エピソードからみるその人の魅力
09.01.15 木曜日
【想出】ものすっごい女
己の友人に
"コンプレックスを太陽に変えるひまわり"、またを"ホビット"
と呼ばれる岩崎久美という女がいる。
この女がすっごい。
昔は"ダメダメ娘からの飛翔"と言われていた。
数年して"ダメ娘からの飛翔"になり、更に数年して現在に至る。
"ホビット"というのはJ・R・R・トールキンの『指輪物語』に
由来している。
すなわち、勇敢な戦士や天才的な弓使いや偉大なる魔法使いが
世界の秩序と平和のため奮闘する中、
結局、物語の核となる「指輪」を正しく使えるのは
小さくて力もなくて、なんの技術もない、
ないない尽くしの種族、「ホビット」なのだ。
ないない尽くしはなにもないのではない。
実はなんでも持っているのだ。
岩崎久美はまさしくホビットに相応しい。
2002年に初めて彼女と出会って以来、
彼女の華麗なる成長を目の当たりにしてきた。
目の当たりにしてきたというと、語弊があって
時々、あまり会っていなかった時代もあったので
てめ、そんな見てねぇだろ、有名人の親戚みたいな顔すんじゃねぇ
と言われればその通りだが目の当たりにしてきた。
彼女とは長くメールのやりとりをしているが(長くってオマエ...以下略)
彼女のメールがまた出色である。
メールで他人を鼓舞できる人だ。
彼女は自分に自信がなくて、自分に関してネガティブなことを言って、愚痴っぽくて...。
でも、他人をやる気にさせたり、褒める力は天才的だ。
そして、ネガティブ慣れしていて
多少のネガティブじゃ動じない。
ネガティブを餌にして生きている。
なにか文句を言われても、
「文句を言ってくれてありがとう。あたし、文句を言ってもらわなかったら永遠に気づかなかったと思う。」とか転換されてしまう。
ポジティブな人のポジティブ発想というのは
時にイラつくこともあるが、
彼女の場合、根がネガティブ(neganegative)なので
そのイラつきを周りに与えない。
そして、こういう人間はまた、グループにおいて力を発揮する。
グループが落ち込むと、逆にひとりで元気になってみんなを救うタイプだ。
昔、『ファイヤープロレスリング』というゲームがあってその中に、
ビクトリー武蔵というキャラクターが出てくる。
これはアントニオ猪木をモデルにしたキャラクターだ。
このプロレスのゲームでは、流血すると体力が回復しなくなってピンチになるのだが
ビクトリー武蔵だけは、流血すると体力の回復が2倍になるのだ。
岩崎久美はこのビクトリー武蔵に似ている。
皆が落ち込むと強い。
そして、ここ数日のメールのやりとりでの発見なのだがこれがすごい。
彼女と七年つきあって、ようやく見えた新発見なので心して聞いて欲しい。
彼女は
メッチャ素直なのだ。
文句を言われたときの対応にしても、素直に相手の忠告を聞くことができるから言えることだ。
そういうと彼女は反論するだろうし、
実際のところ彼女が素直にすべてを吸収しているかどうかは己も分からんが
表面的でも素直な反応ができるかどうかが大きな違いを生む。
彼女はダメダメを標榜し、周りもダメキャラとして扱うので
みんなが「しょうがねぇな助けてやるよ」目線で接してくる
その時!
素直であることが武器なのだ。
表面的でもいい。嘘でもいい。
とにかく、相手に素直だと思われるラインを担保することが重要だ。
すると、どうだろう。
みんなが彼女を助け、みんなが彼女を育てるのだ。
見事、ダメダメ娘は飛翔したではないか。
そして、今では第二のダメダメ娘にも、
「己は分かってるよ」ヅラしてアドバイスしてた人にも
みんなに対して、彼女は太陽であるし、希望であるし、温かい力を与えている。
この女がすごい。
※"コンプレックスを太陽に変えるひまわり"岩崎久美から、根がネガティブからのポジティブと人の話を素直に聞くことの薫陶よろしきを得る
※岩崎久美は最高の友です。己はくんちゃんと出会えたことを誇りに思う。
投稿者 多苗尚志 : 07:36
[ 岩崎久美伝
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・おもいだします
]
08.04.25 金曜日
Maジで
“MAHY”吉田秀樹と渋谷のバーで呑む。
金曜の渋谷で、9時くらいだったのだが、どこにも入れず敗退を余儀なくされていたのだが
以前、渋谷在住の“若社長”森村泰明に教えてもらったバーに来たところ
客が誰もいなかった。
誰もいないって熱いね!
お陰で極上のサシ呑み空間となった。
しかも、3時間くらいずっとふたりだけ。
お得気分である。
当然、有線は入っているので吉田秀樹がラブホテルで学んだという
番号をかけると我々の好きなビートルズがエンドレス。
ビートルズバーのいっちょあがりだ。
つくづく吉田秀樹という侠[おとこ]は本物だと思った。
MaジでAついHiデキYoシダだ。
呑んでいて面白い。
面白いと云うに、話が面白いとかそんなことではない。
実際、彼の話は面白いのだが、では彼の話の面白さはなにかというと
ギャグが面白いとかプレゼンテーションの仕方が面白いとか
そんなことではなく
彼そのものが
生きている彼自身が面白い。
気持ちの悪い比喩だが、彼は己の前で裸になる。
失敗も成功もすべて晒してくる。
相手が、己が、心を閉じていても関係ない。
まず、自分からガッサリ開いてくる。
彼は自分の足りない部分もよく分かっている。
「そうなんだよね。そこは俺も痛いところなんだ。」
と焼酎を傾けながら苦笑いをする絵は、
なんとも味わい深いワンカットとして心に焼き付く。
吉田秀樹は頑固だ。
同時にして彼はとても謙虚だ。
吉田秀樹は思いやりがない。
同時にして彼はほろ苦い愛を胸に溜めている。
吉田秀樹は失礼で不躾だ。
同時にして彼はリアルで嫌われることを恐れない。
吉田秀樹は浅はかで軽率だ。
同時にして彼は誰も気づかないところに細心の注意を寄せている。
吉田秀樹はブサイクだ。
同時にして彼は味わい深く美しくカッコイイ。
こんな侠との呑みは今日も最高だった。
気もそぞろであまり呑む姿勢のできていなかった己を
無理矢理カウンターに引きずり立たせてくれる力強さをもって。
ハッキリ言って今となってはあんまりなにを語ったか覚えていない。
だが、今も確かに、心を交わしたという記憶と歴史がここに残っているのだ。
※吉田秀樹は最高の友です。己は秀さんと出会えたことを誇りに思う。
投稿者 多苗尚志 : 17:56
[ 吉田秀樹伝
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08.04.18 金曜日
多苗尚志のサシ呑みクエスト82 辰野まどか
"凛とした覚悟"辰野まどかと六本木でサシ呑み。
外国人ばっかりのうっさいバーから
河岸を変えてメチャ静かなバーへつなぐ。
98年に、まどかと初めて出会った時、己は大学二年で彼女は高校生だった。
(この店は六本木にして凄く静かでいい場所だ)
彼女と世界の話をする。
(ワインとチーズはまずい)
彼女は、国連で働いたり世界各国から集まった若者に船上でリーダーシップ研修をしながら世界中を回ったりと文字通りグローバルな方だ。
(食通のまどかはなにも言わなかったが、ひとくち呑んでそれ以上呑もうとしなかった)
思えば、彼女は昔からグローバルとかボーダーレスと云うことをテーマにしていた。
彼女はそうしたテーマをもちつつ、更に「こういう三十代になりたい!」というイメージを
持って20代をガムシャラに駆けた。
彼女は自分の言葉で「崖をおりゃあああって昇り続けて(きた)」と形容した。
(己はぐびぐび呑んでいたがけしてうまいわけではなく、まずいけど液体であればなんでも口に運んでしまうのが己の習性なのだ)
そうした未来のイメージを明確にもつこととガムシャラに駆けるというマインドは
『王子コミュニティ』の文化であり
その出身である"柔らかい頭領"佐藤孝治や"クールな熱"藤沢烈、
"日本国総理大臣"佐野哲史、"復活の闘魂野郎"渡辺エイジなんかにも
顕著にみられるマインドだ。
己はそのコミュニティにあって「無成長&非生産!!」を標榜してきたわけども。
(まどかに多苗さんはワインの味が分かんないんだと思われたらどうしよう)
10年前、海外なんてキョーミねぇと言っていた己が
こうしてまどかとシンパシーをもって「世界」というトピックで杯を交わしているというのはまったくもって極上。
相手の話を受けて、次にくる自分の発話のタイミングを、「そうそう」と、はやる気持ちで待ちながらも、思考のバックグラウンドで『己はワインの味が分からないわけじゃないんだぜ?』と心理戦を交わしているのがまた熱い。
まどかは「世界にもっとノマド(≒遊牧民)的な生き方をする人が増えるとイイ」というビジョンを熱く語り
「既にノマドとして生きている多苗さんはステキだわ!」と評してくれる。
ノマドとして生きているのか、ノマドにならざるを得ないのかの線引きは己自身、非常に微妙なところなのだが。
たつのまどかという自分の名前にノマドが入っていてうれしいというまどか。
己も我こそ世界自身ですよ。
極上の呑みの相手はその存在だけで尚[とうと]い。
※辰野まどかは最高の友です。己はまどかと出会えたことを誇りに思う。
投稿者 多苗尚志 : 20:04
[ 辰野まどか伝
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08.01.07 月曜日
藤沢烈という意志
“クールな熱”藤沢烈はスゴい。
彼は一流のビジネスマンで素晴らしいビジネス手腕をもっている。
しかし、ビジネスとアート(敢えてアートという言葉を遣わせていただく。)は
両極端である。
ブログの発信などはアートの側面が強いように思う。
優秀なビジネスマンはブログ発信が苦手な傾向が強いように思う。
烈も多分にもれず、早くから個人ブログを持ってはいるが
半年にいっぺん更新が有ればイイ方だった。笑。
「多苗君はよくアレだけブログを書けるなぁ。俺にはとてもできないよ。」
と言われたこともあって
まぁ、己はアートの部分を守って、烈はビジネスの部分を守ればいいのだ
なんてことを得意に考えたこともあったが
とんでもない!
最近、彼は書評をブログに載せるようになって
07年10月14日以来
毎日更新されている。
毎日だ。
一日一冊読んで毎日書評をブログに挙げるのだ。
己にはとてもできない。
毎日だぞ。
現在89日目。
超人だろ!
無職の人がやったとしても大変な作業だ。
そう言えば前もこんなことがあった。
仲間の中でもインドア系で体力がまるでなかった烈は
20代半ばにして腹筋が2回しかできなくて
仲間から爆笑されたものだ。
それとは別に、その後、彼は自身の文脈をみつけて必要性を感じたのだろう。
スポーツクラブに通うようになった。
それが3年前のことだ。
以来、彼は今日までほぼペースを崩さず通い続けて
体つきは別人のようになっている。
意志ありき。
意志をすること。
藤沢烈という意志は驚愕的に強靱である。
烈と己は同い年。
97年の5月以来10年以上のつきあい。
2回のルームシェア経験。
様々な熱い瞬間のシェア。
爆笑のシェア
わだかまりのシェア
気づきのシェア
寛容のシェア
魂のシェア
己は藤沢烈という倭[おとこ]が好きだねぇ。
※藤沢烈は最高の友です。己は藤沢烈と出会えたことを誇りに思う。
投稿者 多苗尚志 : 14:41
[ 藤沢烈伝
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07.12.25 火曜日
森村夫妻というすごさ
森村家に幾重にも宿泊した末、わかったことがある。
この夫婦はいつも笑っている。
特に“白いハヤブサ”森村ゆきがすごい。
いつも1人でなにかしら笑ってる。
笑いながら“正統な異端者”森村隆行に絡んでいき
彼がそれに応対していると、彼もなんか笑ってしまい
その笑いをもってゆきちゃんがまたひとりで笑ってる。
すごくしあわせそうで笑いが循環している。
将来、この家に子供が生まれた時、その子も含めて笑いが増えていくことは必至であろう。
己が「幸せな家庭」と聞いてまっさきに思い浮かべるのは“太陽王子”岩下均の家である。
おじいちゃん、おばあちゃん、おとうさん、おかあさん、おとうと、いもうとと
しっかり仲がよく団らんが豊かである。
ゲストにもその豊かさが伝染する。
そしてやはり豊かな団らんには笑いがあふれているのだ。
笑う門に福来たる!
※森村夫妻は最高の友です。
投稿者 多苗尚志 : 01:07
[ 森村隆行伝
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・岩下均伝
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07.12.01 土曜日
豊かなり清水宣晶
自由亭さよならパーティーはいかにも乱痴気騒ぎであった。
どんどん盛り上がって、家主“光速の自由人”清水宣晶の鷹揚な性格も受けてか
みんなもどんどんエスカレート。
クローゼットの表面にいたずら書きがはみ出てしまったのに端を発する。
これはまだ水性ペンだからよかったが
油性。
しかも、これなんて読むんだよ。
そして、家主自身ハッスルして
遂にマリオみたいにパンチで天井に穴を開けてしまった。
爆笑して、みんなが続き
二個空いた。(他の奴は届かない。笑。)
一番最初に穴を開けたのは自分自身だからしょうがないものの
それでも、追加で穴を開けられたり、落書きだってヒドい。
さすがにみんな「どうすんのコレ?」って雰囲気になった時
晶はこう答えた。
「だいじょうぶ。もうここ取り壊すからさ。」
そうか、引っ越すというのもこのビル自体が取り壊されるからなんだね。
と、一同それで納得した。
しかし、実は違ったのだ。
取り壊しなど全然しない。
この家はしっかり次の人に引き渡さなければならない。
壁紙の張り替えとか、穴の修復したら十万円で済むかどうか。
晶がなぜあのような発言をしたか。
晶を知る者の間では有名だが、晶は他人に気を遣わせたり
その場の雰囲気が自分のせいで気まずくなったりするのを気にする人間なのだ。
それくらいだったら喜んで自分が損をかぶるよ、というのが晶の考えなのだ。
人が穴を開けた場合はもちろん、
自分で、はずみでやってしまった場合でもこれだけのことをしたら
「やべー!どうしよう」とか
「これどうやって直そう」の一言くらいは言うものだ。
あるいは後でひきずって「実際どうしよう」とか言うだろう。
晶はまったく言わない。
その開けた瞬間もその後もまったく言わない。
周りが心配してもそれに乗じて言うことすらない。
ピンチであったり、とんだハプニングの時にその人の人間性を
垣間見ることが出来るが
清水宣晶という倭は、徹底して自分の信念・哲学を体現できている倭なのだ。
※清水宣晶は最高の友です。
投稿者 多苗尚志 : 02:01
[ 清水宣晶伝
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07.11.24 土曜日
成長する姫[おんな]
“藍田玉を生ず”五十川藍子は成長する姫だ。
今回、彼女はパラサイヨのゴスペルイベントに注力しているが
イベントのプロデュースアイデアが半端なく突出している。
昔は全然ダメ子だったのに。
彼女の特徴として「これだ!」と思ったものに全力を賭け
その過程で大きく成長するというものがある。
しかも、その成長の仕方が尋常ではなく、いうなれば「変態的」。
フツー人間はこんな成長の仕方をせんだろという驚愕のレベル。
五十川藍子はスゴい。
※五十川藍子は最高の友です。
投稿者 多苗尚志 : 11:57
[ 五十川藍子伝
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07.11.22 木曜日
清水宣晶という凄さ
「多苗君は自由でいいね」と言われることがよくある。
確かに己は自由だ。
だが、それはすべてを捨てられる自由に過ぎない。
己は、いざとなれば会社を辞めるのも無一文になるのもなんら問題はない。
だが、それはいくらでも手放してみせるぜ、というだけに過ぎない。
低次元なレベルが横たわっているだけだ。
相応に金も亡くなっていくだけである。
「会社という組織の論理に従わなくてはならない」
「自分で自分の時間を自由に使うことはできない」
この命題を憎み、徹底的になんとかしようと思った倭(おとこ)こそ
“スピードの哲人”清水宣晶である。
彼は一般企業に2年間勤め、ほとんど休み返上で頑張って働き、
自分で会社を興し、自分の仕事を自分で創る。
クライアントや社員に縛られないようにシステムをきちんと整備する。
働かなくてもお金が儲けられるなんて輩が増えているようだが
彼は、仕事のよろこび、社会貢献を損なうことなくお金を稼いでいる。
彼の仕事はIT分野であるため、パソコンとネットさえあれば
トルコだろうがフランスだろうがなんの支障もない。
お金の貯えもあるため、友達がきまぐれに
「台湾でも征こうか」と言ってきても
「ああ、いいね」とひとつ返事で応えられる。
その分、仕事を頑張る時は相当な勢いで頑張る。
常に会社がどうなるか分からないプレッシャーの元、働き続ける。
金だけならある。
時間だけならある。
だが、両方もっている者は、まずいない。
更に志と社会貢献を持っている者となるとまさに稀少。
清水宣晶は本当の意味で自由人。
“光速の自由人”だ。
※清水宣晶は最高の友です。
投稿者 多苗尚志 : 08:57
[ 清水宣晶伝
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07.10.28 日曜日
美枝子企画当日
先日打ち合わせをした美枝子企画の当日。
なにをやるかというと、まず“ミニミニ先生”武藤美枝子という人から説明しなければならない。
彼女は
・小学校教諭。
・“日本一元気なチャリティ集団”パラサイヨ(※パラサイヨとは)に
2000年設立当初から参加している。
・多苗とは98年にYOSAKOIソーラン祭を通して出会っている。
その彼女の企画とはなにをやるのか。
・六年生学年全体80人を対象に、土曜日に特別授業を行う。
・六年生のクラスは3組
・保護者もくる。校長先生はもちろん、他の先生方も協力。
・フィリピン支援活動を知ろう、ということでパラサイヨメンバーを講師として召喚
・1人が8人くらいとチームをつくって
「支援金を集めるアイディアを考えてそれを模造紙に書いて発表する」
・小学生たちは休みに出てきてる代わりに翌週に振り替え休日がある。
まさに、自分の仕事と、課外活動(家庭・個人が1st、自分の仕事を2ndとしてその他にもうひとつ第3の場を持つということで3rdplaceとも呼ばれる)を合体させた意欲的な企画だ。
己は武藤美枝子を敬愛する。
これはスゴいぞ!
職場全体を巻き込む能力と実績、
3rdplace全体を巻き込む能力と実績があるってことなんだね。
そして本企画自体の企画力。
美枝子は、パラサイヨでは今年で4回目を迎えるゴスペル企画の代表をずっと続けている。
己は初回に手伝わせてもらったが、その時は情熱だけで稚拙な企画力。
学生に毛が生えたような感じだったが、ここに来て相当パワーアップしている。
情熱にきちんとした実行力、実現力を備えるようになった。
美枝子は相当スゴい。
もちろん、子供たちにだって大きな影響を与えることは間違いない。
パラサイヨメンバーは希望制で自由参加だったが
これに応えたメンバーは
“笑顔の鉄人”澤登正一、“吟遊詩人”中西祐、真下慶子、久道慶子、
引地太陽、“メゲない無邪気”内藤博之、“あちこ”町田明子、千代田綾佳、
“シュガ子”佐藤あい、“昨日の自分に勝てる気がする”万膳園子、
“静かなる熱司”上杉篤司、宮川美菜。
“いつもニコニコエレガントしーちゃん”涌井薫子も見学に。
しぃちゃん。久しぶり。
結果から言いましょう。
メッチャクチャいい企画でした。
メチャクチャ気づきに溢れていて、小学生もパラサイヨメンバーも(保護者も他の先生も)
みんな「すごいよかった」「もう一回やりたい」と言ってました。
そもそも、もはや小学生と触れあう機会なんかないでしょ。
まず、教室で給食を食べるんだから。
小学生の班に交じって!
あの机に座ってですよ!
(各クラスにパラメン4人ずつくらい)
今日の給食はビビンバでした。
ビビンバなんて出るのねぇ。
牛乳も進化してたよ。
開けやすくなってた。
給食からなんとかコミュニケーションを図ろうとするパラメン。
なかなかうまく征かない。
祐が「KY」と言われ
美菜が話し掛ければ「うるさい」と言われる。
己も「はー、日曜日になんで学校なんか来なきゃいけないのか…」と
横で軽く言われる。
美枝子の同僚の先生曰く
「こどもは決して優しくありません。
決して礼儀正しくありません。
ダメな時はダメと叱ってやらなければいけないんです。」
正くん(澤登)の班もあまりいい雰囲気ではなく
ついには真っ正面から叱る。
生徒たちの前に立って、全員に対し
「俺たちだってヒマで来てるわけじゃない。そういうのは失礼だ。」
(ヒマで来てる…は不正確。わかりやすく。「そういうのは失礼だ。」は正確。)
真っ正面の方が伝わるんです。
給食終わっていざ、体育館へ
六年生80人をパラメンに割り振って
「フィリピンの子供たちに支援金を送るために一緒にアイディアを考えよう」
班の決め方は
パラメン、ひとりひとりが体育館の前に一列で自己アピールをして
そのアピールをもとに子供たちが「あの人がイイ!」って駆け寄る。
また自己アピールが、みんなバラバラでしかも狙いや
個性をきっちり現した、イイアピールすんだわみんな。
で、一番人気はやはり上杉篤司ね。ソッコー16人集まった。
ムカつく…。
(己は30秒くらいの間、ゼロでしたから。そんな奴己だけ…。子どもに人気ないのよね。)
30分くらいでアイディア出し、清書をして、大きな紙を体育館の壁に貼る。
それを班の2人が残って発表
残りの人は他の班の発表をききにいって、質問したりする。
保護者も見学・質問に廻る。
発表の時になると、途端に声が小さくなるんだよな。
さっきまでの元気はどうした、みたいな。
まぁ、己らが六年生の時もそんなもんだったよね。
(己は違ったけど)
個人と公をわきまえてるというかね。
子どもにも社会があるんだからさ。
すごくうまく発表する子もいたけど、大体は書いてることをなぞって
言うだけなんだよ。
でも、健気っつうか、よかったなぁ。
それから、班には加わらず全体をみていた正くんの総評。
パラメンからの感想2人
小学生から今日の振り返り3人(これがまた最高だった。)
正くんの挨拶(最高だった)
美枝子の挨拶(冴え渡ってた)
で、終わり。
終了後、充実の表情で控え室に戻ってきたパラメンたち
話を聞いてみるとみんな伝えたメッセージは、
「ボランティアとかチャリティーとかそんな特別な事じゃない。
募金箱で集めなきゃいけないとかいう決まりもない。
自分たちで楽しんでそれが結果として人の為にもなってるってよくね?」
ということに集約されていた。
これでいこうって言わなくてもそうなるってことは
パラサイヨのメッセージだと言える。
本当に素晴らしい企画でした。
※武藤美枝子は最高の友です。
投稿者 多苗尚志 : 15:14
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07.10.14 日曜日
スピードの哲人の哲学
先日も紹介したのだが、その深みを感じている。
チームで深い経験を共にし、その解散時に“スピードの哲人”清水宣晶は
こう、述べるのだ。
「このみんなと同じメンツで来ることは2度とないと思うけれど、オレは…」
どう思うだろうか。
ややもすると
・このチームの中に清水氏の嫌いな奴がいて、もうそいつと一緒になにかをするのは
勘弁だ。
・今度、なにかをするときは清水氏の好きなメンツでパーティーを組んで行動したい
という意味にもとれるのだが、もちろんそうではない。
彼の人生観において「人生は有限である」という前提が非常に濃い。
命に限りがある以上、もちろん有限なわけで、なにを当たり前な、と思われる向きも
多いかもしれないが、「本当に意識している」というレベルで考えるとどうだろう。
清水氏は本当に意識している。
年をとるにつれ3人とかならいざ知らず、それ以上となると様々な理由で同じメンツでパーティーを組むのは難しいだろう。
その時の仕事の状況、家族の状況、個人的な心理状況。
事実、我がロックユアハートを例に挙げると
結成時の10人は3年の歴史で、その結成時しか揃っていない。
そしてもし、その低い確率ながら以前と全く同じメンツが揃ったとしても
「行く川の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。」
方丈記よろしく、そのメンツは3年前、否、昨日と同じメンツではないのだ。
陳腐に言えば、一期一会ということだ。
しかし、それを清水宣晶は自分の言葉と態度をもって強烈に示してくれる。
※清水宣晶は最高の友です。
投稿者 多苗尚志 : 21:06
[ 清水宣晶伝
・エピソードからみるその人の魅力
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森村隆行という人格者
自分がやってしまったミスなので、紹介するのも少し憚られるが…。
“正統な異端者”森村隆行に車を借りていた。
己は車を返したのだが、車内灯をつけっぱなしにして返してしまい
気づいた時にはバッテリーがあがってしまっていた。
バッテリーは交換が必要なレベル。
しかし、まず彼は「そりゃ誰だって気づかないんだからしょうがないよ」と
言って弁償をさせてくれない。
いや、なんとか弁償をさせてもらおうと考えていますが。
そして、更に、己はそのバッテリーがあがっている話を、
彼から「申し訳ないんだけど…」と聞いたのではなく他の友人から聞いたのだ。
つまり、彼はなんにも言わない。
「弁償しなくていいけど、壊れてたよ」とすら言わない。
なかなかこんな豊かな人はいない。
※森村隆行は最高の友です。
投稿者 多苗尚志 : 13:28
[ 森村隆行伝
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07.08.30 木曜日
ヴァンダーマーブ
今日は日中に、“柔らかい頭領”佐藤孝治(さっさん)とMSNメッセンジャーで
話し合っていて
「勉強会終わったら新橋にいいサウナがあるんで一緒にいきませんか」
と誘われていた。
さっさんの誘い方には昔から特徴があって、
「彼が己と話したい」というよりは
「ちょっと最近、多苗君どうなんだろう、調子いいんだろうか?」
という具合に「己のことを考えて」、彼から誘ってくれるんです。
んで、「今日は僕から誘ったのでお金は僕に払わせてください」とか
言っちゃうわけですよ!この人。
己もこういうお大尽になりたひ。
(友からの薫陶)
さっさんとの出会いは何度も話しているが、もう一度語ろう。
さっさんは己と大学が一緒だが、己が入学した時に卒業している。
大学の就職イベントのゲストとしていらしていたのだ。
大講堂でのイベントだったので参加者は誰もさっさんにアクセスしないで
還っていたが、己は友人(野本勝)の引っ張りもあって名刺交換にいった。
(己は名刺なかったけど)
それでもらった名刺にアドレスが書いてあって、ちょうどメールを始めたばかりの
己はうれしくて呑みにいきませんか、といったところ「いいですよ」と
一発で還ってきた。
なので、あまり先輩という間柄ではなく、さっさんはやっぱり己にとってさっさんなんだな。
その縁から伝説の王子での共同生活が始まり
“クールな熱”藤沢烈を始めとする王子の豪傑たちと出会い
その延長線で“黄炎社長”森田英一に出会って
“夢プロデューサー”和田清か(=私には夢があるのみんな)と出会い
“大将”池本多賀正と出会って、現在つきあいの濃いパラサイヨとも出会うわけだ。
佐藤孝治に出会う前にも、人の出会いがあるので
彼をゼロ基点と考えはしない(そもそも、そんな考えに意味はない)が
己の人生に非常に大きな影響を与えてくださり続けている人物だ。
最高のサウナを過ごした後は、駅前の店に入って一杯。(二杯)
最高です。
さっさんと過ごす時はいつも最高。
昔から笑顔のステキなさっさんだけど、昔よりも更に笑顔が丸くなったなぁ。
さっさん長生きしてくださいね。(なんだそりゃ)
※佐藤孝治は最高の友です。
※“柔らかい頭領”佐藤孝治から『相手を想って呑みに誘っときながら、驕りまでする』の薫陶よろしきを得る
投稿者 多苗尚志 : 10:32
[ 佐藤孝治伝
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07.08.25 土曜日
妥協を許さない倭
ありのままを話すぜ、催眠術とか超スピードとか そんなチャチなもんじゃ…
3日目の企画は我が「征くぜ!呵火大笑新世界」がメインだったので
その準備をする。
徹夜で満足感を感じるような悪しき文化はやめよう
ということで、今年は準備は日本で終えてくるようになっていたのだが
そこは「新世界」。
バッチリ間に合ってない。
んが、みんなで準備するようなもんでもないということで
まず女性陣が12時で部屋に戻った。
己は2日目で声をつぶしてしまって
議論もできないので2時くらいに寝る。
“若社長”森村泰明もなんか寝る。
結局、“たまごさん”吉村紘一と“小さくてもピリリと辛い小岩”佐々木孝仁だけが
延々と段取りについて議論し合っていた。
朝の四時くらいに己が目が覚めるとまだふたりで議論していたので
己も加わって、資料の準備などは手伝った。
ふたりとも妥協がない。
佐々木孝仁が「妥協をしない倭」だというようなことは彼をよく知る者からも
聞いていたが、“太陽王子”岩下均と同じで身近過ぎてあまりその凄さが
よく感じられずにいた。
しかし、思い起こせばぶんかるの時も、唯一徹夜をしていた。
徹夜をすればいいということではなく、
妥協をしなければ徹夜になってしまったということだ。
そして5時頃に準備が終わって
紘一氏(彼もすごい)も部屋に戻り、ようやく寝ることになった。
己は2時間程寝ていたので電気を消しても少し目が覚めていたが
佐々木くんは即寝だった。
そして、諸君。
ありのままを伝えるぜ。
5分くらいすると彼は「いや、そのやり方じゃ子供たち分かんないと思いますね」
と寝言を言ったのだ!
まさしく妥協を許さないピリ辛くん
こいつはスゲェ
※ちなみにヤスは五時までたかじんのベッドで寝続け、
たかじんに「ヤスさん、俺のベッドで寝てもいいんですけど、やすさんの部屋の鍵をください」
と起こされると
バッと起きあがって
たかじんと己の顔を交互に見て
真顔で
「寝てない。寝てないよ?」と言って部屋を出ていった。
いや、別に寝てることは責めてないんですが…。
※佐々木孝仁(森村泰明)は最高の友です。
投稿者 多苗尚志 : 09:37
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07.08.03 金曜日
多苗尚志のサシ呑みクエスト53 岩崎久美
その女とは5年前に知り合った。
自信のない女だった。
「私はダメだから。私はダメだから。」
世の中に弱者と強者がいるとするならば
その決め手は自分で自分をどう思うかにかかっているのではないか。
その意味で彼女は弱者であった。
己からは彼女を弱者だと思ったことはない。
ただ自分で自分は弱者だからと言ってきかないものだから
「はぁ、そうなんですか。」としてきた。
5年のつきあいにして初めて彼女とサシで呑む。
"コンプレックスを太陽に変えるひまわり"岩崎久美とだ。
彼女は"夢プロデューサー"和田清かと共に有限会社私には夢があるを経営している。
5年前、まさにこれから起業をせんという和田にくっついていき
以来、和田から仲間からお客様から数々のダメ出しを喰らいながらここまでやってきた。
彼女には自分はダメなんだという前提と
ダメ出しはすべて正面から受け止めるという姿勢があった。
いつしか彼女は輝きをみせて、自分の言葉をつむぐようになっていった。
初めてのサシ語り。
存分に岩崎久美という人を魅せてもらった。
すごい、と思った。
彼女の話は、これまでの失敗と経験と対策の宝庫。
そして更にすごいと思ったのは
彼女は、私には夢があるの社長に就任している今も尚
「私はダメだから」
と言い続ける。
い、一貫している...。
成功者と呼ばれる人間たちは「謙虚」を目指すという。
だが、ふとした拍子に私が、私がと我が出てきて
「いやぁ、まだまだですな」などとのたまう。
岩崎久美は!
謙虚を目指すなんて話自体がお笑いかのようだ。
最初ッから謙虚なんですから。
彼女の場合、謙虚なんて、言葉自体浮いていて意味がないかもしれず、
だが、しかし彼女こそが謙虚の意味じゃないか。
痛快ですらある。
己は彼女をみていて「ロードオブザリング」を思い出した。
伝説の魔法使いや、弓の巧いエルフや、力強い剣士といった英雄たちがひしめく中
世界を滅ぼす魔力を秘めた指輪を手にすることができるのは
ただの人間よりも弱いとされる小さなホビット。
彼女はそれだ。(ホビットなの!?)
敬愛すべき"弱者のカリスマ"
彼女は、己には絶対真似できない方法論で人生を渡っている。
この女がスゴい
※岩崎久美は最高の友です。
投稿者 多苗尚志 : 04:19
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07.05.05 土曜日
和田清かのスゴさ
翌朝、顔が変なまま森田家の皆さんにおはようと言う。
“黄炎社長”森田英一と
“夢プロデューサー”和田清かと
娘の“夢あるの希望”森田遙奈と
息子の森田翔太に。
かえろうとすると、さやかから「はい。ひーくんおみやげ」と渡される。
昨日、つぅか6時間前の森田英一との呑みの写真を焼いたDVDと、写真を焼いた葉書。
こいつわ…
“スピードの哲人”清水宣晶バリのスピードと
“最強無敵”多苗尚志バリのサービスをあわせもった女傑。
こんなスゲェ奴はほとんどいない。
写真のデータを渡すくらいでなんでDVDなのかって?
CD-Rでいいじゃないか。
己もそう思った。
なぜって、写真の数が最高画質で300枚あるからなのだ。
※和田清かは最高の友です。
投稿者 多苗尚志 : 23:01
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07.03.18 日曜日
スピードの哲人といふこと
■出来事
みんなでプロジェクトのミーティングをしていた。
“スピードの哲人”清水宣晶はwebサイトのシステムをつくる。
“静かなる熱司”上杉篤司はwebサイトのデザインをつくる。
他のみんなはチラシを作ったり、紙ねんどでオブジェクトを作ったりする。
プロジェクトミーティングで、なにをいつまでにやろうということを話し合って決めた。
じゃあ、決まったから、今度はいつ集まろうかという雰囲気になった時、
清水宣晶は1人、カタカタカタとパソコンを撃って
「できたよ!」と言う。
「ええええッ!?」
驚くナイン。
次はいつとか言ってないでオレたちも、今すぐやろう。
■エピソードからみるその人の魅力
雄弁な言葉ではなく、寡黙な行動が人を動かした。
清水宣晶は自分の哲学を体に染みこませ、いつどんな時でもそれを具体として表せる素晴らしい倭です。
こいつはすごひ!
ほんの打ち合わせだと聞いてやってきたのに、清水宣晶がソッコーで作ってしまった為に今ここで作業しなければならない雰囲気になって戸惑う上杉篤。笑。
他のみんなもソッコー、ドンキに紙粘土を買いに征くことになった。
場にいた人
“若社長”森村泰明
“無邪気なクリエイター”伊藤敦子
“あちこ”町田明子
“通訳美少女”脇坂理永
“小さくてもピリリと辛い小岩”佐々木孝仁
※清水宣晶は最高の友です。
投稿者 多苗尚志 : 05:26
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・友いる動画
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07.02.22 木曜日
ゆうとマツダ
続いております大阪出張編。
大阪と言えば枚方に“ふわふわイラストレーター”川崎優子が住んでいるので
彼女と呑む。
今日も今日とて梅田。
ふたりで中華を食べながら呑んでいたが
更に己は奴を喚んでいる。
“オニイサンオブマツダ”松田能成である。
優にマツダを紹介するが
いつもの通りマツダのノリが空回りして若干寒い空気が流れる。
優とマツダ、初対面するの図。
優が枚方に住んでいるということを聞き、マツダが「ヒラカタ♪ヒラカタ♪」と
ノッてみせるが、なんとなくそのノリが不快で優がちょっとだけ沈み、
それを受けてマツダもノリ切れない。
だが、己もマツダとは九年のつきあいだ。
マツダを人に紹介してこういう空気になる場面はダース単位でみてきた。
それでも、己がマツダを人に紹介し続けるのはなぜか。
分かっているからだ。
どーせ、マツダが馴染むことを。
マツダの素晴らしいところだが、奴は一度寒い空気を作ってしまっても
まるっきり気にしない。
表面は落ち込んでみせるが、実はまったく気にしていないのだ。
そのまま自分のノリで突っ切り結局相手をファンにしてしまう。
このマツダアプローチというべき手法は昔からホントにすばらしい。
その後、3人でカラオケに征った。
優もすっかり楽しんでいる。
更に加速するマツダタ~イム!
3人とも終電ギリギリで梅田駅へダッシュ
己はひとつ前で亡くしてまたヒッチ。
※“オニイサンオブマツダ”松田能成は最高の友です。
投稿者 多苗尚志 : 17:52
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07.02.18 日曜日
新保輝之の魅力
“及び腰の賢者”新保輝之(モガチョフ)。
この倭[おとこ]は日本の最高学府の中の最高峰を卒業しており、記憶力・知識共にずば抜けている。
論理力に長けていて、議論の調整力が高い。
タスク処理能力が高く、やらなければいけないことを後回しにしない。
プロジェクトを共にしていれば、次の会合までに誰かがAを誰かがBを
モガチョフがCをやってこなければいけなかった場合
AとBはこけても、Cだけは粛々と行われる。しかも、プロジェクトの始まりから終わりまでその現象は続く。
人当たりがよく、“万人を怒らせる侠”と言われた己でもまだ怒られたことがない。
好きな女の子には押しの強い面も…。
などなどエトセトラ、以上は彼の長所であり、すばらしい面だ。
しかし、例えば本の著者紹介でなんねんうまれで、どこの大学を卒業して、どこの会社に入って、MBAを取得して、なんの賞を取得してと書いてあったとして、
確かにそれは輝かしいが、全然その人の魅力など見えてこない。
それだけをみて「この人のファンです」なんて言う人は悲しい。
なぜならそんな輝きは替えが利くからだ。
確かに輝かしい略歴で希少性も高いだろうが、16万年の人類史でそれに匹敵する人がいなかったかと言えばそんなことはない。
本の内容を読んでこそその人のファンになるのであり
本の内容とはつまり、替えの利かないその人のオリジナリティだ。
前置きが長くなったが
新保輝之の最大の魅力はなにかというと
己にとって小学校の時の友達のようであることだ。
新保輝之と出会ってまだ2年経たない。
なのにどうだろう。
彼の家にいって、プレイステーションで対戦をする。(もちろん鉄拳なんだけど)
3時間対戦する。
最初の1時間は熱いかも知れないが
あとの2時間は明らかに惰性だ。
そして、段々お互い無口になってくる。
時々、コスい攻撃をされてカチンとくる。
時が時なら取っ組み合いのケンカをしそうだ。
時が時ならっていつ?
小学校の時じゃんよ。
こいつとつきあうとお金が儲かるからとか
こいつとつきあうと知識が増えるからとか
そんなんじゃなくてサ!
己はゴルチェのファッションが好きだけど、彼は下丸子の駅前の量販店で980円で服買って
己はPRIDEとかの格闘技観戦に征くけど、彼は家で恋愛マンガを読んでて
(ちょっと誇張過ぎ)
全然、趣味とかも違うのにサ!
「友達になったから友達でいれる。」
これって小学校の純粋じゃんね。
どっちかしか会えないなら、己は元ソビエト書記長ゴルバチョフよりモガチョフを選ぶね。
なんて贅沢なんだろう。
彼が四時に寝た後も鉄拳を1人で続けて5時半に寝て昼の2時に起きた2人。
2人とも別件があり別れる。
パッと見、あまり友達になりたくない風体だ。
※“及び腰の賢者”新保輝之は最高の友です。
投稿者 多苗尚志 : 22:51
[ 新保輝之伝
・エピソードからみるその人の魅力
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07.02.08 木曜日
村上あらしという倭
その倭は本宮ひろしのキャラクターから暴力だけを抜き取ったような倭だった。
奴ほど快男児の称号に合う倭を己は知らない。
“快男児”村上あらしと己は同い年である。
大学は違うが99年の夏に友達を通して知り合った。
彼は大学時代、共同経営でITベンチャーを立ちあげていた。
彼は己を面白いと買ってくれて「一緒に仕事をしないか」と言ってくれて、
己は大学に征きつつ、四谷3丁目にあった彼の会社で働いていた。
昼まで学校、昼から会社という形で1年半勤務したが、
己は本当に申し訳ないくらい仕事ができなかった。
分かる人は分かると思うが世辞でもなんでもなく本当に出来ないのだ。
給料泥棒。
友の期待に応えられない侠[おとこ]。
己が会社を辞める頃、あらしと会社の近くの呑み屋でふたりで呑んだ。
いったいぜんたいどう考えたって己の能力が低いのだが
彼は責任を感じている様子で「ひさしの才能を活かすことができなかった」と
残念がってくれた。
己になにがしかの才能はあるかもしれないが、ビジネスはホントにダメだ。
ビジネスというか仕事がダメだ。まるでダメ課課長なのだ。
それから5年以上の歳月が過ぎ、今日も彼と己はバラバラな道を歩んでいる。
彼も既に当時の会社からは離れていて、紆余曲折色々なことを経験して今に至っていた。
彼と己は基本的ななにかが通じ合っているので
1年に1回でも会って呑めば全てキャッチアップできるというタイプの間柄だった。
そして、今日、モスバーガーでバッタリ会い、
彼が今社長を務めている会社がすぐ近くだということなのでお邪魔することにした。
決済関係のビジネスということだった。
ふたりでふかふかのソファーに座りお茶を呑みながら語っていた。
彼の今の仕事の概要と展望と夢をザッと聞かせてくれた。
己は
まさか、まさかないだろうなと思いながら相槌を打ち、彼の話を聞いていた。
そして、最後に彼はそのまさかを言うのだ。
「ひさしもよかったら、また一緒に仕事をしよう」と言ってくれた。
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なんて、イイ倭なんだろう!
言えないぞぉ、この言葉は。
彼の己に対する思い出(笑う)を考えれば、この言葉は出てこないはずだ!
己は感激してしまった。
もう、とっくに懲りていたかと思っていたのに。笑。
いや、懲りてはいるだろう。
でも、その言葉をかけてくれることの意味。
それは自分さえしっかりしていれば多少の相手のミスも呑み込めるという意味もあるかもしれない。
だが、それとは別に、彼の言葉に
「その者がなにかが出来るから好きなのではなく、その者が好きだから好きなのだ。」
を感じるのだ。
勝手に己がそう解釈して勝手に盛り上がっているだけかも知れないが
それでもいい。
夢を魅せてくれるだけでもその相手は尊い。
村上あらしは己の魂の友人。
また迷惑をかけてしまうからと言って、己は丁重に断った。
「そうか。気が変わったらいつでも来てくれ」と更にイウ。
この世でこの倭と出会った歓びを噛みしめながら、冬の昼の新宿を去っていった。
投稿者 多苗尚志 : 02:11
[ 村上あらし伝
・エピソードからみるその人の魅力
]
06.12.02 土曜日
多苗尚志のサシ呑みクエスト 35 堀井健一
朝10時に堀井家で目が覚める。
覚めたというべきか。
"あんちゃんこ"太田明日美がドタバタやっている。
十時半出発で沖縄マラソンへと空港に向かわなければならないのだが、
準備が間に合ってない様子。
「タオルは?」「靴は?」と慌てふためくあんちゃんこに
「あそこでしょ。」「ここにあるよ」と全く落ち着いて対処する"けんたんこ"堀井健一。
旦那の鑑や。
「食器洗いも洗濯もゴミ捨てもまるで苦にならないですね。」
と、嫁が沖縄に出ていったこたつで、けんたんはゆっくりと語る。
己はこたつの前に敷かれた布団から出ずにそのままけんたんと語り出す。
サシ呑みはもう
始まってるぜ。
「本か何かで読んだんですけど」とけんたんは言う。
「会社組織において結果を求めるか結果を求めずに人間関係を重視するか、
そしてそれぞれ積極的か消極的かで人が分かれるんです。」
消極的に結果を求める者は、分析や調査に向いている
積極的に結果を求める者は、経営に向いている。
消極的に人間関係を求める者は、営業に向いている。
「僕なんかは経営タイプですね。そして、積極的に人間関係を求める
これがあんちゃんなんですけど...『お祭り』に向いてます。」
なんでそれだけ職能じゃねぇんだよ。
「お祭りタイプはハマると強いですね。勝手に結果も出しちゃう。」
己もそれなんですけど。
「そうですね。ええ。」
まだ四回くらいしか会ってないのにバレてるのですね。
自分とタイプの違う者との呑みは楽しい。
自分とタイプが違う者と「仲良くなれない」とか「気持ちが分からない」とか、
言う人は誰彼に対しても常に分かり合うことを求めているロマンチストなのかもしれない。
タイプが違う場合は、素直にその違いを楽しめばいいのだ。
むしろ、タイプが同じ者と一緒にいるよりも自分を知ることができる。
(あ。こういう時、そう考えるのね。)という具合に。
他人を鏡にして、自分を知るのは快感だ。
けんたんは、高校で野球をとことんやった上、推薦入学で大学へ進み、四年で卒業し社会人となる。
きちんとしているわけだ。
結婚もして、収入もしっかりしており。
己の母親が惚れ惚れする倭だろうなと思う。
己が二浪の末、三留して大学を卒業したと言うと
「親不孝だ、なぁ!」と驚かれる。
だろうね。
己はさすがに親不孝だということは認識しているが、それはそれでいいだろ、と思っている。
けんたんはきっと「絶対あり得ない」のであろう。
自分に厳しく他人に厳しいけんたんと
自分に甘く他人に甘い(厳しい?)己。
このコントラストが非常に小気味よくサシ呑みは朝っから15時まで続いた。
昼のサシ呑みというのも乙だ。
けんたんのいいところを見つけた。
他人に厳しいとは言うが、彼の基本原則として「価値を強要することはない」。
自分に厳しい者は時に、オレはこんだけ頑張ってんだからお前も最低、これくらいはできろよ!
などと、自分のつらさを他人に埋めて欲しいんだかなんだか、他人を許せなかったりするが
けんたんはそんなことはない。
奥さんに対しての態度がそれを物語っている。
「子供がね。できた時に母親がなにも片づけない人だったりすると、あ、それでいいんだって
思っちゃうから、そのために今から少しずつ変わっていっては欲しいと思いますけど。
それも子供の手前っていうだけですよ。」
あんた素晴らしい!
ドームの見える町。
投稿者 多苗尚志 : 17:24
[ 堀井健一伝
・エピソードからみるその人の魅力
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
06.10.29 日曜日
義理に篤い倭
義理とはなにか。
友達の誕生会やイベントがあった時に誘われていく。
これは仲がいいからいくのだ。
これは義理ではなく「縁」だ。
あまり親しくないが、自分が所属している団体が世話になった人の
送別会にいく。
これが義理だ。
義理とは
「あまりいきたくない」「めんどくさい」「仲良くないし」という感情ベースを越えて
「世話になっている人だから」という論理で行動できる力を指す。
友達の誕生会ですら、
体力がないからとか、金がないからとか、予定が詰まってるからといった理由で断る人がいる。
そんな理由は自分の都合の範囲を越えていない。
大丈夫。
すぐ家に還っていい、金も払わなくていい、時間もいらない。
1秒でいいから顔を出せと己は言いたい。
君が1秒来てくれたら、その人はどんなに喜ぶだろう。
1秒出席を受けた人は、わざわざ1秒のために来てくれたんだ、と特別な感謝を覚えるだろう。
1秒出席は出席に勝るとも劣らない。
“ニセライター”新保輝之は以上のことをよく理解している。
本当に義理に篤い倭だ。
彼と己に共通するダメな点は貧乏であることなのだが。
他人のことばっかり考えてダメな人たち。
投稿者 多苗尚志 : 08:07
[ 新保輝之伝
・エピソードからみるその人の魅力
]
06.10.22 日曜日
豊穣の時
先日、行われた“ちゃんこ”太田明日美と“けんたんこ”堀井健一の結婚式の幹事連への
新婚からのお礼食事会が六本木で行われる。
幹事連ていうから、けんたんの側からは誰が来るのかと思ったら
“マザー会計”落合加奈恵(代表幹事)
“笑顔の鉄人”澤登正一(幹事・ビデオ編集)
“Pから始まるチプ子”石倉美穂(カメラパーソン)
んで己(司会)っつぅ
フタ開けてみたらパラ
またパラ
んもー、ちゃんこなんか、一昨日、昨日、今日と「NHKスペシャル三夜連続太田明日美」だよ。
ぜってー新郎より長くいる。
今日はホントすてきな会だった。
一緒に食事してるメンバーがどいつもこいつもステキだし
飯がうめーッ。
レストランの名に恥じず店員のサービスがグレート
(高かったでしょうに)
すごいよ。
けんたんもホントすてきな旦那様。
未だに彼か己かどっちが年上か分からないけど
彼はずっと己に敬語を崩さなかった。
もう三回くらい会ってるし、ふざけあったりもしてるんだけど。
すばらしい。
非常に好感がもてる。
んで、自分の奥さんがパラサイヨとかわけわかんない活動やってても理解を示してる。
すごいと思う。
己だったら、自分の好きな人が、自分のまるでわかんないコミュニティで楽しそうにしてたら
心中おだやかじゃないなぁ。
すごい。
そして奥様あんちゃんこ。
今日は彼女の魅力再発見の日でした。
親友の落合加奈恵が「あんちゃんは太陽みたいな子」って言ってるけど
ホントそうだと思った。
“太陽王子”岩下均と通ずる太陽族の資質ってあるわ。
この新婚は人前でラブラブするでもなく無駄にいがみあうでもなくごく自然。
その自然の中に愛がある。
あ。
こういうの最高。
今日はホントに豊かな時間だったよ。
ホントにすばらしかった。
ありがとう、けんたん、あんちゃんこ
※けんたんことあんちゃんこは最高の友です。
投稿者 多苗尚志 : 19:44
[ 澤登正一伝
・石倉美穂伝
・太田明日美伝
・落合加奈恵伝
・堀井健一伝
・岩下均伝
・エピソードからみるその人の魅力
]
彼女を尊敬できる倭
豊かな時を過ごしていたそのテーブルに豊かな話題が並べられていた。
新婦“ちゃんこ”太田明日美と新郎“けんたんこ”堀井健一を中心とした
そのテーブルには豊かな話題が並べられていた。
曰く、誰はすごい、誰はここがすばらしい…。
そのテーブルに並ぶ者を、臆面もなく真っ正面から互いに褒め合う。
オバ様同士の下品な自分を褒めて欲しいが為の褒め合いではなく
本当にすばらしいと思っているから、正直に褒めたいだけだという豊かな感情がベースにあった。
次第に対象は、そのテーブルにいない者にも及んでいく。
“笑顔の鉄人”澤登正一がすばらしい!
彼は自分の恋人を評してこう述べる。
「彼女はホント意志が固いからね。自分で決めたらそれをやり遂げる。」
「まぁ細かいところは粗が多くて、俺がフォローするんだけどさ。
でも彼女は俺よりよっぽどセンスがいい。俺は彼女のことを尊敬しているよ。」
友達の前で自分の彼女をノロけるわけでもなく堂々と真っ正面から褒め
しかも「尊敬」という単語まで使える倭[おとこ]。
いますか?そんな倭。
初めてみたよこんな倭。
※澤登正一は最高の友です。
投稿者 多苗尚志 : 18:38
[ 澤登正一伝
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・堀井健一伝
・エピソードからみるその人の魅力
・君は己の初めてです
]
06.06.04 日曜日
現実の言葉
“伊厨紳士”山本慎弥の言葉は学生の時からいつだって現実でシンプル。
夢
夢は「こうなったらいいなぁ」というものだから、現実ではなくシンプルでもない。
山本慎弥はコックになってしまう。なってから仕事場の気づきを語るのだから現実でシンプルだ。
彼は今の職場の上司を「すごい人だ」と語る。
『山本君。料理はお客様の満足のためにある。お客様がどうすれば満足するかだけを考えるんだ。
それ以外は一切要らない。テクニックも、自分の成長も、自我も全く要らない。
その考えや行動はお客様の満足に直接つながっているかどうかだけを考えるんだ。
お客様の満足につながっているのであれば俺に対する敬語だって要らない。』って言うんだよね。
己は下衆にも1回だけ確認してしまう。
「え?その人はホントにタメ口とか利かれてもOKな人なの?」
「ホントにそうだよ。お客様の満足につながっていればね。ホールの動きとか、ソースの色とか
全部お客様の満足という基本ルールに則っていて全部説明可能なものなんだ。
山本君、そこにスプーンを置くのはお客様の満足につながっているか?って尋かれるよ。」
以上。
山本慎弥が言うなら確かめるまでもない。そうなのだ。
「君くらいの歳でうちの店に入ってきて、3ヶ月以上続いたのは君が初めてだねって言われた。」
この言葉には尊大も謙遜もない。
ただの現実。
彼がイタリアにいる間も、己はフツーに東京のイベントのメールを差し上げていた。
彼の返事はこうだ。
「いきたい。ホントにいきたいよ。無理をすればいけないこともない。
でも、今の俺はイタリアでこうして修行することがすべてなんだ。」
行間もなにも読まない。
言葉額面通り受け止める。
山本慎弥とはそういう倭だから。
投稿者 多苗尚志 : 00:23
[ 山本慎弥伝
・エピソードからみるその人の魅力
]
05.11.24 木曜日
“ニヒルな眼鏡氏”今村英之の魅力
“ニヒルな眼鏡氏”今村英之と呑んでいた時のこと
「結婚式」と「義理」という話になった。
「最近、立て続けにイイ結婚式が続いてさ、なんだろやっぱ。まずは新郎新婦のことをよく知ってるとか
新郎新婦のことが好きだってのは大事だね。」
今「そうだね。」
「高校の奴とかさー、全ッ然会ってねぇし、全ッ然連絡もなかったのにいきなり誘いとか来てさ。
結婚します!とか。アホかっちゅーの。
しょーがねーから征ってやるかぁって、征ってみても高校の友達とか大学の友達とか30人くらいでさ。
みんなどっかから借り集められたみたいな顔してんの。そんなんでみんな祝儀とられてさー。
つまりさ、人生の価値観に『友人』ってワードがないわけよ。
いたらいたでいいけど、別に卒業して会社入ったらそこで新しく友達作るし、
別にいなけりゃいないでいいや。奥さんと家族があればいいよ。みたいな。
その価値観はそいつのものだから、それ自体はいいけどさ
だったら、式にも呼ぶんじゃねぇよって感じ。単なる枯れ木の賑わいだよね。
で、結局あれ以来連絡もねぇしさ。なんなんだよ。誰がハッピーなんだよみたいな。」
今「分かる分かる。義理ね。俺も地元の名前も忘れたような奴から誘いが来ててさ、
行ってみたら10人くらいで、『呑み会か!?』みたいな。」
「爆笑」
今「でもさ、義理がなんでムカつくかって要するにお金でしょ?祝儀とられるっていう。
時間は無駄に使ったっていってもまぁ許せるからさ。
だから、俺は折角、人のお祝いだし、そういうのは祝儀を出しても文句は言わないで
おけるくらいには稼いでおこうと思ってる。」
己はうちのめされた。
大人である。
紳士である。
非常にカッコイイ。
で、論が通ってるだけではなくて、それよりも相手とのコミュニケーションスタイルが熱い。
まずは
自分もその不満はわかる。
そして、
わかるがそういうもんじゃないぞという時に
相手を諭そうとしない。
他の人はどうかしらんが(他の人はどうあってもいいが)、
自分はこういうスタイルだと飽くまで背中を魅せる。
今村英之
熱いダンディズムを魅せてくれる倭。
投稿者 多苗尚志 : 10:51
[ 今村英之伝
・エピソードからみるその人の魅力
]
05.10.31 月曜日
佐々木孝仁の魅力
いつも仕事で遅くまで働いてる“小さくてもピリリと辛い小岩”佐々木孝仁。
今日も8時半からメチャメチャ楽しみにしていたロック呑みだったが、
征けるはずだったが最後の最後、やはり仕事で11時頃に到着。
明日もまた七時には会社に着いていたい。
家に還ろうとするその背を多苗に掴まれる。
酔った侠がなんか言ってる。
「たかじん。オイ、たかじん。森さんち泊まるぞ。」
ええ?ド平日なんですけど。
明日も早いんですけど。
ここでなんて答えるか。
あなたならなんて答える?
たかじんならこう答える。
「はい。征きますよ。」
たった一言だ。
なんの気負いもない。
なんの弱(じゃく)りもない。
最初から征くと決めてたような。
(いやいや、決めてないでしょ。笑。)
そう。それでベストの答え!!
たかじん君。
小柄な体ながら今日もピリリと利いてるぜ。
こういう受け答えのできる倭(おとこ)。
細部こそが語るのだ。
セリフや仕草の端々がその倭の真価を語っている。
投稿者 多苗尚志 : 07:23
[ 佐々木孝仁伝
・エピソードからみるその人の魅力
]
05.10.27 木曜日
鈴木大山という魅力
大さんはその名に恥じないどーんと大きい器の人なので話してて気持ちがいい。
前にパラサイヨのイベントを一緒に組み立てたことがあるが、
その時の彼の一流商社マンとして鍛えられた仕事ぶりに魅せられた。
問題にぶつかっても全然たじろがないし、チームに焦りを寄せ付けない。
彼個人は率先して仕事をこなさず、どーんと監督している。
そしてなにかあった時に的確な解決方法を示し指示する。
そうするとチームにヤバイムードがビタ一漂わずみんな安らかに仕事できる。
仕事ぶりもどーんと構えている倭。
熱い。
投稿者 多苗尚志 : 11:26
[ 鈴木大山伝
・エピソードからみるその人の魅力
]
05.10.03 月曜日
“幸福を繁らせる梨”梨木繁幸という倭
なっしーは非常にできた倭(おとこ)だ。
まず、他人にネガティブな言葉を全くかけない。
全くだ。
こんな奴があなたの周りにいるだろうか。
ネガティブな言葉というのは
悪口を言わないのはもちろん
「ふざけんなよー」とか「(ギャグが)寒い」とかそういうおふざけのネガティブも含む。
なっしーは全くそれらを使わない。
こんな奴があなたの周りにいるだろうか。
じゃー、ただのお人好しで、誰にでも人当たりがいいのかというと
全く逆である。
そいつらしさを忘れてそいつの道を外している者に対してなっしーは厳しい。
誰もが言いにくいことをなっしーは真っ正面から言う。
「お前、それじゃダメだろ」と。
こいつはスゲェ。
全ては自分の周りに幸福を繁らせる行動ベクトルなのだ。
サイバーウェーブ社(なっしーの会社)
http://cyberwave.jp/
梨木の言葉(珠玉)
http://cyberwave.jp/profile/02.html
投稿者 多苗尚志 : 09:00
[ 梨木繁幸伝
・エピソードからみるその人の魅力
]
05.08.09 火曜日
スピードという誠意
“スピードの哲人”清水宣晶はこう語る。
・「人が誠意を示せる手段として一番訴えかけるものがスピードだ。
感謝を表すにしても即伝えなければ意味がない。」
・「思いを伝える」ということは、いつでも出来ることのように思えて、
実は常に、今しか出来ないことです。
彼は有言速攻の漢である。
投稿者 多苗尚志 : 10:14
[ 清水宣晶伝
・エピソードからみるその人の魅力
]
分かってもやってみないと分からないという姿勢
“スピードの哲人”清水宣晶の姿勢で己が好きなものがある。
それは「分かってもやってみないと分からないという姿勢」。
motherというテレビゲームがある。
己はこのゲームが好きで彼にオススメしたことがあった。
「motherか。昔、やったことがあるけどつまんなかったんだよなぁ。
でも、今やってみたらわかんないね。」
そういって彼はmotherをプレイするのである。
(そしてやっぱりつまんなかったのである)
人から勧められたり、教えられたり、聞かされたり。
でも、話を聞いただけでなんとなく分かった気になってしまうのが
普通ではないだろうか。
『自分には合わないだろうな。』
だが、清水宣晶は分かったと思いつつもまずやってみるのである。
『でも、もしかしたら面白いかもしれない。』
リアルなところで体感してみてから改めて自分の感想をはじき出すのである。
投稿者 多苗尚志 : 10:10
[ 清水宣晶伝
・エピソードからみるその人の魅力
]
05.08.04 木曜日
オリジナルであるということ
最近、己は教育よりも薫陶がよりステキだと考えている。
教育とは答えであり、薫陶とは答えらしきものである。
教育は受身であり、薫陶は自発である。
先人や環境から自分で選び取って学んでいくことが薫陶である。
思考を停止しない。
自分の感覚・解釈を常に研ぎ澄ませている。
学ぶことは真似ぶことと言い、与えられた答えを何度も咀嚼し
ある日、自分のものにすることが学ぶことだと言うが
それはつまり、近道を提示したということに他ならないのではないか。
近道はなにかを棄てている。
答えとはなんだろう。
分かったようで分からず、答えのようで答えではない。
そうではないだろうか?
己はそれが好きである。
たとえゆっくりであろうとも自発を棄てない。
たとえゆっくりであろうともなにかを棄てない。
北川英里奈は答えを必要としていない。
あまた差し出される答えに迷いつつも、揺らぎつつも、
明るくそれらに笑顔を向けつつも、
しかし目線だけはハッキリと道を見据えている。
自分の道。彼女の道。オリジナルであるということ。
左右対称の非自然的な完璧な美しさよりも
アシンメトリな自分らしさを選び取る潔さ。
オリジナルであるということ。
それはそれ単体で尊い魅力である。
投稿者 多苗尚志 : 10:30
[ 北川英里奈伝
・エピソードからみるその人の魅力
]
05.07.16 土曜日
本当に素晴らしい漢
成功する人間よりも価値のある人間になりなさい。
これはアインシュタインの言葉である。
価値のある人間とは誰か。
色々な価値が思い浮かぶが、次の人間は間違いなく価値ある人間のひとりであろう。
人をつくる人間。
“大将”池本多賀正は人をつくる人間である。
彼と真部達成が出会ったとき、真部達成は中学生だった。
ただ、なんとなく平々凡々と中学生していた彼をみた池本は
そんなんじゃいかんだろうと思い、漢の約束を交わした。
『真部達成は毎日2時間勉強する。
池本多賀正は毎日3km走る。』
そういう約束だった。
まるで勉強に興味がなかった真部はその日から、毎日2時間は必ず机に座るようになった。
池本は、取引先との呑みがあろうが雨が降ろうが必ず毎日3km走った。
ニューヨークに出張したときもセントラルパークを走った。
メリットなんてことで考えれば池本がそこまですることになんのメリットがあるだろう。
真部と池本はEメールでつながっていて、真部は毎日、どんな勉強をして、どんな学習をしたかというメールを送り続けた。
3ヶ月の約束だったのが、半年つづき、一年続いた。
そのうち、勉強が面白くなった真部は自主的に学習し、時間も増やしていった。
真部の家族は池本に感謝を示すが、池本ははにかんで
「いや、アレはただその場の勢いというか。俺もそういうキチッとしたものを欲していたときだったから」と答える。
そして2005年初夏。
別件で再会した池本と真部は、食事を楽しんでいる。
最近どうだなんて話が出る。
春学期を修め、夏休みを迎えていた真部は池本に一枚の紙を差し出す。
それは成績表のコピーだった。
そこには、分母に対する1という数字が燦然と存在していた。
英語・国語・歴史・体育など全教科総合でクラス1位及び学年1位。
勉強が好きではなかった真部は大きく成長していた。
「池本さんのお陰ですよ」と静かにニコリと笑う真部、
反対に池本は成績表をみつめ、涙を浮かべた。
「こんな成績表みたことねぇよ。」
価値ある人間とは、人をつくる人間である。
そして人をつくる池本多賀正の更に素晴らしいところは、そのはにかみが本物であるということだ。
家族から感謝されたときの、彼のはにかみ。
彼は自分のお陰で、真部が成長した、変化したとは微塵も感じていない。
そんな考えはおこがましいと思っているのではないか。
いや、そもそも、自分がどうしたなんてことすら考えていないのではないか。
池本は師ではない。
真部は弟子ではない。
飽くまで友として真部の成長を目の当たりにし、池本は涙を浮かべていたのだ。
この例にとどまらず、幾つかの場面で、池本多賀正が同じように、無意識に人をつくり続けている場面を己はみてきた。
こんな素晴らしい漢はいない。
国傑だ。
投稿者 多苗尚志 : 11:56
[ 真部達成伝
・池本多賀正伝
・エピソードからみるその人の魅力
]
05.07.05 火曜日
超スゲェ
我々は学生だった。
我々はなにもできなかった。
我々には熱い気持ちだけがあった。
学生時代に友として出会う。
社会に出て別れる。
勤める会社が別になり、そもそも業種が大きく異なり、地方に世界に散り散りになり…。
時を経て再会する。
呑むべく再会する。
たまたま仕事で再会する。
あるいは共通の友人の結婚パーティーがあるから力を合わせるべく再会する。
己が大学生だったとき、彼女は高校生だった。
彼女はなにももっていなかった。
なにももっていなかったが気持ちがあった。
彼女は大学生になった。
彼女は常に回転しているようにみえた。
学業、アルバイト、イベント、留学、プロジェクト…
常に100%で取り組んでいるようにみえた。
彼女は次第になにかをもちはじめた。
彼女は更に回転、行動し続ける。
行動でなにかのコンプレックスを埋めるようなことはしない。
動いてないと落ち着かないという中毒者でもない。
彼女はとても彼女らしく行動していた。
彼女はそれまでの積み重ねを経て、
自分の道を先鋭し、結果としてコーチングの道、プロコーチになる道を選んだ。
数年の会社勤務を経て、退職。
彼女は熱い気持ちを保持しつつ、しかしそれだけで突っ走ることをせず。
気持ちを行動にきちんと昇華できる覚悟を身につけていた。
熱い気持ちを胸にたずさえつつ、所作は凛とした、立派な女性となっていた。
彼女の名は辰野まどか。
高校生と大学生という関係で出会った彼女と己はその8年後、
共通の友人の結婚パーティーを作り上げることになる。
辰野まどかは、パーティーの企画会議に参加している全員のいいところと熱い気持ちを
意識的な部分と無意識的な部分から搾り出した上で、
それを具体的な結果に落としこむ為には何をしたらいいかということをみんなで考える。
この日本語はおかしい。
主語が「辰野まどかは」で始まり、「みんなで考える」で終わっている。
しかし、辰野まどかに関するこの文章は正しい。
彼女は、主導権を握ったり、誰かを使役したり、誰かに強制したりするのではない。
「辰野まどかは~みんなに考えさせる」ではないのだ。
飽くまでみんなの持てる能力をひきだすことに集中し、
それでいて自分もまた会議のメンバーの一員となっている。
本当にすばらしい。
超スゲェ。
なにももっていなかった彼女は“凛とした覚悟”となって還ってきた。
投稿者 多苗尚志 : 11:08
[ 辰野まどか伝
・エピソードからみるその人の魅力
]
05.07.04 月曜日
伊藤啓二という魅力
歌手の渡辺美里さんがインタビューでおっしゃってらした。
好きな男のタイプについて。
(いや、正確には「好きなサッカー選手の条件」なんだけど。渡辺さんすいません。
渡辺さんファンの西武球場にお集まりの皆さんすいません。翔太さんすいません。)
「自分の言葉がある人が好きです。インタビューされた時に通りいっぺんのことをいうんじゃなくて、自分の言葉で答えられる人が好きです。」
伊藤啓二の言葉が好きだ。
彼はどっかで聞いたような言葉を吐かない。
己が悩んでいた時に
「悩んでいるということは、AかBかのどちらかで迷ってるんだよね。
どちらかを選択する必要がなければ悩まないからね。」
とつぶやく。
彼の言葉は、
師匠の言葉でも、先輩の言葉でも、成功者の言葉でもない。
友として同じ目線で、しかも独り言のようにやさしく語りかけてくれる彼に
己は魅力を感じるのだ。
投稿者 多苗尚志 : 16:15
[ 伊藤啓二伝
・エピソードからみるその人の魅力
]
05.06.30 木曜日
気合ストとしての石澤滝太郎
“伝説の気合師”の異名もとる己はしかし、自分の気合武勇伝を自ら語りはしない。
本物は沈黙する。
己が語り出すのは相手から乞われたときか相手を気合ストと認めた時である。
相対していれば分かるものである。
相手がただの威勢のイイ奴なのか本当に気合を理解する徒なのか。
なにが違うのであろう。
その佇[たたず]まいである。
気合武勇は一般からは理解され難いいわば“蛮行”である。
それは酔狂や伊達ではなく精神の乾きのクレパスから飛び出す“叫び”の表現。
その表現は孤独である。
いざというときに同士だと思っていたその漢が逃げることのさみしさ。
しかしその時になって彼を責めることなどできないのである。
責めるなら彼を同士と認めた自分の甘さを責めよ。
だから、気合ストはその佇まいで相手を判断する。
いざというときでもケツをまくれる佇まいをもっているかどうか。
“ミスターストイック”石澤滝太郎は久しぶりに出会った気合ストである。
己は奴に本物を感じる。
投稿者 多苗尚志 : 16:58
[ 石澤滝太郎伝
・エピソードからみるその人の魅力
]
自信なさそうにして実はやるわよ
“ミスターストイック”石澤滝太郎は自信のなさそうな目をしている。
しかし、騙されるな。
彼は“自信のなさそうな目をして確固たる自我をもつ漢”なのだから。
己は彼のそのアンバランスさに用がある。
投稿者 多苗尚志 : 16:55
[ エピソードからみるその人の魅力
]
愛すべきやられっぷり
己の好きな漢のタイプに挙げられるひとつが「さわやかにやられる漢。」
困難があったり、人からバカにされたり、勝負に敗けたりしたときに
「んだよチクショー!」という反応が普通であろう。
しかし、そこでさわやかに「やられたー♪」といってのける輩[ともがら]に
己は大きく惹かれるのだ。
勝負をハナから捨ててる姿ともまた違う。
そこには意地もイジケもない。
思いっきり闘って思いっきり気持ちよくすっきり敗れ、
ノーサイドを楽しむその愛すべき姿に大きく惹かれるのだ。
己の周りでこの姿をもつ漢と言えば
“ミスターストイック”石澤滝太郎
“釈迦力小僧”岩下均
“鼻くそひらく”岩下拓
“不背の伊達漢”塩崎哲也
“千年建築への憧憬”伊藤啓二
時々
“柔らかい頭領”佐藤孝治
“クールな熱”藤沢烈
“小さくてもピリリと辛い小岩”佐々木孝仁
“スピードの哲人”清水宣晶
“咲花青将”佐藤吉行
投稿者 多苗尚志 : 16:54
[ エピソードからみるその人の魅力
]
05.06.20 月曜日
森村夫妻という魅力
なんなのだろうかこの魅力は。
“白いハヤブサ”森村ゆき
“正統な異端者”森村隆行
森村夫妻はお世辞にもおしどり夫婦とは言えない。
己の前でもよくケンカしたりしている。
己の後ろでは数倍ケンカしているのだそうだ。
でも、この数週間会ってないと自分の人生にビタミンが足りないようなこの感覚は…。
なんなのだろう。
温かいというのは大きいかもしれない。
ケンカをするといってもそれは凶悪な冷え冷えとするケンカではなく
基本的に基盤的に愛がある。
そして夫妻が迎えるお客さん、夫妻がつきあう友人にも
夫妻は愛を送っている。
そんな温かさがある。
森村夫妻の魅力は尚まだ研究課題である。
投稿者 多苗尚志 : 12:11
[ 森村隆行伝
・森村ゆき伝
・エピソードからみるその人の魅力
]
05.06.18 土曜日
清水宣晶という魅力
エピソード「スピードの哲人」に寄せて。
食事・同じイベントに出席・ゲーム・旅行・イタズラ・・・・
その人と共有体験を重ねることがシアワセでならない者がいる。
“スピードの哲人”清水宣晶もその一人である。
彼から遠ざかっていると無性にさびしくなることがある。
ビタミン晶が足りないという気持ちがあるくらい。
彼の魅力のひとつは彼が「哲人」であることだ。
彼の思想はオリジナルである。
彼は思想において絶対に追従をみせない。
「分からないこと」を「分かる」なんて言わない。
「そういうもんですよねぇ」なんて言わない。
どんな常識も、偉い思想家が言ってたことも自分に落とし込んで考える。
彼の名言を紹介しよう。
『営業やってる友達にはそれはおかしいっていわれるけど
俺は営業って要らない仕事だと思うんだよね。』
自分に需要があれば自分で物を買うから、
わざわざ他人に需要を刺激してもらう必要はないということだが
内容云々より、常識に対峙する彼の姿勢が熱い。
世界観に対し、彼が疑問に思っていることがあり
その命題を哲学者のデカルトが見事に答えていた。
しかし、清水宣晶はそこに納得しない。
偉い人が言おうが、論理の整合性があろうが、
自分の腑に落ちなければ納得はしない。
彼は哲人なのだ。
彼の思想はオリジナルである。
オリジナルの彼と時を過ごすことは至上の歓びである。
投稿者 多苗尚志 : 17:27
[ 清水宣晶伝
・エピソードからみるその人の魅力
]
05.06.16 木曜日
概:“無邪気な好奇心”金子秀一の長所
サシで語って思ったのはまず頭が良い。
頭がよいというに
その定義は
「己が自己内論理・自己内用語を使いつつ、時に言葉を省略してもそれについてこれること」という非常に己イズムな話なのだが、
だが、
一般にまで通用する話だと思っている。
(個人を追求することは一般を追求するに同なり)
コミュニケーション能力、もっと言うと語り能力が高いという言い方をしてもいいかもしれない。
そして魅せられるのはその好奇心である。
留学をして、大学で生物科専攻だったのに都市開発研究へと移り
現在は広告代理店に勤め、写真を趣味としている。
時にその好奇心の広さを自慢げに語る者もいるが
人々がもつ好奇心という長所は、そのような語り方をされた時に
聞き手に対して一気に下品で、つまらない印象を与えてしまう。
金子秀一の場合、それはただただ自分が好きだから、という文脈で語られる。
無邪気に、笑顔で語られるその好奇心に対しては
「すごい」とか「うらやましい」とか「張り合いたい」という劣情が生まれない。
ただただ微笑ましくステキなのだ。
金子秀一気持ちのいい漢
投稿者 多苗尚志 : 12:51
[ 金子秀一伝
・エピソードからみるその人の魅力
]
09.01.15 木曜日
【想出】ものすっごい女
己の友人に
"コンプレックスを太陽に変えるひまわり"、またを"ホビット"
と呼ばれる岩崎久美という女がいる。
この女がすっごい。
昔は"ダメダメ娘からの飛翔"と言われていた。
数年して"ダメ娘からの飛翔"になり、更に数年して現在に至る。
"ホビット"というのはJ・R・R・トールキンの『指輪物語』に
由来している。
すなわち、勇敢な戦士や天才的な弓使いや偉大なる魔法使いが
世界の秩序と平和のため奮闘する中、
結局、物語の核となる「指輪」を正しく使えるのは
小さくて力もなくて、なんの技術もない、
ないない尽くしの種族、「ホビット」なのだ。
ないない尽くしはなにもないのではない。
実はなんでも持っているのだ。
岩崎久美はまさしくホビットに相応しい。
2002年に初めて彼女と出会って以来、
彼女の華麗なる成長を目の当たりにしてきた。
目の当たりにしてきたというと、語弊があって
時々、あまり会っていなかった時代もあったので
てめ、そんな見てねぇだろ、有名人の親戚みたいな顔すんじゃねぇ
と言われればその通りだが目の当たりにしてきた。
彼女とは長くメールのやりとりをしているが(長くってオマエ...以下略)
彼女のメールがまた出色である。
メールで他人を鼓舞できる人だ。
彼女は自分に自信がなくて、自分に関してネガティブなことを言って、愚痴っぽくて...。
でも、他人をやる気にさせたり、褒める力は天才的だ。
そして、ネガティブ慣れしていて
多少のネガティブじゃ動じない。
ネガティブを餌にして生きている。
なにか文句を言われても、
「文句を言ってくれてありがとう。あたし、文句を言ってもらわなかったら永遠に気づかなかったと思う。」とか転換されてしまう。
ポジティブな人のポジティブ発想というのは
時にイラつくこともあるが、
彼女の場合、根がネガティブ(neganegative)なので
そのイラつきを周りに与えない。
そして、こういう人間はまた、グループにおいて力を発揮する。
グループが落ち込むと、逆にひとりで元気になってみんなを救うタイプだ。
昔、『ファイヤープロレスリング』というゲームがあってその中に、
ビクトリー武蔵というキャラクターが出てくる。
これはアントニオ猪木をモデルにしたキャラクターだ。
このプロレスのゲームでは、流血すると体力が回復しなくなってピンチになるのだが
ビクトリー武蔵だけは、流血すると体力の回復が2倍になるのだ。
岩崎久美はこのビクトリー武蔵に似ている。
皆が落ち込むと強い。
そして、ここ数日のメールのやりとりでの発見なのだがこれがすごい。
彼女と七年つきあって、ようやく見えた新発見なので心して聞いて欲しい。
彼女は
メッチャ素直なのだ。
文句を言われたときの対応にしても、素直に相手の忠告を聞くことができるから言えることだ。
そういうと彼女は反論するだろうし、
実際のところ彼女が素直にすべてを吸収しているかどうかは己も分からんが
表面的でも素直な反応ができるかどうかが大きな違いを生む。
彼女はダメダメを標榜し、周りもダメキャラとして扱うので
みんなが「しょうがねぇな助けてやるよ」目線で接してくる
その時!
素直であることが武器なのだ。
表面的でもいい。嘘でもいい。
とにかく、相手に素直だと思われるラインを担保することが重要だ。
すると、どうだろう。
みんなが彼女を助け、みんなが彼女を育てるのだ。
見事、ダメダメ娘は飛翔したではないか。
そして、今では第二のダメダメ娘にも、
「己は分かってるよ」ヅラしてアドバイスしてた人にも
みんなに対して、彼女は太陽であるし、希望であるし、温かい力を与えている。
この女がすごい。
※"コンプレックスを太陽に変えるひまわり"岩崎久美から、根がネガティブからのポジティブと人の話を素直に聞くことの薫陶よろしきを得る
※岩崎久美は最高の友です。己はくんちゃんと出会えたことを誇りに思う。
投稿者 多苗尚志 : 07:36
[ 岩崎久美伝
・友から薫陶よろしきを得る
・エピソードからみるその人の魅力
・おもいだします
]
08.04.25 金曜日
Maジで
“MAHY”吉田秀樹と渋谷のバーで呑む。
金曜の渋谷で、9時くらいだったのだが、どこにも入れず敗退を余儀なくされていたのだが
以前、渋谷在住の“若社長”森村泰明に教えてもらったバーに来たところ
客が誰もいなかった。
誰もいないって熱いね!
お陰で極上のサシ呑み空間となった。
しかも、3時間くらいずっとふたりだけ。
お得気分である。
当然、有線は入っているので吉田秀樹がラブホテルで学んだという
番号をかけると我々の好きなビートルズがエンドレス。
ビートルズバーのいっちょあがりだ。
つくづく吉田秀樹という侠[おとこ]は本物だと思った。
MaジでAついHiデキYoシダだ。
呑んでいて面白い。
面白いと云うに、話が面白いとかそんなことではない。
実際、彼の話は面白いのだが、では彼の話の面白さはなにかというと
ギャグが面白いとかプレゼンテーションの仕方が面白いとか
そんなことではなく
彼そのものが
生きている彼自身が面白い。
気持ちの悪い比喩だが、彼は己の前で裸になる。
失敗も成功もすべて晒してくる。
相手が、己が、心を閉じていても関係ない。
まず、自分からガッサリ開いてくる。
彼は自分の足りない部分もよく分かっている。
「そうなんだよね。そこは俺も痛いところなんだ。」
と焼酎を傾けながら苦笑いをする絵は、
なんとも味わい深いワンカットとして心に焼き付く。
吉田秀樹は頑固だ。
同時にして彼はとても謙虚だ。
吉田秀樹は思いやりがない。
同時にして彼はほろ苦い愛を胸に溜めている。
吉田秀樹は失礼で不躾だ。
同時にして彼はリアルで嫌われることを恐れない。
吉田秀樹は浅はかで軽率だ。
同時にして彼は誰も気づかないところに細心の注意を寄せている。
吉田秀樹はブサイクだ。
同時にして彼は味わい深く美しくカッコイイ。
こんな侠との呑みは今日も最高だった。
気もそぞろであまり呑む姿勢のできていなかった己を
無理矢理カウンターに引きずり立たせてくれる力強さをもって。
ハッキリ言って今となってはあんまりなにを語ったか覚えていない。
だが、今も確かに、心を交わしたという記憶と歴史がここに残っているのだ。
※吉田秀樹は最高の友です。己は秀さんと出会えたことを誇りに思う。
投稿者 多苗尚志 : 17:56
[ 吉田秀樹伝
・エピソードからみるその人の魅力
]
08.04.18 金曜日
多苗尚志のサシ呑みクエスト82 辰野まどか
"凛とした覚悟"辰野まどかと六本木でサシ呑み。
外国人ばっかりのうっさいバーから
河岸を変えてメチャ静かなバーへつなぐ。
98年に、まどかと初めて出会った時、己は大学二年で彼女は高校生だった。
(この店は六本木にして凄く静かでいい場所だ)
彼女と世界の話をする。
(ワインとチーズはまずい)
彼女は、国連で働いたり世界各国から集まった若者に船上でリーダーシップ研修をしながら世界中を回ったりと文字通りグローバルな方だ。
(食通のまどかはなにも言わなかったが、ひとくち呑んでそれ以上呑もうとしなかった)
思えば、彼女は昔からグローバルとかボーダーレスと云うことをテーマにしていた。
彼女はそうしたテーマをもちつつ、更に「こういう三十代になりたい!」というイメージを
持って20代をガムシャラに駆けた。
彼女は自分の言葉で「崖をおりゃあああって昇り続けて(きた)」と形容した。
(己はぐびぐび呑んでいたがけしてうまいわけではなく、まずいけど液体であればなんでも口に運んでしまうのが己の習性なのだ)
そうした未来のイメージを明確にもつこととガムシャラに駆けるというマインドは
『王子コミュニティ』の文化であり
その出身である"柔らかい頭領"佐藤孝治や"クールな熱"藤沢烈、
"日本国総理大臣"佐野哲史、"復活の闘魂野郎"渡辺エイジなんかにも
顕著にみられるマインドだ。
己はそのコミュニティにあって「無成長&非生産!!」を標榜してきたわけども。
(まどかに多苗さんはワインの味が分かんないんだと思われたらどうしよう)
10年前、海外なんてキョーミねぇと言っていた己が
こうしてまどかとシンパシーをもって「世界」というトピックで杯を交わしているというのはまったくもって極上。
相手の話を受けて、次にくる自分の発話のタイミングを、「そうそう」と、はやる気持ちで待ちながらも、思考のバックグラウンドで『己はワインの味が分からないわけじゃないんだぜ?』と心理戦を交わしているのがまた熱い。
まどかは「世界にもっとノマド(≒遊牧民)的な生き方をする人が増えるとイイ」というビジョンを熱く語り
「既にノマドとして生きている多苗さんはステキだわ!」と評してくれる。
ノマドとして生きているのか、ノマドにならざるを得ないのかの線引きは己自身、非常に微妙なところなのだが。
たつのまどかという自分の名前にノマドが入っていてうれしいというまどか。
己も我こそ世界自身ですよ。
極上の呑みの相手はその存在だけで尚[とうと]い。
※辰野まどかは最高の友です。己はまどかと出会えたことを誇りに思う。
投稿者 多苗尚志 : 20:04
[ 辰野まどか伝
・エピソードからみるその人の魅力
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
08.01.07 月曜日
藤沢烈という意志
“クールな熱”藤沢烈はスゴい。
彼は一流のビジネスマンで素晴らしいビジネス手腕をもっている。
しかし、ビジネスとアート(敢えてアートという言葉を遣わせていただく。)は
両極端である。
ブログの発信などはアートの側面が強いように思う。
優秀なビジネスマンはブログ発信が苦手な傾向が強いように思う。
烈も多分にもれず、早くから個人ブログを持ってはいるが
半年にいっぺん更新が有ればイイ方だった。笑。
「多苗君はよくアレだけブログを書けるなぁ。俺にはとてもできないよ。」
と言われたこともあって
まぁ、己はアートの部分を守って、烈はビジネスの部分を守ればいいのだ
なんてことを得意に考えたこともあったが
とんでもない!
最近、彼は書評をブログに載せるようになって
07年10月14日以来
毎日更新されている。
毎日だ。
一日一冊読んで毎日書評をブログに挙げるのだ。
己にはとてもできない。
毎日だぞ。
現在89日目。
超人だろ!
無職の人がやったとしても大変な作業だ。
そう言えば前もこんなことがあった。
仲間の中でもインドア系で体力がまるでなかった烈は
20代半ばにして腹筋が2回しかできなくて
仲間から爆笑されたものだ。
それとは別に、その後、彼は自身の文脈をみつけて必要性を感じたのだろう。
スポーツクラブに通うようになった。
それが3年前のことだ。
以来、彼は今日までほぼペースを崩さず通い続けて
体つきは別人のようになっている。
意志ありき。
意志をすること。
藤沢烈という意志は驚愕的に強靱である。
烈と己は同い年。
97年の5月以来10年以上のつきあい。
2回のルームシェア経験。
様々な熱い瞬間のシェア。
爆笑のシェア
わだかまりのシェア
気づきのシェア
寛容のシェア
魂のシェア
己は藤沢烈という倭[おとこ]が好きだねぇ。
※藤沢烈は最高の友です。己は藤沢烈と出会えたことを誇りに思う。
投稿者 多苗尚志 : 14:41
[ 藤沢烈伝
・エピソードからみるその人の魅力
]
07.12.25 火曜日
森村夫妻というすごさ
森村家に幾重にも宿泊した末、わかったことがある。
この夫婦はいつも笑っている。
特に“白いハヤブサ”森村ゆきがすごい。
いつも1人でなにかしら笑ってる。
笑いながら“正統な異端者”森村隆行に絡んでいき
彼がそれに応対していると、彼もなんか笑ってしまい
その笑いをもってゆきちゃんがまたひとりで笑ってる。
すごくしあわせそうで笑いが循環している。
将来、この家に子供が生まれた時、その子も含めて笑いが増えていくことは必至であろう。
己が「幸せな家庭」と聞いてまっさきに思い浮かべるのは“太陽王子”岩下均の家である。
おじいちゃん、おばあちゃん、おとうさん、おかあさん、おとうと、いもうとと
しっかり仲がよく団らんが豊かである。
ゲストにもその豊かさが伝染する。
そしてやはり豊かな団らんには笑いがあふれているのだ。
笑う門に福来たる!
※森村夫妻は最高の友です。
投稿者 多苗尚志 : 01:07
[ 森村隆行伝
・森村ゆき伝
・岩下均伝
・エピソードからみるその人の魅力
]
07.12.01 土曜日
豊かなり清水宣晶
自由亭さよならパーティーはいかにも乱痴気騒ぎであった。
どんどん盛り上がって、家主“光速の自由人”清水宣晶の鷹揚な性格も受けてか
みんなもどんどんエスカレート。
クローゼットの表面にいたずら書きがはみ出てしまったのに端を発する。
これはまだ水性ペンだからよかったが
油性。
しかも、これなんて読むんだよ。
そして、家主自身ハッスルして
遂にマリオみたいにパンチで天井に穴を開けてしまった。
爆笑して、みんなが続き
二個空いた。(他の奴は届かない。笑。)
一番最初に穴を開けたのは自分自身だからしょうがないものの
それでも、追加で穴を開けられたり、落書きだってヒドい。
さすがにみんな「どうすんのコレ?」って雰囲気になった時
晶はこう答えた。
「だいじょうぶ。もうここ取り壊すからさ。」
そうか、引っ越すというのもこのビル自体が取り壊されるからなんだね。
と、一同それで納得した。
しかし、実は違ったのだ。
取り壊しなど全然しない。
この家はしっかり次の人に引き渡さなければならない。
壁紙の張り替えとか、穴の修復したら十万円で済むかどうか。
晶がなぜあのような発言をしたか。
晶を知る者の間では有名だが、晶は他人に気を遣わせたり
その場の雰囲気が自分のせいで気まずくなったりするのを気にする人間なのだ。
それくらいだったら喜んで自分が損をかぶるよ、というのが晶の考えなのだ。
人が穴を開けた場合はもちろん、
自分で、はずみでやってしまった場合でもこれだけのことをしたら
「やべー!どうしよう」とか
「これどうやって直そう」の一言くらいは言うものだ。
あるいは後でひきずって「実際どうしよう」とか言うだろう。
晶はまったく言わない。
その開けた瞬間もその後もまったく言わない。
周りが心配してもそれに乗じて言うことすらない。
ピンチであったり、とんだハプニングの時にその人の人間性を
垣間見ることが出来るが
清水宣晶という倭は、徹底して自分の信念・哲学を体現できている倭なのだ。
※清水宣晶は最高の友です。
投稿者 多苗尚志 : 02:01
[ 清水宣晶伝
・エピソードからみるその人の魅力
]
07.11.24 土曜日
成長する姫[おんな]
“藍田玉を生ず”五十川藍子は成長する姫だ。
今回、彼女はパラサイヨのゴスペルイベントに注力しているが
イベントのプロデュースアイデアが半端なく突出している。
昔は全然ダメ子だったのに。
彼女の特徴として「これだ!」と思ったものに全力を賭け
その過程で大きく成長するというものがある。
しかも、その成長の仕方が尋常ではなく、いうなれば「変態的」。
フツー人間はこんな成長の仕方をせんだろという驚愕のレベル。
五十川藍子はスゴい。
※五十川藍子は最高の友です。
投稿者 多苗尚志 : 11:57
[ 五十川藍子伝
・エピソードからみるその人の魅力
]
07.11.22 木曜日
清水宣晶という凄さ
「多苗君は自由でいいね」と言われることがよくある。
確かに己は自由だ。
だが、それはすべてを捨てられる自由に過ぎない。
己は、いざとなれば会社を辞めるのも無一文になるのもなんら問題はない。
だが、それはいくらでも手放してみせるぜ、というだけに過ぎない。
低次元なレベルが横たわっているだけだ。
相応に金も亡くなっていくだけである。
「会社という組織の論理に従わなくてはならない」
「自分で自分の時間を自由に使うことはできない」
この命題を憎み、徹底的になんとかしようと思った倭(おとこ)こそ
“スピードの哲人”清水宣晶である。
彼は一般企業に2年間勤め、ほとんど休み返上で頑張って働き、
自分で会社を興し、自分の仕事を自分で創る。
クライアントや社員に縛られないようにシステムをきちんと整備する。
働かなくてもお金が儲けられるなんて輩が増えているようだが
彼は、仕事のよろこび、社会貢献を損なうことなくお金を稼いでいる。
彼の仕事はIT分野であるため、パソコンとネットさえあれば
トルコだろうがフランスだろうがなんの支障もない。
お金の貯えもあるため、友達がきまぐれに
「台湾でも征こうか」と言ってきても
「ああ、いいね」とひとつ返事で応えられる。
その分、仕事を頑張る時は相当な勢いで頑張る。
常に会社がどうなるか分からないプレッシャーの元、働き続ける。
金だけならある。
時間だけならある。
だが、両方もっている者は、まずいない。
更に志と社会貢献を持っている者となるとまさに稀少。
清水宣晶は本当の意味で自由人。
“光速の自由人”だ。
※清水宣晶は最高の友です。
投稿者 多苗尚志 : 08:57
[ 清水宣晶伝
・出世魚の如くあだ名の変わった友たち
・エピソードからみるその人の魅力
]
07.10.28 日曜日
美枝子企画当日
先日打ち合わせをした美枝子企画の当日。
なにをやるかというと、まず“ミニミニ先生”武藤美枝子という人から説明しなければならない。
彼女は
・小学校教諭。
・“日本一元気なチャリティ集団”パラサイヨ(※パラサイヨとは)に
2000年設立当初から参加している。
・多苗とは98年にYOSAKOIソーラン祭を通して出会っている。
その彼女の企画とはなにをやるのか。
・六年生学年全体80人を対象に、土曜日に特別授業を行う。
・六年生のクラスは3組
・保護者もくる。校長先生はもちろん、他の先生方も協力。
・フィリピン支援活動を知ろう、ということでパラサイヨメンバーを講師として召喚
・1人が8人くらいとチームをつくって
「支援金を集めるアイディアを考えてそれを模造紙に書いて発表する」
・小学生たちは休みに出てきてる代わりに翌週に振り替え休日がある。
まさに、自分の仕事と、課外活動(家庭・個人が1st、自分の仕事を2ndとしてその他にもうひとつ第3の場を持つということで3rdplaceとも呼ばれる)を合体させた意欲的な企画だ。
己は武藤美枝子を敬愛する。
これはスゴいぞ!
職場全体を巻き込む能力と実績、
3rdplace全体を巻き込む能力と実績があるってことなんだね。
そして本企画自体の企画力。
美枝子は、パラサイヨでは今年で4回目を迎えるゴスペル企画の代表をずっと続けている。
己は初回に手伝わせてもらったが、その時は情熱だけで稚拙な企画力。
学生に毛が生えたような感じだったが、ここに来て相当パワーアップしている。
情熱にきちんとした実行力、実現力を備えるようになった。
美枝子は相当スゴい。
もちろん、子供たちにだって大きな影響を与えることは間違いない。
パラサイヨメンバーは希望制で自由参加だったが
これに応えたメンバーは
“笑顔の鉄人”澤登正一、“吟遊詩人”中西祐、真下慶子、久道慶子、
引地太陽、“メゲない無邪気”内藤博之、“あちこ”町田明子、千代田綾佳、
“シュガ子”佐藤あい、“昨日の自分に勝てる気がする”万膳園子、
“静かなる熱司”上杉篤司、宮川美菜。
“いつもニコニコエレガントしーちゃん”涌井薫子も見学に。
しぃちゃん。久しぶり。
結果から言いましょう。
メッチャクチャいい企画でした。
メチャクチャ気づきに溢れていて、小学生もパラサイヨメンバーも(保護者も他の先生も)
みんな「すごいよかった」「もう一回やりたい」と言ってました。
そもそも、もはや小学生と触れあう機会なんかないでしょ。
まず、教室で給食を食べるんだから。
小学生の班に交じって!
あの机に座ってですよ!
(各クラスにパラメン4人ずつくらい)
今日の給食はビビンバでした。
ビビンバなんて出るのねぇ。
牛乳も進化してたよ。
開けやすくなってた。
給食からなんとかコミュニケーションを図ろうとするパラメン。
なかなかうまく征かない。
祐が「KY」と言われ
美菜が話し掛ければ「うるさい」と言われる。
己も「はー、日曜日になんで学校なんか来なきゃいけないのか…」と
横で軽く言われる。
美枝子の同僚の先生曰く
「こどもは決して優しくありません。
決して礼儀正しくありません。
ダメな時はダメと叱ってやらなければいけないんです。」
正くん(澤登)の班もあまりいい雰囲気ではなく
ついには真っ正面から叱る。
生徒たちの前に立って、全員に対し
「俺たちだってヒマで来てるわけじゃない。そういうのは失礼だ。」
(ヒマで来てる…は不正確。わかりやすく。「そういうのは失礼だ。」は正確。)
真っ正面の方が伝わるんです。
給食終わっていざ、体育館へ
六年生80人をパラメンに割り振って
「フィリピンの子供たちに支援金を送るために一緒にアイディアを考えよう」
班の決め方は
パラメン、ひとりひとりが体育館の前に一列で自己アピールをして
そのアピールをもとに子供たちが「あの人がイイ!」って駆け寄る。
また自己アピールが、みんなバラバラでしかも狙いや
個性をきっちり現した、イイアピールすんだわみんな。
で、一番人気はやはり上杉篤司ね。ソッコー16人集まった。
ムカつく…。
(己は30秒くらいの間、ゼロでしたから。そんな奴己だけ…。子どもに人気ないのよね。)
30分くらいでアイディア出し、清書をして、大きな紙を体育館の壁に貼る。
それを班の2人が残って発表
残りの人は他の班の発表をききにいって、質問したりする。
保護者も見学・質問に廻る。
発表の時になると、途端に声が小さくなるんだよな。
さっきまでの元気はどうした、みたいな。
まぁ、己らが六年生の時もそんなもんだったよね。
(己は違ったけど)
個人と公をわきまえてるというかね。
子どもにも社会があるんだからさ。
すごくうまく発表する子もいたけど、大体は書いてることをなぞって
言うだけなんだよ。
でも、健気っつうか、よかったなぁ。
それから、班には加わらず全体をみていた正くんの総評。
パラメンからの感想2人
小学生から今日の振り返り3人(これがまた最高だった。)
正くんの挨拶(最高だった)
美枝子の挨拶(冴え渡ってた)
で、終わり。
終了後、充実の表情で控え室に戻ってきたパラメンたち
話を聞いてみるとみんな伝えたメッセージは、
「ボランティアとかチャリティーとかそんな特別な事じゃない。
募金箱で集めなきゃいけないとかいう決まりもない。
自分たちで楽しんでそれが結果として人の為にもなってるってよくね?」
ということに集約されていた。
これでいこうって言わなくてもそうなるってことは
パラサイヨのメッセージだと言える。
本当に素晴らしい企画でした。
※武藤美枝子は最高の友です。
投稿者 多苗尚志 : 15:14
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07.10.14 日曜日
スピードの哲人の哲学
先日も紹介したのだが、その深みを感じている。
チームで深い経験を共にし、その解散時に“スピードの哲人”清水宣晶は
こう、述べるのだ。
「このみんなと同じメンツで来ることは2度とないと思うけれど、オレは…」
どう思うだろうか。
ややもすると
・このチームの中に清水氏の嫌いな奴がいて、もうそいつと一緒になにかをするのは
勘弁だ。
・今度、なにかをするときは清水氏の好きなメンツでパーティーを組んで行動したい
という意味にもとれるのだが、もちろんそうではない。
彼の人生観において「人生は有限である」という前提が非常に濃い。
命に限りがある以上、もちろん有限なわけで、なにを当たり前な、と思われる向きも
多いかもしれないが、「本当に意識している」というレベルで考えるとどうだろう。
清水氏は本当に意識している。
年をとるにつれ3人とかならいざ知らず、それ以上となると様々な理由で同じメンツでパーティーを組むのは難しいだろう。
その時の仕事の状況、家族の状況、個人的な心理状況。
事実、我がロックユアハートを例に挙げると
結成時の10人は3年の歴史で、その結成時しか揃っていない。
そしてもし、その低い確率ながら以前と全く同じメンツが揃ったとしても
「行く川の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。」
方丈記よろしく、そのメンツは3年前、否、昨日と同じメンツではないのだ。
陳腐に言えば、一期一会ということだ。
しかし、それを清水宣晶は自分の言葉と態度をもって強烈に示してくれる。
※清水宣晶は最高の友です。
投稿者 多苗尚志 : 21:06
[ 清水宣晶伝
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森村隆行という人格者
自分がやってしまったミスなので、紹介するのも少し憚られるが…。
“正統な異端者”森村隆行に車を借りていた。
己は車を返したのだが、車内灯をつけっぱなしにして返してしまい
気づいた時にはバッテリーがあがってしまっていた。
バッテリーは交換が必要なレベル。
しかし、まず彼は「そりゃ誰だって気づかないんだからしょうがないよ」と
言って弁償をさせてくれない。
いや、なんとか弁償をさせてもらおうと考えていますが。
そして、更に、己はそのバッテリーがあがっている話を、
彼から「申し訳ないんだけど…」と聞いたのではなく他の友人から聞いたのだ。
つまり、彼はなんにも言わない。
「弁償しなくていいけど、壊れてたよ」とすら言わない。
なかなかこんな豊かな人はいない。
※森村隆行は最高の友です。
投稿者 多苗尚志 : 13:28
[ 森村隆行伝
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07.08.30 木曜日
ヴァンダーマーブ
今日は日中に、“柔らかい頭領”佐藤孝治(さっさん)とMSNメッセンジャーで
話し合っていて
「勉強会終わったら新橋にいいサウナがあるんで一緒にいきませんか」
と誘われていた。
さっさんの誘い方には昔から特徴があって、
「彼が己と話したい」というよりは
「ちょっと最近、多苗君どうなんだろう、調子いいんだろうか?」
という具合に「己のことを考えて」、彼から誘ってくれるんです。
んで、「今日は僕から誘ったのでお金は僕に払わせてください」とか
言っちゃうわけですよ!この人。
己もこういうお大尽になりたひ。
(友からの薫陶)
さっさんとの出会いは何度も話しているが、もう一度語ろう。
さっさんは己と大学が一緒だが、己が入学した時に卒業している。
大学の就職イベントのゲストとしていらしていたのだ。
大講堂でのイベントだったので参加者は誰もさっさんにアクセスしないで
還っていたが、己は友人(野本勝)の引っ張りもあって名刺交換にいった。
(己は名刺なかったけど)
それでもらった名刺にアドレスが書いてあって、ちょうどメールを始めたばかりの
己はうれしくて呑みにいきませんか、といったところ「いいですよ」と
一発で還ってきた。
なので、あまり先輩という間柄ではなく、さっさんはやっぱり己にとってさっさんなんだな。
その縁から伝説の王子での共同生活が始まり
“クールな熱”藤沢烈を始めとする王子の豪傑たちと出会い
その延長線で“黄炎社長”森田英一に出会って
“夢プロデューサー”和田清か(=私には夢があるのみんな)と出会い
“大将”池本多賀正と出会って、現在つきあいの濃いパラサイヨとも出会うわけだ。
佐藤孝治に出会う前にも、人の出会いがあるので
彼をゼロ基点と考えはしない(そもそも、そんな考えに意味はない)が
己の人生に非常に大きな影響を与えてくださり続けている人物だ。
最高のサウナを過ごした後は、駅前の店に入って一杯。(二杯)
最高です。
さっさんと過ごす時はいつも最高。
昔から笑顔のステキなさっさんだけど、昔よりも更に笑顔が丸くなったなぁ。
さっさん長生きしてくださいね。(なんだそりゃ)
※佐藤孝治は最高の友です。
※“柔らかい頭領”佐藤孝治から『相手を想って呑みに誘っときながら、驕りまでする』の薫陶よろしきを得る
投稿者 多苗尚志 : 10:32
[ 佐藤孝治伝
・友から薫陶よろしきを得る
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07.08.25 土曜日
妥協を許さない倭
ありのままを話すぜ、催眠術とか超スピードとか そんなチャチなもんじゃ…
3日目の企画は我が「征くぜ!呵火大笑新世界」がメインだったので
その準備をする。
徹夜で満足感を感じるような悪しき文化はやめよう
ということで、今年は準備は日本で終えてくるようになっていたのだが
そこは「新世界」。
バッチリ間に合ってない。
んが、みんなで準備するようなもんでもないということで
まず女性陣が12時で部屋に戻った。
己は2日目で声をつぶしてしまって
議論もできないので2時くらいに寝る。
“若社長”森村泰明もなんか寝る。
結局、“たまごさん”吉村紘一と“小さくてもピリリと辛い小岩”佐々木孝仁だけが
延々と段取りについて議論し合っていた。
朝の四時くらいに己が目が覚めるとまだふたりで議論していたので
己も加わって、資料の準備などは手伝った。
ふたりとも妥協がない。
佐々木孝仁が「妥協をしない倭」だというようなことは彼をよく知る者からも
聞いていたが、“太陽王子”岩下均と同じで身近過ぎてあまりその凄さが
よく感じられずにいた。
しかし、思い起こせばぶんかるの時も、唯一徹夜をしていた。
徹夜をすればいいということではなく、
妥協をしなければ徹夜になってしまったということだ。
そして5時頃に準備が終わって
紘一氏(彼もすごい)も部屋に戻り、ようやく寝ることになった。
己は2時間程寝ていたので電気を消しても少し目が覚めていたが
佐々木くんは即寝だった。
そして、諸君。
ありのままを伝えるぜ。
5分くらいすると彼は「いや、そのやり方じゃ子供たち分かんないと思いますね」
と寝言を言ったのだ!
まさしく妥協を許さないピリ辛くん
こいつはスゲェ
※ちなみにヤスは五時までたかじんのベッドで寝続け、
たかじんに「ヤスさん、俺のベッドで寝てもいいんですけど、やすさんの部屋の鍵をください」
と起こされると
バッと起きあがって
たかじんと己の顔を交互に見て
真顔で
「寝てない。寝てないよ?」と言って部屋を出ていった。
いや、別に寝てることは責めてないんですが…。
※佐々木孝仁(森村泰明)は最高の友です。
投稿者 多苗尚志 : 09:37
[ 佐々木孝仁伝
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07.08.03 金曜日
多苗尚志のサシ呑みクエスト53 岩崎久美
その女とは5年前に知り合った。
自信のない女だった。
「私はダメだから。私はダメだから。」
世の中に弱者と強者がいるとするならば
その決め手は自分で自分をどう思うかにかかっているのではないか。
その意味で彼女は弱者であった。
己からは彼女を弱者だと思ったことはない。
ただ自分で自分は弱者だからと言ってきかないものだから
「はぁ、そうなんですか。」としてきた。
5年のつきあいにして初めて彼女とサシで呑む。
"コンプレックスを太陽に変えるひまわり"岩崎久美とだ。
彼女は"夢プロデューサー"和田清かと共に有限会社私には夢があるを経営している。
5年前、まさにこれから起業をせんという和田にくっついていき
以来、和田から仲間からお客様から数々のダメ出しを喰らいながらここまでやってきた。
彼女には自分はダメなんだという前提と
ダメ出しはすべて正面から受け止めるという姿勢があった。
いつしか彼女は輝きをみせて、自分の言葉をつむぐようになっていった。
初めてのサシ語り。
存分に岩崎久美という人を魅せてもらった。
すごい、と思った。
彼女の話は、これまでの失敗と経験と対策の宝庫。
そして更にすごいと思ったのは
彼女は、私には夢があるの社長に就任している今も尚
「私はダメだから」
と言い続ける。
い、一貫している...。
成功者と呼ばれる人間たちは「謙虚」を目指すという。
だが、ふとした拍子に私が、私がと我が出てきて
「いやぁ、まだまだですな」などとのたまう。
岩崎久美は!
謙虚を目指すなんて話自体がお笑いかのようだ。
最初ッから謙虚なんですから。
彼女の場合、謙虚なんて、言葉自体浮いていて意味がないかもしれず、
だが、しかし彼女こそが謙虚の意味じゃないか。
痛快ですらある。
己は彼女をみていて「ロードオブザリング」を思い出した。
伝説の魔法使いや、弓の巧いエルフや、力強い剣士といった英雄たちがひしめく中
世界を滅ぼす魔力を秘めた指輪を手にすることができるのは
ただの人間よりも弱いとされる小さなホビット。
彼女はそれだ。(ホビットなの!?)
敬愛すべき"弱者のカリスマ"
彼女は、己には絶対真似できない方法論で人生を渡っている。
この女がスゴい
※岩崎久美は最高の友です。
投稿者 多苗尚志 : 04:19
[ 岩崎久美伝
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07.05.05 土曜日
和田清かのスゴさ
翌朝、顔が変なまま森田家の皆さんにおはようと言う。
“黄炎社長”森田英一と
“夢プロデューサー”和田清かと
娘の“夢あるの希望”森田遙奈と
息子の森田翔太に。
かえろうとすると、さやかから「はい。ひーくんおみやげ」と渡される。
昨日、つぅか6時間前の森田英一との呑みの写真を焼いたDVDと、写真を焼いた葉書。
こいつわ…
“スピードの哲人”清水宣晶バリのスピードと
“最強無敵”多苗尚志バリのサービスをあわせもった女傑。
こんなスゲェ奴はほとんどいない。
写真のデータを渡すくらいでなんでDVDなのかって?
CD-Rでいいじゃないか。
己もそう思った。
なぜって、写真の数が最高画質で300枚あるからなのだ。
※和田清かは最高の友です。
投稿者 多苗尚志 : 23:01
[ 清水宣晶伝
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07.03.18 日曜日
スピードの哲人といふこと
■出来事
みんなでプロジェクトのミーティングをしていた。
“スピードの哲人”清水宣晶はwebサイトのシステムをつくる。
“静かなる熱司”上杉篤司はwebサイトのデザインをつくる。
他のみんなはチラシを作ったり、紙ねんどでオブジェクトを作ったりする。
プロジェクトミーティングで、なにをいつまでにやろうということを話し合って決めた。
じゃあ、決まったから、今度はいつ集まろうかという雰囲気になった時、
清水宣晶は1人、カタカタカタとパソコンを撃って
「できたよ!」と言う。
「ええええッ!?」
驚くナイン。
次はいつとか言ってないでオレたちも、今すぐやろう。
■エピソードからみるその人の魅力
雄弁な言葉ではなく、寡黙な行動が人を動かした。
清水宣晶は自分の哲学を体に染みこませ、いつどんな時でもそれを具体として表せる素晴らしい倭です。
こいつはすごひ!
ほんの打ち合わせだと聞いてやってきたのに、清水宣晶がソッコーで作ってしまった為に今ここで作業しなければならない雰囲気になって戸惑う上杉篤。笑。
他のみんなもソッコー、ドンキに紙粘土を買いに征くことになった。
場にいた人
“若社長”森村泰明
“無邪気なクリエイター”伊藤敦子
“あちこ”町田明子
“通訳美少女”脇坂理永
“小さくてもピリリと辛い小岩”佐々木孝仁
※清水宣晶は最高の友です。
投稿者 多苗尚志 : 05:26
[ 佐々木孝仁伝
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07.02.22 木曜日
ゆうとマツダ
続いております大阪出張編。
大阪と言えば枚方に“ふわふわイラストレーター”川崎優子が住んでいるので
彼女と呑む。
今日も今日とて梅田。
ふたりで中華を食べながら呑んでいたが
更に己は奴を喚んでいる。
“オニイサンオブマツダ”松田能成である。
優にマツダを紹介するが
いつもの通りマツダのノリが空回りして若干寒い空気が流れる。
優とマツダ、初対面するの図。
優が枚方に住んでいるということを聞き、マツダが「ヒラカタ♪ヒラカタ♪」と
ノッてみせるが、なんとなくそのノリが不快で優がちょっとだけ沈み、
それを受けてマツダもノリ切れない。
だが、己もマツダとは九年のつきあいだ。
マツダを人に紹介してこういう空気になる場面はダース単位でみてきた。
それでも、己がマツダを人に紹介し続けるのはなぜか。
分かっているからだ。
どーせ、マツダが馴染むことを。
マツダの素晴らしいところだが、奴は一度寒い空気を作ってしまっても
まるっきり気にしない。
表面は落ち込んでみせるが、実はまったく気にしていないのだ。
そのまま自分のノリで突っ切り結局相手をファンにしてしまう。
このマツダアプローチというべき手法は昔からホントにすばらしい。
その後、3人でカラオケに征った。
優もすっかり楽しんでいる。
更に加速するマツダタ~イム!
3人とも終電ギリギリで梅田駅へダッシュ
己はひとつ前で亡くしてまたヒッチ。
※“オニイサンオブマツダ”松田能成は最高の友です。
投稿者 多苗尚志 : 17:52
[ 松田能成伝
・川崎優子伝
・エピソードからみるその人の魅力
・友いる動画
]
07.02.18 日曜日
新保輝之の魅力
“及び腰の賢者”新保輝之(モガチョフ)。
この倭[おとこ]は日本の最高学府の中の最高峰を卒業しており、記憶力・知識共にずば抜けている。
論理力に長けていて、議論の調整力が高い。
タスク処理能力が高く、やらなければいけないことを後回しにしない。
プロジェクトを共にしていれば、次の会合までに誰かがAを誰かがBを
モガチョフがCをやってこなければいけなかった場合
AとBはこけても、Cだけは粛々と行われる。しかも、プロジェクトの始まりから終わりまでその現象は続く。
人当たりがよく、“万人を怒らせる侠”と言われた己でもまだ怒られたことがない。
好きな女の子には押しの強い面も…。
などなどエトセトラ、以上は彼の長所であり、すばらしい面だ。
しかし、例えば本の著者紹介でなんねんうまれで、どこの大学を卒業して、どこの会社に入って、MBAを取得して、なんの賞を取得してと書いてあったとして、
確かにそれは輝かしいが、全然その人の魅力など見えてこない。
それだけをみて「この人のファンです」なんて言う人は悲しい。
なぜならそんな輝きは替えが利くからだ。
確かに輝かしい略歴で希少性も高いだろうが、16万年の人類史でそれに匹敵する人がいなかったかと言えばそんなことはない。
本の内容を読んでこそその人のファンになるのであり
本の内容とはつまり、替えの利かないその人のオリジナリティだ。
前置きが長くなったが
新保輝之の最大の魅力はなにかというと
己にとって小学校の時の友達のようであることだ。
新保輝之と出会ってまだ2年経たない。
なのにどうだろう。
彼の家にいって、プレイステーションで対戦をする。(もちろん鉄拳なんだけど)
3時間対戦する。
最初の1時間は熱いかも知れないが
あとの2時間は明らかに惰性だ。
そして、段々お互い無口になってくる。
時々、コスい攻撃をされてカチンとくる。
時が時なら取っ組み合いのケンカをしそうだ。
時が時ならっていつ?
小学校の時じゃんよ。
こいつとつきあうとお金が儲かるからとか
こいつとつきあうと知識が増えるからとか
そんなんじゃなくてサ!
己はゴルチェのファッションが好きだけど、彼は下丸子の駅前の量販店で980円で服買って
己はPRIDEとかの格闘技観戦に征くけど、彼は家で恋愛マンガを読んでて
(ちょっと誇張過ぎ)
全然、趣味とかも違うのにサ!
「友達になったから友達でいれる。」
これって小学校の純粋じゃんね。
どっちかしか会えないなら、己は元ソビエト書記長ゴルバチョフよりモガチョフを選ぶね。
なんて贅沢なんだろう。
彼が四時に寝た後も鉄拳を1人で続けて5時半に寝て昼の2時に起きた2人。
2人とも別件があり別れる。
パッと見、あまり友達になりたくない風体だ。
※“及び腰の賢者”新保輝之は最高の友です。
投稿者 多苗尚志 : 22:51
[ 新保輝之伝
・エピソードからみるその人の魅力
]
07.02.08 木曜日
村上あらしという倭
その倭は本宮ひろしのキャラクターから暴力だけを抜き取ったような倭だった。
奴ほど快男児の称号に合う倭を己は知らない。
“快男児”村上あらしと己は同い年である。
大学は違うが99年の夏に友達を通して知り合った。
彼は大学時代、共同経営でITベンチャーを立ちあげていた。
彼は己を面白いと買ってくれて「一緒に仕事をしないか」と言ってくれて、
己は大学に征きつつ、四谷3丁目にあった彼の会社で働いていた。
昼まで学校、昼から会社という形で1年半勤務したが、
己は本当に申し訳ないくらい仕事ができなかった。
分かる人は分かると思うが世辞でもなんでもなく本当に出来ないのだ。
給料泥棒。
友の期待に応えられない侠[おとこ]。
己が会社を辞める頃、あらしと会社の近くの呑み屋でふたりで呑んだ。
いったいぜんたいどう考えたって己の能力が低いのだが
彼は責任を感じている様子で「ひさしの才能を活かすことができなかった」と
残念がってくれた。
己になにがしかの才能はあるかもしれないが、ビジネスはホントにダメだ。
ビジネスというか仕事がダメだ。まるでダメ課課長なのだ。
それから5年以上の歳月が過ぎ、今日も彼と己はバラバラな道を歩んでいる。
彼も既に当時の会社からは離れていて、紆余曲折色々なことを経験して今に至っていた。
彼と己は基本的ななにかが通じ合っているので
1年に1回でも会って呑めば全てキャッチアップできるというタイプの間柄だった。
そして、今日、モスバーガーでバッタリ会い、
彼が今社長を務めている会社がすぐ近くだということなのでお邪魔することにした。
決済関係のビジネスということだった。
ふたりでふかふかのソファーに座りお茶を呑みながら語っていた。
彼の今の仕事の概要と展望と夢をザッと聞かせてくれた。
己は
まさか、まさかないだろうなと思いながら相槌を打ち、彼の話を聞いていた。
そして、最後に彼はそのまさかを言うのだ。
「ひさしもよかったら、また一緒に仕事をしよう」と言ってくれた。
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
なんて、イイ倭なんだろう!
言えないぞぉ、この言葉は。
彼の己に対する思い出(笑う)を考えれば、この言葉は出てこないはずだ!
己は感激してしまった。
もう、とっくに懲りていたかと思っていたのに。笑。
いや、懲りてはいるだろう。
でも、その言葉をかけてくれることの意味。
それは自分さえしっかりしていれば多少の相手のミスも呑み込めるという意味もあるかもしれない。
だが、それとは別に、彼の言葉に
「その者がなにかが出来るから好きなのではなく、その者が好きだから好きなのだ。」
を感じるのだ。
勝手に己がそう解釈して勝手に盛り上がっているだけかも知れないが
それでもいい。
夢を魅せてくれるだけでもその相手は尊い。
村上あらしは己の魂の友人。
また迷惑をかけてしまうからと言って、己は丁重に断った。
「そうか。気が変わったらいつでも来てくれ」と更にイウ。
この世でこの倭と出会った歓びを噛みしめながら、冬の昼の新宿を去っていった。
投稿者 多苗尚志 : 02:11
[ 村上あらし伝
・エピソードからみるその人の魅力
]
06.12.02 土曜日
多苗尚志のサシ呑みクエスト 35 堀井健一
朝10時に堀井家で目が覚める。
覚めたというべきか。
"あんちゃんこ"太田明日美がドタバタやっている。
十時半出発で沖縄マラソンへと空港に向かわなければならないのだが、
準備が間に合ってない様子。
「タオルは?」「靴は?」と慌てふためくあんちゃんこに
「あそこでしょ。」「ここにあるよ」と全く落ち着いて対処する"けんたんこ"堀井健一。
旦那の鑑や。
「食器洗いも洗濯もゴミ捨てもまるで苦にならないですね。」
と、嫁が沖縄に出ていったこたつで、けんたんはゆっくりと語る。
己はこたつの前に敷かれた布団から出ずにそのままけんたんと語り出す。
サシ呑みはもう
始まってるぜ。
「本か何かで読んだんですけど」とけんたんは言う。
「会社組織において結果を求めるか結果を求めずに人間関係を重視するか、
そしてそれぞれ積極的か消極的かで人が分かれるんです。」
消極的に結果を求める者は、分析や調査に向いている
積極的に結果を求める者は、経営に向いている。
消極的に人間関係を求める者は、営業に向いている。
「僕なんかは経営タイプですね。そして、積極的に人間関係を求める
これがあんちゃんなんですけど...『お祭り』に向いてます。」
なんでそれだけ職能じゃねぇんだよ。
「お祭りタイプはハマると強いですね。勝手に結果も出しちゃう。」
己もそれなんですけど。
「そうですね。ええ。」
まだ四回くらいしか会ってないのにバレてるのですね。
自分とタイプの違う者との呑みは楽しい。
自分とタイプが違う者と「仲良くなれない」とか「気持ちが分からない」とか、
言う人は誰彼に対しても常に分かり合うことを求めているロマンチストなのかもしれない。
タイプが違う場合は、素直にその違いを楽しめばいいのだ。
むしろ、タイプが同じ者と一緒にいるよりも自分を知ることができる。
(あ。こういう時、そう考えるのね。)という具合に。
他人を鏡にして、自分を知るのは快感だ。
けんたんは、高校で野球をとことんやった上、推薦入学で大学へ進み、四年で卒業し社会人となる。
きちんとしているわけだ。
結婚もして、収入もしっかりしており。
己の母親が惚れ惚れする倭だろうなと思う。
己が二浪の末、三留して大学を卒業したと言うと
「親不孝だ、なぁ!」と驚かれる。
だろうね。
己はさすがに親不孝だということは認識しているが、それはそれでいいだろ、と思っている。
けんたんはきっと「絶対あり得ない」のであろう。
自分に厳しく他人に厳しいけんたんと
自分に甘く他人に甘い(厳しい?)己。
このコントラストが非常に小気味よくサシ呑みは朝っから15時まで続いた。
昼のサシ呑みというのも乙だ。
けんたんのいいところを見つけた。
他人に厳しいとは言うが、彼の基本原則として「価値を強要することはない」。
自分に厳しい者は時に、オレはこんだけ頑張ってんだからお前も最低、これくらいはできろよ!
などと、自分のつらさを他人に埋めて欲しいんだかなんだか、他人を許せなかったりするが
けんたんはそんなことはない。
奥さんに対しての態度がそれを物語っている。
「子供がね。できた時に母親がなにも片づけない人だったりすると、あ、それでいいんだって
思っちゃうから、そのために今から少しずつ変わっていっては欲しいと思いますけど。
それも子供の手前っていうだけですよ。」
あんた素晴らしい!
ドームの見える町。
投稿者 多苗尚志 : 17:24
[ 堀井健一伝
・エピソードからみるその人の魅力
・多苗尚志のサシ呑みクエスト
]
06.10.29 日曜日
義理に篤い倭
義理とはなにか。
友達の誕生会やイベントがあった時に誘われていく。
これは仲がいいからいくのだ。
これは義理ではなく「縁」だ。
あまり親しくないが、自分が所属している団体が世話になった人の
送別会にいく。
これが義理だ。
義理とは
「あまりいきたくない」「めんどくさい」「仲良くないし」という感情ベースを越えて
「世話になっている人だから」という論理で行動できる力を指す。
友達の誕生会ですら、
体力がないからとか、金がないからとか、予定が詰まってるからといった理由で断る人がいる。
そんな理由は自分の都合の範囲を越えていない。
大丈夫。
すぐ家に還っていい、金も払わなくていい、時間もいらない。
1秒でいいから顔を出せと己は言いたい。
君が1秒来てくれたら、その人はどんなに喜ぶだろう。
1秒出席を受けた人は、わざわざ1秒のために来てくれたんだ、と特別な感謝を覚えるだろう。
1秒出席は出席に勝るとも劣らない。
“ニセライター”新保輝之は以上のことをよく理解している。
本当に義理に篤い倭だ。
彼と己に共通するダメな点は貧乏であることなのだが。
他人のことばっかり考えてダメな人たち。
投稿者 多苗尚志 : 08:07
[ 新保輝之伝
・エピソードからみるその人の魅力
]
06.10.22 日曜日
豊穣の時
先日、行われた“ちゃんこ”太田明日美と“けんたんこ”堀井健一の結婚式の幹事連への
新婚からのお礼食事会が六本木で行われる。
幹事連ていうから、けんたんの側からは誰が来るのかと思ったら
“マザー会計”落合加奈恵(代表幹事)
“笑顔の鉄人”澤登正一(幹事・ビデオ編集)
“Pから始まるチプ子”石倉美穂(カメラパーソン)
んで己(司会)っつぅ
フタ開けてみたらパラ
またパラ
んもー、ちゃんこなんか、一昨日、昨日、今日と「NHKスペシャル三夜連続太田明日美」だよ。
ぜってー新郎より長くいる。
今日はホントすてきな会だった。
一緒に食事してるメンバーがどいつもこいつもステキだし
飯がうめーッ。
レストランの名に恥じず店員のサービスがグレート
(高かったでしょうに)
すごいよ。
けんたんもホントすてきな旦那様。
未だに彼か己かどっちが年上か分からないけど
彼はずっと己に敬語を崩さなかった。
もう三回くらい会ってるし、ふざけあったりもしてるんだけど。
すばらしい。
非常に好感がもてる。
んで、自分の奥さんがパラサイヨとかわけわかんない活動やってても理解を示してる。
すごいと思う。
己だったら、自分の好きな人が、自分のまるでわかんないコミュニティで楽しそうにしてたら
心中おだやかじゃないなぁ。
すごい。
そして奥様あんちゃんこ。
今日は彼女の魅力再発見の日でした。
親友の落合加奈恵が「あんちゃんは太陽みたいな子」って言ってるけど
ホントそうだと思った。
“太陽王子”岩下均と通ずる太陽族の資質ってあるわ。
この新婚は人前でラブラブするでもなく無駄にいがみあうでもなくごく自然。
その自然の中に愛がある。
あ。
こういうの最高。
今日はホントに豊かな時間だったよ。
ホントにすばらしかった。
ありがとう、けんたん、あんちゃんこ
※けんたんことあんちゃんこは最高の友です。
投稿者 多苗尚志 : 19:44
[ 澤登正一伝
・石倉美穂伝
・太田明日美伝
・落合加奈恵伝
・堀井健一伝
・岩下均伝
・エピソードからみるその人の魅力
]
彼女を尊敬できる倭
豊かな時を過ごしていたそのテーブルに豊かな話題が並べられていた。
新婦“ちゃんこ”太田明日美と新郎“けんたんこ”堀井健一を中心とした
そのテーブルには豊かな話題が並べられていた。
曰く、誰はすごい、誰はここがすばらしい…。
そのテーブルに並ぶ者を、臆面もなく真っ正面から互いに褒め合う。
オバ様同士の下品な自分を褒めて欲しいが為の褒め合いではなく
本当にすばらしいと思っているから、正直に褒めたいだけだという豊かな感情がベースにあった。
次第に対象は、そのテーブルにいない者にも及んでいく。
“笑顔の鉄人”澤登正一がすばらしい!
彼は自分の恋人を評してこう述べる。
「彼女はホント意志が固いからね。自分で決めたらそれをやり遂げる。」
「まぁ細かいところは粗が多くて、俺がフォローするんだけどさ。
でも彼女は俺よりよっぽどセンスがいい。俺は彼女のことを尊敬しているよ。」
友達の前で自分の彼女をノロけるわけでもなく堂々と真っ正面から褒め
しかも「尊敬」という単語まで使える倭[おとこ]。
いますか?そんな倭。
初めてみたよこんな倭。
※澤登正一は最高の友です。
投稿者 多苗尚志 : 18:38
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]
06.06.04 日曜日
現実の言葉
“伊厨紳士”山本慎弥の言葉は学生の時からいつだって現実でシンプル。
夢
夢は「こうなったらいいなぁ」というものだから、現実ではなくシンプルでもない。
山本慎弥はコックになってしまう。なってから仕事場の気づきを語るのだから現実でシンプルだ。
彼は今の職場の上司を「すごい人だ」と語る。
『山本君。料理はお客様の満足のためにある。お客様がどうすれば満足するかだけを考えるんだ。
それ以外は一切要らない。テクニックも、自分の成長も、自我も全く要らない。
その考えや行動はお客様の満足に直接つながっているかどうかだけを考えるんだ。
お客様の満足につながっているのであれば俺に対する敬語だって要らない。』って言うんだよね。
己は下衆にも1回だけ確認してしまう。
「え?その人はホントにタメ口とか利かれてもOKな人なの?」
「ホントにそうだよ。お客様の満足につながっていればね。ホールの動きとか、ソースの色とか
全部お客様の満足という基本ルールに則っていて全部説明可能なものなんだ。
山本君、そこにスプーンを置くのはお客様の満足につながっているか?って尋かれるよ。」
以上。
山本慎弥が言うなら確かめるまでもない。そうなのだ。
「君くらいの歳でうちの店に入ってきて、3ヶ月以上続いたのは君が初めてだねって言われた。」
この言葉には尊大も謙遜もない。
ただの現実。
彼がイタリアにいる間も、己はフツーに東京のイベントのメールを差し上げていた。
彼の返事はこうだ。
「いきたい。ホントにいきたいよ。無理をすればいけないこともない。
でも、今の俺はイタリアでこうして修行することがすべてなんだ。」
行間もなにも読まない。
言葉額面通り受け止める。
山本慎弥とはそういう倭だから。
投稿者 多苗尚志 : 00:23
[ 山本慎弥伝
・エピソードからみるその人の魅力
]
05.11.24 木曜日
“ニヒルな眼鏡氏”今村英之の魅力
“ニヒルな眼鏡氏”今村英之と呑んでいた時のこと
「結婚式」と「義理」という話になった。
「最近、立て続けにイイ結婚式が続いてさ、なんだろやっぱ。まずは新郎新婦のことをよく知ってるとか
新郎新婦のことが好きだってのは大事だね。」
今「そうだね。」
「高校の奴とかさー、全ッ然会ってねぇし、全ッ然連絡もなかったのにいきなり誘いとか来てさ。
結婚します!とか。アホかっちゅーの。
しょーがねーから征ってやるかぁって、征ってみても高校の友達とか大学の友達とか30人くらいでさ。
みんなどっかから借り集められたみたいな顔してんの。そんなんでみんな祝儀とられてさー。
つまりさ、人生の価値観に『友人』ってワードがないわけよ。
いたらいたでいいけど、別に卒業して会社入ったらそこで新しく友達作るし、
別にいなけりゃいないでいいや。奥さんと家族があればいいよ。みたいな。
その価値観はそいつのものだから、それ自体はいいけどさ
だったら、式にも呼ぶんじゃねぇよって感じ。単なる枯れ木の賑わいだよね。
で、結局あれ以来連絡もねぇしさ。なんなんだよ。誰がハッピーなんだよみたいな。」
今「分かる分かる。義理ね。俺も地元の名前も忘れたような奴から誘いが来ててさ、
行ってみたら10人くらいで、『呑み会か!?』みたいな。」
「爆笑」
今「でもさ、義理がなんでムカつくかって要するにお金でしょ?祝儀とられるっていう。
時間は無駄に使ったっていってもまぁ許せるからさ。
だから、俺は折角、人のお祝いだし、そういうのは祝儀を出しても文句は言わないで
おけるくらいには稼いでおこうと思ってる。」
己はうちのめされた。
大人である。
紳士である。
非常にカッコイイ。
で、論が通ってるだけではなくて、それよりも相手とのコミュニケーションスタイルが熱い。
まずは
自分もその不満はわかる。
そして、
わかるがそういうもんじゃないぞという時に
相手を諭そうとしない。
他の人はどうかしらんが(他の人はどうあってもいいが)、
自分はこういうスタイルだと飽くまで背中を魅せる。
今村英之
熱いダンディズムを魅せてくれる倭。
投稿者 多苗尚志 : 10:51
[ 今村英之伝
・エピソードからみるその人の魅力
]
05.10.31 月曜日
佐々木孝仁の魅力
いつも仕事で遅くまで働いてる“小さくてもピリリと辛い小岩”佐々木孝仁。
今日も8時半からメチャメチャ楽しみにしていたロック呑みだったが、
征けるはずだったが最後の最後、やはり仕事で11時頃に到着。
明日もまた七時には会社に着いていたい。
家に還ろうとするその背を多苗に掴まれる。
酔った侠がなんか言ってる。
「たかじん。オイ、たかじん。森さんち泊まるぞ。」
ええ?ド平日なんですけど。
明日も早いんですけど。
ここでなんて答えるか。
あなたならなんて答える?
たかじんならこう答える。
「はい。征きますよ。」
たった一言だ。
なんの気負いもない。
なんの弱(じゃく)りもない。
最初から征くと決めてたような。
(いやいや、決めてないでしょ。笑。)
そう。それでベストの答え!!
たかじん君。
小柄な体ながら今日もピリリと利いてるぜ。
こういう受け答えのできる倭(おとこ)。
細部こそが語るのだ。
セリフや仕草の端々がその倭の真価を語っている。
投稿者 多苗尚志 : 07:23
[ 佐々木孝仁伝
・エピソードからみるその人の魅力
]
05.10.27 木曜日
鈴木大山という魅力
大さんはその名に恥じないどーんと大きい器の人なので話してて気持ちがいい。
前にパラサイヨのイベントを一緒に組み立てたことがあるが、
その時の彼の一流商社マンとして鍛えられた仕事ぶりに魅せられた。
問題にぶつかっても全然たじろがないし、チームに焦りを寄せ付けない。
彼個人は率先して仕事をこなさず、どーんと監督している。
そしてなにかあった時に的確な解決方法を示し指示する。
そうするとチームにヤバイムードがビタ一漂わずみんな安らかに仕事できる。
仕事ぶりもどーんと構えている倭。
熱い。
投稿者 多苗尚志 : 11:26
[ 鈴木大山伝
・エピソードからみるその人の魅力
]
05.10.03 月曜日
“幸福を繁らせる梨”梨木繁幸という倭
なっしーは非常にできた倭(おとこ)だ。
まず、他人にネガティブな言葉を全くかけない。
全くだ。
こんな奴があなたの周りにいるだろうか。
ネガティブな言葉というのは
悪口を言わないのはもちろん
「ふざけんなよー」とか「(ギャグが)寒い」とかそういうおふざけのネガティブも含む。
なっしーは全くそれらを使わない。
こんな奴があなたの周りにいるだろうか。
じゃー、ただのお人好しで、誰にでも人当たりがいいのかというと
全く逆である。
そいつらしさを忘れてそいつの道を外している者に対してなっしーは厳しい。
誰もが言いにくいことをなっしーは真っ正面から言う。
「お前、それじゃダメだろ」と。
こいつはスゲェ。
全ては自分の周りに幸福を繁らせる行動ベクトルなのだ。
サイバーウェーブ社(なっしーの会社)
http://cyberwave.jp/
梨木の言葉(珠玉)
http://cyberwave.jp/profile/02.html
投稿者 多苗尚志 : 09:00
[ 梨木繁幸伝
・エピソードからみるその人の魅力
]
05.08.09 火曜日
スピードという誠意
“スピードの哲人”清水宣晶はこう語る。
・「人が誠意を示せる手段として一番訴えかけるものがスピードだ。
感謝を表すにしても即伝えなければ意味がない。」
・「思いを伝える」ということは、いつでも出来ることのように思えて、
実は常に、今しか出来ないことです。
彼は有言速攻の漢である。
投稿者 多苗尚志 : 10:14
[ 清水宣晶伝
・エピソードからみるその人の魅力
]
分かってもやってみないと分からないという姿勢
“スピードの哲人”清水宣晶の姿勢で己が好きなものがある。
それは「分かってもやってみないと分からないという姿勢」。
motherというテレビゲームがある。
己はこのゲームが好きで彼にオススメしたことがあった。
「motherか。昔、やったことがあるけどつまんなかったんだよなぁ。
でも、今やってみたらわかんないね。」
そういって彼はmotherをプレイするのである。
(そしてやっぱりつまんなかったのである)
人から勧められたり、教えられたり、聞かされたり。
でも、話を聞いただけでなんとなく分かった気になってしまうのが
普通ではないだろうか。
『自分には合わないだろうな。』
だが、清水宣晶は分かったと思いつつもまずやってみるのである。
『でも、もしかしたら面白いかもしれない。』
リアルなところで体感してみてから改めて自分の感想をはじき出すのである。
投稿者 多苗尚志 : 10:10
[ 清水宣晶伝
・エピソードからみるその人の魅力
]
05.08.04 木曜日
オリジナルであるということ
最近、己は教育よりも薫陶がよりステキだと考えている。
教育とは答えであり、薫陶とは答えらしきものである。
教育は受身であり、薫陶は自発である。
先人や環境から自分で選び取って学んでいくことが薫陶である。
思考を停止しない。
自分の感覚・解釈を常に研ぎ澄ませている。
学ぶことは真似ぶことと言い、与えられた答えを何度も咀嚼し
ある日、自分のものにすることが学ぶことだと言うが
それはつまり、近道を提示したということに他ならないのではないか。
近道はなにかを棄てている。
答えとはなんだろう。
分かったようで分からず、答えのようで答えではない。
そうではないだろうか?
己はそれが好きである。
たとえゆっくりであろうとも自発を棄てない。
たとえゆっくりであろうともなにかを棄てない。
北川英里奈は答えを必要としていない。
あまた差し出される答えに迷いつつも、揺らぎつつも、
明るくそれらに笑顔を向けつつも、
しかし目線だけはハッキリと道を見据えている。
自分の道。彼女の道。オリジナルであるということ。
左右対称の非自然的な完璧な美しさよりも
アシンメトリな自分らしさを選び取る潔さ。
オリジナルであるということ。
それはそれ単体で尊い魅力である。
投稿者 多苗尚志 : 10:30
[ 北川英里奈伝
・エピソードからみるその人の魅力
]
05.07.16 土曜日
本当に素晴らしい漢
成功する人間よりも価値のある人間になりなさい。
これはアインシュタインの言葉である。
価値のある人間とは誰か。
色々な価値が思い浮かぶが、次の人間は間違いなく価値ある人間のひとりであろう。
人をつくる人間。
“大将”池本多賀正は人をつくる人間である。
彼と真部達成が出会ったとき、真部達成は中学生だった。
ただ、なんとなく平々凡々と中学生していた彼をみた池本は
そんなんじゃいかんだろうと思い、漢の約束を交わした。
『真部達成は毎日2時間勉強する。
池本多賀正は毎日3km走る。』
そういう約束だった。
まるで勉強に興味がなかった真部はその日から、毎日2時間は必ず机に座るようになった。
池本は、取引先との呑みがあろうが雨が降ろうが必ず毎日3km走った。
ニューヨークに出張したときもセントラルパークを走った。
メリットなんてことで考えれば池本がそこまですることになんのメリットがあるだろう。
真部と池本はEメールでつながっていて、真部は毎日、どんな勉強をして、どんな学習をしたかというメールを送り続けた。
3ヶ月の約束だったのが、半年つづき、一年続いた。
そのうち、勉強が面白くなった真部は自主的に学習し、時間も増やしていった。
真部の家族は池本に感謝を示すが、池本ははにかんで
「いや、アレはただその場の勢いというか。俺もそういうキチッとしたものを欲していたときだったから」と答える。
そして2005年初夏。
別件で再会した池本と真部は、食事を楽しんでいる。
最近どうだなんて話が出る。
春学期を修め、夏休みを迎えていた真部は池本に一枚の紙を差し出す。
それは成績表のコピーだった。
そこには、分母に対する1という数字が燦然と存在していた。
英語・国語・歴史・体育など全教科総合でクラス1位及び学年1位。
勉強が好きではなかった真部は大きく成長していた。
「池本さんのお陰ですよ」と静かにニコリと笑う真部、
反対に池本は成績表をみつめ、涙を浮かべた。
「こんな成績表みたことねぇよ。」
価値ある人間とは、人をつくる人間である。
そして人をつくる池本多賀正の更に素晴らしいところは、そのはにかみが本物であるということだ。
家族から感謝されたときの、彼のはにかみ。
彼は自分のお陰で、真部が成長した、変化したとは微塵も感じていない。
そんな考えはおこがましいと思っているのではないか。
いや、そもそも、自分がどうしたなんてことすら考えていないのではないか。
池本は師ではない。
真部は弟子ではない。
飽くまで友として真部の成長を目の当たりにし、池本は涙を浮かべていたのだ。
この例にとどまらず、幾つかの場面で、池本多賀正が同じように、無意識に人をつくり続けている場面を己はみてきた。
こんな素晴らしい漢はいない。
国傑だ。
投稿者 多苗尚志 : 11:56
[ 真部達成伝
・池本多賀正伝
・エピソードからみるその人の魅力
]
05.07.05 火曜日
超スゲェ
我々は学生だった。
我々はなにもできなかった。
我々には熱い気持ちだけがあった。
学生時代に友として出会う。
社会に出て別れる。
勤める会社が別になり、そもそも業種が大きく異なり、地方に世界に散り散りになり…。
時を経て再会する。
呑むべく再会する。
たまたま仕事で再会する。
あるいは共通の友人の結婚パーティーがあるから力を合わせるべく再会する。
己が大学生だったとき、彼女は高校生だった。
彼女はなにももっていなかった。
なにももっていなかったが気持ちがあった。
彼女は大学生になった。
彼女は常に回転しているようにみえた。
学業、アルバイト、イベント、留学、プロジェクト…
常に100%で取り組んでいるようにみえた。
彼女は次第になにかをもちはじめた。
彼女は更に回転、行動し続ける。
行動でなにかのコンプレックスを埋めるようなことはしない。
動いてないと落ち着かないという中毒者でもない。
彼女はとても彼女らしく行動していた。
彼女はそれまでの積み重ねを経て、
自分の道を先鋭し、結果としてコーチングの道、プロコーチになる道を選んだ。
数年の会社勤務を経て、退職。
彼女は熱い気持ちを保持しつつ、しかしそれだけで突っ走ることをせず。
気持ちを行動にきちんと昇華できる覚悟を身につけていた。
熱い気持ちを胸にたずさえつつ、所作は凛とした、立派な女性となっていた。
彼女の名は辰野まどか。
高校生と大学生という関係で出会った彼女と己はその8年後、
共通の友人の結婚パーティーを作り上げることになる。
辰野まどかは、パーティーの企画会議に参加している全員のいいところと熱い気持ちを
意識的な部分と無意識的な部分から搾り出した上で、
それを具体的な結果に落としこむ為には何をしたらいいかということをみんなで考える。
この日本語はおかしい。
主語が「辰野まどかは」で始まり、「みんなで考える」で終わっている。
しかし、辰野まどかに関するこの文章は正しい。
彼女は、主導権を握ったり、誰かを使役したり、誰かに強制したりするのではない。
「辰野まどかは~みんなに考えさせる」ではないのだ。
飽くまでみんなの持てる能力をひきだすことに集中し、
それでいて自分もまた会議のメンバーの一員となっている。
本当にすばらしい。
超スゲェ。
なにももっていなかった彼女は“凛とした覚悟”となって還ってきた。
投稿者 多苗尚志 : 11:08
[ 辰野まどか伝
・エピソードからみるその人の魅力
]
05.07.04 月曜日
伊藤啓二という魅力
歌手の渡辺美里さんがインタビューでおっしゃってらした。
好きな男のタイプについて。
(いや、正確には「好きなサッカー選手の条件」なんだけど。渡辺さんすいません。
渡辺さんファンの西武球場にお集まりの皆さんすいません。翔太さんすいません。)
「自分の言葉がある人が好きです。インタビューされた時に通りいっぺんのことをいうんじゃなくて、自分の言葉で答えられる人が好きです。」
伊藤啓二の言葉が好きだ。
彼はどっかで聞いたような言葉を吐かない。
己が悩んでいた時に
「悩んでいるということは、AかBかのどちらかで迷ってるんだよね。
どちらかを選択する必要がなければ悩まないからね。」
とつぶやく。
彼の言葉は、
師匠の言葉でも、先輩の言葉でも、成功者の言葉でもない。
友として同じ目線で、しかも独り言のようにやさしく語りかけてくれる彼に
己は魅力を感じるのだ。
投稿者 多苗尚志 : 16:15
[ 伊藤啓二伝
・エピソードからみるその人の魅力
]
05.06.30 木曜日
気合ストとしての石澤滝太郎
“伝説の気合師”の異名もとる己はしかし、自分の気合武勇伝を自ら語りはしない。
本物は沈黙する。
己が語り出すのは相手から乞われたときか相手を気合ストと認めた時である。
相対していれば分かるものである。
相手がただの威勢のイイ奴なのか本当に気合を理解する徒なのか。
なにが違うのであろう。
その佇[たたず]まいである。
気合武勇は一般からは理解され難いいわば“蛮行”である。
それは酔狂や伊達ではなく精神の乾きのクレパスから飛び出す“叫び”の表現。
その表現は孤独である。
いざというときに同士だと思っていたその漢が逃げることのさみしさ。
しかしその時になって彼を責めることなどできないのである。
責めるなら彼を同士と認めた自分の甘さを責めよ。
だから、気合ストはその佇まいで相手を判断する。
いざというときでもケツをまくれる佇まいをもっているかどうか。
“ミスターストイック”石澤滝太郎は久しぶりに出会った気合ストである。
己は奴に本物を感じる。
投稿者 多苗尚志 : 16:58
[ 石澤滝太郎伝
・エピソードからみるその人の魅力
]
自信なさそうにして実はやるわよ
“ミスターストイック”石澤滝太郎は自信のなさそうな目をしている。
しかし、騙されるな。
彼は“自信のなさそうな目をして確固たる自我をもつ漢”なのだから。
己は彼のそのアンバランスさに用がある。
投稿者 多苗尚志 : 16:55
[ エピソードからみるその人の魅力
]
愛すべきやられっぷり
己の好きな漢のタイプに挙げられるひとつが「さわやかにやられる漢。」
困難があったり、人からバカにされたり、勝負に敗けたりしたときに
「んだよチクショー!」という反応が普通であろう。
しかし、そこでさわやかに「やられたー♪」といってのける輩[ともがら]に
己は大きく惹かれるのだ。
勝負をハナから捨ててる姿ともまた違う。
そこには意地もイジケもない。
思いっきり闘って思いっきり気持ちよくすっきり敗れ、
ノーサイドを楽しむその愛すべき姿に大きく惹かれるのだ。
己の周りでこの姿をもつ漢と言えば
“ミスターストイック”石澤滝太郎
“釈迦力小僧”岩下均
“鼻くそひらく”岩下拓
“不背の伊達漢”塩崎哲也
“千年建築への憧憬”伊藤啓二
時々
“柔らかい頭領”佐藤孝治
“クールな熱”藤沢烈
“小さくてもピリリと辛い小岩”佐々木孝仁
“スピードの哲人”清水宣晶
“咲花青将”佐藤吉行
投稿者 多苗尚志 : 16:54
[ エピソードからみるその人の魅力
]
05.06.20 月曜日
森村夫妻という魅力
なんなのだろうかこの魅力は。
“白いハヤブサ”森村ゆき
“正統な異端者”森村隆行
森村夫妻はお世辞にもおしどり夫婦とは言えない。
己の前でもよくケンカしたりしている。
己の後ろでは数倍ケンカしているのだそうだ。
でも、この数週間会ってないと自分の人生にビタミンが足りないようなこの感覚は…。
なんなのだろう。
温かいというのは大きいかもしれない。
ケンカをするといってもそれは凶悪な冷え冷えとするケンカではなく
基本的に基盤的に愛がある。
そして夫妻が迎えるお客さん、夫妻がつきあう友人にも
夫妻は愛を送っている。
そんな温かさがある。
森村夫妻の魅力は尚まだ研究課題である。
投稿者 多苗尚志 : 12:11
[ 森村隆行伝
・森村ゆき伝
・エピソードからみるその人の魅力
]
05.06.18 土曜日
清水宣晶という魅力
エピソード「スピードの哲人」に寄せて。
食事・同じイベントに出席・ゲーム・旅行・イタズラ・・・・
その人と共有体験を重ねることがシアワセでならない者がいる。
“スピードの哲人”清水宣晶もその一人である。
彼から遠ざかっていると無性にさびしくなることがある。
ビタミン晶が足りないという気持ちがあるくらい。
彼の魅力のひとつは彼が「哲人」であることだ。
彼の思想はオリジナルである。
彼は思想において絶対に追従をみせない。
「分からないこと」を「分かる」なんて言わない。
「そういうもんですよねぇ」なんて言わない。
どんな常識も、偉い思想家が言ってたことも自分に落とし込んで考える。
彼の名言を紹介しよう。
『営業やってる友達にはそれはおかしいっていわれるけど
俺は営業って要らない仕事だと思うんだよね。』
自分に需要があれば自分で物を買うから、
わざわざ他人に需要を刺激してもらう必要はないということだが
内容云々より、常識に対峙する彼の姿勢が熱い。
世界観に対し、彼が疑問に思っていることがあり
その命題を哲学者のデカルトが見事に答えていた。
しかし、清水宣晶はそこに納得しない。
偉い人が言おうが、論理の整合性があろうが、
自分の腑に落ちなければ納得はしない。
彼は哲人なのだ。
彼の思想はオリジナルである。
オリジナルの彼と時を過ごすことは至上の歓びである。
投稿者 多苗尚志 : 17:27
[ 清水宣晶伝
・エピソードからみるその人の魅力
]
05.06.16 木曜日
概:“無邪気な好奇心”金子秀一の長所
サシで語って思ったのはまず頭が良い。
頭がよいというに
その定義は
「己が自己内論理・自己内用語を使いつつ、時に言葉を省略してもそれについてこれること」という非常に己イズムな話なのだが、
だが、
一般にまで通用する話だと思っている。
(個人を追求することは一般を追求するに同なり)
コミュニケーション能力、もっと言うと語り能力が高いという言い方をしてもいいかもしれない。
そして魅せられるのはその好奇心である。
留学をして、大学で生物科専攻だったのに都市開発研究へと移り
現在は広告代理店に勤め、写真を趣味としている。
時にその好奇心の広さを自慢げに語る者もいるが
人々がもつ好奇心という長所は、そのような語り方をされた時に
聞き手に対して一気に下品で、つまらない印象を与えてしまう。
金子秀一の場合、それはただただ自分が好きだから、という文脈で語られる。
無邪気に、笑顔で語られるその好奇心に対しては
「すごい」とか「うらやましい」とか「張り合いたい」という劣情が生まれない。
ただただ微笑ましくステキなのだ。
金子秀一気持ちのいい漢
投稿者 多苗尚志 : 12:51
[ 金子秀一伝
・エピソードからみるその人の魅力
]