多苗尚志の気づき

 

己よ、本気で生きてるか?

 

 

己は人のことをよく知りたいと思って立て続けに質問をすることがあるが、その質問に既に質問者の狙いがある以上、被疑者本来の姿は見えてこない。

03.10.23

 

もし、質問によってその人のことを知りたいのならば、自分が相手を知りたいという気持ちとなぜその質問をするのかを伝えなければならないだろう。

03.10.23

 

己は「もし、無人島にひとつだけなにかをもっていくとしたら」という質問が好きではない。その質問にはリアリティがないから。

笑える答えを待っているのか、この回答によってその人間の度量をはかろうとしているのか、質問者の意図を読むくらいのことは出来る。

しかしそれ以前に多苗尚志という人間を知りたいという欲求が根底にあるのであり(そしてそうでなければ失礼。)、ならば己はストレートかつ誠実な答えをしてしまう。

そしてその答えが相手を満足させられないことを知り、己はジレンマに陥るのだ。 

03.10.23

 

だが、それは単に自分をストレートに出したときにはつまらないという事実に過ぎず、ストレートに出しても尚熱くドラマティカルで面白いとなるくらい本気で生きなければならないということに過ぎない。

03.10.23

 

己のようなキリギリス的人間は、特に「十年後のあなたは何をしていますか?」という質問に弱い。

本当に見えないのだ。シアワセでいるということくらいしかみえない。(そしてそれは厳密に言うと何をしているか?という質問に対する回答ではないのだ)

ていうか、答えられなきゃダメか?いいじゃねぇかそんなもん。

って防衛に回る自分も好きではない。

03.10.23

 

資格とか特技とか…。なにかができることって魅力でしょうか?

己はなにもできません。スポーツもできません。運転もできません。

己は昔からなにかができることに価値を置いてませんから。

と、叫ぶ時点で己もまた価値を置いているのだ。

もっとできないことに自信をもったらいいじゃない。

03.10.23

 

もっと自分からみても他人からみても魅力的な人間になりたいです。

03.10.23

 

新しく他人と出会ったときに括ろうとする。

系なり属なり。

この人は文系だから。アーティスト系だから。格好が今風だから。A型だから。

それを辞めようと思う。

小学校と違って短時間で相手を理解しないといけないオトナの世界でして

そうやって括るということはある程度有効で楽で手を出したくなるものですが。

もっとそのまんまをみるように努めようと思う。そうした目を養おうと思う。

それでも乙女座の人は好きですけどね。 

03.10.23

 

緊急オススメ

みんな現在上映中の「ゲロッパ!」を観なさい。

己はこの一本の映画で厳密にカウントすると三回も泣いたぞ!

最高だぁ。

森田にススメられて観たのだけどよかったあ。

森田夫妻ありがとう。これからもお幸せにね。(意味不明)

井筒監督なんです。

己は同監督の「岸和田少年愚連隊」も観たんです。

超つまんないんです。

金もらっても観たくないんです。

でも、今回はイイ匂いしてたし。

映画館の前まで行って一瞬、足踏みしました。

ビデオになってからでもいいんじゃない?

別に大画面で観る必要もなかろう。

でも、そこにでかい感動があるなら今観たい!

感動できるチャンスがあるなら先送りしたくない。

そう思ったです。

1800円もしくさります。

ふざけるなと言いたかった。

こちとらケータイ止まってるくらいなのに。

いいじゃねぇか。つっこんでやる!火中の栗だ!!(誤用)

井筒監督が言ってます。

「グワーッと笑ってブワーッと泣いてや」

そんな思惑にはまるかよと思いました。

映画館でひとり、笑って泣いてました。

後ろのカップルより五倍イイ客だったと思います。

1800円、全然悔いありません。

もうすぐ上映終わりでしょう。

逃すな。観てくれ。 03.10.21

 

友のオススメに敏感に反応することにしました。

友達にススメられる。

へー。そうなんだぁ。今度観ようって思う。

でも、大抵観ないよね。

なんでだろ。

所詮、己とは感覚違うからなんて思ってるのかな。

つかまされるのが怖いのか。

でも、自分の友達のオススメなんだからサ。もっと信じてイイよな。

いーよ。飛び込むわ。

つまんなかったら「つまんねぇじゃねぇか!」って文句つけて笑い合えばいいんだ。 03.10.21

 

映画でもライヴでもなんでも。

大きく感動するがしかし時が経てば忘れてしまう。

そこに虚しさを感じたこともあった。

司馬遼太郎に描かれる坂本龍馬が富士山を初めて見て感動する。

一緒にいた連れが龍馬に聞く。

「この眺めを見て何になりたいと思いました?」

「日本一の男になりたいと思った。」

「旦那。それは気のせいですよ。」

そして龍馬は答える。

「当たり前だ。

この事はしばらくすれば忘れてしまうだろう。しかし、一瞬でもこの絶景を見て心の内がわくわくする人間とそうでない人間は違う」

己はこう思う。

自分の感涙を大切にしたい。

この感涙を分析し、なるべく保持するよう努める。

しかしこの涙もしばらくすれば忘れてしまうだろう。

だが、ここで泣かずに生きていった自分とここで泣いて生きていく自分とでは違いがあるだろう。

涙は頬を伝い、頬に跡を残す。その跡もまた拭くとも拭かずともいずれは消える。消えて尚我が血肉となって流れる。 03.10.21

 

 

思いついたことは全て果たされなければならない。 03.10.07

 

或るモテる女の子と話した。

「すごぉい。モテルね。」

すると彼女

「んー、玉砕もよくしてるし。それに小学校・中学校とかってそんな風に言われるとうれしかったりしてたけど、

やっぱり自分が気も持てないような人には近づいたり無闇に仲良くしない方がいいと思うの。

結局それって残酷なだけだから。」

スゲェ。スゲェよ。

合気道の達人は、強さを極めると戦闘そのものの強さよりも、危険そのものに近づけなくなるというが、

モテるということも極めるとそれに似るのかッ!?

また、その境地に達するのが(文脈上)高校からってのがスゴイ。

唸った。 03.10.05

 

特に腹は減っていなかったが、気分転換も兼ねて飯でも喰うかと街に繰り出した。

なか卯があった。

普段はまるっきりそそられないのだが、気分転換もあってちらっと目をやると、牛丼が280円とある。

吉牛価格…。

写真も結構うまそう。お前うどん屋じゃなかったっけ?

まぁ、金もあまり使いたくない気分だったのでオマケだろうとは思いつつもここで手を打ってやった。

カウンターに座って、牛丼を注文すると、妙に偉そうな気持ちが芽生えた。(いつもか。)

もし、牛丼で己を満足させることが出来たらうどんも喰ってやろう。

果たしてうまい!

吉牛と充分ため張れる。いやうまいよ。

『しょうがねぇな。』

心の中でそうつぶやくと己はマニフェストを実効。

「ゆずうどん」

だが、それは没個性で実につまらない味。金だけいたずらに絞られた感が強かった。

お前、うどん屋じゃないんかい! 03.10.02