03.09.10
誕生日だしあつしくん逃がすかバカ

 

はいけい

己の京都の友人、あつしくんが仕事でマレーシアに出張。

しかも、一年とかケチくさいこと言わず、五年だよコレ。

己はあつしとは、がっちりサシ呑みしたことがなく
なんとしても奴がマレーに行く前にしたかった。

そうして今年の夏休みが敢行され、とても充実した刻を過ごしたのだが
結局あつしとは壱時間しかサシ呑みできなかった。

それから三週間ほどして東京で行われた己の誕生会に
あつしが遊びにきてくれたのだが、これもやはり会にてサシ呑みならず。

どないすんねん

五年先か?
マレーに遊びにいったときにすればいいじゃないか?

いや!

逃がすかバカ

かといってもお金もないし、仕事もしてるので時間もない。

しかも今日は水曜日。

バリバリの平日。
平日現役!

学生時代ですら、こんなド平日にいきなり都へ向かうようなことはしなかった。

しかし色々考えて行くなら今日しかない。

どうする!?多苗尚志。

時間表記について

ls_030910_0936_34.jpg

03年9月10日9時36分を指す。34というのはなんなのか己もよくわからん。

 

 

序章(城から事務所)

 

ls_030910_0936_34.jpg
ls_030910_0936_34.jpg

起床。

朝目覚めると誕生日でした。

通勤しまぁす。

大江戸線。

青山一丁目下車。

何時までに事務所にいなければいけないという話はされた覚えがない。

それでもまぁ、十時までには出社してないといけないんじゃないかなぁと自分で思ってる。

今日は二十分程遅刻。

繁閑差の激しい仕事でして忙しいときは一週間に7時間も眠れませんが

暇なときは…今日もホラ…ド暇。

上司が出社される時間も毎日バラバラです。

今日はいついらっしゃるのやら。

己の仕事机でーす。

左からみてる格好。

一時期はまっぷたつに叩き割ってやろうと思ったthinkpadも最近また可愛い。

とりあえずパソコンいじってるけど
なんの仕事をしてるというわけではありません。

上司まだいらっしゃらない。

とりあえず、言われてたテープのダビングの仕事などしてみる。

一時になってもまだいらっしゃいません。

…。

あー。

…。

今日はもういっか。

 

 

多苗13時退社
(本日の仕事:ビデオのダビング)

会社に電話掛かってきたらびっくりだな。

「あの〜、○○の川上と申します。いつもお世話になっております。

えー、多苗様はいらっしゃいますでしょうか?」

「あ、本日、多苗の方は退社しまして…。」

もうかい!」

いいんですぅ。
仕事ないもん。

誕生日だし。

青山一丁目

お昼頃からオメデトウメールが舞い込む。

うれしい。

とりあえず渋谷。

半蔵門線。

宮益坂にある回転寿司。

一皿98円。

ギャグ。

北海道人が食べたらまた
「消しゴムみたいな寿司だ」と評されるに違いない。

だが、結構うまい!
(びんとろは水々のベチョベチョだけど)
(板さんが注文に応じるのが遅くてイラつくけど)
(回転寿司なのに注文ばっかすんじゃねぇって雰囲気ありありだけど)

ランチで1500円も使ってしまった。

ま。

誕生日やし。

思いっきり喰うって気持ちいい。(まだ喰えるけど)

ゲーセン。

テトリスを打ちたくなった。

この台気に入った。

渋谷の街に繰り出す。

たまたま見つけたアイリッシュパブに寄る。

ここで時間を潰しながら人を待つ。

席を外側に移す。

誰を待ってるのかというと…

いらっしゃーい。

ゼッツ清水氏と夕方の黒ビールを楽しむ。

実は…

彼とは同じ誕生日であることが判明したのです!

「誕生日おめでとうございます」

「あ、誕生日おめでとうございます」

祝い合えちゃう!

ステキ。

座り方がカッコイイ。

ぜっちゃんは己よりも忙しく己よりも自由人です。

真っ正面からとてもいいオーラを受けます。

「秋葉原」と「東京デザイナーズブロック」と「デザイナーとは」と「やりたくないことは金もらってもしない」という話に尽きた。

店を出るところ。

短い逢瀬。

デカイ刺激。

渋谷の別位置でまた待ち合わせ。

やっと出ました。

今日の己。

前々から食べたかった渋谷の人気店でハンバーグを食べているところ。

誕生日ですもの。

でも…

全然おいしくない。

こんな時間だから手を抜いてるのね。

驕ってるわ。

移動。

ハンズの裏を歩いてるとこかな。

「己の」渋谷専門オペレーター黒澤世莉に電話。

渋谷に大黒屋ってどこにあるの?

渋谷で迷ったら彼に電話。渋谷情報に関しては彼、最強。

己の質問に答えられなかったことないもの!

でも、電話繋がらない。

自力でみつける。

往復で1600円浮き。

それでも安月給の己には痛恨です

間に合うのか?

飛び乗るようにして山手線。

東京駅。

19:36分発ひかり。

20:20頃が最終らしいのでまぁ、似たような感覚。

「京都まで終電で行って始発で帰ってくれば
平日でも仕事があっても、なんら問題はない。」

という仮説に立って行動してみる。

新幹線でパソコンするの好き。

一応仕事してるのです。

資料に目を通してるところ。

このおじさまとはあまりお話しできませんでした。

某大企業の重役さんでした。

一応仕事してます。

米原からの新しいお客さん。

読書中。

京都よ。あこがれの京都よ。

相変わらずライフスライス下手。

地下鉄

がら空きじゃないスか

前回、あつしの家まで行ってるのでもう行き方は分かっています。

己は、一度行った場所には自力で辿り着くことが出来る

だから、東京を出るときも、京都に着いてからも、ていうかそもそも

 

あつしに電話はしていません。

 

会えなかったら?

そんとき考えろ!

京都から電車で20分もかっ飛ばせばこんな風景。

「小林」

バッチリあつしの家(ご実家)に辿り着けた。

終電前にこれたな。

あつしの部屋をみあげると真っ暗だ。というより雨戸が閉めてある。

…。

明日、休みもらってるから疲れてるのかな。

寝てるのかな。

…。

まずいな。

部屋に電気が点いてるのを確認して下から

「あーつしくん。あーそぼ!」

ってやるのが己のゴールだったのだがそうも言ってられなくなってきた。

仕方なくケータイに電話。

5コール。

出ないで留守電。

出ろよ!×9セット

なにやってんのよ彼!?

昨日まで徹夜続きだったみたいだし、

まさか雨戸閉め切って、今夜はなんぴとたりとも邪魔できない完全睡眠体制か?

まずいよ!まずいよ田中くん。

お母さんに緊急連絡だ。

しかし、もうこんな時間なのでインターホンを押すのもはばかられ

ご自宅の前でご自宅に電話。

お母さんとの距離、玄関のドア一枚。

電話もどうかと思うがインターホンよりはマシだろ。

「夜分にすみません。あつしくんは…」

「まだ会社と聞いてますが」

ほっ。

なぁんだ。じゃここで待ってればいいのね。

仕事から帰ってきたら玄関に己がいる。

びっくりするぞぉぉ。うふふふ。

「ほきょああああああ?お前なにしとん」って…うふ。うふ。

そこへあつしからケータイ。

「なんや9コールくらい入ってたぞ。どした?事故ったか!?」

「いやいや。日本を離れるあつしくんがどうしてるかと思ってな。今会社だろ?」

「んん?まぁな…」

!!!

「ちょっと待て、なんだその曖昧な反応は。こちとらお前の一挙一動が死活問題ぜよ。」

「は?」

「お前いまどこにいんだよ!」

「四条で呑んどるぜ」

「ちょっ!…ええい!…己、今お前んちの前で体育座りしてんだよ!」

「は!?」

「あーもう!じゃ四条行けばいいんだな?」

「ちょ待て、お前今京都に来てんねんか?」

「来てるよ!あーもう己の華々しい登場が…」

「え!?まぁとにかくそんなとこおったらあかんがな。四条や。」

「はいはい。終電あるかな?」

「ギリギリ…あるんちゃうかな。」

0:16 終電。

四条。

待ち合わせ場所へ

挨拶もそこそこバーへ。

バッチリ2時間あつしとサシ呑みを果たす。

非常に濃く熱い呑みだった。

熱くなる確信があったよ。

この呑みのために借金したってペイできる。

ふたりともイイ感じに酔う。

「己、始発で帰らないと」

「アホか。まだなにも動いてないわ。とりあえず寝ていき。」

「己は起きるよ?五時くらいに起きて出発するからな?」

八時

朝の京。

少し2日酔い。

 

ここから一分ごとでスライス。

ずっとあつしと一緒に歩いてる

この間にあつしと握手して別れてるハズ。

発券所。

東京ではお目にかかれない配色。

朝の京都行きはこれくらい。

オフピークとか言う言葉は必要ないな。

新幹線〜東京

新幹線の自由席は満席。

舐めてたよ。

新幹線で座れないことほど切ないことはないわー。

なんとか着席。眠い。

寝てますけど。後ろは売り子さん。

 

雑踏の東京

大手町→乃木坂〜事務所

12時半事務所着。

全然遅刻やんけ!

終電〜始発作戦…失敗。

でも、上司はまだ来てないのでOK

みんなシアワセ。