田坂広志
()はメモ筆者の思うところ・注釈
★本書を読む目的
・運の磨き方を知りたい。
★この本を1分にまとめると
非常に論理的、科学的に運の磨き方が書かれている。
そして結論、運がいいも悪いもないのであり、全ては正解。なぜなら成功も失敗も魂が磨かれるのだから。我々は生きているだけで最強に運がいいのである。
◇
運がいいとはどういうことか
次の5つの状態
1.閃く
2.つかむ
3.シンクロにシティ
4.予感が当たる
5.コンステレーション⇒呼ばれてる整ってる感覚
◇
著者の若手時代の会社の会長(戦争で九死に一生を得た人)が言う
Q.支店長など人材を選ぶ基準はなんですか?
A.そりゃ運がいいことだろう。
一言で終わり。
じゃあ、その運がいい人をどう見抜く?どう運を養う?
でも、今なら自分も経営者視点の目を持ち、答えがわかる。
人生で運の分かれ目を体験した者は
自他において運の流れがわかるようになる。
戦争体験は大きい。
◇
最新の量子科学に基づいても
同じ波動のものがくっつきあう。
なので
心の状態が共鳴する。
「類は友を呼ぶ」
三界唯心所現(妙法蓮華経)
三界は心の現れである
◇
ネガティブだと運が下がる
不安を持ったままパフォーマンスがあがるか?
ネガティブな空気は人を遠ざけるだろう。
口に出さなくとも空気は伝わる。
◇
改めてフロイトについて研究
無意識三原則
1.無意識は意識からは自覚できない
2.無意識は強い
3.無意識を意識的に変えることは容易ではない
無意識にネガティブを生むもの
自己懲罰意識
自己否定意識
集合的無意識(フロイト提唱)
以心伝心
視線を感じる
それらはなぜ起きる?集合的無意識があるから
アメリカの銃乱射が増えた
一国の大統領が移民排斥などを伝えているから。
◇
ゼロポイントフィールド
ホログラム構造
(本書で頻出する重要概念、最新科学の到達点とのことだったが、
よく読まなかった。検索すれば分かるだろう。
ゼロポイントフィールドについては、
多分、集合的無意識や集団知性の集まった極という話ではないだろうか。
しかもその極は至るところに存在している。)
それは
アカシックフィールド(アーヴィンラズロ博士提唱)や阿頼耶識(仏語)
が指すものと同様。
時間は同時に過去現在未来が存在している。
占いは当たる。
でも運命は決まってない。
占いは未来の可能性を提供している。
回避も可能。
宇宙は波動である。
◇
我々は子供時代からネガティブを無意識に刷りこまれ続ける。
(親の愛ゆえに)
ネガティブを消すことが重要。
ポジティブワードを発していても同じくらい自分の心には
ネガティブが広がっている。
双極性、(陰陽の法則もそうである)
ネガティブを消すことが
運をよくすること、
病気を克服すること
才能を開花することにつながる。
◇
ネガティブの消し方
1.自然の偉大な浄化力
2.言葉に注意
3.和解する
1.自然の偉大な浄化力
一人、静かに自然に正対し、身を委ねる。
自然が自分にしみこむイメージを持つ
呼吸は深く吸い深く吐く
自然はその辺の公園でもよい。
それを習慣化せよ。
瞑想法は大事であるが
簡単に瞑想状態になれる法がある。
瞑想には修行の末、辿り着く境地と
楽に達せる部分があり、楽なパターンを伝える。
心構え
瞑想は行うのではなく起こるもの。
自然を見よ
「素晴らしい朝日!!」
と言葉にする一瞬前に、無意識の世界の扉が開いている。
(その「ああ」と感動した瞬間が瞑想状態である。
それを感じ続ける)
その感じることは、行うことはできないであろう。
◇
ネガティブな言葉を使わない
ポジティブな言葉を使う
相手に言った言葉は自分に返ってくる
感嘆感謝感動が肝。
ポジティブな言葉を使う時は無条件に本気で心の底から使う
◇
ネガティブが生まれるのは人間関係から
嫌な相手とも和解する必要がある。
心の世界で和解すればよい。
1.内観し心のほつれをみつける
2.深く、感情の原因をみつける
3.静かに、もう一人の自分に出会う
もう一人の自分を出現させて心を客観視することが大切
4.第三者との和解
自分が相手の立場ならどう考えるかを感じる
5.心のなかで相手に感謝する
形式でありがとうと言うだけでも良い。それを折に触れて繰り返す。
いくらかましになったと思えるそれだけでよい。
◇
人生のネガティブ体験を成仏させる。
小さなな成功は誰にでもある
それを思い出す。
書き出してその感情を反芻
(100個出しとか効果あるのでは)
人生の解釈力
事故にあって左足をなくしたらどう考えるか
「よかったね、命は助かった右足は残った」
我々はなくなったものに注目しがちだ。
◇
成功を自力で切り開いたと考えないこと
自力で登り続けると、次はだめではないかなど限界を感じる
天や周りのお陰だと考える
あなたは世界であり
世界はあなたである
Jクリシュナムルティ