月: 2020年11月

映画『日々是好日』が面倒くさい

日々是好日※1という映画をアマプラで観た。
 
 
 
樹木希林さんが出演している。
茶道を習うとともに人生が進むというお話。
アマプラ評価、四つ星。
 
己は映画に関しては世評を頼りにしていて
四つ星半未満の作品は観ないことにしているが、
今回は勘が働き観ることにした。
 
 
 
さて。
 
コロナ元年3月に実家へ帰って以来、己に起きた大変化は、
家事をするようになったということだ。
 
 
 
例によって、やらないと母がウルサイから、
という外部要因に依存しての変化ではある。
 
 
 
どんな家事をするようになったかご披露したい。
 
 
 
まず、1日3回歯みがきをするようになった。
 
 
 
わかってる!
 
 
ツッコミ所は盛りだくさんだが、これソウトウ大事な変化なんだってば。
 
 
 
己は、30後半まで歯みがきは平均10日に1回くらいの人だった。
 
 
 
友から「しないと気持ち悪くね?」と言われていたが、
なにが気持ち悪いのか分からなかった。
「こいつも、普段はメチャクチャしながらも結局歯みがきする組かよ」と思っていた。
 
 
 
電動歯ブラシのお陰でやっと1日1回になった己が、今では3回!奇跡すぎる。
 
 
 
家事というか、生活の習慣改善という話かな。 
 
 
起床から順に見ていくと、
カーテンを開けてタッセルで巻く、布団をあげる、着替える、外で運動1時間、朝風呂、風呂の水滴をタオルで拭き取ってから換気扇、風呂のドアは閉めるが洗面所のドアは閉めない、朝ごはんはテレビやスマホはしない、茶碗を流しへ、歯みがき、パナソニックナノケアで肌を温め、POLA POLISSIMA、マツキヨの化粧水、uno VITAL CREAM PREFECTION(夜はエバメール)の順でつける、母の趣味(育毛剤をつけてブラシで叩く)につきあう、洗濯物があがるので一枚一枚パンパン伸ばしたあとで干す、2日に1回掃除機をかける。
一歩でも外出したらコロナ対策で手洗いうがい。
朝・昼の食後に皿洗いをする。(夜は母)
 
 
 
これは全てひとり暮らしの時はやっていなかったことだ。
 
 
 
まず起きてカーテン開けても、タッセルには巻かない。布団は万年、畳みもしない、1日着替えないことも、茶碗も流しに持っていきすらしなかった、、
 
 
 
わかってる。

3才にも劣るダメ人間ファイナリストである。
 
 
 
なんでこんな人物クリーチャーが世に放たれてしまったか。
 
 
 
印象的なエピソードがある。
 
 
 
10年以上前、たまたま帰省していた己との話の流れで急遽友人が2人、東京と神奈川から遊びに来てくれることになった。
 
 
 
己が18まで生まれ育った町のデニーズ(柏16号店)に、26からの友人2名と共に飯を食べ、コーヒーを8杯くらいお代わりしながら談笑している、(ちな、このデニーズは小3の時に家族3人で食べて以来特にうまくないので2度と来てない)その時空(-空)を超えた無量に感無量していると、
 
 
 
ふと、閃いた。
 
 
 
更にこいつら実家に招いちゃう?
 
 
 
時すでに若気の午前零時を過ぎていたが3人で実家に詣でた。
 
 
両親は当然寝ている。
 
なに己の部屋は玄関ストレートだから問題ない。
 
 
 
忍び足で己の部屋に入って灯りをつけて部屋を見回し、
3人なぜか正座で座した瞬間、
2名が顔を見合わせて『あーーーーーーー』と
無声音で合点した。
 
 
 
『なにが?』
 
『だから、(多苗)はそうなんだね。』
 
 
 
後になって分かったのはつまり、
部屋が異常に片付けられて美しかった。
そこから聡い2名は瞬間的に察した。
 
 
 
親が全てなんでもやってくれてしまうから、(多苗)は自分でなにもしなくなったんだね。
 
 
 
その通りだ。
 
 
 
友人を実家に招いた食後に、
よく女友達が動いて皿を片付けていた。
 
 
 
母は恥ずかしそうに申し訳なさそうに
「尚志くんも自分でお皿片付けてお皿洗いなさい?」
と言っていた。
 
 
 
己は1mmも動かなかった。
体も、そして心もである。
 
 
 
己は冠なき王なるぞ。
 
 
 
周りに動いてもらうのが王の仕事だ。
 
 
 
後年、母がもらした。
 
 
 
「確かに私はあなたに、皿を片付けるとか言ったこともないけど、40も過ぎていい大人になれば洗い出すものだと思ってた。」
 
 
 
お母さん?
 
梅干しの種は40年埋めたって柿の芽は出ないんだよ? 
 
 
 
流しが洗い物でイッパイになったら己かて洗うよ。
掃除機は月に1回でいいじゃない。まとめて埃をとる快感!
 
 
 
「面倒くさい」ということが鍵である。
 
 
 
男のコはなにかと面倒くさがり、妙な「効率感」を生み出す。
「後でまとめてやればいいじゃん。」
 
 
 
己が出会った日本に来たベトナムの若者男性の半数が、爪を伸ばしているのがカッコいいという妙な信仰に殉じていた。
 
 
 
女子たちが「キモチワルイトオモイマス」と蔑み、
己先生も「なー?お前ら明日までに全部切れよ?」と言っていたが、
実は己はオマエラの出身であることは黙して秘する。
 
 
 
(わかる。わかるぞぉぉ)
 
 
 
そんな己の前述、生活改善である。
 
最近では更にひじき煮とポテトサラダ、れんこんきんぴらも習得中である。
 
 
 
いかな極東の下総国の奇跡であるかお分かりいだたけるだろうか。
 
 
 
この奇跡の要因は、彼女に育てられた、今までのやり方で破綻しているのだからやり方を変えるより他ないと思った、経済的に成功している人ほど生活もきちんとしているという自己啓発本を読んだ、居候に少しでもできることがあるとすれば、等が絡み合っているが、
 
 
また一人暮らしに戻れば、またサボる可能性は大いに大きい。
 
 
 
所詮、相手の目があるからやっているに過ぎない。
 
 
 
しかし、ストレスはなく、楽しんでやっていることは印象的な点である。
 
 
 
今までやらなかった者がやるとなったら、極端に振れることがある。
 
 
 
スキンケアも初めは朝昼晩3回やったし、掃除機も毎日、全ての家具を動かしてほこりを吸い上げた。
 
 
 
お前らサ、歯みがき歯みがき言うなら、
歯ブラシ、歯間ブラシ、フロスをかけた上に液体歯みがき、電動の水流でみがく奴もかけて歯科医に月2回行けよコノヤロウ!!
と、意味のわからない恨みを発するのだ。
 
 
 
でもさ、
 
 
 
極端に極端な話、それすら、やっちゃったっていいじゃない。
 
 
 
手間だと言っても「どーせ、それだけのこと」なのですよ。
 
 
 
習慣化すればそれも手間だとは思わないし、
手間をかける事自体が人生の楽しみであり、美しさだと分かるのです。
 
 
 
そんなことを、日々是好日を観ながら思った。
 
 
 
文化って面倒くさいんだ。
 
 
 
面倒くさいことを楽しむのが文化なんだ。
 
 
 
ふくさの折り方を説明するシーンがあるが、これがメチャクチャ面倒くさい。
 
 
 
これを楽しむかどうかなのだろう。
 
 
 
劇中、登場人物たちも「なんで茶碗を回すんですか?」と聞いていた。
「なんで、って。そういうものなのよ。」
 
 
 
釈然としない。
 
 
 
うん。そういうものなのよ。
 
 
 
なぜこの作品評価が4つ星であるか、よく分かる。
 
 
 
その評価を読んでもいないが、大方、ストーリーがないとか、退屈とか、ふくさの折り方が実は違うとかそんな理由で星を落としているのだろう。
 
 
 
1年前の己なら、そちらに与して、
「くだらん時を過ごした」と言ってこの映画を両断していたであろう。
 
 
 
非常に美しい、誇るべき日本映画だった。
 
 
 
己は5つ星をもって評したい。
 
 
 
ぜひ、読者諸卿もリトマス的にこの映画を観ていただきたい。
 
 
 
文化って、人生って、面倒くさいものなんだね。
 
 
 
そして、面倒くさいといっても「どーせ、それだけのこと」。
無限に面倒くさいことなど存在しない。
 
 
 
※1タイトルは、「にちにちこれこうにち」と読む。読めなかった。禅の言葉であるそうな。

鬼滅と神

征ってきましたよ。
  
日本映画市場最速で興行成績10億円を突破した『劇場版「鬼滅の刃」 無限列車編』であります。
  
誰と?
  
 
ええ、母です。
 
 
母と映画館に征ったのは「マーベリック」が最後だったと思います。
 
 
コロナで肉親といえど、きちんと1人分あけてお行儀よく見てまいりました。
 
金曜の夕方回、混まないことを狙った時間帯でしたがそれでも満席でした。
 
 
いくらかちびっ子たちも跋扈していたので
こいつらうるそうしよったら絶対己は気が滅入ると「気滅の・・」と気を病んでいましたがみなさんお行儀よかったのでとても満足に観覧できました。
 
出来は上の上ですばらしく
母も「煉獄さんの回だったわね」と涙をにじませながら大満足していました。
 
 
今ではマンションの奥様友達への布教にも熱心で
「私が見つけたのよ」の勢いですが
初めて己がアマプラで見せようとした時に
「アニメ?あたしゃアニメはどうも好きになれん」と言っていたことが
ベトナムお菓子の包装技術が緩いために必ず菓子の1割がもってかれるくらい釈然としません。
 
 
さて、今更ながら素晴らしい日本のアニメ・マンガです。
ワンピースの世界規模での経済効果は年間1000億(円)と言われております。
ドラゴンボールに至っては年間2500億ですよ!
 
 
んで、ゲームからの発祥になりますが
ポケモンに至っては(累計)10兆円ンンンンンン
 
 
なにがこれほどまでにパワフルなのか、と考えた時に
 
 
ああ、神様なんだなと思います。
 
 
宗教者を除いて神無き現代において
八百万の神とは、アニメ・マンガ・ゲーム・映画のキャラクターなのだと思います。
 
 
更にアイドル・アーティスト・スポーツ選手といった人々が神格化され
 
 
それは国を越えて輸出入されているわけです。
 
 
キャラクターと神の類似点は以下です。
・超人的な力を発揮できる。
・グッズ化して身につけたり、身近に置く。
 キャラクターそのものは元より、世界観の象徴として十字架のように四星球のネックレスがあったりもします。
・共通言語になる
ヒンズー教を理解してなければ、クリシュナがなぜ男性に大人気なのか理由がわかりません。同じようにファン同士は、「男子一生を賭した漢の浪漫」「屠龍破骨!」だけで分かりますが分からん人には一ッ切わかりません。
 
 
逆に相違点は、祈らないということが挙げられます。
 
 
いくら時が止められるといっても空条承太郎に毎朝祈る人は聞いたことないし、
拳ひとつで地震を止められたり、強く握っただけで石炭をダイヤに変えるとしても範馬勇次郎に二礼二拍手してる人も聞いたことないです。
敬愛するサッカー選手に対してもそうでしょう。
 
 
相違点もあるが、神なのだと思います。
 
 
だとすると、一神教の国々に、日本の八百万が輸出されている、
作品やアイドルグループの数だけ宗派が存在する、という熱い情勢も見えます。
 
 
無限列車から下車した帰り道、そんなことを考えておりました。

■例に出したマンガ(上から登場順)
四星球=ドラゴンボール
男子一生を賭した=銃夢LAST ORDER
空条承太郎=ジョジョの奇妙な冒険
範馬勇次郎=グラップラー刃牙シリーズ

勉強の極意

今、とある勉強をしています。
 
そこで、あ、やっぱ己、勉強得意だなと思いました。
 
 
もちろん、己より上の人はいくらでもいますし、
高校時代、下から30番だった己です。
大学も5年半(半がカワイイ)通った己です。
 
 
偉そうなことを言うつもりはないですが、
これは真理っぽいなと思ったことがあるのでお伝えします。
(勉強コンサルをしたところ、大学受験も全然勉強しなくて勉強苦手という人が3ヶ月で38%の合格率と言われる資格試験に合格しました。ニヒ。己スゴい。)
 
 
真理っぽいことを格言めかせてお伝えします。
 
 
自分のバカが許せない人ほど、勉強ができない。
 
 
どういうことかというと、
たっくさんの人の勉強を見てきた経験から言うのですが、
勉強ができない人ほど、1回で覚えようとするのです。
 
 
習ったことを、じゃテストするねと言われてやってできないから、
或いは次の日、忘れてるから、
 
「うわぁ、私って頭悪いな」って落ち込んで勉強を嫌うのです。
 
 
なにを目指してんだと言いたい。
 
 
お前はテレビの全国天才スペシャルに出演したいのか、と。
 
 
1回でできなくていいんだよ。
 
 
己も、問題集の同じ問題をひたすら続けるわけ。
 
 
10回やって、できるようになったら御の字だよ。
 
それでも、1ヶ月その問題に触れなかったらまた忘れてたりするんだからさ。
 
 
そこでいちいち自分を責めないで
忘れたらまたメンテナンスで思い出しゃいいじゃん。
 
 
自分ができないことを気にしなければ勉強はできるよ。
 
ふ。これ極意。
 
 
え、センセイ、じゃ、なんで高校で劣等生だったり、二浪もしたり、留年もしたの?
 
 
 
 
 
 
 
 
そりゃキミ。極意を使わなかったからだろ。

宣託

最近、人から言われる言葉の響きが尋常ではなく、絶対当たるおみくじのような重みがあるのです。
(多苗は)
・まだまだ陰陽相対の世界から抜けられてないな。
・結果にこだわり過ぎている。結果なんか手放せばいいのに。
・失敗ばかり覚えてるよね。自分ができたこと、成功したことは覚えてないんだね。
ホントそうだわ。

半惑

四十にして惑わずという言葉に出会ったのは、中学高校くらいの時分であった。
 
 
 
当時は、
40まで惑うのかよ。孔子はダセェな。
己なら25程度でヨユー。
と思ってましたが、
 
 
 
40超えてもぐわんぐわんに惑ってました。
 
 
 
ただ、45を迎えた時に、ようやく
惑わないという感覚を得られた気がします。
 
 
 
あ、すいません。
チョーシに乗ると揺り戻しが来るのが己の法則なので
半分くらい惑わなくなった、半惑ってことで手を打っていただけませんか。
 
 
 
その感覚を、大きく占める要素は
やはり、「自分を好きである」ということかと思います。
 
 
 
己の自分好き史は、2010年くらいまでは多少の揺れをもちつつも、
自分を好きでいたんです。
でも、その頃から段々と自分好きハートが減っていき
2016年頃はハッキリと自分が嫌いでした。
 
 
 
会社組織の中で削られていったのでしょうね。
その事実について、甘ったれとかメンタル弱いとかの評価は敢えてつけません。
 
 
 
すると、2020年9月まで約10年自分嫌いモードだったわけですね。
 
 
 
そこからどうやって、自分を好きになったのか。
 
 
 
はうとぅー
 
今年3月よりやっていたのですが、毎日、自分のいいところ、よしと思えるところを3つずつノートに書いていたんです。
そして迎えた9月3日。146日目にして遂に「自分が好き」と出たのです。
https://photos.app.goo.gl/PH3jrQQpx9VmRcSQ9
工夫:1人でやってりゃこんなの続けられませんよ。仲間とこれを発表する場があったから続けられたのです。
クロサワセリとカワシマケンイチに感謝です。
 
 
 
でも、ちこちゃんは知っています。
 
 
 
誰もが、この方法を採ったとしても同じ結果にはならないことを。
 
 
 
勉強法やダイエットと同じなんですよ。
予備校(3つ!)、家庭教師、通信教材、個人塾、ぜんぶやりましたよ。いくら払ったと思ってんだ。
 
 
 
それで結局、自習が最強って気づいたんですよ。己はね。
 
 
 
自分の弱さを克服したくて、セミナージプシーしまくりましたよ。
でも、最終的にはノートに書けばいいだけでしょ?己はね。
 
 
 
もちろん、駿台で合格した奴もいましたよ。
進研ゼミで合格した奴もいるじゃないですか。
 
 
 
これで最強!の解決法なんてなくて、
結局は、自分に合った方法に辿り着くんですわ。
 
 
 
更に言えば、このノート法だけで克服したとも思ってないわけです。
 
 
 
みなさんに散々、恥をさらしてまいりました。
 
 
 
2019年のメルマガとかひどかったですよね。
自己嫌悪ショーマンじゃないですか。
 
 
 
いきなり、「己を慰める手紙を書け」とかお願いしたじゃないですか。
恥ですよね。
 
 
 
でも、あーゆーの全部通して
 
 
 
母ともケンカしながら、泣かせながら、
(1週前も泣かせましたよ) 
 
 
 
たくさんの人と出会い、数人の人に嫌われ、気づいた!と思ったら、また疑問で、親父が死んで涙しこれで己も変わる。オヤジくん、最後にありがとうと思ったら5日で日常に戻って、年齢に合わないようなミスや甘えを繰り返し、ごくたまに自分でもよくやったと思えるかなということもあり、いつも通ってる道なのに、なぜか涙が出るくらい美しく見えたり、毎日寝そべってゲームして漫画読んで別に今死んでもいいやと思い、
 
 
 
そーゆーの全部ひっくるめてじゃないですか。
 
 
 
全部正解なんですよ。
 
 
 
あのセミナージプシーがなかったら、出会ってない読者諸卿もいるわけだし。
 
 
 
途中途中で体験した「これだ!」という感覚も真実なわけで。
 
 
 
だから、10年前の自分が嫌いになり始めた自分に
今の自分からなんて言ってやるかっていったら
 
 
 
「大丈夫だよ。そのまま来いよ」
 
 
 
ですよね。
 
 
 
「えええ?でも、ホント苦しいんだけど。自分を嫌いって今までの自分じゃ想像できなかったけど、こんな苦しいんだね。」
 
 
 
「応。それに気づけてよかったじゃん。」
 
 
 
「ヒトごとかよ、己はスッキリしてぇんだよ。オイ、未来の抜けたお前。コレどうしたらいいんだよ」
 
 
 
「ノートに書きゃいいんだけど、今のお前じゃ無理だね。」
 
 
 
大人しく10年苦しめってわけで、
でもね、昔の自分好き己と今の自分好き己って違うんですわ。
 
 
 
昔は、自分好き、自分最強だったけど、
実は自分のミスは許せなくて、いつも自分を責めてた。
 
 
 
今は、遅刻して「サスガ己!(キラリ)」みたいな。
 
 
 
それでいて、成長しなくてもいいっていう開き直りとも違う。
 
 
 
SNSは比較が怖いので、今も見ないようにしてるけど、
たまに、どうしても飛んできてしまう、
周りの成功、眩しさの情報に接しても
自分を貶めなくなった。
 
 
 
また、普通圧力にも敗けない。
(敗けないってとこにまだ抵抗がある様子w)
 
 
 
普通、45歳の男だったら
年収いくらで、結婚して、十分な住まいで家族養って、なんなら離婚も1度は経験しとけよ、ローンも半分は返済してて、死ぬまでの可処分所得もみえていて、社会知識があって、両親になにをしてあげて、どれくらいのことを成し遂げていて、後輩や新人を育てる立場にあって、
 
 
 
やらねー
 
 
 
己、普通じゃない。
 
 
 
そして、
なにかを成功したから
なにを持ってるから
誰かが愛してくれるから
 
 
 
自分が好きなんじゃない。
 
 
 
今、ここで、裸で、
自分で自分を好きなんです。
 
 
 
己にとってこれが半惑の心境です。

働くって、仕事って

「働く」ということについて、考察を深めたい。
 
 
これから、多苗尚志バイト編が始まるってのに、
先回りしていきなり結論を言ってしまうと、
 
 
己は、週イチ働くのでも苦痛。
 
 
デリバリーの仕事はどちらかというと、好きな仕事に分類されるがそれでも、毎週木曜にバイト(自分でそういうシフトに決めた)があると思うと、軽く憂鬱である。
 
 
曜日を変えればいいじゃん。
その通りだが、それをやると、性格上、直前まで「今週は何曜日がいっかなー」で迷い、さすがに前日ではシフト入れられないこともあり、結局、働かなかった週とかが生まれる。
 
 
いいじゃん。次の週に2日働けば。
 
 
やだ。そういう負債を返す感覚が嫌。
 
 
だから、木曜がいい。
 
 
なぜ、木曜かというのも後ろ向きな理由だ。
 
 
金土日は、忙しいだろうから嫌なのだ。忙しくても時給が上がるわけではない。
 
 
月曜日は断食の日だから、食わずに働きたくない。
 
 
火水木で考えた時に、なんかしら人との用事が入りにくいのが木曜である。
 
 
仕事の優先度が低いwww
 
 
己は、10年会社勤めをした。
 
 
めっちゃ頑張ったねと自分を今日も褒めている。
 
 
わかってる。
「普通」の感覚からしたら、10年なんか、まだ始まってもいねぇよ、と。
 
 
いいんだよ。
じゃあ、己は普通じゃねぇんだわ。
 
 
己は大卒以来、バイトを抜けば6つの会社に属した。
 
 
前職(10年)が6つ目で、その前は数ヶ月から2年以下の勤続期間を繰り返している。
 
 
キャリア的に単なる「使えない人」だ。
 
 
前職に就職する時、自分が最大の目標としたことは
「3年働く」である。
 
 
2年以下で転職を繰り返していたことは自分自身コンプレックスだった。
 
 
石の上にも3年というが、己は3年すら耐えられないヤツだ、と。
 
 
30代も半ばを過ぎて、よぉやく、それこそ普通のみなさんが学校卒業後、3年。
するりと3年でなんにも考えずに達成するようなことを
己はよぉやく、達成した。
 
 
当時は達成したことも自分で気づかない。
それくらい、なんてことないことなのだから。
 
 
なにを言おうとしたんだっけ。
 
 
ああ、そう。
それくらい、己にとって「働くこと」は、めんどくさいことなのだ。
 
 
じゃあ、ニートが1番求める生き方なのか。
 
 
それも違うわけだ。
 
 
実際、ニート期間もある己だ。
体験した上で否定できる。
 
 
ニートしてると、それはそれで満たされないものがある。
その時は楽しいけど、このままでいいのかと思うと不安が・・・
ってことではない。
その時も、本質的には楽しくないのだ。
 
 
ここが厄介だ。
 
 
可能ならニートが最高!!
という人もいるだろう。
 
 
でも、己はそうじゃない。
プロジェクトを達成する喜びも知っている。
 
 
でも、その喜びのために
超えるべき「ちゃんとやること」ってのも嫌いなんだよなぁ。
 
 
「でもでも言ってんじゃねぇよ、お前何歳だよ。甘えてんじゃねぇよ。」
 
 
そう思った方は要注意だ。
ここに引っかかるということは、
己と同じ問題を内在していると言える。
(138、139で述べた通り)
(私はちゃんとやってるよ、てか世間みんな我慢してやってんだよ、多苗は好き勝手言い過ぎ、と思うならその「我慢」が不自然なのだ)
 
 
(己の言ってることはマイノリティの声だと思う。
 読者諸卿みなさん、すばらしいですよ。
 ちゃんとお仕事されてるじゃないですか。
 でも、個人の追求はある1つの真理に近づくから、言い切らせてもらいますよ。)
 

めんどくせぇ奴だな。
 
 
うん。めんどくさいことは否定しない。
 
 
いいじゃない。
めんどくさいってことは、こだわりがハッキリしてんでしょ。
そこの追求を楽しんでいきましょう。
 
 
「ちゃんとやること」ってなにか。
スーツを着なければならない。
遅刻してはならない。
会議で寝てはならない。
何曜日何時から何時までは仕事。
 
 
そういうのが嫌いなのよ、己わ。
 
 
バイトが苦痛になってきたのも、
木曜に行かなければならない
ってなってきたからだと思う。
 
 
ねばならない、が嫌いなんだッッ。
 
 
一方で、己は前職で少なくとも始め3年間は思いっきり働いたかんね。
3年間、茨城の僻地で、365日休みゼロ3年、3年間おはようからおやすみまでが仕事。土日祝日当たり前に仕事。誰も教えてくれる人がいなくて全部ゼロから自分で立ち上げて研修センターを作る(不動産等ハードは既にありました)。7時半朝礼。21時半生徒の自習終了(時に23時)。そこから答案丸つけ、教材作りで24時前に寝ることはない。月に一度は必ず徹夜で卒業後の生徒に向けて締切のある通信教材作り。3年で訪ねてくる友人は10人以下。その彼らと遊んだ以外にテレビ音楽映画読書娯楽一切なし。その彼らと外食する以外はぜんぶ、内食。毎日生徒が作った食事。毎日、卵焼きと悪いけど貧相なキャベツスープが必ず出てくる。酒も1ヶ月に1回のパーティー以外は呑まない。一切応援もなく1人で全て対応。市役所登録、ゆうちょ開設、人数が少ない入国なら、朝5時起きで成田まで迎えにいって、9時半に戻ってきてその日は遅めの朝礼。月の入国は不定。多い時は月に5回入国。入国の度に教えたルールがゼロ化する。3時間に及ぶ同じルール説明を毎度。3年で生徒がゼロになった期間は2週間以下。給料額はブラックよ。外国人生徒は平均30名。暴動が起きれば1人で勝てるかな。かかってこいやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああああああああ
 
 
うん。自慢気に書いた。
※1 
 
まぁ、読者諸卿の方が超人なので、これ以上の方もいるんでしょうけど、
 
 
言いたいことは、楽しく仕事してたなあってこと。
 
自発的な仕事なら、いくらでもできるんです。
 
 
でも、社員としてはポンコツ。
 
 
(東京本社に)遅刻、居眠り、営業条件(人財の価格など)は十年間ついに覚えられない、経費精算毎度締め切り破り。
 
 
ねばならないことはできませんの、アタクシ。
 
 
なにが言いたいんだっけ今回。
 
 
そう、時代が変わってさ、
自分の好きなように仕事できるようになったよねってこと。
 
 
週イチ働きたくないでいいじゃないの。
 
 
あと、この国はさ、
「やりたいこと教」に犯されてるよ。
 
 
やりたくないことで金を稼ぎたいとは思わない。
 
 
一方で、やりたいことを見つければいいって、それ宗教であり、暴力だよ。
 
 
やりたいことを仕事にしたら幸福であるっていうけどさ、
もっとさ、外国みたいに仕事よりも生活こそが幸福ってなっていいじゃない。
 
 
己の周りはさ、自分のやりたいことを先鋭化して仕事にして
研ぎ澄まされていくまぶしい奴らばっかりなんだよ。
 
 
ニートがなぜ、ゲームに走るのか。
子供がなぜ、ゲームに走るのか。
 
 
やりたいことがわかんないからだよ。
それで少努力即成功が結晶化したゲームに走るのさ。
 
 
マスコミ、エンタメもほとんどが「やりたいことを見つけて才能を燃焼させる」者を至上に立てている。
 
 
そこと比べると苦しいよ。
 
 
比較が不幸を生むとはわかっても。
 
 
やり続けた先に、やりたいことが見える?
義務を乗り越えた先に、やりたいことが見える?
自分を分析しきった極みに、やりたいことが見える?
 
 
そうなのかねえ。
 
 
己は口ばかりで動いてないとも言える。
結局、勇気が、覚悟が足りないとも言える。
 
 
やりたいこと?
 
 
ねぇよ。
 
 
なくて笑っててもいいじゃない。
 
 
仕事を大げさに考えすぎってこともあるかもしれないな。
 
 
スズキヒデキが言ってた。
「(多苗は)バンジージャンプを家の階段降りるみたいにできるのに、
 なんで仕事はできないんスか。
 仕事なんかなにやったって死なないんだから。」
 
 
シミズノリアキも
「仕事って、ただやることだけが求められてんだよ。それ以外なんにもいらない。」
 
 
 
今回は2時に目が覚めていつも以上に支離滅裂に語ってみました。

※1
前職は一度、企業体を変えているし、
己が入社したのはまだまだベンチャーの立ち上げ時期だった。
会社としてもちゃんとした報酬は払えないという中、己がやりたい!と言ってやらせてもらった仕事だった。
現在では、100名を超える社員を抱え、きちんと法的になんの問題もないクリーンな企業となっている。己の言いたかったことはどんな条件でも自分がやりたいと思った仕事は楽しいということだ。

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