第六戦 皇居外苑 2002.12.08

 

皇居に来た。

ここまで来て噴水の挑戦を受けるとは思わなかった。

まずは族長みずから、にこやかにルールの確認。

右から

■園内でボール遊びやローラースケートをしてはいけない。

応!そりゃいかんだろ!

 

■噴水にごみを捨ててはいけない。

応!そんなことする奴は人間のごみだ。

 

■噴水に犬と一緒に入ってはいけない。

うむ!犬と入らなければいいんだな

まずは噴水を一望して作戦を立てる。写真の日付に注目。十二月につき寒そう。

皇居前につき、警察がやってくることも想定し、逃げ道などもシミュレーションする。

 

真ん中、土方くんは、気合血族を続けていくことを悩んでいるような表情。

岩下くんは…心配なさそうだ。

族長がシナリオを作った。

『病気の妹を救え!!』

まず、の足湯(けして湯ではないけど)を妹の兄が渡る。
「センセー!妹が、妹がぁぁぁ」

で待つセンセイにお願いしてお祓いをしてもらう。
センセイ曰く「滝に賢者がいる!!そこへゆきなさい。」

兄はを渡り、の賢者の元へ走る。

果たしてには賢者が居て、賢者は言う。
「すべてわかっています。」

 

じゃんけんで、兄役、センセイ役、賢者役、カメラマンを決める。


気合血族にとって、じゃんけんは絶対だ。

賢者は大事な役だ。しかも、滝があるとなると…大体なにを求められるか分かる

 

この師走、賢者にだけはなりたくない。

必死のじゃんけん。
『カメラマン、カメラマン、カメラマンになりた〜い!』

 

ポンっ。

出ました。

 

土方くん…兄

多苗族長…センセイ

岩下くん…賢者

吉行くん…カメラマン

 

明と暗。特に文句も言わず総員配置。

頃合いを見計らって土方くんスタート。

ほとんどヤケ。

せ、センセーイ!

センセイ「あいよ」

ほあああああ

センセイ「賢者の元へ向かいなさい」

賢者「すべてわかっています」

うわあ

忍忍忍忍忍忍忍忍忍忍忍忍忍忍忍忍忍忍忍忍忍忍忍…

岩下くん「ひー。」

お、岩下くんなにをするんだ?まさか…

喰われたぁ!

貝に喰われた。

そうか、賢者は身を挺して妹の命を救ったんだね。深い!!

周りの観衆からはなんとなく拍手。

終劇

 

さぁ、警察が来ないうちに帰ろう。

吉行くん寒い思いしなくてよかったねぇ。

そのとき!

噴水がライトアップされたぁぁ。

こ、これは!

吉行くん!求められてるぞ!

吉行「ええええええええええええええええええええええ!?」

吉行「絶対やだよ。さっきより寒くなってるじゃん。」

族長「己もそう思う。

でも、メチャメチャ期待されてるぞ。」

吉行「ええええ、おかしいだろ。」

族長「吉行、とりあえず脱げって」

とりあえず脱いでしまう気合ストとしての哀しいサガ。

しかし脱いだらお前、そのままで終わるわけねぇだろ。

「バカなのか?」

「バカなのか?」

吉行くん「絶対おかしいだろおおおおおおお」