にサシ呑みという改まった呑みがなくなっていた。
ちょこちょこふたりで呑むこともあったが、どこか腰掛け的で
己はサシ呑みと判定していないのだった。
今日は、まさしくサシ呑みでした。
多苗、柏にひとり暮らしの家を構えたんです。
昔の「一応庵」、「牙の城」「永福庵」と続いて今度は!
「タ苗ハウス」
苗だけ漢字なのがポイントやわー。
飽くまでムネオハウスではなく、キン肉ハウスの方、意識してますから。
家に顔描いてるから。
よろしく。
昨日、落成しまして、己もまだここで睡眠したことはないんですが。
佐々木孝仁とは、
2年前のロックユアハート(※ロックユアハートとは)1stツアーに“ミノホドシラズソリッド”山田陽明が
連れてきたことでお会いした。
と、ずっと思っていたのだが本人曰く
“ゴルゴ”小堀訓嗣の新会社設立パーティーの時が初出だと。
ああ、なるほど。
そうだったかもねぇ。
己は長く続く友人のほとんどが初対面とその良い感触を憶えている。
だが、たかじんに関しては良い印象とは言えなかった。
冴えないとは感じない。なにかをもっているようだ。
しかし、己に対して隠している。本気を出していない。
それは別に己をナメてるとかそういうことではなくて
相性的に出しづらいとかそういう類のものであると感じた。
だが、山田陽明が彼を評して
「本当にイイ奴。彼が人の悪口を言っているのを一度として聞いたことがない」と云っていたのが
刺さっていた。
己は友達の友達は自分の友達だとは思っていない。
飽くまで、多苗尚志として彼に直接接し、
直接彼と友人契約を交わさなければならないと思っているからだ。
だから、己の敬愛する友人が、そのまた友人をどんなに敬愛していようが関係ない。
己はその彼とゼロから関係を構築する。
というわけで、ゼロに立つのだが、
ゼロに立った瞬間、陽明からそのような人物評を聞くわけだ。
己はモテる女や評判のイイ男や人がたくさん入っているラーメン屋が好きだ。
もちろん自分で吟味しなければならないが、モテたり評判が良かったりする理由はどこかにあるはずだ。
「一度も聞いたことがない」というその処女性は価値が高い。
だが、実際に会ったたかじんは先述の通り、本気を出していなかった。
本気を出さないのは本気を出させない己にも責任があるので己は特に追わない。
むしろすまん。
そのままの表面的な関係性が続き、05年10月31日に、やっと魅力が見え始め、
05年11月11日に、こいつとは長いつきあいになりそうだと知った。
お前さんも表面的だからと思って己も表面的な話で避わしていたところ、
中央から斬りこんできやがったのだ。
ニヤリ。てめぇ。
たかじんは己にとってメフィストフェレスのような存在だ。
たかじんがメフィストフェレスで己がファウスト。
そのココロは?
実際、たかじんと己にそんな時が訪れたらそのココロを語ろう。
今は、小刀を腹に飼うが如くと言っておこう。
朝五時まで呑む。
※タ苗ハウスに来た最初の倭。
投稿者 多苗尚志 : 02:12
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[ 山田陽明伝
・佐々木孝仁伝
・小堀訓嗣伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
・君は己の初めてです
]
06.11.09 木曜日
多苗尚志のサシ呑みアンバサダー 28
友好が続く友人と続かない友人というのは厳然として存在するものである。
ある会で、あるグループで出会って、その場限りの人、以来10年以上友好が続く人。
基本、人との出会いは一期一会であって、
故に前者、後者どちらの出会いも己は好きだ。I like it!
その場限りの出会いでも手は抜かない、ようにしている。
しかし、両者はなにが違うのだろう。
相性なんかではないと思う。
自分と真反対の性格の人間でも続く人は続くから。
もちろん、お互い忙しいから、なんてのは屁理屈にもならない。
己は毎日終電、2時還り習慣の友だって続いてるから。
1年に1回会えば、それで充分つながっていける。
きっと
自分が相手に興味をもって、相手も自分に興味をもってくれる。
それがお互いなんとなく通じていると友好は続くのではないか。
なんて、「なんで長い間友達でいるんだろう?」
と問われて
お互い友達でいたいから
という小学生の作文みたいな感じになってしまうが
これは正鵠を射ている気がする。
「お互い」ってのがミソでもある。
2004年1月
渋谷。
己はある新年会型異業種交流会にいた。
異業種交流会というか主に起業家交流会。
己は主宰者にお声掛け頂いたからそこにいて、
己自身は起業家でもなんでもなかったし、
そう言えば以来、その交流会にはいってない。
己はこの交流会でふたりの友を得る。
その会が終わった時、名刺は30枚くらいもらっていた。
しかし、その名刺にメールをする時点で、この人は続いていく
この人は続かないというのは分かっていたかもしれない。
ひとりは“情熱の歌い手"小橋寛子だ。
150人くらいいたその会場の欲望渦巻く雰囲気
(己にはそう感じられた。端的に言い放つイメージがそうあったのであって、「欲望」という言葉にネガティブイメージはこめていない。)
の中、ひとりだけ凛と咲く冬の花のように彼女はそこに立っていた。
そして、もうひとりは8人くらいの輪の中にいた。
気づかれないようごく自然に出会いの輪を形成し、
バラエティ司会者のような話の運びで全員を喜ばせ、
輪の中のひとりが一瞬でも飽きようものなら抜群のタイミングでフォローし、
それでいて、輪の中心が自分であるとは気づかせず、
常に話題のフォーカス先を主役に仕立てるリーダーシップ。
それが“独立独歩"郭翔愛(サンエ)だった。
サンエと己は必然の出会いを果たす。
サンエと己は、結構違う。
己は言葉に重きを置くが、サンエはそうでもない。
サンエはブルーハーツが好きだが、己はあれのなにがいいのか昔からまったくわからん。
サンエが「電車男」が面白いとか言い出した時、こいつのセンスを疑った。
サンエは「男は強くあるべし。女性を守るべし」などの不文律をもっているが、
己とはその不文の文言が違う。
2006年11月
恵比寿(しかもつぼ八)(しかも1万円)
ガッチリ語るという意味では05年4月以来、
1年半ぶりにサンエとサシで呑んだ。
幼馴染みというには2年くらいのつきあいでしかないし、
相変わらずサンエが右がいいと言えば己は斜め左だったりするのだけど、
己は幼馴染みと呑むような痛快と爽快さをおぼえていた。
それはきっと己がサンエが好きで、サンエもきっと己を好きでいてくれるからだろう。
投稿者 多苗尚志 : 08:43
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[ 小橋寛子伝
・郭翔愛伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
06.11.06 月曜日
多苗尚志のサシ呑みアンバサダー 28
※多苗尚志のサシ呑みアンバサダーは、2006年1月12日以来スタート。
延べではなく順人数でカウント100を目指す。
ともだちひゃっくにん呑めるかな
これまでのお相手は…
“静かなる熱司”上杉篤司
“マザー会計”落合加奈恵
“熱レス王子”柳慎太郎
“咲花青将”佐藤吉行
“吟遊詩人”中西祐
“ハッピーでスローな人間力”高須多明
“若社長”森村泰明
“幸せを繁らせる梨”梨木繁幸
“はやはやなはやや”吉田隼人
“魅せる雄大な背中”鈴木大山のお母さん
“MAHY”吉田秀樹
“ドカちゃん”清水伸一
“one-five-many”chitose
“情熱の歌い手”小橋寛子
“大将”池本多賀正
“オーザいずむ”小澤真希
“絶対笑顔”茂木千尋
“玲々たるバンビーナ”武山玲子
“嬉しい好漢”谷口正俊
“早稲田の女番長”早川有紀
“マネジメント天将”千秋毅将
“正統な異端者”森村隆行
“宇宙神秘”梶本恵美
“マガティさん”眞形隆之
“Bittersweet”松尾飛鳥
“最強弁士”外木暁幸
そして、今日のお相手は!
“エミオブジョイトイ”山中恵珠
この子、見た目クールな感じだけどすっごくイイ子なんです。
よく気がついて、よく人のことをみていて。
そして、意外と「受け」の人なんですね。あなた。
投稿者 多苗尚志 : 00:05
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[ 山中恵珠伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
06.11.02 木曜日
多苗尚志のサシ呑みアンバサダー27
遂に60億分の1を決める。
“静かなる熱司”上杉篤司とサシ呑み。
互いに呑り合いたいと思っていた。
池袋にあるアントニオ猪木の酒場で呑む。
んが、これが予想外の大人気で全然店に入れない。
1時間過ぎても店に入れない。
2人で階下のゲーセンで時間を潰したりするがそれでも入れない。
互いに店の内装や写真を見て回ったりトイレにいったり。
一緒にはいない。
サシで呑もうと言っておきながら会話もあまりしない。
2時間を迎える頃、ようやく店に入れた。
ようやくサシ呑みスタート。
「いや!2時間かかろうが絶対この店だったでしょう!」
篤司「そうそう。超いいよね。」
「さっき、2時間もあるから語ろうと思えばいくらでも語れたんだけどさ、
違うんだよね。待ってる間は1人でいたいっていうか…」
篤司「そう!まったくそう!俺も敢えて話したくなかったんだよね!」
出会って三年、ようやくのサシ呑み。
これまでの歴史と感覚を、答え合わせするように摺り合わせていく。
最高の夜だ。
超肉厚のステーキ
アントンステーキ
スーパーヘビー級1.5ポンド
3200円
投稿者 多苗尚志 : 17:20
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[ 上杉篤司伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
06.10.24 火曜日
多苗尚志のサシ呑みアンバサダー26
“マザー会計”落合加奈恵と銀座でサシ呑み。
03年に出会って以来、初サシ呑み。
台湾に征ってしまわれるのですね。
彼女とは“ムーブメント団体”パラサイヨで(※パラサイヨとは)
一緒だが、じっくり語ったことはなかった。
お互い、ちょこっとずつ、三年掛けて接触してきた感覚を答え合わせしていく。
いいですな。
こういうの。
分かったことは、すごくよく気の利く子。
料理の取り方、酒の残り、人の話の聞き方、よく心得ていらっしゃる。
中学から三国志のファンで諸葛亮の大ファンとか。
おもろい。
それから会社の元同僚でパラサイヨの現代表である“笑顔の鉄人”澤登正一(しょうくん)のことを
よくよく褒めていた。
「最初の同期呑みで酔っ払った澤登君に思いっきり頭ぱかーんってはたかれてね。
思いっきりだよ?女の子なのに。
なに、この人って思った。」
から
「あんなすばらしい人はいない。」
まで。
己はまだしょうくんのことをよく知らない。
そして人に褒められる人間は本物だという持論がある。
同じ組織にいても、まだ知らぬ傑物がいて
これから先そいつとの接触が待っている。
褒めるべき人材が居て、その人を褒めることができる人材が居る。
非常にすばらしいし、最高にワクワクする。
人生の最も大切なことのひとつは、人を知るということだ。
自分がこうした機会に恵まれていることをしあわせに思う。
投稿者 多苗尚志 : 19:19
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[ 澤登正一伝
・落合加奈恵伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
06.10.04 水曜日
多苗尚志のサシ呑みアンバサダー 25
“熱レス王子”柳慎太郎(ヤンガス)とサシ呑み。
少し前までこいつとサシ呑みをすることなど頭に浮かびもしなかった。
現時点で、みつけているこやつのいいところがある。
会話の返しが熱いのだ。
熱く返してくる。
今日は特になんの話をするというよりは
流れる時間を楽しんだ。
ヤンガスとの間に流れる時間がすばらしい。
投稿者 多苗尚志 : 19:29
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[ 柳慎太郎伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
06.10.03 火曜日
多苗尚志のサシ呑みアンバサダー23
“咲花青将”佐藤吉行が己の誕生日祝いをしたいということで
奴が最近、みつけた
板橋にある「ホンットにうまい」店で中華をご馳走してくれるという。
学生時代は己に数万借金をして(ま だ 残 っ て る け ど ね(もういいけど))た
ア奴メガ!
人の記念日とかすっかり忘れて、己の誕生日もへーきでスルーパスしていた
ア奴メガ!
熱さ魅せてくれるじゃねぇか!
成長後の彼。
苦しゅうないつぅて喰う。
確かにメチャウマ!
これはデートでも使えるなぁ。
「麻婆豆腐がホントにうまいんだよ」と勧められるまま喰って
ホンットにうまい!
マジかよ佐藤!!
山椒の辛味が最高にうまい。
ガンガン呑んで!喰って!!
いちまんななせんええええええええええええええん。
大丈夫か?大丈夫か?吉行!
吉行はサクッとにこにこ現金払い。
「大丈夫でェす」
めっちゃ進化しとるでこいつ。
あんた、バージョンいくつだ今。
吉行とサシ呑みは実にひさかたぶり。
人生の過程におけるわだかまりがちょいとありましたがね。
それがあるから友いる人生はまた楽し。
関係性は熱さを触媒にして修復されるぜ。(けして金ではないゾ!!力説)
この麻婆のようなピリ辛の熱さで。
また復活しますか“最強の赤青”コンビ!!
投稿者 多苗尚志 : 10:51
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[ 佐藤吉行伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
06.09.14 木曜日
多苗尚志のサシ呑みアンバサダー 23
その倭と初めて出会ったのは02年だ。
大勢で呑んだ場に一緒にいたようだ。
いたようだというのは、倭から最近になって聞かされて
「ん?ああ!あ、いたねぇ!」という感じだったからだ。
その後、倭は己の誕生会イベントに来てくれた。
呑み会で一度顔を合わせたくらいでつきあいが続く人を義理堅いと己は呼ぶ。
その倭は好印象だった。
その後、今度は彼が参加している団体パラサイヨのイベントに、己が足を運んだりした。
彼はその団体で主要メンバーのようで、大勢の客がいるのだし、
己1人が来たところで手厚い迎えはできず、ケアもできない。
その団体において彼1人とだけつながっていたわけではないという背景もあった。
それから、なんとなーく知ってはいるけれどという薄いつながりでずっと来た。
己はパラサイヨに参加して二年が経ったところで、1年の活動を支えるひとつのチームの團長となった。
その団を結成する時、己はその倭、“吟遊詩人”中西祐を選んだ。
人事には直感がささやくのだ。
この1年、彼と組んだら面白いよ、と。
初めて出会った時、印象が薄いと言えば薄かったのだが、己は覚えていた。
印象の薄い人は失礼なくらいサクサク忘れるのに。
なにか残っていたトゲがあったのだろう。
彼もまた、人を選ぶというわけではないが、ただ呑んでるだけでは友達にならない倭だ。
なにかを共有したり、一緒に仕事をしたり。
不器用な感じなのだ。
彼を理解するにはそういったことが求められる。
ハッキリ言える。
己がパラサイヨに入っていなければこの倭とは理解し合えず、ただの知り合いでずっといただろう。
そして、今、初めてサシで語っている。
平日の夜の三時を回っても尚熱く。
彼自身が言っていることだが、奴と己とでは
「思考」が違う。しかし、「指向」が一緒だ。
ゆうは現実的だし、己は理念的だ。
話していてことごとく、「いや、それよりも…」となることがある。
だが、目指しているところはフィリピンの子供たちの明日であり、人生の感動の共有だ。
だから、意見が違うことすら楽しめる。
むしろ、ふたつの考え方が出てよかったね!とすらなる。
自分とは違うタイプの相手。でも、愛してる。
新しい心地よさがある。
寝てますけど。
投稿者 多苗尚志 : 11:49
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[ 中西祐伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
06.09.04 月曜日
多苗尚志のサシ呑みアンバサダー 22
“ハッピーでスローな人間力”高須多明(かず)と呑む。
シルビアちゃんていうかわいらしい外国人の女の子を連れてきて3人で呑もうって企画だったのに
着いたら
「あ。仕事で来れないって。」
来ないってさ!
その場オンサイト的にサシ呑みに展開する。
かずはホント気持ちいい奴なんだよね。
スゲェ年下だけど、タメ口利かれてもムカつかないし。
上野。
女の子ばっかりの店でギャハギャハ爆笑し合ってた。
今日はね、サシ呑みの最中にすごい感覚があったよ。
本人にも言ってないけどね。
「こいつ…。己かもしれない。」って思ったよ。
そういう感覚、わかる?
投稿者 多苗尚志 : 18:11
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[ 高須多明伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
06.08.30 水曜日
多苗尚志のサシ呑みアンバサダー 21
職場では“リビンガーズ空母”兒玉健一が唯一、ブログをみてくれているのですが
「なんでしたっけ、あれ、多苗尚志のサシ呑みクルクル…」と全然浸透していないのです。
サシ呑み十字軍って意味でかっこいいなぁと自分で思っていたのですが
もうヤメです。
企画名変更!
今回からサシ呑みアンバサダーになりました。
意味<ノリ
多苗尚志は100人(延べ)とサシ呑みをせよ。
21人目は“若社長”森村泰明!
こいつとは今回のパラサイヨツアーを通してかなり近くなった。
2004年に彼の実兄の“正統な異端者”森村隆行から紹介されるも
なりゆきで己が彼の会社の取締役になるも
やすあきは、己にとってずっと「森村隆行の弟」でしかなかったのが今回!
フィリピンのホテルで同じ部屋になって
ドアあけっぱなしで全裸で走り回ったり、
風呂とトイレが一緒の部屋の仕様に対し、時間の節約だとか言って
奴がシャワー浴びてる間に己が用を足したり(もちろん、ふたりとも全裸)、
己がガイドから5千円を両替してもらった10秒後にそれを亡くしたため
やすあきが滞在中の飲食代など諸々、全部面倒をみてくれたりしてグッと近くなった。
それだけではない。
フィリピン孤児院の子供たちと出会っている2日間においても、
班に分かれて企画を担当する。
要は子供たちと遊ぶのだ。
だが、せっかく遊ぶなら、こちらでは意図をもって遊びたい。
すなわち、互いの夢を語り合って、プレートにしてお互いもっていようとか
おもちゃをつくって、仮紙幣で売り買いして、市場の原理を学ぼうとか
やすあきと己は、なんのテーマももたず子供たちと語り合うことにした。
毎年一回、子供たちに会っているけれども
己たちは名前以外、なにも知らなかったから。
孤児院のルールや、学校でなにを学んでいるのかとか。
言葉の壁がもちろんあるし、相手が孤児ということもあって腫れ物に触るような
扱い方に困っていたのかも知れない。己たちは。
でも、今年になって踏みいってみることにした。
その結果、ある程度の成果が得られ、今年のところは満足した。
やすあきはパラサイヨの活動に一年間、活躍してくれていたけれど
どこかもうひとつ本腰が入っていなかった。
それが子供たちと語り合う企画をやろうということで
彼のテーマにもヒットしたらしく、俄然燃えだした。
積極的に意見を繰り出してきた。
こいつこんなに面白かったのか!と己は目を見張った。
今夜もツアーを振り返って酒を呑んだ。
森村泰明との友のいる人生の幕開けだった。
投稿者 多苗尚志 : 11:32
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[ 兒玉健一伝
・森村隆行伝
・森村泰明伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
06.08.21 月曜日
多苗尚志のサシ呑みクルセイダーズ 20
己には何人かサシで呑みたい友がいる。
月に何回か呑みたい友
月にいっぺん呑みたい友
3ヶ月にいっぺん呑みたい友
半年にいっぺん呑みたい友
年にいっぺん呑みたい友
なぜかカッチリ別れるのだ。
己の中で。
頻度は親交の深さに比例していない。
ただのタイミングに過ぎない。
奴は年に1回なのだ。月になんべんも呑む相手じゃない。
“幸せを繁らせる梨”梨木繁幸と一年ぶりにサシで呑む。
己はなっしきが大好きだ。
こいつと一緒にいるとすごくハッピーだ。
21日に呑もうとだけ早くから決めていて
その日になっても何時に呑むとかどこで呑むとか言わない。
直前になって「新宿にするか、どこか他にするか」と話し合う。
己は
「おめぇさん家に泊まれるんなら神楽坂(奴の会社と家がある)に征くよ」と、
またしてもジプシー魂を包含する返事を繰り出す。
「いいよ」とひとつ返事。
神楽坂へ征かむ。
禁酒中の己は「酒より飯。雰囲気のイイ店教えて」と注文する。
「少し歩くよ」ということで、ふたりでふらりふらりと歩く。
語りながら爆笑し合いながら歩く。
歩きながらふたりのダイヤルは調整されゆく。
裏京都といった趣きの隠れた店に連れていかれる。
店の玄関で靴を脱ぎ、民家のようなつくりの店の席に着いた時、既に十時半。
閉店は十一時半とのこと。
一時間を味わい尽くすだけだ。
平日の世界からすっかりふたりで京都に旅行に来たよう。
気持ちよくなっているところ、店の女将が着物姿でやってくる。
どんな美人でもお呼びではないわ。己はなっしきとの1年の逢瀬であるぞ。
イイ男ふたりに惹かれたのか、女将は饒舌で、余って猥談まで語り始める。
(いい加減、去ね)と己はピキピキ来るも、心の広いなっしきが
「うんうん」「へぇ~」「勉強になるな」と合わせているので、まぁいいかと
窓から店の庭を臨む。
明るい照明にてらされた夜の日本庭園がトリップ気分を一層高める。
落ち葉からのぞく土の色に心が温かくなり、
こうしてなっしきとテーブルを挟んでいることにじんわりと感謝の情がわく。
「それじゃ、あんまり邪魔してはいけませんから」と女将は
既に邪魔していながら更にもったいぶって離れる。
なっしきと己は女将の話題にはまるで触れず
「最近、気づいたことはなに?」と話をはじめる。
「気づいたこと。
あんまりないなぁ。
というより、一個一個の小さな気づきというより
ここ一年で考え方そのものが根底から大きく変わってしまったんだ」
となっしきは語る。
なっしきはホントに濃い、濃密な、ノウミツな生き方をする倭(おとこ)だから
言葉のひとつひとつが面白い。
怠け者の、時々意識して隙を入れるようなスカスカな生き方の己の
そのスカスカに、なっしきの蜜が染みこむようで
ああ、だからなっしきと己は合うのね、とも思う。
夏なのに夜桜の花見のような空気で
時間がふんわりとトンネルになって我々をつつみ
秒の刻みが1・・47・・13・・8と出鱈目だ。
ざくっと6倍くらいの時を過ごして1時間は過ぎた。
ごちそうさま
なっしき、また1年後にサシで呑もうね。
投稿者 多苗尚志 : 20:03
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[ 梨木繁幸伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
06.08.17 木曜日
多苗尚志のサシ呑みクルセイダーズ 19
吉田家でのパラカップのMTGが終わり、みんなが還り
“はやはやなはやや”吉田隼人と己は泊まることにした。
隼人は“MAHY”吉田秀樹の実弟。
この後、“藍田玉を生ず”五十川藍子は寝てしまうので、
2時を過ぎてサシ呑みが始まる。
隼人も己もフツーに仕事だが。
隼人とサシは初。
まさかこんなカタチでサシ呑みが始まろうとは。
かなり語った。
「自信なんてありませんよ。自分がすごいなんて思いません。」
というのが熱かった。
みんな謙虚なんだなぁ。
己はケンキョシラズで征きます。
投稿者 多苗尚志 : 22:11
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[ 吉田秀樹伝
・吉田隼人伝
・五十川藍子伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
06.08.12 土曜日
多苗尚志のサシ呑みクルセイダーズ 18
仕事の絡みで“魅せる雄大な背中”鈴木大山の実家を訪ね
お母さんと1時間半くらいお茶を呑む。
友達のお母さんと会えるっていまやプレゼント。
更にサシで語れちゃうなんて極上。
投稿者 多苗尚志 : 09:41
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[ 大山お母さん伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
06.08.03 木曜日
多苗尚志のサシ呑みクルセイダーズ 17
嫁殿が居ぬ間に。
“藍田玉を生ず”五十川藍子がお母さんと海外旅行に出ているということで
ひとりになった“MAHY”吉田秀樹を攻める。
サシ呑み。
己は禁酒中だけど。
投稿者 多苗尚志 : 10:51
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[ 吉田秀樹伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
06.07.20 木曜日
多苗尚志のサシ呑みクルセイダーズ 16
“ドカちゃん”清水伸一とサシ呑み。
最近、禁酒の己には居酒屋が久しぶり。
ちょっとワクワクする。
ドカちゃんは同い年なんだよねぇ。
同い年との呑みって最高だねぇ。
投稿者 多苗尚志 : 23:12
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[ 清水伸一伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
06.06.21 水曜日
多苗尚志のサシ呑みクルセイダーズ15
彼女とはバーで出会った。
彼女と己は同じ惑星から来た人。
イラストレーターである彼女のイラストが好き。
彼女らしさが出ている。
“one-five-many”chitoseとサシで呑む。
久しぶりに呑むから、なんかひとつの店で落ち着くのはもったいない感じがして
色々と店を回ろうとするけどあまりイイ店が無くて。
前から征きたかったおいしい定食屋にいけたのはよくて、実際とてもおいしかったのだけど
彼女といくにはいまいちそぐわなくて。
そんなちぐはぐが続く夜。
でも、相変わらず彼女と己の間には言葉を必要としない。
最小の言語でいい、彼女とならもしかすると擬音語だけでも会話が成立するかもしれない。
だから久しぶりに会ったけれどあまり細かいことは言う必要が無くて
夜道を一緒に自転車で旅していればそれでいいのだった。
投稿者 多苗尚志 : 01:51
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[ chitose伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
06.06.01 木曜日
多苗尚志のサシ呑みクルセイダーズ14 小橋寛子
“情熱の歌い手”小橋寛子とHP作成の話を兼ねてサシ呑み
彼女に蒲田餃子がなんたるかを教えてやりました。
小橋寛子には政府の目がついてることもわかりました。
今日は、衝撃の事実をお話しましょう。
実はさっきまでたーさんと打ち合わせだったのです。
そこで、こんな話をしていました。
えぇ、私がよく待ち合わせに遅れる理由でございます。
「いや、5分前には着くように家をでるんですよ。
でもウソみたいですけど、電車を止める女なんです。」
投稿者 多苗尚志 : 20:05
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[ 小橋寛子伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
06.05.02 火曜日
多苗尚志のサシ呑みクルセイダーズ13 池本多賀正
その倭(おとこ)は“国の傑物”とまで呼ばれた。
この倭と呑むのは2回目で、この2回目はもっとずっとずっと後に訪れるだろうと思っていたが予想が外れた。
前約束などなにもない、当日になってパラサイヨカップのMTGをしようと2人で集まったら、
エロ話が始まり、気づいたらサシ呑みのゴングは鳴っていた。
倭は一回目に呑んだ時の倭ではなかった。
この倭に似ていて、この倭をよく知る“正統な異端者”森村隆行曰く
「彼は、自分がつきあう人間をハッキリと選別する。
選別前と選別後では雰囲気や喋る内容がまるで違う。」
ならば彼にとって今の己はその後にいるのだろう。
なにがしかへの怒りとなにがしかへの愛を左手と右手にたずさえ
決して自己主張せず、決して誰にも譲らずおのが道を最短距離で進む倭。
どこまでが計算でどこまでが直情か見定めがつかない。
理論と経験と情熱の三位一体が倭の武器。
地位も、金も、見返りの感謝や愛も、それ自体を求めた生き方はしない。
ただ自分の目先5センチの自分のやりたいことの純粋巨魁にのみつかえる倭。
他人の批判評価にはまるで興味がなく、ひたすら自己評価をし、ひたすら自己評価にうちのめされ続ける倭。
満足はなく常に乾いているが笑っている。明るく乾いている。
いいものはいいとして自分のスタンスやこだわりのためらいを1mmもみせずに吸収する。
吸収した物に呑み込まれることなく巨大なオリジナルとしてそびえ立つ。
彼を拝むミニチュアは多い。
しかし、彼はそれを憂い、ただ皆と対等でいたいと願う。
自分でも抑えきれない大きく博く深い愛情を抱きながら、それを悟られまいと必死に隠す倭。
池本多賀正と呑む。
己にとってサシ呑みとは相手に深く迫る手段だが、彼には必要ないかなと思っていた。
この方法論では彼に迫ることができないだろうと直感していたから。
呑ってみると確かに迫ることはできなかったが、まぁでも、
楽しい時間でしたよ。
相手の理解、自分の伝達はこうした時間の積み重ねですな。
渋谷のこの店で呑む。通ならわかる。
投稿者 多苗尚志 : 18:00
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[ 池本多賀正伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
06.04.22 土曜日
多苗尚志のサシ呑みクルセイダーズ12 小澤真希
“オーザいずむ”小澤真希とサシ呑み。
我々井の頭線同士なので、浜田山で呑みました。
浜田山だよ?
いや、まぁあの人が住んでますけど。
住むにはいいんですが、呑むのはどうなの?
渋すぎる。
まきちゃんと己はやっぱりあまり近くないです。
精神OSというか、そういったものがね。
でも、共有してる部分はもちろんあるから、こうして一緒に呑めるわけ。
近似と相違。
近似に安心を持ち出すと、退屈を生んだり、少しの相違が許せなくなったりする。
相違に共有がなくなれば、長く一緒にいることができなくなる。
そんなことを思う。
投稿者 多苗尚志 : 12:27
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[ 小澤真希伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
06.04.03 月曜日
多苗尚志のサシ呑みクルセイダーズ10 茂木千尋
サシ呑みクルセイダーズは純人数で100人数えたいと思います。
1回呑んだことがある人はカウントしない。
“肯定のダンシングプリンセス”茂木千尋と呑む。
千尋嬢とは“ブラック男爵”河上純二誕生会で初対。
この子はいいと思ってアタックする。
彼女も己のことをいいと言ってくれるが
いーや、己が君を見つけたのだ。
なにがいいかってね、今日呑んでひとつ分かった。
その肯定力だ。
初めてじゅんじさんの誕生会で会った時、
己はそういうつもりじゃなかったのだが攻撃と受け取れる話し方を彼女にしてしまった。
「それじゃダメだ、あんた」みたいな。
フツーなら少し機嫌が悪くなって己も
「悪かった。いやそういうつもりじゃなくて。言い方が悪かった」と釈明する事を想定したが
彼女は眉をピクリともさせず笑っていた。
今日は3時間くらい話していたが、彼女から否定の言葉を一度も聞かなかった。
ええですよ、この方は。
投稿者 多苗尚志 : 10:27
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[ 茂木千尋伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
06.03.31 金曜日
多苗尚志のサシ呑みクルセイダーズ9 武山玲子
“玲々たるバンビ”武山玲子とサシ呑み
彼女とは1年半前に“ムーブメント団体”パラサイヨのフィリピンツアーで
出会ったのが初め。
ツアーの打ち上げのテーブルで彼女の正面に座ったのだが
彼女はこちらを見向きもせずに隣と話している。
己は己に興味がない人にムカつく小さい器をもっているので
「もう、この子はいい!」と思った。
還りの飛行機で偶然席が隣になった。
己が座っていると
「ここいいですか?」と尋いてきた。
「いいですか?」っつぅかチケットがそうなってんだからさ。
ええ子やと思い直す己。
それから日本までぶっ続けで話し続けた。
己は声が枯れていたので筆談を使って。
この子はメチャクチャ面白い。
彼女としては全然笑わせる気はないのだろうが
その独特のテンポ、言葉回し、お茶目に己はかんらかんら笑わされる。
途中「寝てもいいですか?」と聞いてくるので
15分だけ寝かせてあげるが、あとはぶっ通しで話した。
それからの縁である。
彼女は瞳に星が入っている。
愛
家族の愛を一身に受けて育った様子で愛にあふれている。
愛があるかどうかって最重要な分かれ道だ。
自愛
基本、自分を愛しているかどうか。
これは人の魅力として非常に大きいポイントだ。
自分を愛するためになんらかの成功・才能を転用したり、
他人に愛されることを担保にしているうちは本物ではない。
彼女は自分で自分を愛している。
存在感
前に出るタイプではないが、周りを鼓舞する力をもっている。
その力には周りも彼女自身も気づいていないが。
お茶目
俗に彼女は天然と呼ばれるかもしれない。だが、天然というのは決して褒め言葉ではないので
言葉を換える。何度か言及しているが己はお茶目な人というのはすばらしいと思う。
お茶目な人は他人を気にしない。他人と自分を比較しない。
自分の時間で生きている。自分の道を生きている。
まだまだ人の目を気にしてしまう己はそんなお茶目な人々に撃たれるのだ。
物事の受け止め方が前向き
ポジティブシンキングなどという言葉ではおっつかない。
ポジティブでいようと心掛けるということは
その人はポジティブではないということだ。
意識されたポジティブというのは直接的でうるさい。
彼女は非常にたおやかに前向きだ。
控え目
控え目自体は良くも悪くもない。ただ言及するとすれば彼女の控え目は地味ではない。
主体性
彼女の主体性は前に出ていくとかエネルギッシュ!とかのそれではない。
性格は控え目ながら当事者意識は決して忘れず、全体に呼び掛けられたことも
自分の問題と捉える主体性をもっている。
明るい
苦境に立ってもキラキラと笑っていられるような面が見える。
初対面が素晴らしい
彼女が初対面の人と接するところをみるが、
しっかり人の目をみて、しかし、人の話をよく聞く。
自分からは出しゃばらない。自然である。
肯定
なにかが嫌いだとかなにかを認めないという考え方をしない。
否定することはなく「うーん、それはちょっと分からないな」と言うだけである。
バランス
なにかを否定することがないのと同じく、なにかを強烈に肯定・絶賛することもない。
狂信は隙を生む。
自然
よくバランスのとれた彼女は自然である。
強さ
彼女に「強さ」はない。『なんに対しても前向きである強さがある』『どんな苦境でも笑っていられる強さがある』という表現は彼女に合わないのだ。強さは「こわさ」と読める。
強さとは緊縮であり、逆に隙と弱みをみせる。
格闘技の極意は脱力にあると言われる。逆らわない脱力、たおやかさこそが極意である。
彼女の中に強さはない。強さが発揮されるとすればそれは他者に対してである。
他者を鼓舞する時、他者の力となる時はじめて彼女に強さが生まれる。
その強さは強さ自体の弱みをもたず他人にパワーとして転用される。
深い
“正統な異端者”森村隆行に似た深さがある。
彼女は自分から出すということが低いため、
状況や聞き手が彼女の良さを引き出す以外に彼女の深淵に触れることができない。
ただ、その深淵は外に出る。オーラであったり、雰囲気であったり。
なにが面白いというわけではなく、己が笑わされるというのはその深淵の余波に
笑わされているのだと思う。
森村隆行の場合、外見が非常にスタンダードなため更にそのスゴさに気づくことが
困難だが、彼女の場合は器量がいいので皆、良さに気づくことができる。
だが、なにがいいのかはほとんどの人が分からないままであろう。
すばらしい。
国姫(こっき)だ。
投稿者 多苗尚志 : 13:38
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[ 武山玲子伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
06.03.24 金曜日
多苗尚志のサシ呑みクルセイダーズ 谷口正俊
“嬉しい好漢”谷口正俊は弊社の株主である。
谷ちゃんに社長の“s.t.r.e.n.g.t.h.h.o.n.o.r”今井裕一を紹介されて、己は転職したのです。
今日は株主総会だったのでそのままの流れで谷ちゃんとサシ呑み。
年が明けて以来、谷口株が急騰しているらしい。
つまり、すごく忙しくて誰にも会ってないらしい。
谷口正俊に会いたいと思ってもみんな会えないのだ。
ラッキーだわ己。
家が近いので22時くらいから呑み始めてもたっぷり呑める。
さすがにお子さんがいて奥さんが家で待ってるから終電を越えることはできないが。
わがまま言って遅くまでつきあってもらった。
きーちゃん(“混交の中に光る玉姫”浅田貴世子)ごめんね。
旦那さん、お借りします。
もう何度サシ呑みしてるだろう。
この人とは何度呑んでも大きな発見がある。
そしてよく己のことを理解してくれてる。
ある程度、言葉の定義をぶらしたままでも話がつながる
「含み言語で話せる中」
「話せるねぇ」という感じなのだ。
そして魂のつながりを感じる。
今日のサシ呑みだって元から考えていたわけではなかった。
株主総会で会えるというのは分かっていたが
忙しいだろうし、呑めるだろうとは思ってなかった。
会社の繋がりがあるとはいうものの、やはり年が明けてから彼に二回出会っているのは
偶然であり、シンクロであり、そのシンクロは必然である。
何度も話していることだが、彼との出会いは「バーで隣に座った」ところに始まっている。
出会うべくして出会った巨人という印象が強い。
彼との出会いに感謝。
写真はなんかの話で彼を「え!?」とびっくりさせたところに
フォーカスがあったところ。
己が撮った彼の写真はこんな顔が多い。笑。
なんの話かは忘れた。
彼との呑みはいつもそう。
メチャクチャ刺激的で示唆に富んでいて
もっと話したいもっと話したいって感じでガンガン語っているのだが
酒がすすみ過ぎて記憶が気持ちよく飛ぶ。
まるで、高級フランス料理を喰ったがすぐに吐き出してしまったような
勿体なさがある。
だいじょうぶ。
いちいちなにを話したか覚えて無くても脳にはいったんプリントされている。
魂が記憶している。
投稿者 多苗尚志 : 17:18
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[ 谷口正俊伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
06.03.22 水曜日
多苗尚志のサシ呑みクルセイダーズ7 早川有紀
“早稲田の女番長”早川有紀とサシ呑み
彼女とは五回くらいサシで呑んでるかな。
サシで呑めるというのはやはりある程度の魂の共感がないとできませんよ。
彼女とサシ呑みができることに感謝。
二軒目のカフェでは眠くなっちゃってゴメンネ。
投稿者 多苗尚志 : 17:12
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[ 早川有紀伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
06.02.23 木曜日
多苗尚志のサシ呑みクルセイダーズ6 千秋毅将
鶏が食べたかった。
駅前にケンタッキーがあったので、そこで4本くらい喰いたい気分だったが千円を超えてしまうので
やめた。
今日は我慢しとくかなと思い、大人しく電車に乗り帰路についた。
品川駅で乗り換えるときドアの外で待っている倭(おとこ)は“マネジメント天将”千秋毅将ではないか。
まぁ当然呑みにいくことになる。
「鶏が食べたいんだよね」とリクエストすると、
「鶏か…」と言い、彼の品川サーチエンジンがくるくる作動する。
そしてビル地下のおしゃれなデートかエクゼグティブな会合に使われるような店に連れられていく。
「己、あんま金ねぇぞ。」
「金はだいじょうぶだから。」
己の友人は、己に反して金持ちが多い。
「だいじょうぶだから」と言われて安心できるお金持ち友人 7傑
(お金持ち自体はもっといる。)
“マネジメント天将”千秋毅将
“正統な異端者”森村隆行
“ニヒルな眼鏡氏”今村英之
“ちくび”吉田秀樹
“社長ギタリスト”土屋青朗
“クールな熱”藤沢烈
“嬉しい好漢”谷口正俊
カウンターでふたり並んで酒を酌む。
料理がどれもうまいが、カッ喰らうわけにはいかない雰囲気のため
胃を「ゆっくり噛みしめ味わい」モードにシフトする。
これで量が少なくても満腹だ。
千秋の近況を伺ってみる。
相変わらず自分から好んで飛び込んでいってるんじゃないかというくらいに不幸な倭だ。
「まるで世界の不幸はオレがマネジメントするからお前らはシアワセに生きろ!」
といわんばかりに。
もう財布を亡くしたとか、彼女にフラれたとかそういうのは彼の前じゃホントかすんでくる。
なぜかシアワセに対して天の邪鬼な千秋にこんな質問をしてみた。
「千秋はどんな人間になりたい?どうなりたいの?」
この質問はありふれた質問だが己の聞きたい答えは
「人の役に立つ人間になりたい」とか
「年収2000万円稼ぎたい。
一日の労働時間は6時間で、残りの時間は家族とテラスで食事、
読書、そして毎週末はジョギングで気持ちいい汗を流す、
週末は絶対に仕事しないことにするから、
月の労働時間は、100時間にとどめる。」とか
そんなんじゃない。
そんなことを聞きたいんじゃないんだ。
その、なんつぅか、えーと…
こっちが勝手にあたふたしてるのと対象的に千秋は
「んー」と落ち着いて考え、一言。
「悟りたいね」
爆笑。
いや、笑うっていうか、あんた最高だよ。
「お前なら悟れる!」と太鼓判を押した。
その後も2人で痛飲を続けた。
千秋の誕生会が彼行きつけのバーで開催されると言うことで
この濃い呑み会は1時間で閉幕となった。
会計がテーブルで済まされる。
レシートを千秋が奪う。
おい、千秋、高いだろうに、己もいくらか払うよと言うと
「いいのいいの、エータナはいいから」と言って
計算を始める。
「じゃ、エータナ君は5千円でいいよ。」
え?
こんな時、お前イイ奴だなって言えばいいのか?
千円を避けてその5倍にぶつかってますけど。
いや、でも真面目な話、今日は千秋に会えてよかった。
1時間の呑みだった。
1時間。
ランチと変わらない。
1時間じゃ大阪まではいけない。
1時間もあれば2億稼げる。
1時間もあれば千秋毅将と語れる!
友とふたりでカウンターに座り、酒を交わして爆笑する。
この世の最高の歓びだ。
我々が死ぬまであと何時間?
1時間はこれほどまでにフレキシブルだ。
2、3日前、千秋の誕生日にメールでメッセージを送った。
(千秋は“嬉しい好漢”谷口正俊と同じ誕生日)
メッセージを送ったのだから当然、奴のことをイメージした。
今なにしてるのかな?
最近どうしてるのかな?
そして2、3日後の今日、品川でバッタリ出会って呑んでいる。
「千秋、なんか前から約束してたような呑みだったんだけど」
「え?約束してたでしょ」
ですな。
投稿者 多苗尚志 : 10:43
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[ 千秋毅将伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
・バッタリ!
]
06.02.10 金曜日
多苗尚志のサシ呑みクルセイダーズ5 森村隆行
他団体MTGを終え、“ふらふらライター”基太村明子(あっこちゃん)と別れ、
己は“正統な異端者”森村隆行(森さん)と一緒にそのまま森村邸へ。
そのままという言葉がしっくり来すぎる程に自然な運び。
森村邸に着く前にふたりのいきつけの焼鳥屋へ。
森さんから紹介されたこの焼鳥屋は多苗が知るうまい焼鳥屋現在一位だ。
ふたりでカウンターに座る。
おしぼりが出る。
生を頼む。
改めて森村隆行という倭を眺めてみる。
この倭、紳士であり、人格者であり、革命者であり、財界人であり、哲学者であり、強烈な魂の存在である。
当サイトで何度も彼の素晴らしさを語ってきたが
それをアテにして彼に出会う者はしかし、彼の深淵に辿り着くことが出来ないだろう。
なぜなら、彼は正統な異端者だから。
容貌はスーツ。いたって正統。
言動もまたいたって正統。特に初対面者には礼節を欠かない。
正統であるが故に彼の深淵に辿り着けない。
誰も彼を本気にさせることができない。
昔話とこれからの話を肴に鳥と酒を酌む。
この倭と親交の歴史を重ねられていることに深謝。
投稿者 多苗尚志 : 00:22
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[ 森村隆行伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
06.02.07 火曜日
多苗尚志のサシ呑みクルセイダーズ4 梶本恵美
その女は宇宙と調和していた。
東の京に住まいながら、毎日1時間の公園散歩を愉悦とし、
それをしない日は調子が悪いという。
宇宙と体との調律を目し体操を欠かさない。
機会や人と出会うのも何日も前から約束をするようなことはせず
流れに沿って会う人に出会う。会わない人には会わない。
彼女とは渋谷・宮益坂のビックカメラ前で待ち合わせたが
彼女は場所がよく分からなかったようで迷っていた。
「東京に住んでもう何年にもなるんやけど、未だにようわからんわ。」
石と鋼鉄から成る都会の森では迷ってしまうのかもしれない。
“宇宙神秘”梶本恵美である。
出会って以来、この人は面白い!と思い、サシ呑みを申し出た。
しかし、多忙な彼女は都合の合う日がなく唯一、空くかとみえた
火曜日も娘さんの誕生日だから一緒にいてあげたいという。
それを過ぎると一週間以上先の約束となってしまい、
そんな先の約束はしたくないと云われる。
しかし、己には会えると分かっていた。
案の定、娘さんは誕生日を友達と過ごすことになり、
梶本さんのその日が空き、呑めることになった。
分かっていた。
なぜなら己も会う人と会うから。
己のイメージが梶本さんと呑むことを描いていた。
魚を食べにいく。
波長がとても合う、心の旅のような呑みでした。
投稿者 多苗尚志 : 11:47
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[ 梶本恵美伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
06.02.03 金曜日
多苗尚志のサシ呑みクルセイダーズ3 眞形隆之
眞形隆之氏とサシ呑み。
18日に会った時、この人はただモンじゃないと直感した。
マガティさんと会った時、周りのお友達が
「マガティは天才なんだよ」と言っていた。
風評って正しいと思うのだ。
マガティさんは昔、テレビ業界で働いていて今はフリーで出版関係をやり、イベントのプロデューサーをつとめているとのこと。
その溢れ出すアイディアによいしれた。
おもしれぇ!
更に人格が丸く愛にあふれた言動。
この人はすばらしい。
この人好きです。
面白いと思った話。
「テリー伊藤さんは企画会議でまずでっかいアイディアを出すのね。
それが誰も思いつかないようなアイディアでしかもすごく面白い。
ホント面白い。だけどそれはテレビじゃ出来ないから
じゃあ、これとこれだけやってみるかってテリーさんのアイディアの縮小された物が
番組になるの。よくアイディアを出す時って小さいことから大きくしようとするけど
それじゃダメ。大きいものから小さくしていかないと。」
投稿者 多苗尚志 : 11:52
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[ 眞形隆之伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
06.02.01 水曜日
多苗尚志のサシ呑みクルセイダーズ2 松尾飛鳥
“Bittersweet”松尾飛鳥とサシ呑み。
あすかとは転がる石にこけ蒸さず仲間で、お互いあれやったりこれやったりと転がっていたのですが
最近は、大学院に入り、研究に没頭し、私はこれだ!というものをみつけたらしい。
さみしいわ。
色々と陥る部分も似ているなどイイお相手である。
酒がしみじみとうまい。
投稿者 多苗尚志 : 11:53
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[ 秋山飛鳥伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
06.01.12 木曜日
多苗尚志のサシ呑みクルセイダーズ 1
今年から始めようじゃないの。
100人とのサシ呑みできるかな?
--
20時5分。
四谷三丁目の地下鉄出口を地上に上がると、
消防署前の大きな交差点を自動車が行き交っている。
倭[おとこ]が向かいの信号に待っているのが見える。
倭の風貌は只のサラリーマンである。
スーツに黒のロングコート。
やはり書物が入っているのだろう、右に学生時代と変わらず重そうな黒い鞄を提げている。
信号を待つ者は老若男女8人程。
倭を含めて特に目立った服装の者はいない。
だが、ただ一閃。
8人の草むらからただ一閃。
都会の絶え間ない自動車の往来の間隙を、倭の凶々しい眼光だけがこちらを貫く。
彼の眼鏡の下より貫く。
その倭、マッド。
ただし、科学者に非ず経済学者。
“マッドエコノミスト”外木暁幸がこちらの岸に渡ってくる。
「多苗くぅん。5分遅刻だよ?」
外木暁幸。またの渾名[あだな]を“最強弁士”。
1996年来の友。
経済・政治・社会・数学・美学・ゲーム・アニメ・人生哲学までを一気通貫する最強の論客だ。
96年来、己は彼が論破された時を見た事がない。
論陣の地に膝をついたのを見た事がない。
I have never seen…その…なんだ…。
96年来、外木と己と“極悪犬”仁藤和良と“オニイサンオブマツダ”松田能成が仲良しであった。
我々4人を貫いていた命題は「社会との関わり方」であり、「成長」であり、
それらの命題から導かれた世界観を共有していた。
時は流れ2006年。
おそらく4人の中で唯、己だけが「成長」を放棄し世界観を書き換えた。
その新しい世界観を以て外木と対峙する。
外木暁幸はひとつ上という事もあって、4人の中でも抜けた存在であり
3人は多かれ少なかれ彼を畏れていた。
畏友である。
その彼にサシで対峙し、現在の己の世界観をもっていくのが今日だ。
果たして己はそれを通したという感覚を得た。
それは彼に膝をつけさせるという形ではなく
おのが道を朧気ながらにも表明するという形をもって。
二軒目のビールがうまかった。
シアワセを感じる。
我が人生において、この倭とあと何度こうした酒を酌めるだろうか。
投稿者 多苗尚志 : 18:23
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[ 外木暁幸伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
07.09.29 土曜日
多苗尚志のサシ呑みクエスト63
大野けいすけと目黒でサシ呑み。
また目黒かよ。
目黒づいている。
「どこで呑みます?」
「んーと、じゃあ、目黒で。」
目黒になにがあんだよ。
渋谷はアクセスいいけど、イイ店あんまないじゃん。
街が若いし。
新宿ならいいけど、今の己から遠いし。
恵比寿は好きだけど高いから
目黒?
けいすけくんとは価値観や笑いのツボが似ている。
もう、これはイキナリ、語る必要よりも、共有体験を重ねる必要性の方が高いと知った。
呑みの後、カラオケ。
サシカラオケも最近珍しくない。
けいすけくんは、高校の時に国立を目指すレベルのサッカー野郎だったらしい。
そのメッチャクチャ練習した話を聞いた。
日本代表のなんとかとも試合をしたことがあるらしい。
すまん、己も高校サッカー部なのに、サッカーに興味が亡くてよく覚えてない。
なんだっけ…日本代表のカニーヒアだっけ?
いや、そんな名前じゃなかったな。
ま、いいや。とにかく極限のレベルというのがあって、
メチャクチャ練習してたけいすけくんでも彼らの前では子供扱いだったらしい。
ハンター×ハンターとか、ドラゴンボールとかグラップラー刃牙とかのイメージが浮かんだ。
なんかマンガにあるような「大人と子供の差」というのは現実に存在するらしい。
その高校は毎日、フルマラソンをした後に練習が始まるらしいからね。
フルマラソンのためだけに半年くらい要した己の立場はどこへ。
あと、けいすけくんからオススメのアーティストとしてハナレグミを教わる
※大野けいすけから『スポーツのとんでもないレベル』『ハナレグミ』の薫陶よろしきを得る
投稿者 多苗尚志 : 10:06
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[ けいすけくん伝
・友から薫陶よろしきを得る
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
07.09.28 金曜日
多苗尚志のサシ呑みクエスト62
“短眠に秘める決意”村田さやかとサシ呑み。
目黒で。
最近、目黒づいてる己。
さやかに、目黒の店を教えてもらう。
あ、この界隈イイ。
こんな店があったとわ…。
さやかには、前にサシ呑みを誘ったけど、
やんわりと断られて、今まで誰かしら一緒に呑むというカタチをとっていたが
ここにきて、ようやくサシ呑みが実現。
丁稚だって、なんだって段階があるのだ。
前からさやかに聞こうと思っていたことをまとめて一気に聞けてお得でした。
投稿者 多苗尚志 : 09:55
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[ 村田さやか伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
07.09.21 金曜日
多苗尚志のサシ呑みクエスト61
そのまま千代田綾佳とサシ呑み。
びっくりした。
恋愛観というか恋愛の悩みというかなぁ、それが全く一緒。
こんなに一緒な人は初めて!
一緒の人には洗いざらい話せるんだなぁ。涙。
いや、話すことは今までもできたけど、結局分かってねぇモンあいつら!涙。
初めてだ!君みたいな人は。涙。
結局ねぇ、みんな、中2で初めてつきあったとか
高3でつきあったとか、
オマエらみんな、恋愛エリートじゃねぇか!!!
あれ?あやかも最初は中学とかだったっけ。(おや?)
投稿者 多苗尚志 : 01:58
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[ あやか伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
07.09.17 月曜日
多苗尚志のサシ呑みクエスト60
“美白鶴”鶴田健とサシ呑み。
中目黒で呑む。
裏のないストレートな発言が気持ちいい。
こちらもストレートで応えようとするが
言葉足らずか真意が伝わらず、申し訳ないことをしたかもしれない。
呑み場を変えてバーへ
カクテル一杯ずつとおつまみひとつで一万六千になるバーは初めてだ。
こうした体験がふたりの思い出になるならば2万でも安い。
投稿者 多苗尚志 : 11:45
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[ 鶴田健伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
07.09.16 日曜日
多苗尚志のサシ呑みクエスト59
昼起きて“vard”赤荻朋子とサシ呑み。
04年に出会って以来、初。
昼からなんでそんな呑んでないです。
色々、新発見もありましたけどね、なんというか己の知ってる赤荻朋子で
一緒にいて楽しい、ピースな時を味わえます。
彼女は己のことをよくみてるしね。
あー、よくみてるよ。
昔から。
赤ちゃん、いつもありがとう。
投稿者 多苗尚志 : 13:36
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[ 赤荻朋子伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
07.09.15 土曜日
多苗尚志のサシ呑みクエスト58
“淫靡な淑女”有馬友恵を吉田良太君に預けて、
己は東横線で学芸大前まで。
預けるという感覚がいい。
保育園みたいな感じだったな。うん。
学芸大で梶山啓介と初のサシ呑み。
己は、こいつに“小さくてもピリリと辛い小岩”佐々木孝仁的才能を感じていて
また無理矢理できる友が増えるなと、今日ワクワクしていた。
語ってみると、なんか綿を口に入れてるみたいな感じで
なかなかストレートな言葉が出てこない。
イマイチだなぁと思って、とりあえず銭湯に征く。
かじ曰く
「まりちゃん(“がちゃぴん姫”宮下麻里)に団長(多苗)と呑むと
銭湯に連れてかれるので注意!とか言われてたんスけど
その通りになりましたね。」
場所を変えて語る。
こいつはたかじんに似てると言うより、むしろ己に似たテキトーさを持ってる
倭だというのが分かった。
でも、ようやっと本音ベースで語れるようになったので
今回はその収穫でよしとするか。
投稿者 多苗尚志 : 00:09
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[ 梶山啓介伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
07.09.05 水曜日
多苗尚志のサシ呑みクエスト56
恵比寿にて“マザー照れるさ”吉田真知子とサシ呑み。
“MAHY”吉田秀樹、“はやはやなはやや”吉田隼人のお母さま。
そのステキな半生について伺う。
「Q.もし、夢が叶うならば?」
もう一度息子たちの子育てをしてみたい。
今、ベビーシッターなんかをさせてもらうことがあるけど、
楽しくてしょうがない。
自分の息子たちの時はもう、なんにも見えなくて…。
ずっと怒ってたわね。
もうなんにもわかんなくて怒るしかなかったの。
息子たちは、よく育ったわねぇ。
感心しちゃう。
マザーテレサよろしく慈愛に満ちたマッチー。
しかし、いついつでもその慈愛をふるえてきたわけではなかったのだろう。
印象的だったのは、マッチーの中に
「他者であったり、社会であったりに対しての慈愛」という
テーマ・価値観がハッキリと据えられていることだった。
そのテーマ・価値観は借り物の考えだったり
薄っぺらいきれい事のレベルにとどまらず
何年も生きてらして、
母親の役割もとことん経験された上で生まれた彼女独自の確固としたものであった。
彼女が選択する行動、方向性、そして今こうして呑んでいる時の発言からして
『それが、他者や社会に繋がるかどうか。』
という判断基準にいつも立脚している。
これは新鮮だったわ。
面白いなと思った。
また、ええもんもらったわ。
串カツがおいしかったです。
※“マザー照れるさ”吉田真知子から『みんなや社会に繋がるかどうか』の薫陶よろしきを得る
※07.10.15加筆修正
投稿者 多苗尚志 : 10:32
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[ 吉田まちこ伝
・友から薫陶よろしきを得る
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
07.09.02 日曜日
多苗尚志のサシ呑みクエスト55
遂に“イタリア系ハンサム劇人”黒澤世莉とサシ呑み
99年にセリと出会って以来、8年越し初のサシ呑み。
まずはラーメンで腹ごしらえ
地下で語る。
セリと己って同じ乙女座でねぇ、なんかウジウジしたとこっていうの?
似てんだよねぇ。
驚いたのは初めてのサシ呑みにも関わらず発見は何もなし。
なんか己が知ってるままのセリちゃんがいました。
あれだなぁ、改めて思うのは
セリはやっぱり芝居の演出家なわけで
彼の作品には彼がそのまんま表現されている。
これはスゴイことだと思うよ。
芝居に生きる者を知るなら、酒と言葉で知るなど愚。
彼の芝居をみることで彼を知れ。
投稿者 多苗尚志 : 15:53
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[ 黒澤世莉伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
07.08.31 金曜日
多苗尚志のサシ呑みクエスト54
己が人とサシで呑む起点は3つだ。
1.己から誘う(72%)
2.なんとなく匂わせた己からの誘いに向こうが乗ってくれる(21%)
3.向こうから誘ってくれる(14%)
今回は2のパターンで成立
小池俊光とサシ呑み。
わざわざ蒲田まで呼んでおいて日高屋かよ!
しかも、麻婆飯出てくるの遅いのかよ!
「いやー、今日、0時から予定があんだけど小池ちゃんも来る?」
「え?いや…まぁいいですけど、なんですか?」
「まぁまぁ」
って鳥の聖地へ
ここ来たらもう、いくとこひとつしかねぇじゃねぇか。
前日に“白いハヤブサ”森村ゆきに勧められていた
ほっけを頼む。
勧め通りメチャウマ。
ほんとここは鳥の聖地であり、他のメニューもなんでもうめぇなぁ。
小池ちゃんの家族の話なども聞けてグレートでした。
これからもどうぞよろちく。
投稿者 多苗尚志 : 15:32
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[ 小池ちゃん伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
07.08.27 月曜日
多苗尚志のサシ呑みクエスト53
飛行機って酒が出るじゃなーい。
ちゅうわけで、緊急!空のサシ呑み
多苗尚志のサシ呑みクエスト53番目のお相手は
佐藤じゅん!
“白いハヤブサ”森村ゆきの高校時代の同級生ということで
今回、ツアーからのパラサイヨ参戦となったが
これが弩ハマリ!
超合金的意気投合を魅せました。
じゅんちゃんは相当イイね。
高校を卒業してから世界を回って、ただ放浪するだけじゃなく
生活してきた。
ゴージャスな生活から底辺の生活まで様々味わってみえてきたものを
己と共有してくれる。
今の仕事の他に、自分のやりたいことは別にあるけれど
仕事ではいっさい手を抜かない。
それは高校で国立出場レベルまでサッカーで鍛え上げた根性。
体育会系とかスポーツが好きな人に多い素晴らしいところは
あきらめない・手を抜かない・自分を甘やかさない
などの点であるように思う。
己は、スポーツなんかくだらねぇ。
本気になるものは学校を卒業してからくるものだと思っていたので
卒業しても尚、本気になれないというイソップ童話の結末みたいになってしまっています。
佐藤じゅんと相当意気投合です。
投稿者 多苗尚志 : 12:23
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[ 佐藤じゅん伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
07.08.03 金曜日
多苗尚志のサシ呑みクエスト52
その女とは5年前に知り合った。
自信のない女だった。
「私はダメだから。私はダメだから。」
世の中に弱者と強者がいるとするならば
その決め手は自分で自分をどう思うかにかかっているのではないか。
その意味で彼女は弱者であった。
己からは彼女を弱者だと思ったことはない。
ただ自分で自分は弱者だからと言ってきかないものだから
「はぁ、そうなんですか。」としてきた。
5年のつきあいにして初めて彼女とサシで呑む。
“コンプレックスを太陽に変えるひまわり”岩崎久美とだ。
彼女は“夢プロデューサー”和田清かと共に有限会社私には夢があるを経営している。
5年前、まさにこれから起業をせんという和田にくっついていき
以来、和田から仲間からお客様から数々のダメ出しを喰らいながらここまでやってきた。
彼女には自分はダメなんだという前提と
ダメ出しはすべて正面から受け止めるという姿勢があった。
いつしか彼女は輝きをみせて、自分の言葉をつむぐようになっていった。
初めてのサシ語り。
存分に岩崎久美という人を魅せてもらった。
すごい、と思った。
彼女の話は、これまでの失敗と経験と対策の宝庫。
そして更にすごいと思ったのは
彼女は、私には夢があるの社長に就任している今も尚
「私はダメだから」
と言い続ける。
い、一貫している…。
成功者と呼ばれる人間たちは「謙虚」を目指すという。
だが、ふとした拍子に私が、私がと我が出てきて
「いやぁ、まだまだですな」などとのたまう。
岩崎久美は!
謙虚を目指すなんて話自体がお笑いかのようだ。
最初ッから謙虚なんですから。
彼女の場合、謙虚なんて、言葉自体浮いていて意味がないかもしれず、
だが、しかし彼女こそが謙虚の意味じゃないか。
痛快ですらある。
己は彼女をみていて「ロードオブザリング」を思い出した。
伝説の魔法使いや、弓の巧いエルフや、力強い剣士といった英雄たちがひしめく中
世界を滅ぼす魔力を秘めた指輪を手にすることができるのは
ただの人間よりも弱いとされる小さなホビット。
彼女はそれだ。(ホビットなの!?)
敬愛すべき“弱者のカリスマ”
彼女は、己には絶対真似できない方法論で人生を渡っている。
この女がスゴい
※岩崎久美は最高の友です。
投稿者 多苗尚志 : 04:19
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[ 岩崎久美伝
・出世魚の如くあだ名の変わった友たち
・概:エピソードからみるその人の魅力
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
07.05.30 水曜日
多苗尚志のサシ呑みクエスト50
きたぞぉ
50人目
“UNDERGROUND”室井コカヲ
メールはしてたけど、リアルにお会いするのは2年ぶりくらいかな?
○○金目当てで殺されかけてずっと意識不明で入院していたんだそうです。
いやー、さすがミスターアンダーグラウンド。
地下街ですなぁ。
コカヲとは己がファッションショーでモデルをやったクラブのバーで出会った。
いつも誰かを交えて呑んでいたがサシで呑んだのは初だ。
己は今、会社が蒲田にあるのだが、彼も復帰後(笑。)田町に勤め、
ちょうどいいからということで呑んだ。
「蒲田は還り道ですし、いつでも寄れますぜ」
と、頼もしい言葉をいただいていたのだが
すぐに池袋勤務になってしまった。
コカヲは今度はいつ会えるか分からない感が最高の友です。
投稿者 多苗尚志 : 21:48
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[ 室井コカヲ伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
07.05.28 月曜日
多苗尚志のサシ呑みクエスト51
肩凝りがひどい。
姿勢が悪い。
背を丸くして胸が絞められていてそのせいで呼吸が浅くなっている気がする。
右半身と左半身がズレてる気がする。うまくリンクしてない感じがする。
てなわけで、色々整体院を探していたわけだが
おや、なんとまぁ会社の近くにあの方たちがいたことに気がついた。
本田家のみなさん。
本田温志
“三位一天使”本田三佳の夫妻と
本田明日美
本田あんの娘ふたり。4人家族。
温志さんが整体(生体という)師でいらっしゃる。
本田家とは本田三佳が「私には夢がある」のスタッフでそれが縁だ。
「夢アラー」のみんなで食事をする機会にはよく家族4人でいらしている。
「私には夢がある」という同じコミュニティに属しているが
これまで、己は本田家とは“スピードの哲人”清水宣晶や“藍田玉を生ず”五十川藍子と
比べれば格段に縁が薄かった。
特に旦那さんの温志さん
温志さんのことをみんな「あっちゃん」と呼んで親しくしている。
しかし、己は今までお名前を呼んだ事もなかった。
話した事もなかった。
9回以上、お会いしてると思うが一度も話していなかった。
あいさつすらしていなかった。
なぜか。
必要な機を待っていたからだ。
同じコミュニティにいるということはある種の精神背景は共有していると云える。
で、あるならば、あとは機だけだ。
何度も顔を合わせておきながら、あいさつもしないというのは不自然で無礼な話でもあるが
己はそれ以上に中途半端に話し掛けて上っ面の話をすることになるのが嫌なのだ。
これはパラサイヨなんかでも言える事だ。
必要な人とは必要な時に出会う。
無理矢理、顔だけつないでおくというのは好きではない。美しくない。
己はそう思う。
今回、整体ということで情報を集めている間に本田家の事が浮かんだのは結構後のことだ。
もし、彼らのことが浮かぶ前に、他の整体師と出会っていたらそれまでだろう。
もしかすると死ぬまで本田家とは縁がないかもしれない。
それはそれでそういうものなのだ、と己は考える。
果たして、機は熟した。
己は本田家へ向かう。
お宅に施術室がある。
まず、問診から始まる。
名前と職業を尋かれる。
改めてあいさつをして、職業を説明した。
温志さんは、初めて知ったという反応をしていた。
そういうものだろう。それでいい。
そして、もしかすると、温志さんも己と同じ考え方かもしれない。出会いというモノに対し。
温志さんと呼ぶ事も今日決まった。
会話の流れの中でなんとなくそう微調整されていく。
気がつくと己は「ひーちゃん」と呼ばれている。
うん。
それでいい。
温志さんの施術が気に入った。
とてもきもちいい。
己は伏臥し、身体を温志さんに貸す。
精神が温志さんの隣に体育座りして「どうですかねこの身体」と一緒に診ている感じだ。
身体を貸している間、「健康」や「宇宙」や「歴史」についての考え方を
ふたりで語り合う。
酒は要らない。
酒のかわりに己の身体を触媒にして語り合おう。
己の大体のスタイルとして、つきあいのはじめはひたすら聴き手に回り
相手のことをある程度つかんだ、あるいは自分の事をわかってもらえたという
感触があった時に初めて自分の事を自分から語り出す。
しかし、温志さんにはいきなり自分から語り出す。
機が熟している事を感じる。
「体は1回では治らないですから、よければまた3週間後に来て下さい」と言われた。
望むところ。
それくらいの周期がいい。
本田温志と己の歴史が今日始まった。
投稿者 多苗尚志 : 01:31
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[ 本田明日美伝
・本田温志伝
・本田三佳伝
・五十川藍子伝
・清水宣晶伝
・本田あん伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
07.05.27 日曜日
多苗尚志のサシ呑みクエスト49
先日、“哀愁のチャタ”長井健太郎(ちゃ蔵)のパフォーマンスをみた縁で久々にサシで呑む。
着々とパフォーマーとして完成度を高めていくちゃ蔵。
ちゃ蔵はいいねぇ。
自由なんですよ。
基本的に毎土日働くだけで月の稼ぎはとれちゃうからね。
いや、楽という意味ではないよ?
だけど圧倒的に時間が出来て、ちゃ蔵はその自由な時間をちゃんと自分を磨くために
使ってるんだけどさ。
そういう豊かさというかな、それがすごくいいんだよね。
もちろん、己に伝わってくる。
時間が限られていて短い呑みだったが
己はちゃ蔵との呑みがいつも好きです。
ちゃ蔵と出会えたのは“太陽王子”岩下均のお陰。
均が大学時代にパントマイムサークルに入って、そこの先輩がちゃ蔵だったわけ。
均の誕生パーティーの時に友情出演して頂いてそれからの縁。
一緒にスキーにいったり、長野の彼の実家を訪ねたり、ルームシェアもして…。
均にも感謝だね。
投稿者 多苗尚志 : 00:52
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[ 長井健太郎伝
・岩下均伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
07.04.28 土曜日
多苗尚志のサシ呑みクエスト 48
パラカップの集客をしたお陰で思わぬ友とのサシ呑みが実現した。
関係が続いてる友の中で最古の友人
松村洋祐
81年に出会う。
同い年。
互いの誕生日を、月と日をひっくり返すと互いの誕生日になる。
同じマンションの103と203に住んでいた。
以来、床をぶち抜いて階段を取りつけた方が早いんじゃないかと(何度も考えた)思うくらい
毎日のように往き来していた。
まぁ、365日のうち、己が彼の家に征くのが301日、彼がうちに来るのが2日という比率だったが。
小学校の1.2年しかクラスが一緒になったことがない
幼稚園、高、大学が違う。
小、中、予備校が一緒。
中学校で彼が引っ越す。
松村家は6人家族4人兄弟。
全員の性格をよく知っています。
で、今日会うのは前回のパラカップを抜けば2年半ぶりの再会。
パラカップで会ったと言っても「おお、洋ちゃん」「ひさしくん。来たよ。」「サンキュ」
で終わりですから。
こうしてサシで外で呑むのは26年の歴史の中で初じゃないか?
新宿で呑む。
ふたりとも征ったことのない高そうな店で呑む。
五時から。
この呑みは最高だった。
パラカップの集客をしていて、彼は来れないということだったが
「ちょっとさ、来週の土曜日呑もうか」なんつって実現した。
中学以来、サシではほとんど話していなかった。
なんつぅか彼は己の兄弟であり家族である。
己は独りっ子なので言えた義理ではないが、
兄弟と同じ学校(小学校なり中学校なり)というのはこんな心境なのではないか。
つまり、
彼のことは知り尽くしているけれど、互いに住む世界が違うし干渉しない。
中学で家が離れて以来、いつでも近づいて深く相手の中に入れると知りつつ
部活も友達も違うから離れていた。
高校も違う学校になったし、大学受験ではそもそも文理に別れて興味も違う。
いつでも近づけるさ。
本当?
一抹の不安はあった。
否、超一級のエンタテイメント呑みになった。
最ッ高!
ビスケット・オリバが昔言っていた。
「まるで20余年前に樽につめたワインを今から栓抜いてグラスに注ぐような」
浦沢直樹のミステリーの中にいるようだった。
岸部露伴が墓を調べていて自分の過去を知ったようだった。
「(こんな衝撃の事実を忘れていたなんて…)僕のスタンド『ヘブンズドアー』(相手の過去は全て読めても)自分の過去は読めない、か…」
20年前から自分を知っている者が語り出す自分も忘れていた思い出。
ゾクゥッと鳥肌が立つ。
粒立つ血液
重厚なるグラビティ
「自分でも、最悪だなと思うんだけど、
僕は全く協調性のない嫌な人間だった。
吉ちゃん(吉田学)や
ともくん(花田智彦)と一緒に野球をやってても
今のがストライクだ、いや、どうみてもボールだろって言って
僕だけストライクだって言い張って、もうやめた!って途中でかえっちゃうんだよね。
家に帰って『ボールだった』って思うんだけど。笑。
で、みんな呆れてたけど、ひさしくんだけが次の日も次の日も
フツーに仲間に入れてくれた。」
!!!!!!!!!!!!!!!!
あったなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
そんなこと
まったく忘れてたよ。ギャハハハハ
あったなぁぁぁぁぁぁぁぁ
次の日も誘うことになんのためらいも疑問もなかったよ。
ああ
よかったなぁ、あの頃の己。笑。
互いに記憶を交換し合って
とても最高な夕べを過ごした。
酒が進む
串が増える。
山と積まれた記憶のがらくた
一番下に敷かれている灰色の鉛の円盤を引きずりだしてもらったよ。
ふたりで昔みたいにフリスビーにして投げ合っていたら、
また色がついてきてまだ使えることがわかった。
円盤の穴に鏡をはめこんだら今の自分が心の中までよく映った。
投稿者 多苗尚志 : 00:10
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[ 松村洋祐伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
07.04.22 日曜日
多苗尚志のサシ呑みクエスト
写真は紛失し、日も定かではないが
“通訳美少女”脇坂理永とサシ呑み。
中華喰いまくり。
彼女は04年より“ムーブメント団体”パラサイヨの同士だが、
学生時代の98年に既に知り合いだった。
北海道のYOSAKOIソーラン祭りに東京代表のチームとして
共に踊った仲だ。
その頃の己は、軽い女性恐怖症(つぅかなんつぅか)だったので殆ど話さなかったが。
いずれにしろ初のサシ呑みだ。
同じ大学だったとは今年知った。
理永とはスゲェはまる部分がある気がするが
まだガチッとはまらない。
投稿者 多苗尚志 : 01:34
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[ 脇坂理永伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
07.03.14 水曜日
多苗尚志のサシ呑みクエスト46
みんなで呑むハズで店に来たが、さやかしか来ず。
じゃあ、ということでサシ呑みになりました。
さやかはやっぱり芝居が大好きなのね。
好きで好きで撃ち込むって姿、ステキです。
投稿者 多苗尚志 : 23:21
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[ さやか伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
07.03.12 月曜日
多苗尚志のサシ呑みクエスト45
“スピルバーグの遺子”畑泰介と田町でサシ呑み。
はたくんて、“闘魂継承”畑大輔と同姓同名なのね。
漢字違うけど。
サシで呑もうって言い出してからもう1年も経ったぞこの野郎。
どんだけタイミング合わないんだよ。
畑氏は映画監督です。
大学時代から映画を撮り続けてる。
彼とは同じ大学だけど、大学では会ったことないし、学部も違うし
学年もどうなんだ?
上か下かもわからん。
彼が、大学の時にある女の子をドキュメンタリで追っていて
当時、彼女は時々、己のうちに遊びに来ていて
「男女外国人も合わせて7人でルームシェアしてる人がいるよ」と
畑君に耳打ちしたのが、畑君と己の出会いのきっかけだ。
こう打鍵[だけん。キーボードを打つこと]すると
その女の子を畑君も己も好きだったとかそんなロマンが期待されるが
そういうわけではない。
またこれだけ執拗に人の名前(顔も)(動画も)を出す己が
なぜ、彼女だけ名前が出ないのか謎めくが
それも別に甘い理由ではない。
まぁ、そうして01年に畑君と己は出会ったわけだ。
畑君も正面から話せる相手で良い。
今日も新しい作品の脚本を見せてもらうが
「つまんない」「わかんない」とか言っても
一向に揺るがない。
気持ちいいね。
後で「わかった」時にああ、これ面白いかも。
※このエントリをもって“スピルバーグの遺子”畑泰介が友いるKIに入伝しました。
投稿者 多苗尚志 : 21:44
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[ 畑泰介伝
・畑大輔伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
07.03.08 木曜日
多苗尚志のサシ呑みクエスト 44
“にこにこ配達人”紺野大輝とサシ呑み。
紺ちゃんとは、サシ呑み自体初。
02年の出会い以来実に5年越し。
紺ちゃんとは、真っ正面で話し合えるからイイ。
周りが聞いていると、「え?それって失礼なんじゃない?」ってことも
正面から尋く。
己も尋いてもらってイイ。
紺ちゃんは真っ直ぐだから
今のはムカつきましたとか
曲がった見方をしてしまいましたとか
そんな胸の内に隠しておくようなセリフもスッと出てくるから真っ正面で語れる。
たとえ胸の内に隠したとしても、「あの時邪なことを思ってしまいました」って
後で真っ正面から教えてくれるから真っ正面で語れる。
真っ正面過ぎてケンカしたとしても
真っ正面斬ってるから仲直りも早い。
大体、ぶつかった方がいいんだよ。
人と理解し合うならさ。
己なんか時々、わざとケンカを吹っかけたり、誤解されるようなことするモン。
心には全然悪気がなかったりする時も。
己は女性にはやさしいんだ。
女性とケンカなんかまずしない。
向こうが悪くても己が呑み込んじゃうしケンカにならない。
でも、本当はどうなんだ?それ?
やさしいって魅力なのか?
相手に嫌われるのが怖くてぶつかれないだけなんじゃないか?
もっと愛をもって正面からぶつかればいいんだよ。
中国の人とも韓国の人ともコクサイコーリュー(コークスクリュー?)とか言ってないで
いったん、わだかまり全部ぶつけてスッキリするまでぶちまければいいんだよ。
言いたいことあんだろ?
互いにさ。
少林寺とテコンドーと空手で闘えばいいんだよ。
己は、韓国と中国と日本なんて岩手県と徳島県と大分県の違いくらいでしかないと
思ってるけどな。
岩手と大分が戦争するとかギャグだろ?
いや、大きい違いがあることも分かるけど、結局はそういうことなんだよ。
あ~脱線した。
紺ちゃん曰く、
「あれ?いつだっけ?2年前の秋だっけ?むっちょり(“ビビリペンギン”武藤貴宏)の
アウトドア企画後の呑み会で、ひーくん、あの時あまりお金持ってない時代で(今も)
全然食べてなかったのに、オレが1人頭で計算しちゃって多く払わせてごめんね。」
「え?なんのことだっけ。」
すっかり忘れてましたよ。
まぁ、紺ちゃんは正面な人なの。
投稿者 多苗尚志 : 21:12
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[ 紺野大輝伝
・武藤貴宏伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
07.02.26 月曜日
多苗尚志のサシ呑みクエスト43
“樹里姐”ありさか樹里と蒲田でサシ呑み。
お宅が小平なのに蒲田までお越しいただいちゅう。
面目ない。
でも、樹里姐は笑顔。
この寛さこそが彼女の魅力を表しているように思う。
年上の方ですから評するのも失礼かも知れませんが
樹里姐は無邪気な明るさではない。
たぶん、いっぱいつらいことも哀しいことも経験されてきたように思う。
でも、それでも笑顔でいる。
北風のただ中でも笑っている。
強い明るさ。
それを彼女から感じる。
笑顔は強さだと思う。
投稿者 多苗尚志 : 18:05
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[ 樹里さん伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
07.02.23 金曜日
多苗尚志のサシ呑みクエスト42
今日も“ふわふわイラストレーター”川崎優子と呑む。
今日は食い倒れの街・なんばに連れていってもらう。
初めて来た。
お好み焼き屋へ。
ゆうはいつも、「アッハッハッハ♪」と楽しそうに笑っているのでよい。
彼女は98年に出会った時からイラストを描いていたいといって
いつも絵を描いていたが、
今ではイラストレーターとして、小学生用のキャラ文具を開発している。
以前、見せてもらった時より商品が洗練されている。
プロのマーケティング視点に立って商品を開発している。
小学生に実地でリサーチをして、
どれが好き?とか真剣に繰り返した賜物だという。
いくつかの作品はホントに己の心をとらえてやまなかった。
いいなぁ。
己、あまりお好み焼きって好きじゃないんだけどウマかった。
こうして、優と大阪で再会できることがしあわせでならない。
ありがとう。
投稿者 多苗尚志 : 18:15
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[ 川崎優子伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
07.02.21 水曜日
多苗尚志のサシ呑みクエスト41
サシ呑みクエスト40が吉田学で41がこの倭[おとこ]だというのは面白い。
金房毅である。
己のひとつ下。
己の生涯初の弟分。
80年に出会う。
己が幼稚園にあがる前。
金房家と多苗家はマンションでお隣さんだった。
毅が小学校に上がる前に金房家はアメリカへ飛び、
小学校4年で隣に還ってきて
中学にあがる前に実家のある神戸へ引っ越した。
今は家を離れて神戸に住んでいる。
今日は大阪・梅田まで出てきてもらってふたりで呑む。
奴は生き物が好きでクワガタから犬まで博く飼っており、
今はペットショップに勤めているが
初めて奴にカブト虫を魅せてやったのは己だ。
アメリカ還りと運動的にとろくさいのでクラスメートからはいじめられていたようだが
同い年の学や己なんかは仲良くしていたので彼の人格形成に影を落とすほどではなかった。
いじめられはしたもののやられ体質ではなく、
自分の考えを毅然と表明し、むしろ己が言っても聞かぬほどの頑固さを持つ。
小学校の頃は餓えているのかというくらいガリガリだったが
今はふっくらふくよかだ。
ガリガリな時のあいつと取っ組み合いをすると、ガリガリなくせに華奢ではなく
骨がゴツゴツ当たって痛かった。
奴の骨のイメージと性格の頑固なゴツゴツ感と毅然とした態度。
彼を“毅然武骨”と喚ぼう。
実に27年のつきあいということになるがサシで呑んだのは
今日が初めてだ。
最近の話を聞いてみると、
相変わらず人の話を聞かないことで痛い目を踏んでいる。
周りが「そっちにいくと痛い目にあうぞ!」と警告してるのに、
めでたくそっちにいって痛い目にあう。
しかし、奴のその態度、嫌いじゃない。
分かりたくないのだよ。
人の言葉なんかを呑んでなにを「分かって」いるというのだ。
自分で痛い目にあって、痛いと実感することを尊しとしたい。
よく、ガキの頃の友達はいつになっても変わらないという話がある。
総理大臣とヒラのサラリーマンとして再会しても
音楽大好きとスノボ大好きとして再会しても
昔と変わらず腹を割って話し合える。
それは、損得とか趣味が同じという理由でつきあいはじめた友ではなく
「出会ったから友達」として始まった友だからであろう。
彼は優秀な営業マンだ。
ペットショップの前は呉服屋に勤めていてそこで素晴らしい営業成績を修めていた。
今のペットショップではまだアルバイトの立場なんだそうだ。
ペットショップにおいては、1日に犬を2匹でも売ればその日は酒をうまく呑めるらしいが
バイトである彼は1日に20匹売る!
「はぁ!?」みたいな感じなんだそうである。
痛快だ。
チェーンが長野で新店オープンするらしく、
そこへ出張ヘルプでいってくれないかと頼まれたらしい。
バイトが出張ってどういうことだよ、と笑う彼。
その次の瞬間、笑いを止めて彼は語る。
「営業でトップをとるのなんて簡単なんだよ。でも、オレはそうじゃなくて
もっと普遍的なもの。人間のしあわせというものをみつめたい。
オレの場合それは『家族』なんだよね。」
誇らしき弟。
静かに熱く呑む我々の周りに梅田の喧噪が渦巻いていた。
※このエントリをもって“毅然武骨”金房毅が友いるKIに入伝しました。
投稿者 多苗尚志 : 14:04
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[ 金房毅伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
07.01.27 土曜日
多苗尚志のサシ呑みクエスト40
吉田学とサシ呑み。
こうして外できちんとサシで呑むのは初じゃないか?
仕事の話を聞く。
やはりフッツーのつまらなさそうなサラリーマン生活をしている。
責任を感じる。
なんとかしたらないかん。
だが、学と己は兄弟のようにつながっていても、お互いの後ろに広がる人間関係と
どうマッチングするかは微妙だ。
己がパーティーなんかに奴を誘ったことがないのもそこに理由がある。
小学校から高校以外大学も含めて学校は一緒だが、
同じマンション以外、人間関係のコミュニティがかぶった歴史はない。
少しむずかしい。
効果的な馴染ませ方を水面(ワインの)下で考える。
投稿者 多苗尚志 : 00:53
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[ 吉田学伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
07.01.26 金曜日
多苗尚志のサシ呑みクエスト39
“度胸・愛嬌・高原響”高原響とサシ呑み。
言われてみれば、前は力みがあったけれど、
今はスッと抜けて自然体。
「外では会社最高、仕事最高って言ってたけど、1年目ホンット大変だった。
泣いちゃう日もあった。
今はホントに会社が最高だと言える!」
優雅に泳ぐ水鳥の如く、水面では必死に足をばたつかせて成長してきた。
その今だから言える。
そしてオーラが柔らかくなったようにみえる。
成長が確実に外見に出ることを改めて感じさせて頂いた。
すばらしい。
柏の実家に還るので終電が早い。
0時3分渋谷。
オキョーがカラオケに征きたそう(しかし慎ましく表さないようにしてる)にしてるので
23時35分に「えぇい!」とカラオケ入店。
ふたりで4曲歌って、もう一曲歌いたい!というオキョーをなだめて
無理矢理斬りあげ、カラオケ店で別れてBダッシュ。
間に合った!
接続を間違えて、松戸止まり。
松戸から柏は一駅なのに恵比寿←→池袋くらいの距離なので松戸泊まり。
投稿者 多苗尚志 : 12:20
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[ 高原響伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
06.12.29 金曜日
多苗尚志のサシ呑みクエスト 38
“あちこ”町田明子とサシ呑み。
サシ呑みするタイミングはグッドに訪れた。
彼女は己が所属しているボランティアサークルPARASAIYOの仲間なのだが
全体的にメールが流れている中で
己が即レスをしたとき
彼女が「珍しく?!返信が早いっっっ!!!」
と返してきたので
はあ?この即レス魔神になにをいっとるかということで。
「これから一週間、君のメールを12時間以内に返す」と宣言した。
バトルスタート
敗けたら初めて女に土下座してやる、とか
モスバーガーに一緒に入ったら五回までおごってやる券を発行するなど。
4日目の朝にさっくりと敗けた。
老いたなぁ己も。
色々罪滅ぼしをしようと会い、サシで呑むことになった。
タイミングとはそういふものだ。
恵比寿。
焼鳥屋。
初めて呑む女性と赤提灯ってどうよ?
まぁ、己はよくそういうことすんだけど。
彼女は驚くほど受けの能力が高い。
大塚の自宅にいて、終電間際に電話で今から六本木来いよって言われて
面白そうだと思って飛んでいく。
…。
いやいや、痛い女を想像するなよ?
彼女はちゃんと女性らしさを残してます。
面白そうだと思ってという、自主性が境目やね。
女性らしさを残して受けが強いという点で最強の女性かもしれない。
己の変化球の質問にもイチイチ「え~なにそれ?」なんて、流れを断ち斬ることなく
しっかり受け止めて応えていく。
そうそう
それだよ。
粋だねぇ。
会話は粋に楽しむものだ。
投稿者 多苗尚志 : 22:45
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[ 町田明子伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
06.12.16 土曜日
多苗尚志のサシ呑みクエスト 37
“親分”市橋亮一は名古屋に住んでいる。
二児の父。
お医者様である。
学会に出席する関係で東京に来ていたのでサシで呑むことになった。
りょーちんとは97年以来9年のつきあいだ。
5つくらい上なハズだ。
りょーちんとは、まずあまり会わない。
10ヶ月に1回くらいだ。
会うと己は進化する。
りょーちんは、己の進化をひとつ引き出してくれる稀有な魂だ。
最長老みたいな感じだ。
なにを教えてくれるというわけじゃない。
でも、一緒にいると最高に楽しくて気持ちいい。
色々気づきがあったが時間が経ったので忘れてしまった。
でも、忘れるくらいがちょうどいいかもしれない。
己の血肉としてしみこんでいるということだ。
銭湯いって、サシで呑んで、カラオケ歌って、布団ひとつで寝たよ。
投稿者 多苗尚志 : 03:35
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[ 市橋亮一伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
06.12.08 金曜日
多苗尚志のサシ呑みクエスト 36
久しぶりだねぇ。
どれくらいぶり?
1年半?
そんなもんなんだ。
日下翠ちゃんとサシ呑み。
お会いしてない間に結婚しちゃってました。
おめでとうございます。
旦那さんの写真もみせてもらいましたが、
こいつイイ奴だな。
顔みれば分かるよ。
相変わらず楽しそうでハッピーそうでステキですね。
秋葉原で呑む。
酒も含め全部300円!
しかも、手抜いてなくてちゃんとうまい!
イイ店だ。
いいなと思った話
「結婚式でね、私のお父さんとお母さんに向かっておじぎするときに
でっかい声で「しあわせにしますから!」って。
こいつイイ奴だなって思った。」
(己もやろっと)
投稿者 多苗尚志 : 19:23
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[ 日下翠伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
06.12.04 月曜日
多苗尚志のサシ呑みクエスト 35
“鼻くそ拓”岩下拓は日本に還ってくると、
時に家族の元に還るより先に己の家にやってくる。
拓は5つ歳下。己が小一の時、こいつはまだ精子だったんだ。(計算違い)
同じ乙女座同士でよく気が合う。
先週末、仕事に集中しようと思い、平日遊ぶのはやめだ!と決めたのだが、
拓が還ってきたとあっては、それがいきなり覆ってしまう。
今週一週間は拓漬けになりそうだ。
大丈夫。夜更かしはしない。遅刻はしないぞ。
吉牛で腹ごしらえも済ませ、いざサシで呑まんとする。
焼き肉屋。
拓とのサシ呑みは、ちょっと異質だ。
全然、話が深くならない。
サラサラっと表面をなでるだけ。
九ヶ月ぶりに会って
己:「で?どうよ最近は…。」
「はい。どうスかね。」
「…。」
「…。」
「終わりかよ。」
「笑。あ、いや…」
「仕事は?」
「はい、やめました。」
「え!?やめたの?」
「はい、日本で働こうと思って。」
「ふーん。シンヴェン(拓の彼女。だった。今奥さん。九ヶ月の間に気づいたら結婚してた。)ちゃんは?」
「あっち(上海)にいます。」
「ふーん」
終わり。
やる気ない感じでしょ?
“スピードの哲人”清水宣晶が褒めてくれる己の能力
『パルプンテ・クエッション“突拍子もない質問力”』も
『ピーラー・クエッション“丸裸にする質問力”』もまるで発動しない。
拓はね、論理的にグリグリ語り合うより
テキトーにサーフィスでウダウダッと呑んだ方がみえてくるものが大きい相手なんです。
昔からそう。
中国に征きたい、と6年前に奴は言った。
なんで?と尋くと
「親父が征けって言うんスよ。」「やっぱ中国の時代じゃないスか」
はぁ、そうですね。
んで、征く直前になって
「多苗さん、中国って日本人が神隠しに遭うっていうじゃないでスか。
デパートの試着室に入ったっきり還ってこなかった人とか
いっぱいいるみたいッスよ。」とか眉をハの字にして不安そうに言い出す。
ああ、そうですね。
下らないからワシは中国門出を壮行して立川の麻婆豆腐屋に連れていったよ。
「多苗さん。麻婆なんてこれからいくらでも食える、食える!でも、おいしいケド」
あれから6年。
「なんで中国語なんだよ」とか「もっと自分を見つめろよ」とか
「お前の本当にやりたいことはなんなんだよ」とか
言わなくてよかったと本当に思う。
拓は立派にしあわせそうに生きている。
また成長もしている。
己が言うことじゃないかもしれないけど。
よくよく「教育」って言葉が嘘臭いと己は思うよ。
正しい道を教えて育てるってのか?
お前が?
随分、厚顔無恥だな。
答えはそいつの中にあるだろう。
他者と触れ合うこと、他者の匂いをかぐこと。
授ける方よりも受ける方に主体がある。
授ける、受けるの境界もあいまい。
「薫陶」でみえてくんじゃないの?
昔も今もこいつは己に真っ正面から頼り切った、かつ偏った質問をしてくる。
「やっぱ、多苗さん、これからどの仕事に就くにしても、ITは必要ッスよね。
ITの会社に勤めた方がいいスかね。」
「ああ、そうだね。」
だいじょうぶだ。
お前はどう生きたって正解だよ。
お前のままに生きるがいい
投稿者 多苗尚志 : 10:59
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[ 岩下拓伝
・清水宣晶伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
06.12.02 土曜日
多苗尚志のサシ呑みクエスト 34
朝10時に堀井家で目が覚める。
覚めたというべきか。
“あんちゃんこ”太田明日美がドタバタやっている。
十時半出発で沖縄マラソンへと空港に向かわなければならないのだが、
準備が間に合ってない様子。
「タオルは?」「靴は?」と慌てふためくあんちゃんこに
「あそこでしょ。」「ここにあるよ」と全く落ち着いて対処する“けんたんこ”堀井健一。
旦那の鑑や。
「食器洗いも洗濯もゴミ捨てもまるで苦にならないですね。」
と、嫁が沖縄に出ていったこたつで、けんたんはゆっくりと語る。
己はこたつの前に敷かれた布団から出ずにそのままけんたんと語り出す。
サシ呑みはもう
始まってるぜ。
「本か何かで読んだんですけど」とけんたんは言う。
「会社組織において結果を求めるか結果を求めずに人間関係を重視するか、
そしてそれぞれ積極的か消極的かで人が分かれるんです。」
消極的に結果を求める者は、分析や調査に向いている
積極的に結果を求める者は、経営に向いている。
消極的に人間関係を求める者は、営業に向いている。
「僕なんかは経営タイプですね。そして、積極的に人間関係を求める
これがあんちゃんなんですけど…『お祭り』に向いてます。」
なんでそれだけ職能じゃねぇんだよ。
「お祭りタイプはハマると強いですね。勝手に結果も出しちゃう。」
己もそれなんですけど。
「そうですね。ええ。」
まだ四回くらいしか会ってないのにバレてるのですね。
自分とタイプの違う者との呑みは楽しい。
自分とタイプが違う者と「仲良くなれない」とか「気持ちが分からない」とか、
言う人は誰彼に対しても常に分かり合うことを求めているロマンチストなのかもしれない。
タイプが違う場合は、素直にその違いを楽しめばいいのだ。
むしろ、タイプが同じ者と一緒にいるよりも自分を知ることができる。
(あ。こういう時、そう考えるのね。)という具合に。
他人を鏡にして、自分を知るのは快感だ。
けんたんは、高校で野球をとことんやった上、推薦入学で大学へ進み、四年で卒業し社会人となる。
きちんとしているわけだ。
結婚もして、収入もしっかりしており。
己の母親が惚れ惚れする倭だろうなと思う。
己が二浪の末、三留して大学を卒業したと言うと
「親不孝だ、なぁ!」と驚かれる。
だろうね。
己はさすがに親不孝だということは認識しているが、それはそれでいいだろ、と思っている。
けんたんはきっと「絶対あり得ない」のであろう。
自分に厳しく他人に厳しいけんたんと
自分に甘く他人に甘い(厳しい?)己。
このコントラストが非常に小気味よくサシ呑みは朝っから15時まで続いた。
昼のサシ呑みというのも乙だ。
けんたんのいいところを見つけた。
他人に厳しいとは言うが、彼の基本原則として「価値を強要することはない」。
自分に厳しい者は時に、オレはこんだけ頑張ってんだからお前も最低、これくらいはできろよ!
などと、自分のつらさを他人に埋めて欲しいんだかなんだか、他人を許せなかったりするが
けんたんはそんなことはない。
奥さんに対しての態度がそれを物語っている。
「子供がね。できた時に母親がなにも片づけない人だったりすると、あ、それでいいんだって
思っちゃうから、そのために今から少しずつ変わっていっては欲しいと思いますけど。
それも子供の手前っていうだけですよ。」
あんた素晴らしい!
ドームの見える町。
投稿者 多苗尚志 : 17:24
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[ 堀井健一伝
・概:エピソードからみるその人の魅力
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
06.12.01 金曜日
多苗尚志のサシ呑みクエスト 33
人とサシで話をしているとき、
なんでオレだけこれを聞いちゃってるんだろうって思った体験はないだろうか?
ちょっと待って、録音するから!
ちょっと待って、みんな呼んでくるから!
サシ呑みに待ったなんかない。
ああ、ありがたくも己が戴ける話なんだな、と襟を正して、より聞き入るしかないのだ。
話を聞いていて、涙が出そうになる。
男同士だし、泣いてしまったらなんだか気まずいからこらえる。
映画よりも漫画よりもスポーツ観戦よりも、
友の話を聞いて泣けるなんて、極上だなぁと思う。
この倭[おとこ]のなにがいいんだろう。
汚いヒゲ面で、でっかい薄茶のサングラスをしてヤクザみたい。
服もそれでいいのか?お前デザイナーだろ。
ぶっきらぼうな無頼漢でありながら
正直な謙虚を身につけ、
押しつけがましくない礼と義理をわきまえ、
いつもなにがしかに対し、少年のように無邪気に憧れて追っかけ回し、
ハードボイルドヒーローのように気持ちよくさっぱりとそれと別れ、
口には出さないが静かに人を愛することを知り、
ただただ沸きあがる想いから自分の道をいけるとこまで進みきってみようと征く倭。
己はこいつとたまたま大学で出会えたからイイ。
でも、これから奴に出会う人は大変だ。
奴がイイと思っても、繋がることは難しいだろうから。
奴は人当たりがいいが、友を多く持つタイプではないから。
大学在学中に、好きな女の子ができて、
彼女のためになにをプレゼントできるだろうと考えて、始めたのが、
奴の最初の服作りだった。
以降、舞台をさまざま変えてはショーを行い、
彼は自分のブランドを
キャンディのような甘さとロックンロールのようなハードさをあわせもつ
“candyrock”と名づけた。
現在の彼のブランド名は“candyrock=keisuke Kanda”
神田恵介とのサシ呑みである。
1年半ぶりである。
“静かなる熱司”上杉篤司戦と同じく池袋の「アントニオ猪木酒場」で呑む。
ここしかないだろうと云う感じだ。
店内カウンターはリングになっている。
相変わらず混んでいるな。
前回、上杉戦では2時間待たされたからな。
レジに名前を言うと、速攻でラーメンを喰いに征く。
〆から責めるという逆パターンで征く。
昔、池袋在住だったケイスケから穴場の店を教えてもらう。
うまい。
奴曰く「池袋で3番目にうまい店」
んでしかし、還ってきても15分くらい待たされる。
ちょうどいいくらいね。
いざ勝負。
アントンハンバーグステーキ・スーパーヘビー級(1200g)を注文する。
いや、ジュニアヘビー(350g)だろ!と、待ったが入るが
な~にをいっとるかね。
語った語った。
とにかく語った。
こいつは、なんかアウトローな感じがするのに、
バカ正直な奴なんかよりよっぽど真っ直ぐなのはなぜなんだろう。
きっとそれが世界の真っ直ぐだからだ。
薄っぺらなキレイな明るいものだけをみるよりよっぽどリアルで世界なんだ。
「keisuke kandaって自分の名前をブランドに入れてるからさ。
そりゃ、いつ辞めたってイイし、逃げ出したっていいんだよ。
もう辞めましたって逃げることはできる。
でも、やっぱりオレがはじめた夢についてきてくれたスタッフたち。
オレの服がいいよっていってくれたお客さんたちを向こうにして
逃げるわけにはいかないよ。
自分の名前入れてるのに、なんだよあいつ、自分をたたんじゃったよって
そう言われるのはつらいから、滑り止めみたいな感覚で自分の名前を入れている。」
勢い余ってカラオケに征くよ。
池袋料金で「うちは高いですよ?年末料金で更に高くなってます」(笑う)
なんていわれてもそりゃ征くさ。
30分だけ。
銀杏ボーイズVSサンボマスター
ふたりで魂こめながら交互に歌う。
30分だけなのに、もうガラガラだ。
投稿者 多苗尚志 : 09:12
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[ 神田恵介伝
・上杉篤司伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
06.11.27 月曜日
多苗尚志のサシ呑みクエスト 32
“小さな巨人”蓮見太郎とサシ呑み。
この倭もまた出会って5年ですか。
一時期、女の子とばっかり呑んでましたが
最近「久しぶりに会う熱き倭たち」ってのがブームのようです。
ありますね。そういうの。
新宿で呑む。
金はないんだが、どうもチェーンで済ますのはもったいないと思って、
ぶらぶらぶらぶら二十分くらい歩き回る。
タロちゃんは
「いやいや、もうヒサシのいいと思ったところならどこでも」
と言い、
己は「あ、そう?」と言って優柔不断でグルグル回る。
優柔不断とも言いますがねぇ、直感アンテナがピンと来るのをじっくり待っている
とも言えるんでィ。
で、結局待ち合わせ場所に戻ってきて、その近くの居酒屋で呑む。
牛タンやだという。
店に入るやいなや己が
「タロちゃん、己、今日金持ってないんだ。
いや、今日一日財布を置いて来ちゃって。
後日、振り込むから今日は出して頂けないでしょうか。」
どんだけ最悪な奴なんだと自分でもツッコミを入れつつ
「ああ。全然いいですよ」
しかし、この店、お客さんは一組しか入ってないし
なんかダメーな雰囲気が漂ってる。
メニューをみると第一印象は「高い」
んでもって、なぜかメニューがベタベタしてる。
うーん。
牛タン自体はたぶんイケるんだろうけど、それも値段相応な予感がするし。
タロちゃんがカードが使えるかどうか確認し
使えないらしいので
「じゃ、俺先に金おろしてくるね」
といったん店を出る。
待っていると、店員が「お飲物は…」
「あ!あー。ちょっと待って下さいね。連れが戻ってくるまで。」
うーん。と2分考えこんで。
荷物をザッとまとめて
「あ!己、連れを呼んできますぅ」
許せ。お通しが通ってなかったのもさいわいだ。
再び、一階で待っているとタロちゃんが
「ただいまって…。アレ?」
「やっぱあそこはやめよう。」
そのかし、五階のこの店にしよう。(牛タンやは三階)
写真がかなりイイ感じだが、どうみてもオッちゃんが集まる居酒屋。
オッちゃんが集まる居酒屋自体は問題ないのだが、
最近自分が老け込んできているという自覚をもつ己は、
行動から変えていきたかったのだが、この際仕方ない。
オヤジ属性+5だ。
タロちゃん今度アゲアゲなクラブに連れてってくれ。
ヤング属性+10で帳消しにしてくれ。
店に入ったら、もう入った瞬間からイイ感じがわかる。
わかる。
わかってんだよ。
問題はオヤジ属性だけなんだ。
タロちゃんとひとしきり熱い語りを繰り広げる。
「いやー、ヒサシのメールの署名とかあんじゃん。
あれみてると、ヒサシの周りスゴイ人ばっかで
俺の呑みでヒサシを満足させられるのかなぁって。」
なに言ってンスか、タロちゃん。
最高ですよ。
己はサシ呑みに関しては、つまらんと思ったことはないよ。
自分がつまらんと思う奴とは呑まないし。
自分が相手に対してどれだけのパフォーマンスを出せたかどうか考えることはあっても。
友と一緒にいて、ただ酒を呑むだけでも楽しからずや。
この店、酒は美味い。酒は美味い!
(わかるね?)
親父さんが最高で、この人のアジが店に出ているから、みんな集まるんだろうナァ。
親父さんからの言葉をご紹介。
「アタシはね?新宿に昭和30年からいるんですよ。
もとは寿司を握ってましてね。
新宿って言ったって昔はなんにもなかったんだから。
今は早稲田で止まってるけど、新宿まで都電が走ってたんですよ。
チンチンっていってね。
んで、アタシが小僧の時なんかね、お金なんかもってないわけですよ。
丁稚先からお遣いにいって、電車代払わずにタダで乗るわけ。
んで、還りに親方が、「昼の小僧の分」って言って払う。
そんなのが当たり前に通っていた時代でした。」
タロちゃんと焼酎を傾けながら、タイムトラベルに赴いた。
投稿者 多苗尚志 : 12:29
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[ 蓮見太郎伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
06.11.22 水曜日
多苗尚志のサシ呑みクエスト 31
倭[おとこ]とは、9年前に出会った。
9年前。
下北沢。
“クールな熱”藤沢烈が主催。
小規模ながら、全国から大学生が集まり、それぞれが取り組んでいる活動をプレゼンする場があった。
それぞれ前に出て、
「環境問題に取り組むNPOやってます」、「途上国の支援団体やってます」…
という具合に。
玉石混淆が渦巻く中、3人組の男たちが己の直感を惹[ひ]いた。
真ん中の倭がプレゼンをした。
「大阪から来ましたぁ。」
そんなことはどうでもいい。
取り組んでる活動は「主に日本の社会問題について語り合うメーリングリスト」
ということで、己も後にそれに加わるが、
その中身さえもどうでもよかったのだ。
「覚悟」が突出していた。
実際に行動している。
それはプレゼンに立った全員がそう。
だが、覚悟の量が違った。
やるんだ!
やるんだ!!
やるんだぁ!!!
客席のパイプイスの並び幅全部をぴったりカバーする大きさの
黒い鉄柱の底面、大きな大きな正方形で、
ところてんのようにオーディエンスをズズズーッと1m後ろまで一掃するような
「やるんだ」が彼から発されていた。
それでいて独りよがりではなく
「みなさんひとりでも多く、MLに参加して頂けたらと思います。」
という柔らかな協力の要請。
もう他の奴との出会いなんてどーでもいい。
己はこの倭とだけ話したいと思った。
倭は森田英一と名乗った。
---
9年のつきあいで、6年目が最後。
3年ぶりにサシで呑む。
俗に「何年ぶりに会っても昨日会ったみたいに話し合える友」という。
“黄炎社長”森田英一と己の関係は、
「何年ぶりに会っても~」なんてレベルはとっくにクリアしているが、
なにを話すかが問題なのだ。
昔話を朗々と語っても意味がない。
お互いを知る話をしても意味がない。
だって、いいとこも悪いとこも既にお互いよく知ってるから。
現在を語らなければ。
現在を語るには3年というブランクは長い。
いや。
白状すれば、己が臆したのだ。
社長として日夜激務の第一線を張る彼に対し、一介の営業マンである己がなにを語れるのか。
出会いに関しても気づきに関しても…彼に対し、目新しく己が語る言葉を持っているだろうか。
いやいや、立場など関係ない。
営業マンだろうが本気で生きていれば、その言葉は友の胸に刺さるハズだ。
己は久しぶりに彼に相対し、自分の生き方に迷ったのだ。
最近の自分の生き方に自信が持てなかったのだ。
悔やまれる。
臆したことが悔やまれる。
彼に比べると実際、己は本気の人生を生きていないかもしれない。
かたや社長を務め、並みいる企業の社長クラスと出会い、
日夜、3時間睡眠の激務を遂行。
結婚し、ふたりの子を設け、休日は父としての役割をまっとうし、
実家にもお金をドンといれて親孝行をしている。
自著も近々出版され、各種講演会、テレビ出演などの引き合いもある。
片や己。未だに結婚もしてない、仕事もフラフラしてるような己が
なにを語るというのだね。
臆したな多苗尚志。
人生に貴賤なし。
人生とは比べるものではない。
すべての人生は正しい。
己は間違いなく己の人生を生きている。
己は己の人生を愛している。
こちとら“最強無敵”
己は胸を張って自分の現在を語ればよかったのだ。
それが悔やまれる。
なんだかんだいって3時間は語り、
森田英一との呑みは実に気持ちがよく、己は自然と笑顔を浮かべ、
最高の時を過ごしたこともまた事実であった。
投稿者 多苗尚志 : 00:05
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[ 藤沢烈伝
・森田英一伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
06.11.20 月曜日
多苗尚志のサシ呑みクエスト 30
アンバサダーって「外交官」でしょ?
なんかよくわからんので「サシ呑みクエスト」と改題します。
今日のお相手は“キダム”貴田真由美
ちっこく元気があってよい。
有楽町で待ち合わせるが
大体、女の子とサシで呑むのに、なぜこんなとこか。
一緒に歩いていたら出会ってしまったんですよね。
キダム曰く
「超イイ!でも、あいちゃん(“藍田玉を生ず”五十川藍子)だったら絶対嫌がるような店だよね。」
みんなそれぞれ違って面白いですね。
キダムとは出会って、2、3年になるかな?
サシで呑むのは初よね。
大変おもろかった。
曰く
「さやちゃん(“夢プロデューサー”和田清か)は大勢の前で喋るのが得意なタイプ。
あたしは、タイイチが得意なの。」
投稿者 多苗尚志 : 10:25
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[ 五十川藍子伝
・和田清か伝
・貴田真由美伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
06.11.10 金曜日
多苗尚志のサシ呑みアンバサダー 29
“小さくてもピリリと辛い小岩”佐々木孝仁とは最近、よくよく一緒だが
一緒であるが故にサシ呑みという改まった呑みがなくなっていた。
ちょこちょこふたりで呑むこともあったが、どこか腰掛け的で
己はサシ呑みと判定していないのだった。
今日は、まさしくサシ呑みでした。
多苗、柏にひとり暮らしの家を構えたんです。
昔の「一応庵」、「牙の城」「永福庵」と続いて今度は!
「タ苗ハウス」
苗だけ漢字なのがポイントやわー。
飽くまでムネオハウスではなく、キン肉ハウスの方、意識してますから。
家に顔描いてるから。
よろしく。
昨日、落成しまして、己もまだここで睡眠したことはないんですが。
佐々木孝仁とは、
2年前のロックユアハート(※ロックユアハートとは)1stツアーに“ミノホドシラズソリッド”山田陽明が
連れてきたことでお会いした。
と、ずっと思っていたのだが本人曰く
“ゴルゴ”小堀訓嗣の新会社設立パーティーの時が初出だと。
ああ、なるほど。
そうだったかもねぇ。
己は長く続く友人のほとんどが初対面とその良い感触を憶えている。
だが、たかじんに関しては良い印象とは言えなかった。
冴えないとは感じない。なにかをもっているようだ。
しかし、己に対して隠している。本気を出していない。
それは別に己をナメてるとかそういうことではなくて
相性的に出しづらいとかそういう類のものであると感じた。
だが、山田陽明が彼を評して
「本当にイイ奴。彼が人の悪口を言っているのを一度として聞いたことがない」と云っていたのが
刺さっていた。
己は友達の友達は自分の友達だとは思っていない。
飽くまで、多苗尚志として彼に直接接し、
直接彼と友人契約を交わさなければならないと思っているからだ。
だから、己の敬愛する友人が、そのまた友人をどんなに敬愛していようが関係ない。
己はその彼とゼロから関係を構築する。
というわけで、ゼロに立つのだが、
ゼロに立った瞬間、陽明からそのような人物評を聞くわけだ。
己はモテる女や評判のイイ男や人がたくさん入っているラーメン屋が好きだ。
もちろん自分で吟味しなければならないが、モテたり評判が良かったりする理由はどこかにあるはずだ。
「一度も聞いたことがない」というその処女性は価値が高い。
だが、実際に会ったたかじんは先述の通り、本気を出していなかった。
本気を出さないのは本気を出させない己にも責任があるので己は特に追わない。
むしろすまん。
そのままの表面的な関係性が続き、05年10月31日に、やっと魅力が見え始め、
05年11月11日に、こいつとは長いつきあいになりそうだと知った。
お前さんも表面的だからと思って己も表面的な話で避わしていたところ、
中央から斬りこんできやがったのだ。
ニヤリ。てめぇ。
たかじんは己にとってメフィストフェレスのような存在だ。
たかじんがメフィストフェレスで己がファウスト。
そのココロは?
実際、たかじんと己にそんな時が訪れたらそのココロを語ろう。
今は、小刀を腹に飼うが如くと言っておこう。
朝五時まで呑む。
※タ苗ハウスに来た最初の倭。
投稿者 多苗尚志 : 02:12
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[ 山田陽明伝
・佐々木孝仁伝
・小堀訓嗣伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
・君は己の初めてです
]
06.11.09 木曜日
多苗尚志のサシ呑みアンバサダー 28
友好が続く友人と続かない友人というのは厳然として存在するものである。
ある会で、あるグループで出会って、その場限りの人、以来10年以上友好が続く人。
基本、人との出会いは一期一会であって、
故に前者、後者どちらの出会いも己は好きだ。I like it!
その場限りの出会いでも手は抜かない、ようにしている。
しかし、両者はなにが違うのだろう。
相性なんかではないと思う。
自分と真反対の性格の人間でも続く人は続くから。
もちろん、お互い忙しいから、なんてのは屁理屈にもならない。
己は毎日終電、2時還り習慣の友だって続いてるから。
1年に1回会えば、それで充分つながっていける。
きっと
自分が相手に興味をもって、相手も自分に興味をもってくれる。
それがお互いなんとなく通じていると友好は続くのではないか。
なんて、「なんで長い間友達でいるんだろう?」
と問われて
お互い友達でいたいから
という小学生の作文みたいな感じになってしまうが
これは正鵠を射ている気がする。
「お互い」ってのがミソでもある。
2004年1月
渋谷。
己はある新年会型異業種交流会にいた。
異業種交流会というか主に起業家交流会。
己は主宰者にお声掛け頂いたからそこにいて、
己自身は起業家でもなんでもなかったし、
そう言えば以来、その交流会にはいってない。
己はこの交流会でふたりの友を得る。
その会が終わった時、名刺は30枚くらいもらっていた。
しかし、その名刺にメールをする時点で、この人は続いていく
この人は続かないというのは分かっていたかもしれない。
ひとりは“情熱の歌い手"小橋寛子だ。
150人くらいいたその会場の欲望渦巻く雰囲気
(己にはそう感じられた。端的に言い放つイメージがそうあったのであって、「欲望」という言葉にネガティブイメージはこめていない。)
の中、ひとりだけ凛と咲く冬の花のように彼女はそこに立っていた。
そして、もうひとりは8人くらいの輪の中にいた。
気づかれないようごく自然に出会いの輪を形成し、
バラエティ司会者のような話の運びで全員を喜ばせ、
輪の中のひとりが一瞬でも飽きようものなら抜群のタイミングでフォローし、
それでいて、輪の中心が自分であるとは気づかせず、
常に話題のフォーカス先を主役に仕立てるリーダーシップ。
それが“独立独歩"郭翔愛(サンエ)だった。
サンエと己は必然の出会いを果たす。
サンエと己は、結構違う。
己は言葉に重きを置くが、サンエはそうでもない。
サンエはブルーハーツが好きだが、己はあれのなにがいいのか昔からまったくわからん。
サンエが「電車男」が面白いとか言い出した時、こいつのセンスを疑った。
サンエは「男は強くあるべし。女性を守るべし」などの不文律をもっているが、
己とはその不文の文言が違う。
2006年11月
恵比寿(しかもつぼ八)(しかも1万円)
ガッチリ語るという意味では05年4月以来、
1年半ぶりにサンエとサシで呑んだ。
幼馴染みというには2年くらいのつきあいでしかないし、
相変わらずサンエが右がいいと言えば己は斜め左だったりするのだけど、
己は幼馴染みと呑むような痛快と爽快さをおぼえていた。
それはきっと己がサンエが好きで、サンエもきっと己を好きでいてくれるからだろう。
投稿者 多苗尚志 : 08:43
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[ 小橋寛子伝
・郭翔愛伝
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]
06.11.06 月曜日
多苗尚志のサシ呑みアンバサダー 28
※多苗尚志のサシ呑みアンバサダーは、2006年1月12日以来スタート。
延べではなく順人数でカウント100を目指す。
ともだちひゃっくにん呑めるかな
これまでのお相手は…
“静かなる熱司”上杉篤司
“マザー会計”落合加奈恵
“熱レス王子”柳慎太郎
“咲花青将”佐藤吉行
“吟遊詩人”中西祐
“ハッピーでスローな人間力”高須多明
“若社長”森村泰明
“幸せを繁らせる梨”梨木繁幸
“はやはやなはやや”吉田隼人
“魅せる雄大な背中”鈴木大山のお母さん
“MAHY”吉田秀樹
“ドカちゃん”清水伸一
“one-five-many”chitose
“情熱の歌い手”小橋寛子
“大将”池本多賀正
“オーザいずむ”小澤真希
“絶対笑顔”茂木千尋
“玲々たるバンビーナ”武山玲子
“嬉しい好漢”谷口正俊
“早稲田の女番長”早川有紀
“マネジメント天将”千秋毅将
“正統な異端者”森村隆行
“宇宙神秘”梶本恵美
“マガティさん”眞形隆之
“Bittersweet”松尾飛鳥
“最強弁士”外木暁幸
そして、今日のお相手は!
“エミオブジョイトイ”山中恵珠
この子、見た目クールな感じだけどすっごくイイ子なんです。
よく気がついて、よく人のことをみていて。
そして、意外と「受け」の人なんですね。あなた。
投稿者 多苗尚志 : 00:05
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[ 山中恵珠伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
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06.11.02 木曜日
多苗尚志のサシ呑みアンバサダー27
遂に60億分の1を決める。
“静かなる熱司”上杉篤司とサシ呑み。
互いに呑り合いたいと思っていた。
池袋にあるアントニオ猪木の酒場で呑む。
んが、これが予想外の大人気で全然店に入れない。
1時間過ぎても店に入れない。
2人で階下のゲーセンで時間を潰したりするがそれでも入れない。
互いに店の内装や写真を見て回ったりトイレにいったり。
一緒にはいない。
サシで呑もうと言っておきながら会話もあまりしない。
2時間を迎える頃、ようやく店に入れた。
ようやくサシ呑みスタート。
「いや!2時間かかろうが絶対この店だったでしょう!」
篤司「そうそう。超いいよね。」
「さっき、2時間もあるから語ろうと思えばいくらでも語れたんだけどさ、
違うんだよね。待ってる間は1人でいたいっていうか…」
篤司「そう!まったくそう!俺も敢えて話したくなかったんだよね!」
出会って三年、ようやくのサシ呑み。
これまでの歴史と感覚を、答え合わせするように摺り合わせていく。
最高の夜だ。
超肉厚のステーキ
アントンステーキ
スーパーヘビー級1.5ポンド
3200円
投稿者 多苗尚志 : 17:20
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[ 上杉篤司伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
06.10.24 火曜日
多苗尚志のサシ呑みアンバサダー26
“マザー会計”落合加奈恵と銀座でサシ呑み。
03年に出会って以来、初サシ呑み。
台湾に征ってしまわれるのですね。
彼女とは“ムーブメント団体”パラサイヨで(※パラサイヨとは)
一緒だが、じっくり語ったことはなかった。
お互い、ちょこっとずつ、三年掛けて接触してきた感覚を答え合わせしていく。
いいですな。
こういうの。
分かったことは、すごくよく気の利く子。
料理の取り方、酒の残り、人の話の聞き方、よく心得ていらっしゃる。
中学から三国志のファンで諸葛亮の大ファンとか。
おもろい。
それから会社の元同僚でパラサイヨの現代表である“笑顔の鉄人”澤登正一(しょうくん)のことを
よくよく褒めていた。
「最初の同期呑みで酔っ払った澤登君に思いっきり頭ぱかーんってはたかれてね。
思いっきりだよ?女の子なのに。
なに、この人って思った。」
から
「あんなすばらしい人はいない。」
まで。
己はまだしょうくんのことをよく知らない。
そして人に褒められる人間は本物だという持論がある。
同じ組織にいても、まだ知らぬ傑物がいて
これから先そいつとの接触が待っている。
褒めるべき人材が居て、その人を褒めることができる人材が居る。
非常にすばらしいし、最高にワクワクする。
人生の最も大切なことのひとつは、人を知るということだ。
自分がこうした機会に恵まれていることをしあわせに思う。
投稿者 多苗尚志 : 19:19
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[ 澤登正一伝
・落合加奈恵伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
06.10.04 水曜日
多苗尚志のサシ呑みアンバサダー 25
“熱レス王子”柳慎太郎(ヤンガス)とサシ呑み。
少し前までこいつとサシ呑みをすることなど頭に浮かびもしなかった。
現時点で、みつけているこやつのいいところがある。
会話の返しが熱いのだ。
熱く返してくる。
今日は特になんの話をするというよりは
流れる時間を楽しんだ。
ヤンガスとの間に流れる時間がすばらしい。
投稿者 多苗尚志 : 19:29
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[ 柳慎太郎伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
06.10.03 火曜日
多苗尚志のサシ呑みアンバサダー23
“咲花青将”佐藤吉行が己の誕生日祝いをしたいということで
奴が最近、みつけた
板橋にある「ホンットにうまい」店で中華をご馳走してくれるという。
学生時代は己に数万借金をして(ま だ 残 っ て る け ど ね(もういいけど))た
ア奴メガ!
人の記念日とかすっかり忘れて、己の誕生日もへーきでスルーパスしていた
ア奴メガ!
熱さ魅せてくれるじゃねぇか!
成長後の彼。
苦しゅうないつぅて喰う。
確かにメチャウマ!
これはデートでも使えるなぁ。
「麻婆豆腐がホントにうまいんだよ」と勧められるまま喰って
ホンットにうまい!
マジかよ佐藤!!
山椒の辛味が最高にうまい。
ガンガン呑んで!喰って!!
いちまんななせんええええええええええええええん。
大丈夫か?大丈夫か?吉行!
吉行はサクッとにこにこ現金払い。
「大丈夫でェす」
めっちゃ進化しとるでこいつ。
あんた、バージョンいくつだ今。
吉行とサシ呑みは実にひさかたぶり。
人生の過程におけるわだかまりがちょいとありましたがね。
それがあるから友いる人生はまた楽し。
関係性は熱さを触媒にして修復されるぜ。(けして金ではないゾ!!力説)
この麻婆のようなピリ辛の熱さで。
また復活しますか“最強の赤青”コンビ!!
投稿者 多苗尚志 : 10:51
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[ 佐藤吉行伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
06.09.14 木曜日
多苗尚志のサシ呑みアンバサダー 23
その倭と初めて出会ったのは02年だ。
大勢で呑んだ場に一緒にいたようだ。
いたようだというのは、倭から最近になって聞かされて
「ん?ああ!あ、いたねぇ!」という感じだったからだ。
その後、倭は己の誕生会イベントに来てくれた。
呑み会で一度顔を合わせたくらいでつきあいが続く人を義理堅いと己は呼ぶ。
その倭は好印象だった。
その後、今度は彼が参加している団体パラサイヨのイベントに、己が足を運んだりした。
彼はその団体で主要メンバーのようで、大勢の客がいるのだし、
己1人が来たところで手厚い迎えはできず、ケアもできない。
その団体において彼1人とだけつながっていたわけではないという背景もあった。
それから、なんとなーく知ってはいるけれどという薄いつながりでずっと来た。
己はパラサイヨに参加して二年が経ったところで、1年の活動を支えるひとつのチームの團長となった。
その団を結成する時、己はその倭、“吟遊詩人”中西祐を選んだ。
人事には直感がささやくのだ。
この1年、彼と組んだら面白いよ、と。
初めて出会った時、印象が薄いと言えば薄かったのだが、己は覚えていた。
印象の薄い人は失礼なくらいサクサク忘れるのに。
なにか残っていたトゲがあったのだろう。
彼もまた、人を選ぶというわけではないが、ただ呑んでるだけでは友達にならない倭だ。
なにかを共有したり、一緒に仕事をしたり。
不器用な感じなのだ。
彼を理解するにはそういったことが求められる。
ハッキリ言える。
己がパラサイヨに入っていなければこの倭とは理解し合えず、ただの知り合いでずっといただろう。
そして、今、初めてサシで語っている。
平日の夜の三時を回っても尚熱く。
彼自身が言っていることだが、奴と己とでは
「思考」が違う。しかし、「指向」が一緒だ。
ゆうは現実的だし、己は理念的だ。
話していてことごとく、「いや、それよりも…」となることがある。
だが、目指しているところはフィリピンの子供たちの明日であり、人生の感動の共有だ。
だから、意見が違うことすら楽しめる。
むしろ、ふたつの考え方が出てよかったね!とすらなる。
自分とは違うタイプの相手。でも、愛してる。
新しい心地よさがある。
寝てますけど。
投稿者 多苗尚志 : 11:49
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[ 中西祐伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
06.09.04 月曜日
多苗尚志のサシ呑みアンバサダー 22
“ハッピーでスローな人間力”高須多明(かず)と呑む。
シルビアちゃんていうかわいらしい外国人の女の子を連れてきて3人で呑もうって企画だったのに
着いたら
「あ。仕事で来れないって。」
来ないってさ!
その場オンサイト的にサシ呑みに展開する。
かずはホント気持ちいい奴なんだよね。
スゲェ年下だけど、タメ口利かれてもムカつかないし。
上野。
女の子ばっかりの店でギャハギャハ爆笑し合ってた。
今日はね、サシ呑みの最中にすごい感覚があったよ。
本人にも言ってないけどね。
「こいつ…。己かもしれない。」って思ったよ。
そういう感覚、わかる?
投稿者 多苗尚志 : 18:11
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[ 高須多明伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
06.08.30 水曜日
多苗尚志のサシ呑みアンバサダー 21
職場では“リビンガーズ空母”兒玉健一が唯一、ブログをみてくれているのですが
「なんでしたっけ、あれ、多苗尚志のサシ呑みクルクル…」と全然浸透していないのです。
サシ呑み十字軍って意味でかっこいいなぁと自分で思っていたのですが
もうヤメです。
企画名変更!
今回からサシ呑みアンバサダーになりました。
意味<ノリ
多苗尚志は100人(延べ)とサシ呑みをせよ。
21人目は“若社長”森村泰明!
こいつとは今回のパラサイヨツアーを通してかなり近くなった。
2004年に彼の実兄の“正統な異端者”森村隆行から紹介されるも
なりゆきで己が彼の会社の取締役になるも
やすあきは、己にとってずっと「森村隆行の弟」でしかなかったのが今回!
フィリピンのホテルで同じ部屋になって
ドアあけっぱなしで全裸で走り回ったり、
風呂とトイレが一緒の部屋の仕様に対し、時間の節約だとか言って
奴がシャワー浴びてる間に己が用を足したり(もちろん、ふたりとも全裸)、
己がガイドから5千円を両替してもらった10秒後にそれを亡くしたため
やすあきが滞在中の飲食代など諸々、全部面倒をみてくれたりしてグッと近くなった。
それだけではない。
フィリピン孤児院の子供たちと出会っている2日間においても、
班に分かれて企画を担当する。
要は子供たちと遊ぶのだ。
だが、せっかく遊ぶなら、こちらでは意図をもって遊びたい。
すなわち、互いの夢を語り合って、プレートにしてお互いもっていようとか
おもちゃをつくって、仮紙幣で売り買いして、市場の原理を学ぼうとか
やすあきと己は、なんのテーマももたず子供たちと語り合うことにした。
毎年一回、子供たちに会っているけれども
己たちは名前以外、なにも知らなかったから。
孤児院のルールや、学校でなにを学んでいるのかとか。
言葉の壁がもちろんあるし、相手が孤児ということもあって腫れ物に触るような
扱い方に困っていたのかも知れない。己たちは。
でも、今年になって踏みいってみることにした。
その結果、ある程度の成果が得られ、今年のところは満足した。
やすあきはパラサイヨの活動に一年間、活躍してくれていたけれど
どこかもうひとつ本腰が入っていなかった。
それが子供たちと語り合う企画をやろうということで
彼のテーマにもヒットしたらしく、俄然燃えだした。
積極的に意見を繰り出してきた。
こいつこんなに面白かったのか!と己は目を見張った。
今夜もツアーを振り返って酒を呑んだ。
森村泰明との友のいる人生の幕開けだった。
投稿者 多苗尚志 : 11:32
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[ 兒玉健一伝
・森村隆行伝
・森村泰明伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
06.08.21 月曜日
多苗尚志のサシ呑みクルセイダーズ 20
己には何人かサシで呑みたい友がいる。
月に何回か呑みたい友
月にいっぺん呑みたい友
3ヶ月にいっぺん呑みたい友
半年にいっぺん呑みたい友
年にいっぺん呑みたい友
なぜかカッチリ別れるのだ。
己の中で。
頻度は親交の深さに比例していない。
ただのタイミングに過ぎない。
奴は年に1回なのだ。月になんべんも呑む相手じゃない。
“幸せを繁らせる梨”梨木繁幸と一年ぶりにサシで呑む。
己はなっしきが大好きだ。
こいつと一緒にいるとすごくハッピーだ。
21日に呑もうとだけ早くから決めていて
その日になっても何時に呑むとかどこで呑むとか言わない。
直前になって「新宿にするか、どこか他にするか」と話し合う。
己は
「おめぇさん家に泊まれるんなら神楽坂(奴の会社と家がある)に征くよ」と、
またしてもジプシー魂を包含する返事を繰り出す。
「いいよ」とひとつ返事。
神楽坂へ征かむ。
禁酒中の己は「酒より飯。雰囲気のイイ店教えて」と注文する。
「少し歩くよ」ということで、ふたりでふらりふらりと歩く。
語りながら爆笑し合いながら歩く。
歩きながらふたりのダイヤルは調整されゆく。
裏京都といった趣きの隠れた店に連れていかれる。
店の玄関で靴を脱ぎ、民家のようなつくりの店の席に着いた時、既に十時半。
閉店は十一時半とのこと。
一時間を味わい尽くすだけだ。
平日の世界からすっかりふたりで京都に旅行に来たよう。
気持ちよくなっているところ、店の女将が着物姿でやってくる。
どんな美人でもお呼びではないわ。己はなっしきとの1年の逢瀬であるぞ。
イイ男ふたりに惹かれたのか、女将は饒舌で、余って猥談まで語り始める。
(いい加減、去ね)と己はピキピキ来るも、心の広いなっしきが
「うんうん」「へぇ~」「勉強になるな」と合わせているので、まぁいいかと
窓から店の庭を臨む。
明るい照明にてらされた夜の日本庭園がトリップ気分を一層高める。
落ち葉からのぞく土の色に心が温かくなり、
こうしてなっしきとテーブルを挟んでいることにじんわりと感謝の情がわく。
「それじゃ、あんまり邪魔してはいけませんから」と女将は
既に邪魔していながら更にもったいぶって離れる。
なっしきと己は女将の話題にはまるで触れず
「最近、気づいたことはなに?」と話をはじめる。
「気づいたこと。
あんまりないなぁ。
というより、一個一個の小さな気づきというより
ここ一年で考え方そのものが根底から大きく変わってしまったんだ」
となっしきは語る。
なっしきはホントに濃い、濃密な、ノウミツな生き方をする倭(おとこ)だから
言葉のひとつひとつが面白い。
怠け者の、時々意識して隙を入れるようなスカスカな生き方の己の
そのスカスカに、なっしきの蜜が染みこむようで
ああ、だからなっしきと己は合うのね、とも思う。
夏なのに夜桜の花見のような空気で
時間がふんわりとトンネルになって我々をつつみ
秒の刻みが1・・47・・13・・8と出鱈目だ。
ざくっと6倍くらいの時を過ごして1時間は過ぎた。
ごちそうさま
なっしき、また1年後にサシで呑もうね。
投稿者 多苗尚志 : 20:03
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[ 梨木繁幸伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
06.08.17 木曜日
多苗尚志のサシ呑みクルセイダーズ 19
吉田家でのパラカップのMTGが終わり、みんなが還り
“はやはやなはやや”吉田隼人と己は泊まることにした。
隼人は“MAHY”吉田秀樹の実弟。
この後、“藍田玉を生ず”五十川藍子は寝てしまうので、
2時を過ぎてサシ呑みが始まる。
隼人も己もフツーに仕事だが。
隼人とサシは初。
まさかこんなカタチでサシ呑みが始まろうとは。
かなり語った。
「自信なんてありませんよ。自分がすごいなんて思いません。」
というのが熱かった。
みんな謙虚なんだなぁ。
己はケンキョシラズで征きます。
投稿者 多苗尚志 : 22:11
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[ 吉田秀樹伝
・吉田隼人伝
・五十川藍子伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
06.08.12 土曜日
多苗尚志のサシ呑みクルセイダーズ 18
仕事の絡みで“魅せる雄大な背中”鈴木大山の実家を訪ね
お母さんと1時間半くらいお茶を呑む。
友達のお母さんと会えるっていまやプレゼント。
更にサシで語れちゃうなんて極上。
投稿者 多苗尚志 : 09:41
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[ 大山お母さん伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
06.08.03 木曜日
多苗尚志のサシ呑みクルセイダーズ 17
嫁殿が居ぬ間に。
“藍田玉を生ず”五十川藍子がお母さんと海外旅行に出ているということで
ひとりになった“MAHY”吉田秀樹を攻める。
サシ呑み。
己は禁酒中だけど。
投稿者 多苗尚志 : 10:51
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[ 吉田秀樹伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
06.07.20 木曜日
多苗尚志のサシ呑みクルセイダーズ 16
“ドカちゃん”清水伸一とサシ呑み。
最近、禁酒の己には居酒屋が久しぶり。
ちょっとワクワクする。
ドカちゃんは同い年なんだよねぇ。
同い年との呑みって最高だねぇ。
投稿者 多苗尚志 : 23:12
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[ 清水伸一伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
06.06.21 水曜日
多苗尚志のサシ呑みクルセイダーズ15
彼女とはバーで出会った。
彼女と己は同じ惑星から来た人。
イラストレーターである彼女のイラストが好き。
彼女らしさが出ている。
“one-five-many”chitoseとサシで呑む。
久しぶりに呑むから、なんかひとつの店で落ち着くのはもったいない感じがして
色々と店を回ろうとするけどあまりイイ店が無くて。
前から征きたかったおいしい定食屋にいけたのはよくて、実際とてもおいしかったのだけど
彼女といくにはいまいちそぐわなくて。
そんなちぐはぐが続く夜。
でも、相変わらず彼女と己の間には言葉を必要としない。
最小の言語でいい、彼女とならもしかすると擬音語だけでも会話が成立するかもしれない。
だから久しぶりに会ったけれどあまり細かいことは言う必要が無くて
夜道を一緒に自転車で旅していればそれでいいのだった。
投稿者 多苗尚志 : 01:51
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[ chitose伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
06.06.01 木曜日
多苗尚志のサシ呑みクルセイダーズ14 小橋寛子
“情熱の歌い手”小橋寛子とHP作成の話を兼ねてサシ呑み
彼女に蒲田餃子がなんたるかを教えてやりました。
小橋寛子には政府の目がついてることもわかりました。
今日は、衝撃の事実をお話しましょう。実はさっきまでたーさんと打ち合わせだったのです。
そこで、こんな話をしていました。
えぇ、私がよく待ち合わせに遅れる理由でございます。「いや、5分前には着くように家をでるんですよ。
でもウソみたいですけど、電車を止める女なんです。」
投稿者 多苗尚志 : 20:05
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[ 小橋寛子伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
06.05.02 火曜日
多苗尚志のサシ呑みクルセイダーズ13 池本多賀正
その倭(おとこ)は“国の傑物”とまで呼ばれた。
この倭と呑むのは2回目で、この2回目はもっとずっとずっと後に訪れるだろうと思っていたが予想が外れた。
前約束などなにもない、当日になってパラサイヨカップのMTGをしようと2人で集まったら、
エロ話が始まり、気づいたらサシ呑みのゴングは鳴っていた。
倭は一回目に呑んだ時の倭ではなかった。
この倭に似ていて、この倭をよく知る“正統な異端者”森村隆行曰く
「彼は、自分がつきあう人間をハッキリと選別する。
選別前と選別後では雰囲気や喋る内容がまるで違う。」
ならば彼にとって今の己はその後にいるのだろう。
なにがしかへの怒りとなにがしかへの愛を左手と右手にたずさえ
決して自己主張せず、決して誰にも譲らずおのが道を最短距離で進む倭。
どこまでが計算でどこまでが直情か見定めがつかない。
理論と経験と情熱の三位一体が倭の武器。
地位も、金も、見返りの感謝や愛も、それ自体を求めた生き方はしない。
ただ自分の目先5センチの自分のやりたいことの純粋巨魁にのみつかえる倭。
他人の批判評価にはまるで興味がなく、ひたすら自己評価をし、ひたすら自己評価にうちのめされ続ける倭。
満足はなく常に乾いているが笑っている。明るく乾いている。
いいものはいいとして自分のスタンスやこだわりのためらいを1mmもみせずに吸収する。
吸収した物に呑み込まれることなく巨大なオリジナルとしてそびえ立つ。
彼を拝むミニチュアは多い。
しかし、彼はそれを憂い、ただ皆と対等でいたいと願う。
自分でも抑えきれない大きく博く深い愛情を抱きながら、それを悟られまいと必死に隠す倭。
池本多賀正と呑む。
己にとってサシ呑みとは相手に深く迫る手段だが、彼には必要ないかなと思っていた。
この方法論では彼に迫ることができないだろうと直感していたから。
呑ってみると確かに迫ることはできなかったが、まぁでも、
楽しい時間でしたよ。
相手の理解、自分の伝達はこうした時間の積み重ねですな。
渋谷のこの店で呑む。通ならわかる。
投稿者 多苗尚志 : 18:00
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[ 池本多賀正伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
06.04.22 土曜日
多苗尚志のサシ呑みクルセイダーズ12 小澤真希
“オーザいずむ”小澤真希とサシ呑み。
我々井の頭線同士なので、浜田山で呑みました。
浜田山だよ?
いや、まぁあの人が住んでますけど。
住むにはいいんですが、呑むのはどうなの?
渋すぎる。
まきちゃんと己はやっぱりあまり近くないです。
精神OSというか、そういったものがね。
でも、共有してる部分はもちろんあるから、こうして一緒に呑めるわけ。
近似と相違。
近似に安心を持ち出すと、退屈を生んだり、少しの相違が許せなくなったりする。
相違に共有がなくなれば、長く一緒にいることができなくなる。
そんなことを思う。
投稿者 多苗尚志 : 12:27
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[ 小澤真希伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
06.04.03 月曜日
多苗尚志のサシ呑みクルセイダーズ10 茂木千尋
サシ呑みクルセイダーズは純人数で100人数えたいと思います。
1回呑んだことがある人はカウントしない。
“肯定のダンシングプリンセス”茂木千尋と呑む。
千尋嬢とは“ブラック男爵”河上純二誕生会で初対。
この子はいいと思ってアタックする。
彼女も己のことをいいと言ってくれるが
いーや、己が君を見つけたのだ。
なにがいいかってね、今日呑んでひとつ分かった。
その肯定力だ。
初めてじゅんじさんの誕生会で会った時、
己はそういうつもりじゃなかったのだが攻撃と受け取れる話し方を彼女にしてしまった。
「それじゃダメだ、あんた」みたいな。
フツーなら少し機嫌が悪くなって己も
「悪かった。いやそういうつもりじゃなくて。言い方が悪かった」と釈明する事を想定したが
彼女は眉をピクリともさせず笑っていた。
今日は3時間くらい話していたが、彼女から否定の言葉を一度も聞かなかった。
ええですよ、この方は。
投稿者 多苗尚志 : 10:27
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[ 茂木千尋伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
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06.03.31 金曜日
多苗尚志のサシ呑みクルセイダーズ9 武山玲子
“玲々たるバンビ”武山玲子とサシ呑み
彼女とは1年半前に“ムーブメント団体”パラサイヨのフィリピンツアーで
出会ったのが初め。
ツアーの打ち上げのテーブルで彼女の正面に座ったのだが
彼女はこちらを見向きもせずに隣と話している。
己は己に興味がない人にムカつく小さい器をもっているので
「もう、この子はいい!」と思った。
還りの飛行機で偶然席が隣になった。
己が座っていると
「ここいいですか?」と尋いてきた。
「いいですか?」っつぅかチケットがそうなってんだからさ。
ええ子やと思い直す己。
それから日本までぶっ続けで話し続けた。
己は声が枯れていたので筆談を使って。
この子はメチャクチャ面白い。
彼女としては全然笑わせる気はないのだろうが
その独特のテンポ、言葉回し、お茶目に己はかんらかんら笑わされる。
途中「寝てもいいですか?」と聞いてくるので
15分だけ寝かせてあげるが、あとはぶっ通しで話した。
それからの縁である。
彼女は瞳に星が入っている。
愛
家族の愛を一身に受けて育った様子で愛にあふれている。
愛があるかどうかって最重要な分かれ道だ。
自愛
基本、自分を愛しているかどうか。
これは人の魅力として非常に大きいポイントだ。
自分を愛するためになんらかの成功・才能を転用したり、
他人に愛されることを担保にしているうちは本物ではない。
彼女は自分で自分を愛している。
存在感
前に出るタイプではないが、周りを鼓舞する力をもっている。
その力には周りも彼女自身も気づいていないが。
お茶目
俗に彼女は天然と呼ばれるかもしれない。だが、天然というのは決して褒め言葉ではないので
言葉を換える。何度か言及しているが己はお茶目な人というのはすばらしいと思う。
お茶目な人は他人を気にしない。他人と自分を比較しない。
自分の時間で生きている。自分の道を生きている。
まだまだ人の目を気にしてしまう己はそんなお茶目な人々に撃たれるのだ。
物事の受け止め方が前向き
ポジティブシンキングなどという言葉ではおっつかない。
ポジティブでいようと心掛けるということは
その人はポジティブではないということだ。
意識されたポジティブというのは直接的でうるさい。
彼女は非常にたおやかに前向きだ。
控え目
控え目自体は良くも悪くもない。ただ言及するとすれば彼女の控え目は地味ではない。
主体性
彼女の主体性は前に出ていくとかエネルギッシュ!とかのそれではない。
性格は控え目ながら当事者意識は決して忘れず、全体に呼び掛けられたことも
自分の問題と捉える主体性をもっている。
明るい
苦境に立ってもキラキラと笑っていられるような面が見える。
初対面が素晴らしい
彼女が初対面の人と接するところをみるが、
しっかり人の目をみて、しかし、人の話をよく聞く。
自分からは出しゃばらない。自然である。
肯定
なにかが嫌いだとかなにかを認めないという考え方をしない。
否定することはなく「うーん、それはちょっと分からないな」と言うだけである。
バランス
なにかを否定することがないのと同じく、なにかを強烈に肯定・絶賛することもない。
狂信は隙を生む。
自然
よくバランスのとれた彼女は自然である。
強さ
彼女に「強さ」はない。『なんに対しても前向きである強さがある』『どんな苦境でも笑っていられる強さがある』という表現は彼女に合わないのだ。強さは「こわさ」と読める。
強さとは緊縮であり、逆に隙と弱みをみせる。
格闘技の極意は脱力にあると言われる。逆らわない脱力、たおやかさこそが極意である。
彼女の中に強さはない。強さが発揮されるとすればそれは他者に対してである。
他者を鼓舞する時、他者の力となる時はじめて彼女に強さが生まれる。
その強さは強さ自体の弱みをもたず他人にパワーとして転用される。
深い
“正統な異端者”森村隆行に似た深さがある。
彼女は自分から出すということが低いため、
状況や聞き手が彼女の良さを引き出す以外に彼女の深淵に触れることができない。
ただ、その深淵は外に出る。オーラであったり、雰囲気であったり。
なにが面白いというわけではなく、己が笑わされるというのはその深淵の余波に
笑わされているのだと思う。
森村隆行の場合、外見が非常にスタンダードなため更にそのスゴさに気づくことが
困難だが、彼女の場合は器量がいいので皆、良さに気づくことができる。
だが、なにがいいのかはほとんどの人が分からないままであろう。
すばらしい。
国姫(こっき)だ。
投稿者 多苗尚志 : 13:38
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[ 武山玲子伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
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06.03.24 金曜日
多苗尚志のサシ呑みクルセイダーズ 谷口正俊
“嬉しい好漢”谷口正俊は弊社の株主である。
谷ちゃんに社長の“s.t.r.e.n.g.t.h.h.o.n.o.r”今井裕一を紹介されて、己は転職したのです。
今日は株主総会だったのでそのままの流れで谷ちゃんとサシ呑み。
年が明けて以来、谷口株が急騰しているらしい。
つまり、すごく忙しくて誰にも会ってないらしい。
谷口正俊に会いたいと思ってもみんな会えないのだ。
ラッキーだわ己。
家が近いので22時くらいから呑み始めてもたっぷり呑める。
さすがにお子さんがいて奥さんが家で待ってるから終電を越えることはできないが。
わがまま言って遅くまでつきあってもらった。
きーちゃん(“混交の中に光る玉姫”浅田貴世子)ごめんね。
旦那さん、お借りします。
もう何度サシ呑みしてるだろう。
この人とは何度呑んでも大きな発見がある。
そしてよく己のことを理解してくれてる。
ある程度、言葉の定義をぶらしたままでも話がつながる
「含み言語で話せる中」
「話せるねぇ」という感じなのだ。
そして魂のつながりを感じる。
今日のサシ呑みだって元から考えていたわけではなかった。
株主総会で会えるというのは分かっていたが
忙しいだろうし、呑めるだろうとは思ってなかった。
会社の繋がりがあるとはいうものの、やはり年が明けてから彼に二回出会っているのは
偶然であり、シンクロであり、そのシンクロは必然である。
何度も話していることだが、彼との出会いは「バーで隣に座った」ところに始まっている。
出会うべくして出会った巨人という印象が強い。
彼との出会いに感謝。
写真はなんかの話で彼を「え!?」とびっくりさせたところに
フォーカスがあったところ。
己が撮った彼の写真はこんな顔が多い。笑。
なんの話かは忘れた。
彼との呑みはいつもそう。
メチャクチャ刺激的で示唆に富んでいて
もっと話したいもっと話したいって感じでガンガン語っているのだが
酒がすすみ過ぎて記憶が気持ちよく飛ぶ。
まるで、高級フランス料理を喰ったがすぐに吐き出してしまったような
勿体なさがある。
だいじょうぶ。
いちいちなにを話したか覚えて無くても脳にはいったんプリントされている。
魂が記憶している。
投稿者 多苗尚志 : 17:18
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[ 谷口正俊伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
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06.03.22 水曜日
多苗尚志のサシ呑みクルセイダーズ7 早川有紀
“早稲田の女番長”早川有紀とサシ呑み
彼女とは五回くらいサシで呑んでるかな。
サシで呑めるというのはやはりある程度の魂の共感がないとできませんよ。
彼女とサシ呑みができることに感謝。
二軒目のカフェでは眠くなっちゃってゴメンネ。
投稿者 多苗尚志 : 17:12
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[ 早川有紀伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
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06.02.23 木曜日
多苗尚志のサシ呑みクルセイダーズ6 千秋毅将
鶏が食べたかった。
駅前にケンタッキーがあったので、そこで4本くらい喰いたい気分だったが千円を超えてしまうので
やめた。
今日は我慢しとくかなと思い、大人しく電車に乗り帰路についた。
品川駅で乗り換えるときドアの外で待っている倭(おとこ)は“マネジメント天将”千秋毅将ではないか。
まぁ当然呑みにいくことになる。
「鶏が食べたいんだよね」とリクエストすると、
「鶏か…」と言い、彼の品川サーチエンジンがくるくる作動する。
そしてビル地下のおしゃれなデートかエクゼグティブな会合に使われるような店に連れられていく。
「己、あんま金ねぇぞ。」
「金はだいじょうぶだから。」
己の友人は、己に反して金持ちが多い。
「だいじょうぶだから」と言われて安心できるお金持ち友人 7傑
(お金持ち自体はもっといる。)
“マネジメント天将”千秋毅将
“正統な異端者”森村隆行
“ニヒルな眼鏡氏”今村英之
“ちくび”吉田秀樹
“社長ギタリスト”土屋青朗
“クールな熱”藤沢烈
“嬉しい好漢”谷口正俊
カウンターでふたり並んで酒を酌む。
料理がどれもうまいが、カッ喰らうわけにはいかない雰囲気のため
胃を「ゆっくり噛みしめ味わい」モードにシフトする。
これで量が少なくても満腹だ。
千秋の近況を伺ってみる。
相変わらず自分から好んで飛び込んでいってるんじゃないかというくらいに不幸な倭だ。
「まるで世界の不幸はオレがマネジメントするからお前らはシアワセに生きろ!」
といわんばかりに。
もう財布を亡くしたとか、彼女にフラれたとかそういうのは彼の前じゃホントかすんでくる。
なぜかシアワセに対して天の邪鬼な千秋にこんな質問をしてみた。
「千秋はどんな人間になりたい?どうなりたいの?」
この質問はありふれた質問だが己の聞きたい答えは
「人の役に立つ人間になりたい」とか
「年収2000万円稼ぎたい。
一日の労働時間は6時間で、残りの時間は家族とテラスで食事、
読書、そして毎週末はジョギングで気持ちいい汗を流す、
週末は絶対に仕事しないことにするから、
月の労働時間は、100時間にとどめる。」とか
そんなんじゃない。
そんなことを聞きたいんじゃないんだ。
その、なんつぅか、えーと…
こっちが勝手にあたふたしてるのと対象的に千秋は
「んー」と落ち着いて考え、一言。
「悟りたいね」
爆笑。
いや、笑うっていうか、あんた最高だよ。
「お前なら悟れる!」と太鼓判を押した。
その後も2人で痛飲を続けた。
千秋の誕生会が彼行きつけのバーで開催されると言うことで
この濃い呑み会は1時間で閉幕となった。
会計がテーブルで済まされる。
レシートを千秋が奪う。
おい、千秋、高いだろうに、己もいくらか払うよと言うと
「いいのいいの、エータナはいいから」と言って
計算を始める。
「じゃ、エータナ君は5千円でいいよ。」
え?
こんな時、お前イイ奴だなって言えばいいのか?
千円を避けてその5倍にぶつかってますけど。
いや、でも真面目な話、今日は千秋に会えてよかった。
1時間の呑みだった。
1時間。
ランチと変わらない。
1時間じゃ大阪まではいけない。
1時間もあれば2億稼げる。
1時間もあれば千秋毅将と語れる!
友とふたりでカウンターに座り、酒を交わして爆笑する。
この世の最高の歓びだ。
我々が死ぬまであと何時間?
1時間はこれほどまでにフレキシブルだ。
2、3日前、千秋の誕生日にメールでメッセージを送った。
(千秋は“嬉しい好漢”谷口正俊と同じ誕生日)
メッセージを送ったのだから当然、奴のことをイメージした。
今なにしてるのかな?
最近どうしてるのかな?
そして2、3日後の今日、品川でバッタリ出会って呑んでいる。
「千秋、なんか前から約束してたような呑みだったんだけど」
「え?約束してたでしょ」
ですな。
投稿者 多苗尚志 : 10:43
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[ 千秋毅将伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
・バッタリ!
]
06.02.10 金曜日
多苗尚志のサシ呑みクルセイダーズ5 森村隆行
他団体MTGを終え、“ふらふらライター”基太村明子(あっこちゃん)と別れ、
己は“正統な異端者”森村隆行(森さん)と一緒にそのまま森村邸へ。
そのままという言葉がしっくり来すぎる程に自然な運び。
森村邸に着く前にふたりのいきつけの焼鳥屋へ。
森さんから紹介されたこの焼鳥屋は多苗が知るうまい焼鳥屋現在一位だ。
ふたりでカウンターに座る。
おしぼりが出る。
生を頼む。
改めて森村隆行という倭を眺めてみる。
この倭、紳士であり、人格者であり、革命者であり、財界人であり、哲学者であり、強烈な魂の存在である。
当サイトで何度も彼の素晴らしさを語ってきたが
それをアテにして彼に出会う者はしかし、彼の深淵に辿り着くことが出来ないだろう。
なぜなら、彼は正統な異端者だから。
容貌はスーツ。いたって正統。
言動もまたいたって正統。特に初対面者には礼節を欠かない。
正統であるが故に彼の深淵に辿り着けない。
誰も彼を本気にさせることができない。
昔話とこれからの話を肴に鳥と酒を酌む。
この倭と親交の歴史を重ねられていることに深謝。
投稿者 多苗尚志 : 00:22
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[ 森村隆行伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
06.02.07 火曜日
多苗尚志のサシ呑みクルセイダーズ4 梶本恵美
その女は宇宙と調和していた。
東の京に住まいながら、毎日1時間の公園散歩を愉悦とし、
それをしない日は調子が悪いという。
宇宙と体との調律を目し体操を欠かさない。
機会や人と出会うのも何日も前から約束をするようなことはせず
流れに沿って会う人に出会う。会わない人には会わない。
彼女とは渋谷・宮益坂のビックカメラ前で待ち合わせたが
彼女は場所がよく分からなかったようで迷っていた。
「東京に住んでもう何年にもなるんやけど、未だにようわからんわ。」
石と鋼鉄から成る都会の森では迷ってしまうのかもしれない。
“宇宙神秘”梶本恵美である。
出会って以来、この人は面白い!と思い、サシ呑みを申し出た。
しかし、多忙な彼女は都合の合う日がなく唯一、空くかとみえた
火曜日も娘さんの誕生日だから一緒にいてあげたいという。
それを過ぎると一週間以上先の約束となってしまい、
そんな先の約束はしたくないと云われる。
しかし、己には会えると分かっていた。
案の定、娘さんは誕生日を友達と過ごすことになり、
梶本さんのその日が空き、呑めることになった。
分かっていた。
なぜなら己も会う人と会うから。
己のイメージが梶本さんと呑むことを描いていた。
魚を食べにいく。
波長がとても合う、心の旅のような呑みでした。
投稿者 多苗尚志 : 11:47
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[ 梶本恵美伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
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06.02.03 金曜日
多苗尚志のサシ呑みクルセイダーズ3 眞形隆之
眞形隆之氏とサシ呑み。
18日に会った時、この人はただモンじゃないと直感した。
マガティさんと会った時、周りのお友達が
「マガティは天才なんだよ」と言っていた。
風評って正しいと思うのだ。
マガティさんは昔、テレビ業界で働いていて今はフリーで出版関係をやり、イベントのプロデューサーをつとめているとのこと。
その溢れ出すアイディアによいしれた。
おもしれぇ!
更に人格が丸く愛にあふれた言動。
この人はすばらしい。
この人好きです。
面白いと思った話。
「テリー伊藤さんは企画会議でまずでっかいアイディアを出すのね。
それが誰も思いつかないようなアイディアでしかもすごく面白い。
ホント面白い。だけどそれはテレビじゃ出来ないから
じゃあ、これとこれだけやってみるかってテリーさんのアイディアの縮小された物が
番組になるの。よくアイディアを出す時って小さいことから大きくしようとするけど
それじゃダメ。大きいものから小さくしていかないと。」
投稿者 多苗尚志 : 11:52
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[ 眞形隆之伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
06.02.01 水曜日
多苗尚志のサシ呑みクルセイダーズ2 松尾飛鳥
“Bittersweet”松尾飛鳥とサシ呑み。
あすかとは転がる石にこけ蒸さず仲間で、お互いあれやったりこれやったりと転がっていたのですが
最近は、大学院に入り、研究に没頭し、私はこれだ!というものをみつけたらしい。
さみしいわ。
色々と陥る部分も似ているなどイイお相手である。
酒がしみじみとうまい。
投稿者 多苗尚志 : 11:53
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[ 秋山飛鳥伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
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06.01.12 木曜日
多苗尚志のサシ呑みクルセイダーズ 1
今年から始めようじゃないの。
100人とのサシ呑みできるかな?
--
20時5分。
四谷三丁目の地下鉄出口を地上に上がると、
消防署前の大きな交差点を自動車が行き交っている。
倭[おとこ]が向かいの信号に待っているのが見える。
倭の風貌は只のサラリーマンである。
スーツに黒のロングコート。
やはり書物が入っているのだろう、右に学生時代と変わらず重そうな黒い鞄を提げている。
信号を待つ者は老若男女8人程。
倭を含めて特に目立った服装の者はいない。
だが、ただ一閃。
8人の草むらからただ一閃。
都会の絶え間ない自動車の往来の間隙を、倭の凶々しい眼光だけがこちらを貫く。
彼の眼鏡の下より貫く。
その倭、マッド。
ただし、科学者に非ず経済学者。
“マッドエコノミスト”外木暁幸がこちらの岸に渡ってくる。
「多苗くぅん。5分遅刻だよ?」
外木暁幸。またの渾名[あだな]を“最強弁士”。
1996年来の友。
経済・政治・社会・数学・美学・ゲーム・アニメ・人生哲学までを一気通貫する最強の論客だ。
96年来、己は彼が論破された時を見た事がない。
論陣の地に膝をついたのを見た事がない。
I have never seen…その…なんだ…。
96年来、外木と己と“極悪犬”仁藤和良と“オニイサンオブマツダ”松田能成が仲良しであった。
我々4人を貫いていた命題は「社会との関わり方」であり、「成長」であり、
それらの命題から導かれた世界観を共有していた。
時は流れ2006年。
おそらく4人の中で唯、己だけが「成長」を放棄し世界観を書き換えた。
その新しい世界観を以て外木と対峙する。
外木暁幸はひとつ上という事もあって、4人の中でも抜けた存在であり
3人は多かれ少なかれ彼を畏れていた。
畏友である。
その彼にサシで対峙し、現在の己の世界観をもっていくのが今日だ。
果たして己はそれを通したという感覚を得た。
それは彼に膝をつけさせるという形ではなく
おのが道を朧気ながらにも表明するという形をもって。
二軒目のビールがうまかった。
シアワセを感じる。
我が人生において、この倭とあと何度こうした酒を酌めるだろうか。
投稿者 多苗尚志 : 18:23
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[ 外木暁幸伝
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]