多苗尚志が出会ってきて
向こうも己のことを覚えてくれているであろう人たちの

活躍・武勇伝・共有体験

“千年建築への憧憬”    

まずお父さんがすごい。

大阪の道頓堀の真ん中を大股で歩いて肩がぶつかった奴を片っ端からボコボコにしてたらしい。

建築中のビルから下の人の頭に小便をして大笑いをしていたらしい。

“感動人生・釈迦力小僧”    

多苗が唯一認める気合ライバル。

体が丈夫で
気合勝負はすべて真っ向勝負。
性的気合に若干の弱さがみえる。

火が消えたばかりのタバコを一本丸々喰ったのはびっくりした。
サウナ勝負がやたら強い。

海外旅行は飛行機以外すべてヒッチハイクと考えていい。

アジアの軟水や食べ物にも果敢に挑戦し、果敢に腹痛になる。

アフリカに2ヶ月くらいいたら視力がよくなったびっくりボーイ。

 

 

“CANDYROCK”  

99年

彼のコレクションが鹿児島の商店街で行われるというので東京からふたりでヒッチハイクで向かった。

それはそれは最高の旅だった。

東京を出発する(ケイスケにとって)初めてのヒッチハイクの緊張感。

時速180kmでぶっ飛ばし5時間で岡山まで連れていってくれたそば屋のご夫婦。

広島の途中でエンジントラブルを起こし、屍となって己たちを見送ってくれた教師。

自由気ままに生きて不倫も楽しむ社長。

その途中、原田広太郎とタイミングが合い、原田サミットが勃発。

原田家で一泊。

いよいよ鹿児島に着いてコレクションが始まった時、己は九州のうまいものを食い過ぎたせいで

腹をくだしトイレに行き、帰ってきたら終わっていた。

04年

CANDYROCKがZIPPER9月号の表紙を飾る。 大塚愛さんが着用する。

 

 

“京の奇跡”  

99年

原田サミット

 

03年

誕生日だしあつしくん逃がすかバカ

 

04年

1月

ケータイと友とどっちが大事?

某月

ぼかした言い方になるが、
自分の仕事がきつい(慣れていない・短い睡眠時間・人生的なコンプレックスを克服する必要がある局面に立たされる)状況でも
友人が自分を頼ってきたなら、いつも笑顔でそれに応えていた。

12月

訪馬。

サプライズで訪れてやったわ。のけぞってびっくりしとったわ。ぎゃはは。

 

小林篤伝

 

“煩悩印度”  

ワンデーアキュビューを目から自然にはがれるまで着用し続ける漢。

合い言葉は「大丈夫」

05年
風邪をひいたので、冗談二割でメールして助けを呼んでみる。

風邪をひいたので今から永福庵にきてください。

c1000武田と
グレープフルーツジュース1リットルと
オリジンのサラダを買ってきてください。
(永福町で全部揃う)

そして己の横で添い寝してください。

明日には帰ってイイです。

なんの返事もなかったのですが

大寒波の中、彼はバイクで埼玉の実家から永福町まで駆けつけてくれました。

19:00にメールして22:00に来ましたからほぼ速攻で駆けつけてくれたものと思います。

島田君は掛け布団を風邪ひきの己にすべて奪われ

敷き布団だけで己の風邪ウィルスに抵抗しながら夜を明かし、翌朝にはうどんをつくって帰っていきました。

 

“覚醒医師”    

普段は気弱くんだが、ひとたび覚醒するとなんでも来い状態になる。

己はそれが大好きだった。

エピソードを挙げるとするとやはりこれだろう。

 

土方は学生時代、初めての海外旅行でタイに1人旅に行った。

10日くらいの旅行から成田に帰ってきた瞬間に、運悪く己からの電話が掛かる。

「あ、土方?今香川県にいるんだよ。己の誕生日だからさ、出生地にいるわけ。

そう。鮭の気分だよ。実際。

分かるだろ?お前がいなきゃ始まんないよ。今から来てよ。」

まぁ、誕生日だしと思い、意を決して土方は成田からヒッチハイクで四国へ向かう。

そんな涙ぐましい土方に多苗はあるイタズラを思いつく。

8時間後、

己は香川で吉行と温泉で遊んでいた。

土方はトラックで京都を通過中。

電話が掛かってくる。

「おう、今どこよ。」

「うん、今ねなんとか京都なんだ。」

うそ!ホントに行っちゃったの?冗談だったのに。己、今、吉行と均と家でカレー創ってるよ。」

その電話を横で聞いていた吉行と均も「えー!そんなこと言っちゃまずいだろ」という顔をして焦っている。

土方は

なんだそりゃー!」と叫び

「じゃ、行ったこと無かったから九州行ってくる♪」

と応えて電話を斬った。

己は爆笑したが、その後ケータイがつながらず焦った。